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lone leap
morn and noah
しおりを挟む「とりあえず今日は仕事せんでいいから、幹部に挨拶だけしときなよ」
「…あの、もし女手が必要な時は何でもするので言ってください」
「…まぁ………そうなったらよろしく頼むわ」
山崎さんは台所や色々な施設を案内してくれ、そのまま道場へと足を運んだ。
沖田さんは今日、稽古当番というもので、隊長として隊の稽古をつけていた。
道場につくと、沖田さんは隊員に稽古を続けるように指示し、こちらへと歩いてきた。
「…話は終わった?」
「うん。あなたの小姓もだけど、料理も作ることになったよ。あなたのおかげで、土方さんにもすんなりと受け入れてもらえた。ありがとう」
雫は丁寧に、深々と頭を下げる。
そして、何かしてほしいことはないかとたずねた。
「どうして?」
「私は小姓だから、何でもする。何かない?」
沖田さんは少し考えて、
「今日の夜は、美味しいご飯が食べたいな」
笑顔でそう答えた。
side沖田
雫と別れたあと、いつも通り朝飯を食べて少し休憩したあとに道場に向かう。
稽古当番は少し面倒だと思う。
新撰組にいるのに、あんなに弱い奴らに指導しないといけないなんてとても面倒だ。
「お!総司!!お前にしては珍しく早起きだな」
大口を開けて笑う青年は、すれ違いざまに総司の背中を思いっきり叩いた。
「……っ!」
痛みを隠しつつ、笑顔をみせる。
「…永倉さんこそ、今日は早いですね。朝帰りですか?」
ギクッと固まる。
明らかにぎこちない笑みを浮かべて、永倉はいそいそと去っていった。
「…相変わらずエグいことするな、総司は」
永倉を見送る総司に、小さな少年が声をかけた。
「だってあれだけ香の香りを漂わせていたら誰でも気づきます。また土方さんに怒られるでしょうね」
少年は確かにと同意しつつ、それでも言い方を考えろと忠告した。
「幹部にはそれでも大丈夫かもしれないけどさ、平隊士の中には良く思わないやつもいるんだよ」
「別に誰がどう思おうと僕には関係のない話です。平助も今日は稽古当番でしたよね?もう行きますか?」
話の流れを変え、総司は平助と一緒に道場へと向かった。
「振りも遅いし、無駄な動きが多い。次っ」
この時間は無駄なのではないかと常々思っている。
しばらく打ち込んでいると、ふと近くに違う風が吹いた。
実際に風が入り込んだ訳ではないが、それくらいに道場の空気が変わった。
入り口を振り返ると雫と山崎が立っており、総司は打ち合いを続けるように指示をして二人のもとへと向かった。
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