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猫じゃらしゲーム
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猫じゃらしゲーム
屋台の看板にはそう書かれていた。
大きな箱の中に
子猫たちがくつろいでいる。
ねこじゃらしを使って
おびき寄せ子猫が猫じゃらしを
掴んで捕まえるゲームのようだ。
看板娘ならぬ看板猫が
手招きをしている。
君も私に似ているね。
「1回500円だよ。」
タバコの煙が目に入った。
柄の悪そうなおじさんにお金を渡して
猫じゃらしをもらった。
「こんなので本当に子猫が取れるんですか?」
千里屋台は治外法権なので
ぼったくりや詐欺のような
屋台も少なくない。
「運命の猫ってのは細い糸だろうが猫じゃらしだろうが掴んだら絶対に離さない。糸も猫じゃらしも絶対に切れない。そういうもんだ。」
豪快に笑ったおじさんは胡散臭くて仕方なかったけどお金を払ってしまったし後には引けない…
「何匹の子猫ちゃんが飼い主を見つけたんですか?」
「ここ何年かは飼い主を見つけた猫はいねぇよ」
絶句した。
この500円で焼きそばでも買えば良かった。
唐揚げでもケバブでも良かった。
「猫ちゃん捕まると良いな」
「無茶苦茶ですよ…」
諦めとイコールの感情を抱えて
箱の中に猫じゃらしを入れた。
「えっ⁉︎」
すごい勢いで子猫が飛びついてきた。
猫じゃらしも切れない。
「おー、お嬢ちゃん上手くやったね。」
初恋の男の子とのデートを譲った夜。
私は運命の猫に出会った。
屋台の看板にはそう書かれていた。
大きな箱の中に
子猫たちがくつろいでいる。
ねこじゃらしを使って
おびき寄せ子猫が猫じゃらしを
掴んで捕まえるゲームのようだ。
看板娘ならぬ看板猫が
手招きをしている。
君も私に似ているね。
「1回500円だよ。」
タバコの煙が目に入った。
柄の悪そうなおじさんにお金を渡して
猫じゃらしをもらった。
「こんなので本当に子猫が取れるんですか?」
千里屋台は治外法権なので
ぼったくりや詐欺のような
屋台も少なくない。
「運命の猫ってのは細い糸だろうが猫じゃらしだろうが掴んだら絶対に離さない。糸も猫じゃらしも絶対に切れない。そういうもんだ。」
豪快に笑ったおじさんは胡散臭くて仕方なかったけどお金を払ってしまったし後には引けない…
「何匹の子猫ちゃんが飼い主を見つけたんですか?」
「ここ何年かは飼い主を見つけた猫はいねぇよ」
絶句した。
この500円で焼きそばでも買えば良かった。
唐揚げでもケバブでも良かった。
「猫ちゃん捕まると良いな」
「無茶苦茶ですよ…」
諦めとイコールの感情を抱えて
箱の中に猫じゃらしを入れた。
「えっ⁉︎」
すごい勢いで子猫が飛びついてきた。
猫じゃらしも切れない。
「おー、お嬢ちゃん上手くやったね。」
初恋の男の子とのデートを譲った夜。
私は運命の猫に出会った。
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