スティールスキルが進化したら魔物の天敵になりました

東束末木

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第8話 全ての適性を調べた途中結果です

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今日はお肉祭りだった。お肉食べ放題だった。
どの料理もシンプルだけど、味付けとかすごい工夫してあるみたいで……
何をどうしたらあんな美味しい味になるのかさっぱり分からないけど……
うん、とにかく凄かった!


楽しい時間は過ぎるのが早いって言うけど……ほんっとうに早かった。
美味しい食事と楽しいおしゃべりがふと途切れたと思ったら、気が付けばもうピノさんが家に帰る時間で。
「カルア君、そろそろ私帰りますね。カルア君は今日大変だったんだから、ちゃんと寝て体を休めなきゃ駄目ですよ?」
「はい、ちゃんと寝ます」
でも適性の確認と魔力トレーニングだけはやるつもり。

「ピノさん、今日もありがとうございました。料理、とっても美味しかったです」
「ふふっ、喜んでもらえて私も嬉しい」
ピノさん……でも毎日こんな時間まで付き合って貰っちゃって大丈夫かな……?

「外は暗いので家まで送りますね」
「ありがとうございます。じゃあお言葉に甘えて――」
ピノさんは軽くひとつ咳払い、そして笑顔を浮かべて言った。
「カルア君、私を家まで送っていただけますか」
「はい! もちろんです!」
むしろお願いしますっ!



――ピノさんの家に向かって二人で夜道を歩く。

歩くだけで楽しい。
無言でも凄く楽しい。
でもしゃべりながらならもっと楽しい。
……ピノさんもそう感じてくれてるといいな。



「ねえカルア君」
「はい、何でしょうピノさん」
「魔法、楽しい?」
「はい! 今はまだ何が出来るって訳でも無いんですけど、何て言うか『まだ自分にも出来る事がある』って思えるのが凄く嬉しいんです。これまで色々と……行き詰まってたから」

「そっか……そうですよね。カルア君、これまでずっと頑張ってましたもんね」

自分でも頑張ってきたと思う。
他の冒険者のみんなから冒険者について色々教わったり、剣術の心得のある人からは練習方法とかも教わったり。それに図書室でたくさん本も読んだ。
そして教わった事は全部取り入れようと何度も練習して工夫して……それで何とか辛うじて人並みと言える位にはやれているって思うから。

「『まだ出来る事がある』……か。そうですね、うん! カルア君も頑張ってるんだから、私ももっともっと頑張らないとですね!」
「……ピノさんにもまだ何か頑張らないといけない事ってあるんですか?」
こんなに仕事も出来て料理も凄いのに?

するとピノさんはいつもの笑顔で、
「それはそうですよ。だって生きてるんですから」



ピノさんを家に送り届けての帰り道。
僕はさっきのピノさんの言葉を思い出していた。そして――

『生きる事? 何だまた難しい事考えてるな。そうだなあ、どんな事を成し遂げたいとか、どんな人間になりたいとか、まあそんな夢を持つってのも良い事だと思うぜ。だけどな、夢なんて絶対じゃないんだ。嫌になったらやめたっていい。別の夢に乗り換えたっていい。いいか、ほんとに大事なの夢を叶える事なんかじゃあないんだ。死ぬ時になって自分に納得出来るかって事さ。どうだ見たか、俺は精一杯生きたぜ! ってな』

その言葉から、そんな主人公ヒーローの言葉も思い出した。
そっか、僕だけじゃないんだ。みんな頑張ってるんだ!



ところでピノさんの言葉って……もしかしてピノさんもあの本読んでたりとか?
――今度訊いてみよっと。



そんな事を考えてたら、気付けばあっという間に家へと帰り着いていた。
よし、ここからは気持ちを切り替えて頑張ろう。だって今日これからやる事はもう決まっているんだから。
そう、残る適性の確認……『光』と『土』だ!

まず最初に調べるのは光の適性って決めてる。
何故かって? それはもちろん、土に適性があったらそのままガラスを作ってみたいから。その為に砂をたくさん持って帰って来たんだから。

『ゴブま』に書いてあった通りまずは部屋を真っ暗にする。部屋の明かりを消し、仄かに明るい外の光が入らないように全部の窓を閉め切り、最後に部屋の扉も閉めた。
うん、これで完璧。完全に真っ暗でホントに何も見えないよ。
手探りで何とかテーブルまで辿り着き椅子に座ったところで、ふと思った――

何で僕は最初に明かりを消したんだろうって。
今日の部屋の明かりはテーブルに置いた手燭てしょくだけなんだから、椅子に戻ってから最後に消せばよかったんだって。

失敗は次に生かせばいいんだ、次やる時は最後に消そう!
……もし次があったら、だけど。

気を取り直して調査開始!
ええっと、確か『光』の調べ方は『目に魔力を集めて前が見えるようになったら適性あり』だった。
注意点はまず『寝ない』事。これは気を付けなきゃ、まだこの後『土』だって調べるんだから。
それともう一つの注意点は『人生を振り返らない』事。さっきこれまでの頑張りをたくさん振り返ったばかりから、これはきっと大丈夫。

よし、じゃあ目に魔力を集める!
……ってあれ?
目に魔力を集める……?
って一体どうやったらいいの?

ちょっと考えてみよう。
魔力を外に出すのは出来る。石ころに回復とかも出来たし。
魔力を使うのだって出来る。自分を回復するのだって魔力を使うんだから。
でも体の中の魔力を使うんじゃなくって身体の一部に移動だけさせる……のはやった事無いし、やり方だって分からない。
うーん、一体どうやるの?

体の中の魔力を目まで動かそうと、色々やってみる。
「うごけーうごけー」って。
動いているのかいないのかも分からないまま10分くらいやってると――
っ!? 今、魔力が動かなかった!? 『もそっ』って感じで。
よし、今の感じを忘れないうちにもう一度……あっ、今度ははっきり動くのが分かる! これだ!!
その後も魔力と格闘を続けて『魔力を動かす』感覚が何となく理解出来た僕は、そこから10分位掛けてようやく目に魔力を集める事が出来た。

よし、準備は全て整った……さあどうだっ!?

暗闇をじっと凝視すると……ああっ、見える!
やった! 光は適性が……あれ?
これホントに見えてる? いや何か違う……何だこれ、見えてない筈なのに、どこに何があるのか完全に……分かる?

これってどういう事?
光の適性……あるの? それともないの?
もうっ、何で『ゴブま』に書いてない事ばっかり起きるのさ!
本当にもうっ!



光はもう終わり!
次は『土』始めるよーーっ!

部屋の明かりを点けてテーブルの上に皿を置いた。
そしてその皿の中央に一掴みの砂を盛って……っと。
『ゴブま』先生は『砂の形が変われば適性あり。形の指定にも挑戦』って言ってた。
よし、じゃあ魔力を……あれ?
魔力、ずいぶん減ってるんだけど?
さっきまでの半分くらいしか残ってないんだけど?
これって『光』を調べる時に使ったって事?
目に集めただけなのに?
うーむ、また謎が増えちゃった。

いや今は『土』に集中しよう。今度こそ砂に魔力を注いで……

動いた!
僕の魔力を受けて砂の表面が水の波紋みたいに波打って……
これって絶対動いてるよね!



よし一回落ち着け僕。
今度はアレやってみよう。「自分の思い浮かべた形への変化」ってやつ。
思い浮かべる形は……ピノさん!
……は難しいから、レンガみたいな四角形にしよう。

四角くなった砂を思い浮かべながら、僕は砂に魔力を注ぎ続けてゆく。
すると、砂が少しずつ形を変え……

「おお、四角くなった」

じゃあ一度魔力を止めてみたら……?
サラサラの砂はサラサラと山の形に戻った。
間違いない、この砂は僕の魔力で形を変えたんだ。
という事は……っ!!

「土属性、適性あり……」

僕はニヤけるのが止まらなかった。

「土属性、適性あり!」
「土属性、適性あり!!」
「適性ありっ!!やったあーーーーーーーっ!!!」



僕は徐々に冷静さを取り戻した、のだと思う。
やりたい事があったのを思い出したから。
それは……

「ガラスを作ろう」

僕は皿の上の砂に向かい、そしてついに――
「あ、作り方……」
錬成の仕方を知らない自分に気が付いた。

……はぁ
そうだよ、適性があったって錬成のやり方を知らないんじゃ……
出来る訳ないじゃん!
僕ってばそんな簡単な事に何故気付かないかな……

僕はガックリと肩を落とし……でもそれで終わらないのが今日の僕、土魔法使いカルアだ!
「だったら今日の魔力トレーニングは土魔法でやってみよう」

具体的にどうやるかって言うと……
さっき砂を四角くしたのと同じ感じで、「ガラスになれー」って思い浮かべながら魔力を注ぎ続ける。

魔力を使い切ってから更に使おうとするっていうのがトレーニングなんだから、これだって何の問題も無いと思う。もしそれでガラスにする事が出来たらラッキー――くらいの気持ちで、やってみよう!

そして僕は砂に魔力を注ぎ続け……今日も寝落ちした。



目が覚めると辺りは薄暗かった。どうやらまだかなり早い時間のようだ。
それでも頭はすっきりと覚醒してるみたい。
よし、今日はもうこのまま起きちゃおう!

「早起きでこれだけ気持ち良く目が覚めるなんて、今日はいい一日になりそうな気がするよ!」
そんないい気分で部屋の窓を開けると……
真上近くまで上った太陽が僕を見下ろしていた。
あれ? もしかして今ってもう昼?

「あっそうか、昨夜は扉も窓も……」

光の適性を調べる為に全ての窓を完全に閉めてたんだった。
お昼になるまで寝てたんだから、それはすっきり目が覚めるはずだよ……
いい一日どころか、その一日がもう半分を終えようとしてるって!
と自分にツッコんだところで気づいた。

「お腹空いた」

昨夜大量に食べたお肉のおかげで今までぐっすり眠れたけど、流石にこの時間ともなればお腹も空くよね。
って訳で今日もピノさんが用意しておいてくれた朝ご飯――いやもう昼ご飯か。
ごちそうさまでした。

食器を片付けるついでに、昨日の砂も片付けなきゃ。
砂の皿を持ち上げた時にふと妙な違和感を感じた僕は、砂の山をそっと指でつついてみた。

「やっぱり。この形で固まってる……」
皿の上で小さな山になっていた砂は、そのままの形で塊になっているみたいだ。
「これもギルマスに報告しなくちゃね」
荷物の中に砂の塊を入れた僕は、足取り軽くギルドに向かった。
「つちまほーーう、てっきせいありーーーっ……ふんふふーーん」



ギルドに付いた僕は早速ピノさんにご挨拶。
「ピノさん、こんにちは」
「こんにちはカルア君。朝来なかったから今日はお休みするのかと思ってましたよ」
「ええと、それが実は……」

光の適性を調べてたから部屋を閉め切ってて、朝になった事に気付かずさっきまで寝てて……みたいな事をピノさんに説明した。

「ふふふ、そうだったんですね。でもこれだけ寝てたって事はやっぱり体は疲れてたんですよ。どうです? たっぷり寝たら体軽くなりました?」
「はい。今日はすごくすっきりした寝覚めでした」
「ならよかったです。からだ大事に、ですよ。冒険者なんですから」

そんなピノさんと笑顔を交わして……それからピノさんが気を回してくれる。
「それで今日はギルマスとお話しされます?」
「ええ。そうできればと思って来ました」
「じゃあ、ちょっと待っててくださいね」

そして今日も個室でギルマスと話す事になった。

お茶を用意してくれたピノさんと並んでいつもみたいに個室で座っていると、部屋に入ってきたギルマスもまたいつものように僕の向かいに座った。
「カルア君、待たせた。それじゃあ早速聞かせてくれ」

僕はまず、光の適性を調べた時の事を話し始めた。
「真っ暗な部屋の中で目に魔力を集めました。魔力の動かし方とか全く知らなかったので、そのやり方を見つけるまでが大変で……」
「そうか。君はまだ魔力操作も知らないのだったな」
知らない言葉が出てきた。

「魔力……操作?」
「そうだ。魔法の勉強というのはまず魔力を操作する方法を学ぶところから始まるんだ。そう改めて考えると君は順序が滅茶苦茶だな。何故それで魔法が使えてるんだ?」
って言われてもね。
「使えると言っても見よう見まねの回復だけですって」


そんな僕の言葉にギルマスは微妙な表情で……
「それが一番不思議なのだがが……まあそれはいい。それからどうなったんだ?」
「色々試行錯誤しているうちに、何とか目に魔力を集められるようになりました。それで部屋の様子を見ようとしたんですが、見えないのに見えたんです」

「見えないのに見えた……というのが分からんな。具体的に言うとどんな感じだったんだ?」
「ええと、言葉で説明するのはちょっと難しいんですけど……目では全く見えていないんです。なのに頭の中にははっきりと部屋の様子が浮かび上がって……これって何なんでしょう?」
「むぅ……」

僕の言葉に、しばらく考え込むギルマス。
「これはあくまで私の推測だが……それは光魔法ではなく時空間魔法かもしれんな」
「えっ、時空間魔法……ですか?」
「うむ。カルア君、この前森で私が離れた位置にいる魔物を探し出したのを覚えているか?」
「はい、もちろんです。凄くびっくりしましたから」
「その時私は『時空間魔法でも似た事が出来る』と言ったが、昨夜のそれはその魔法の初歩なのではないだろうか」

おおっ、流石ギルマス!

「そうか、それで見えないのに分かるように……」
「いや、先ほど言った通りこれは推測でしかない。今はまだな……だがもしそうであればカルア君、その後魔力は減っていなかったか?」
「あ、減っていました。急に半分くらいまで減ってたので、何故だろうって不思議だったんです」

僕の言葉にギルマスは軽く頷いた。
「そうか……魔法として発動したのだったら魔力を使うのは当然、だろうな」
ギルマスのその言葉にはすごく納得した。僕の抱えていた疑問は今の一言で全部解消された気さえする。だから――
「ギルマス、僕やっぱり早く時空間魔法の詳しい人に会ってみたいです」
僕も早く先へと進みたいから。

「ああ、そうだな。これならば早く始めた方がいいかもしれん。よし、もう一度頼んでみよう」
「ありがとうございます。すみませんが、よろしくお願いいたします」
「もちろん構わない。以前も言ったと思うが、私自身が知りたいのだからな」

ここでお茶を一口、そして話題は次へと進む。
「その後は土魔法の適性も調べてみました」
「そちらはどうだった?」
「それなんですがギルマス、僕『土』の適性があったみたいなんです!」
「何と! 土魔法の適性とは素晴らしい。是非詳しく聞かせてくれ」

僕は砂が波紋のように波打った事と四角い形を指定してその通りになった事を話した。
「うむ、それならば適性がある事は間違いないだろう」
「やった! あとですね、昨日はそのままその砂に向かって魔力トレーニングをやったんです。そのまま疲れて眠っちゃったんですけど、朝になったら砂がこうなっていたのに気付いて――」
僕はそう言って、取り出した砂の塊をギルマスの前にトンと置いた。

「これは……」
ギルマスは手に取って砂の塊を見まわした。そして指ではじいてその音を聞き、
「どうやらガラスに成り掛かっているようだ」

「本当ですか?」
「うむ。この状態はおそらく錬成の最初の段階なのだと思う。ひょっとしたら魔力が残っていたら完全なガラスになっていたかもしれんな。カルア君、もちろん君は錬成も知らないのだったな」
「はい。なので昨日は『ガラスになれー』って念じるような感じで砂に魔力を注いでただけなんです」

「成程な……効率は高くないが方法としては間違っていない。敢えて極端な言い方をするのなら、つまり魔法とは思い浮かべた事象を具現化する事なのだから」
「ちょっと待って下さい、それって何でも思い通りに出来ちゃうって事ですか?」
「まあ今のは『極端な言い方をするならば』で、実際はそこまで単純でも万能ではない。だからこそ世界中で効率的な魔力の使い方というものを研究しているのだ。その結果、錬成もまた方法論として体系化されている。つまり、『手順が用意されていて、学ぶ事が出来る』ようになっているのだ」

「僕……学びたいです! 知りたいです!」
「分かった、そちらもすぐに手配しよう。返事が来るまで暫く待っていてくれ」
「はいっ」



そうして僕はその日を待つ。
生活の合間合間にひたすらずっと魔力トレーニングを繰り返しながら……



▽▽▽▽▽▽
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