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前途多難
朝がない世界
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異世界にこんにちは!?なにを言ってるのか意味不明なんですけど!?異世界とかそんなどこぞのライトノベルみたいな展開とかあり得ない!!
意味が分からない分からない分からない分からない!!てか夢なのでは?
そうだよね、こんなことあり得ないし。夢だと思い、振り返り再度布団に戻ろうとするが
後ろからガシッと捕まれ、小さな女の子にあれよあれよとしているうちにお姫様抱っこされてしまう。
「疲れているのもわかるけど先にご飯食べなあかんで、身体がもたへんくなる」
お腹が空いて力がでないのもあるかもしれない。
しかしかなりの身長差があるのにジタバタしても離してくれなくて、暴れると掴む力が強くなるから痛さと疲れで暴れる力が消え失せていく。
そして小さな身体のどこに力があるのか分からないがお姫様抱っこされながら自分は部屋を出たのだった。
部屋の外はとても薄暗く、よくいう黄昏時のような暗さだった。
だが綺麗な黄昏時の色合いではなくグレーで色を塗っただけのような空は不気味で怖い。
寝ていたのは3階くらいの高さだったからか
下も見てみると明かりはあるが人はシルエットでしか見えない。
「怖い…怖いよ…」
ほぼひとりごとのように呟いていていた。
「大丈夫、うちがおるさかいに。」
微笑みながら見つめてくる自分よりもかり年下の女の子。
頼れる人がいない以上この子についていくしかないし、知らない場所で一人でなんとかする勇気もない。
「…うん…」
小さく返事を返して、外は見ないように女の子の胸の方を向く。
女の子は私の様子に安心したのかギシギシと鳴る床を歩き階段を降りていこうとする。
「あ…あの…そろそろ降ろしてもらえないでしょうか?流石に階段だと危ないので…」
「落とさへんよ、大丈夫大丈夫~」
落とさない力はありそうだが、そもそも姫抱っこで階段降りるの怖いし今更だけど恥ずかしい!!
「いや、でも、」
「「姐さん!!」」
と、下から駆け上がってくる数人の角が生えた……人?
「お前か!!姐さん誑かしたやつは!!」
「ヒィっ」
大声、しかも怒声でどなられてしまい私はつい女の子の後ろに隠れて訳も分からず土下座しながら謝っていた。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」
「謝って済むもんングッ!?」
「黙れ誰にもの言うてんのかわかっとるんか」
前の人物から発生られる怒声に近いけれど
それとは違う体が芯から冷える様な声が聞こえて私は、謝ること、息を吸う事も忘れていた。
ビキビキと嫌な音がする。うめき声が聞こえる。
私の方がこの空気に耐えられなくなりそう。
「姐さん、それ以上はやめて下さい」
誰かの声、聞いたことのある。
「あら、おかえり。これはただの躾やで?飼い主に逆らう子には躾が必要やろ?」
「姐さんはやり過ぎです。こいつらは俺がちゃんと躾ますんでお願いします。
それに後ろのこむ…いえ、後ろのお客様が震えています」
「あら、それはあかんやん。それを先に言うて」
ドスンと音がする。
先程の重たく冷たい空気が消えて、やっと息が吸えた。
まだ震えが止まらず土下座から固まってると
「ごめんね、怖がらせてしもたね。顔あげて、もう怖くないから」
固まって体を起こされて、ちょうど目線が少し私が上向き状態で女の子を見ると
さっきの声とは同じとは思えない優しい顔で微笑み私を抱きしめるのだった。
怖いのに、抱き締められるとさっきまで固まっていた身体はすこしづつ動けるようになってきた。
「ごめんねえ。怖がらせてしもて、立てる?」
「は…はい…」
赤ちゃんが立つ時のように両手を掴んで立たせてもらった。
「もう、怖いことはせえへんから安心して、さ、ご飯食べにいこか」
そう言うと私の手を引っ張っていく。
引っ張られながらも後ろをチラッと振り替えると、全員がこちらに頭を下げていた。
…これからどうなるのか…前途多難とはこの事かと思いながら少女に連れられていった。
意味が分からない分からない分からない分からない!!てか夢なのでは?
そうだよね、こんなことあり得ないし。夢だと思い、振り返り再度布団に戻ろうとするが
後ろからガシッと捕まれ、小さな女の子にあれよあれよとしているうちにお姫様抱っこされてしまう。
「疲れているのもわかるけど先にご飯食べなあかんで、身体がもたへんくなる」
お腹が空いて力がでないのもあるかもしれない。
しかしかなりの身長差があるのにジタバタしても離してくれなくて、暴れると掴む力が強くなるから痛さと疲れで暴れる力が消え失せていく。
そして小さな身体のどこに力があるのか分からないがお姫様抱っこされながら自分は部屋を出たのだった。
部屋の外はとても薄暗く、よくいう黄昏時のような暗さだった。
だが綺麗な黄昏時の色合いではなくグレーで色を塗っただけのような空は不気味で怖い。
寝ていたのは3階くらいの高さだったからか
下も見てみると明かりはあるが人はシルエットでしか見えない。
「怖い…怖いよ…」
ほぼひとりごとのように呟いていていた。
「大丈夫、うちがおるさかいに。」
微笑みながら見つめてくる自分よりもかり年下の女の子。
頼れる人がいない以上この子についていくしかないし、知らない場所で一人でなんとかする勇気もない。
「…うん…」
小さく返事を返して、外は見ないように女の子の胸の方を向く。
女の子は私の様子に安心したのかギシギシと鳴る床を歩き階段を降りていこうとする。
「あ…あの…そろそろ降ろしてもらえないでしょうか?流石に階段だと危ないので…」
「落とさへんよ、大丈夫大丈夫~」
落とさない力はありそうだが、そもそも姫抱っこで階段降りるの怖いし今更だけど恥ずかしい!!
「いや、でも、」
「「姐さん!!」」
と、下から駆け上がってくる数人の角が生えた……人?
「お前か!!姐さん誑かしたやつは!!」
「ヒィっ」
大声、しかも怒声でどなられてしまい私はつい女の子の後ろに隠れて訳も分からず土下座しながら謝っていた。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」
「謝って済むもんングッ!?」
「黙れ誰にもの言うてんのかわかっとるんか」
前の人物から発生られる怒声に近いけれど
それとは違う体が芯から冷える様な声が聞こえて私は、謝ること、息を吸う事も忘れていた。
ビキビキと嫌な音がする。うめき声が聞こえる。
私の方がこの空気に耐えられなくなりそう。
「姐さん、それ以上はやめて下さい」
誰かの声、聞いたことのある。
「あら、おかえり。これはただの躾やで?飼い主に逆らう子には躾が必要やろ?」
「姐さんはやり過ぎです。こいつらは俺がちゃんと躾ますんでお願いします。
それに後ろのこむ…いえ、後ろのお客様が震えています」
「あら、それはあかんやん。それを先に言うて」
ドスンと音がする。
先程の重たく冷たい空気が消えて、やっと息が吸えた。
まだ震えが止まらず土下座から固まってると
「ごめんね、怖がらせてしもたね。顔あげて、もう怖くないから」
固まって体を起こされて、ちょうど目線が少し私が上向き状態で女の子を見ると
さっきの声とは同じとは思えない優しい顔で微笑み私を抱きしめるのだった。
怖いのに、抱き締められるとさっきまで固まっていた身体はすこしづつ動けるようになってきた。
「ごめんねえ。怖がらせてしもて、立てる?」
「は…はい…」
赤ちゃんが立つ時のように両手を掴んで立たせてもらった。
「もう、怖いことはせえへんから安心して、さ、ご飯食べにいこか」
そう言うと私の手を引っ張っていく。
引っ張られながらも後ろをチラッと振り替えると、全員がこちらに頭を下げていた。
…これからどうなるのか…前途多難とはこの事かと思いながら少女に連れられていった。
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