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1章
14話
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ミアからの誘いは一郎にはいい機会だった。
今しがたこの街のギルドに絶望し新たな場所で生活拠点に移動しようと考えていたところでこの話である。
一郎は二つ返事でミアの誘いに乗る。行き先はミアの故郷この街から南にあるモハべ共和国のリバーウッド村というところであった。
リバーウッド村は森に囲まれ動植物の資源が豊富なのだが同時に魔物も多数生息していることから即戦力をスカウトする為、戦闘能力の優れている者を常時探しているのだった。
そしてミアは人材を探す為に傭兵をしていたのだった。
話を聞くとその村では種族間の差別はなく能力至上主義であった。
むしろ種族で差別していたら村が壊滅してしまうくらい切迫しているらしい。
一郎の広域殲滅能力と錬金術持ちと言う即戦力として通用すると考えての勧誘とのことだった。
自分の能力を評価されての誘いであれば今の現状と比べればより良い環境と言える。
種族の偏見もなく、教会の権力がないのならばこの話に乗らない理由がない。
翌日、早速一郎は生活拠点を移動する為準備を開始する。
ミアの言っていた村はこの街から徒歩で1週間ほど南にいったところにある。
南のオークの住みついた砦を超え山を越えた森の中にあるらしい。
錬金術で使う材料や食料を大量に買いながら、今までお世話になった店に挨拶回りをした。
いく先々で引き止められられたり選別におまけしてくれたりと後ろ髪を引かれる思いだが、ここで自分が生活するには困難な為、感謝とともに各店を後にする。
この街の貴族と教会には虫唾が走るが街の人まで嫌いにはなれなかった。最後に傭兵ギルドに拠点を移動する手続きを行う。
手続きの途中ギルドマスターのビンセントに引き止めに現れたが、「もしあの踏ん反り返った貴族と教会がいなくなったら検討します。」と言い残し、ギルドから立ち去った。
まぁこの街の貴族と教会にはいつか痛い目にはあってもらうつもりではあるが・・・・
1週間後一郎とミアは目的の村に着いた。
そこはなんといくつかの大樹の上に建てられた村だった。
大樹の間にはいくつもの吊り橋が渡っていて太い幹に寄り添うように立体的に家が建てられている。
そして道ゆく村の住人のジュ族は様々で獣人、エルフ、人間、など多種多様である。
元々この村はいくつかの壊滅した集落の生き残りが寄り添ってできた村であり種族差別などしていたら生きていけないそうだ。
村長の家は大樹の一番上にある建物は他の家よりも大きかった。ここでは村の集会場も兼ねているらしい。
村長の家に入ると壮年のエルフが腕を組んでたっていた。
普通エルフは美男美女のスレンダーな種族のはずなのだが、この壮年のエルフは随分と筋肉質でショットガンとサングラスをつけたら様になるエルフであった。「おぉミアよ。よくぞ戻ってきたな。その男が新しい住人か?」
ミアはお辞儀をした後話し始める。
「お久しぶりです。ネイガー村長、この者は一郎という闇魔法と錬金術の使いでございます。隣の国では腕利きの傭兵です。」
ネイガー村長は首を傾げ眼光が鋭くなったように感じる。
一郎の身なりを観察し一郎に質問する。
「お主、傭兵にしては随分と線が細いな本当に腕利きなのか?ランクはどの位だった?」
「ランクはアイアンでございます。私は他とは違う戦い方を行う為接近戦はズブの素人です。ですがこと集団戦の指揮なら自信があります。」
「ほほぅ・・・大した自信だな。では、早速その力試させていただこうか・・・実はこの村から歩いて半刻ほどにある元エルフの砦にゴブリンが住みついておるのがわかってな。あそこは質のいい薬草や木材が取れるので困っている。
その拠点のゴブリン達を討伐できたら村の一員として認めよう。」
ゴブリン相手なら規模次第でどうにでもなる。
「因みに敵の戦力はどの位ですか?」
「約50匹だ!どうだ一人でできるか?」
「1日もあれば十分でしょう」
「ほほぉ・・・大きく出たな。よし!もし達成した暁にはお主にその砦の管理を任せよう好きに利用して良いぞ!」
「わかりましたその約束たがなぬようお願いします。」
「エルフに二言わないわでは明日から1日の猶予を与える。成果を期待しておるぞ」ネイガー村長は穏やかに話していたが目には鋭い眼差して一郎を観察していた。
一郎は村長の家を後にすると、仮住まいとして当てられた部屋で明日に向けて使う薬品と作戦を練り始めるのであった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
読者の皆様、誤字脱字だらけの文章を読んで頂きありがとうございます。
たくさんの感想やご誤字脱字の場所を教えていただき励みになります。
誤字脱字は時間を修正していく予定です。
私生活(主に仕事)が忙しくなってきた為、今後1日1話が難しくなりそうですが、頑張って投稿していきます。
今後とも宜しくお願いします。
今しがたこの街のギルドに絶望し新たな場所で生活拠点に移動しようと考えていたところでこの話である。
一郎は二つ返事でミアの誘いに乗る。行き先はミアの故郷この街から南にあるモハべ共和国のリバーウッド村というところであった。
リバーウッド村は森に囲まれ動植物の資源が豊富なのだが同時に魔物も多数生息していることから即戦力をスカウトする為、戦闘能力の優れている者を常時探しているのだった。
そしてミアは人材を探す為に傭兵をしていたのだった。
話を聞くとその村では種族間の差別はなく能力至上主義であった。
むしろ種族で差別していたら村が壊滅してしまうくらい切迫しているらしい。
一郎の広域殲滅能力と錬金術持ちと言う即戦力として通用すると考えての勧誘とのことだった。
自分の能力を評価されての誘いであれば今の現状と比べればより良い環境と言える。
種族の偏見もなく、教会の権力がないのならばこの話に乗らない理由がない。
翌日、早速一郎は生活拠点を移動する為準備を開始する。
ミアの言っていた村はこの街から徒歩で1週間ほど南にいったところにある。
南のオークの住みついた砦を超え山を越えた森の中にあるらしい。
錬金術で使う材料や食料を大量に買いながら、今までお世話になった店に挨拶回りをした。
いく先々で引き止められられたり選別におまけしてくれたりと後ろ髪を引かれる思いだが、ここで自分が生活するには困難な為、感謝とともに各店を後にする。
この街の貴族と教会には虫唾が走るが街の人まで嫌いにはなれなかった。最後に傭兵ギルドに拠点を移動する手続きを行う。
手続きの途中ギルドマスターのビンセントに引き止めに現れたが、「もしあの踏ん反り返った貴族と教会がいなくなったら検討します。」と言い残し、ギルドから立ち去った。
まぁこの街の貴族と教会にはいつか痛い目にはあってもらうつもりではあるが・・・・
1週間後一郎とミアは目的の村に着いた。
そこはなんといくつかの大樹の上に建てられた村だった。
大樹の間にはいくつもの吊り橋が渡っていて太い幹に寄り添うように立体的に家が建てられている。
そして道ゆく村の住人のジュ族は様々で獣人、エルフ、人間、など多種多様である。
元々この村はいくつかの壊滅した集落の生き残りが寄り添ってできた村であり種族差別などしていたら生きていけないそうだ。
村長の家は大樹の一番上にある建物は他の家よりも大きかった。ここでは村の集会場も兼ねているらしい。
村長の家に入ると壮年のエルフが腕を組んでたっていた。
普通エルフは美男美女のスレンダーな種族のはずなのだが、この壮年のエルフは随分と筋肉質でショットガンとサングラスをつけたら様になるエルフであった。「おぉミアよ。よくぞ戻ってきたな。その男が新しい住人か?」
ミアはお辞儀をした後話し始める。
「お久しぶりです。ネイガー村長、この者は一郎という闇魔法と錬金術の使いでございます。隣の国では腕利きの傭兵です。」
ネイガー村長は首を傾げ眼光が鋭くなったように感じる。
一郎の身なりを観察し一郎に質問する。
「お主、傭兵にしては随分と線が細いな本当に腕利きなのか?ランクはどの位だった?」
「ランクはアイアンでございます。私は他とは違う戦い方を行う為接近戦はズブの素人です。ですがこと集団戦の指揮なら自信があります。」
「ほほぅ・・・大した自信だな。では、早速その力試させていただこうか・・・実はこの村から歩いて半刻ほどにある元エルフの砦にゴブリンが住みついておるのがわかってな。あそこは質のいい薬草や木材が取れるので困っている。
その拠点のゴブリン達を討伐できたら村の一員として認めよう。」
ゴブリン相手なら規模次第でどうにでもなる。
「因みに敵の戦力はどの位ですか?」
「約50匹だ!どうだ一人でできるか?」
「1日もあれば十分でしょう」
「ほほぉ・・・大きく出たな。よし!もし達成した暁にはお主にその砦の管理を任せよう好きに利用して良いぞ!」
「わかりましたその約束たがなぬようお願いします。」
「エルフに二言わないわでは明日から1日の猶予を与える。成果を期待しておるぞ」ネイガー村長は穏やかに話していたが目には鋭い眼差して一郎を観察していた。
一郎は村長の家を後にすると、仮住まいとして当てられた部屋で明日に向けて使う薬品と作戦を練り始めるのであった。
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読者の皆様、誤字脱字だらけの文章を読んで頂きありがとうございます。
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今後とも宜しくお願いします。
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【作者より、感謝を込めて】
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