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第83話 地域密着型シンセカンケイブです #3
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僕の魔力をダンジョンコアに……?
「あなたの魔力量ってとんでもないわ。それくらいあれば小規模でも地下に部屋が出来るはずだもの。後はあの子がそこにコアを移設すれば、そこから先はコアが『根幹の魔力』の吸収を始めてくれるわ。だからお願い、最初だけちょっと手伝ってあげて」
なるほど……
「それでやっとあの子も通信出来るだけの魔力を手に入れられる。私や他の姉妹と連絡がとれるようになるわ。そうすればきっとあの子もさみしくないと思うの!」
そう手を合わせて僕達にお願いしてくるセカン。で――
「当たり前よ。あたし達にドーンと任せなさいっ!」
アーシュだったら当然そう言うよね!
「そういえばセカン、なんでフィラストが『姉さん』であたしが『姉さま』なのよ」
――あ、それは僕も思った。
「だって『姉さん』は『姉さん』だし『姉さま』は『姉さま』だもの」
「意味わかんない――っていうか説明になってないわ」
――あ、それは僕も思った。
「ええ、そうかな? うーん、何て言ったらいいか……ジャンルが違うって言うか、概念が違うって言うか……乱暴に言っちゃえば、血で繋がってるのが『姉さん』で愛で繋がってるのが『姉さま』?」
「ごめんセカン、やっぱり良く分からないわ。でもこれ以上聞くとどんどん深みにはまってきそうだから、これ以上はもう聞くのをやめとく」
――あ、それは僕も……ってもういいや。
とそんな話をしたところで、今回のところは終了みたい。
「じゃあそろそろフタツメに戻りましょうか。もう夕方くらいだろうし、この事を早くギルドに報告しなくっちゃね」
クーラ先生からそんな言葉が掛かったから。
色々あり過ぎて時間の感覚が無かったけど、もうそんな時間になるのか。
「よし、じゃあ帰ろうか……ああそうだセカン君、帰る前に君のダンジョンコアにもう一度結界を張らせてもらうよ。すまないけど、これも君を――って言うかダンジョンコアを守る為だからね」
そんなモリスさんの言葉に小さく肩を竦め、セカンはダンジョンコアを軽く撫でる。
「正直あまりいい気分じゃないけど、守る為って言われちゃ仕方ないわね。でももう暫くの間だけこのままにしておいてくれない?(アーシュ姉さまとお話したいし)」
「分かったよ、じゃあ結界を張りに明日また来るから。ああそうだ、今度僕の仲間を連れて来てもいいかい? 結界を改良する為に君の通信の仕組みを調べたいんだ」
「分かった。待ってるわ」
セカンに別れを告げた僕達がボスの間の扉を開けると……そこは深い森だった。
「へええ、これは凄い! カルア君、それにアーシュ君もちょっと全体を俯瞰してみてごらんよ」
モリスさんに言われて僕とアーシュが辺りを俯瞰し――
「ちょっとこれホントに森じゃない! それに空! あれホントの太陽みたい」
「これは何て言うか……まるで外にいるみたいに広いし、それに森の魔物達も……」
川辺ではフォレストブルが水を飲み、森の中でフォレストボアがその鼻で土をほじくり、ラビットが跳ね回り、それをウルフが狙って……
本当に森そのものだ。
でもやっぱりここはダンジョンなんだ。森の周囲には、目立たないようにしてあるけどダンジョンの壁があって。
そしてその一番向こうには――
「あ、扉がある」
「ホントだ。きっとあれが森の出口ね。あの向こうに転送装置があるのかしら」
全体が把握出来たところで、ダンジョンの森を探索しながら出口に向かって歩く事にした。それにしても……何処を見てもホントに森そのものなんだよなあ。
「あ、ここで川に出るのか……へえ、この辺りにはいろんな香草が生えてるね。ちょっと違う種類のまで同じところに生えてるのは……もしかしてセカンのサービス精神なのかな?」
「採集するには便利でいいよね」
「せっかくだから摘んで帰りましょ」
みんなで香草を摘んで、暫く歩くと――
「お、フォレストブルがいるぞ」
「むむむ、あのブル、A5ランクの匂いがする」
「カルア、よろしく」
「了解。【スティール】」
「焼肉パーティ、近日開催。カル師、解体よろ」
「オッケー、収納する前に【解体】っと」
「便利ねカルア……」
小さく呟くクーラ先生の瞳が生暖かい。
そんな感じで森の散策が続き、やがて扉に到着した。
「ふーん、本当にいきなり扉があるわね」
「周りの壁が森の一部みたいなデザインになってて、パッと見ると扉だけがあるみたいだ」
「それなのに扉だけが明るいピンク色って、どうなの?」
「んー、迷子が出ないように目立たせたかったんじゃない?」
そのピンクの扉を開けると、そこはやっぱりダンジョンの『入口の間』だった。
「ここは普通――って言うか、今までのままね」
「ここだけ見れば普通のダンジョンだな」
「ははっ、次の扉を開けた時のインパクトを狙ったとか?」
「さあ、帰るわよ」
こうして僕達はフタツメの街へ帰ってきた。
それにしても……今日は『真なる最下層』とか凄いピンチだったはずなのに、その後に色んな出来事が起き過ぎて、ピンチ感が完全に薄まっちゃったなあ。
ルピノスさん登場とか、セカン登場とか、森になったダンジョンとか。
あとセントラルを助ける依頼を受けたりとか、ね……
夕暮れのヒトツメギルド――
人手不足の受付カウンターに冒険者達が群がる大混雑の中、扉を開けてそいつはやって来た!
「おいっ、何だあいつ!?」
「マジか? あれは一体……?」
「全身鎧!? いやそれにしてはピッチリとしたデザインで――」
「『メタル』、だな」
「ああ。あれを一言で言い表すとしたら、『メタル』としか」
「あいつ……誰かと一緒、という訳ではなさそうだな」
自分に集まる訝し気な視線に、そいつは驚いたように辺りを見回す。
「む、急にキョロキョロしだしたぞ。誰かを探してるのか?」
「だな。やっぱり仲間がいるんじゃねえか?」
「でもそれっぽい奴はいないぞ?」
「きっとあいつ、仲間とはぐれちまったんだろうぜ」
「『はぐれたメタル』か」
「ああ。『はぐれたメタル』だな」
とその時、そいつは何かに気付いたような仕草を見せ、急に焦った様子でUターンしてギルドを飛び出し、そのまま夕暮れの街へと消えて行った。
「『はぐれたメタル』の奴、凄い速さで逃げてったな」
「ああ。すぐに逃げ出す『はぐれたメタル』か……」
「凄く珍しいものを見た気がする」
「ああ。激レアだ」
この日、ヒトツメギルドに『激レアなはぐれたメタル』の伝説が誕生した。
「変身解除するの忘れてたぁーーーーーっ!!」
「ピノぉ! 何処にいるの!? 早く帰って来てぇーーーっ!!」
受付嬢達の嘆きとともに。
▽▽▽▽▽▽
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「あなたの魔力量ってとんでもないわ。それくらいあれば小規模でも地下に部屋が出来るはずだもの。後はあの子がそこにコアを移設すれば、そこから先はコアが『根幹の魔力』の吸収を始めてくれるわ。だからお願い、最初だけちょっと手伝ってあげて」
なるほど……
「それでやっとあの子も通信出来るだけの魔力を手に入れられる。私や他の姉妹と連絡がとれるようになるわ。そうすればきっとあの子もさみしくないと思うの!」
そう手を合わせて僕達にお願いしてくるセカン。で――
「当たり前よ。あたし達にドーンと任せなさいっ!」
アーシュだったら当然そう言うよね!
「そういえばセカン、なんでフィラストが『姉さん』であたしが『姉さま』なのよ」
――あ、それは僕も思った。
「だって『姉さん』は『姉さん』だし『姉さま』は『姉さま』だもの」
「意味わかんない――っていうか説明になってないわ」
――あ、それは僕も思った。
「ええ、そうかな? うーん、何て言ったらいいか……ジャンルが違うって言うか、概念が違うって言うか……乱暴に言っちゃえば、血で繋がってるのが『姉さん』で愛で繋がってるのが『姉さま』?」
「ごめんセカン、やっぱり良く分からないわ。でもこれ以上聞くとどんどん深みにはまってきそうだから、これ以上はもう聞くのをやめとく」
――あ、それは僕も……ってもういいや。
とそんな話をしたところで、今回のところは終了みたい。
「じゃあそろそろフタツメに戻りましょうか。もう夕方くらいだろうし、この事を早くギルドに報告しなくっちゃね」
クーラ先生からそんな言葉が掛かったから。
色々あり過ぎて時間の感覚が無かったけど、もうそんな時間になるのか。
「よし、じゃあ帰ろうか……ああそうだセカン君、帰る前に君のダンジョンコアにもう一度結界を張らせてもらうよ。すまないけど、これも君を――って言うかダンジョンコアを守る為だからね」
そんなモリスさんの言葉に小さく肩を竦め、セカンはダンジョンコアを軽く撫でる。
「正直あまりいい気分じゃないけど、守る為って言われちゃ仕方ないわね。でももう暫くの間だけこのままにしておいてくれない?(アーシュ姉さまとお話したいし)」
「分かったよ、じゃあ結界を張りに明日また来るから。ああそうだ、今度僕の仲間を連れて来てもいいかい? 結界を改良する為に君の通信の仕組みを調べたいんだ」
「分かった。待ってるわ」
セカンに別れを告げた僕達がボスの間の扉を開けると……そこは深い森だった。
「へええ、これは凄い! カルア君、それにアーシュ君もちょっと全体を俯瞰してみてごらんよ」
モリスさんに言われて僕とアーシュが辺りを俯瞰し――
「ちょっとこれホントに森じゃない! それに空! あれホントの太陽みたい」
「これは何て言うか……まるで外にいるみたいに広いし、それに森の魔物達も……」
川辺ではフォレストブルが水を飲み、森の中でフォレストボアがその鼻で土をほじくり、ラビットが跳ね回り、それをウルフが狙って……
本当に森そのものだ。
でもやっぱりここはダンジョンなんだ。森の周囲には、目立たないようにしてあるけどダンジョンの壁があって。
そしてその一番向こうには――
「あ、扉がある」
「ホントだ。きっとあれが森の出口ね。あの向こうに転送装置があるのかしら」
全体が把握出来たところで、ダンジョンの森を探索しながら出口に向かって歩く事にした。それにしても……何処を見てもホントに森そのものなんだよなあ。
「あ、ここで川に出るのか……へえ、この辺りにはいろんな香草が生えてるね。ちょっと違う種類のまで同じところに生えてるのは……もしかしてセカンのサービス精神なのかな?」
「採集するには便利でいいよね」
「せっかくだから摘んで帰りましょ」
みんなで香草を摘んで、暫く歩くと――
「お、フォレストブルがいるぞ」
「むむむ、あのブル、A5ランクの匂いがする」
「カルア、よろしく」
「了解。【スティール】」
「焼肉パーティ、近日開催。カル師、解体よろ」
「オッケー、収納する前に【解体】っと」
「便利ねカルア……」
小さく呟くクーラ先生の瞳が生暖かい。
そんな感じで森の散策が続き、やがて扉に到着した。
「ふーん、本当にいきなり扉があるわね」
「周りの壁が森の一部みたいなデザインになってて、パッと見ると扉だけがあるみたいだ」
「それなのに扉だけが明るいピンク色って、どうなの?」
「んー、迷子が出ないように目立たせたかったんじゃない?」
そのピンクの扉を開けると、そこはやっぱりダンジョンの『入口の間』だった。
「ここは普通――って言うか、今までのままね」
「ここだけ見れば普通のダンジョンだな」
「ははっ、次の扉を開けた時のインパクトを狙ったとか?」
「さあ、帰るわよ」
こうして僕達はフタツメの街へ帰ってきた。
それにしても……今日は『真なる最下層』とか凄いピンチだったはずなのに、その後に色んな出来事が起き過ぎて、ピンチ感が完全に薄まっちゃったなあ。
ルピノスさん登場とか、セカン登場とか、森になったダンジョンとか。
あとセントラルを助ける依頼を受けたりとか、ね……
夕暮れのヒトツメギルド――
人手不足の受付カウンターに冒険者達が群がる大混雑の中、扉を開けてそいつはやって来た!
「おいっ、何だあいつ!?」
「マジか? あれは一体……?」
「全身鎧!? いやそれにしてはピッチリとしたデザインで――」
「『メタル』、だな」
「ああ。あれを一言で言い表すとしたら、『メタル』としか」
「あいつ……誰かと一緒、という訳ではなさそうだな」
自分に集まる訝し気な視線に、そいつは驚いたように辺りを見回す。
「む、急にキョロキョロしだしたぞ。誰かを探してるのか?」
「だな。やっぱり仲間がいるんじゃねえか?」
「でもそれっぽい奴はいないぞ?」
「きっとあいつ、仲間とはぐれちまったんだろうぜ」
「『はぐれたメタル』か」
「ああ。『はぐれたメタル』だな」
とその時、そいつは何かに気付いたような仕草を見せ、急に焦った様子でUターンしてギルドを飛び出し、そのまま夕暮れの街へと消えて行った。
「『はぐれたメタル』の奴、凄い速さで逃げてったな」
「ああ。すぐに逃げ出す『はぐれたメタル』か……」
「凄く珍しいものを見た気がする」
「ああ。激レアだ」
この日、ヒトツメギルドに『激レアなはぐれたメタル』の伝説が誕生した。
「変身解除するの忘れてたぁーーーーーっ!!」
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