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第104話 楽しくて美味しいヨツツメです #2
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朝。
いつもと違う風の匂い。
「おはようカルア君」
ふと聞こえた声にそちらを向くと……あれ? 何故ノルトが?
ええっと……ああそうだ、合宿!
「おはようノルト。もう起床時間だった?」
ベッドの上で体を起こして軽く目を擦り、窓を開けてたノルトに朝の挨拶。
「まだ大丈夫だけど、もうすぐかな。ネッガーは随分前から起きてるけどね」
そのネッガーは……あれ? 部屋の中に見当たらないんだけど?
「ネッガーなら外で素振りしてるよ。朝の鍛練だって言って毎日やってるんだ」
「ああ、そうなんだ。ネッガーらしいや」
「だよね」
そんな話をしてると、汗だくのネッガーが帰ってきた。
「おはようネッガー。朝から頑張るね」
「ああおはようカルア。もう昔からの習慣になってるからな。やらないと逆に落ち着かないんだ」
それから身支度を整えて3人で食堂へ向かう。
寮の生活っていつもこんな感じなのかな……?
食堂に着くと、朝食が乗ったプレートを受け取って空いているテーブルに移動。
席について少しすると、アーシュとワルツもプレートを持ってやってきた。
「……おはようカルア」
「おはようアーシュ……ってどうしたの?」
何だかすっごく眠そうだけど?
「何だか寝付けなくって。枕が変わったせいかしら? でもフタツメじゃあそんな事なかったし……何なのよもう」
うーん、眠れないのは大変だよね……
「じゃあ後で枕を取りに行ってみる?」
「……うん、お願い」
その隣に座ったワルツはいつも通りって感じ。
「カル師、おはよう。朝ごはんにする? それとも、わ・た・し?」
「……おはようワルツ。ワルツは朝から元気だね」
「おやすみ3秒、お目覚め1秒」
「あははっ、それ冒険者適性高すぎだよ」
パッと寝てパッと起きるのが冒険者、だからね。
今の会話、いつものアーシュとワルツの会話を見てて気づいた事を試してみた。
ワルツとの会話で返答に困った時は、敢えてツッコまずにそのまま流す――って。
で、やってみたんだけど……うん、成功じゃないかな。
「いただきまーす」
焼き魚とか赤くてピリ辛の魚卵?とかがちょっとずつ入った小鉢、それと真っ白いお米が今日の朝ごはん。
食レポはしないけど、とっても美味しかった。
お味噌汁っていうのも何だか安心する味だったしね。
「ああ美味しかった。こんな朝ごはんもホッとしていいなあ」
「ふふふ、これが、ヨツツメの、定番の朝ごはん」
「へぇ、そうなんだ」
「味噌汁は、家ごとに、味が違う。わたしも、味噌汁、作れる」
「へぇ、じゃあワルツの味噌汁も飲――」
「駄目ぇっ!!」
突然話を遮ったアーシュ。何事?
「……ちっ」
えっ……?
ワルツ、今舌打ちした?
「危ないところだったわ。『君の味噌汁を飲みたい』っていうのはね、ヨツツメの定番のプロポーズ文句よ」
「ええっ」
ワルツを見ると、いたずらが成功した子供みたいな良い笑顔。
「まさか、研究されて、いたとは」
「ふふん、ベルマリア家の情報網を嘗めないことね」
「さすが、我が、強敵よ」
……何だか楽しそうだ。
やっぱりコレ、ネタにされてるだけじゃないかな。
朝ご飯が終われば、レミア先生から今日の予定の説明が。
「はーーい、それじゃあみなさーーん、今日はぁ、これからヨツツメの街にぃ……行っちゃいまぁーーす。身支度を整えてぇ、馬車の前にぃ、集合してくださぁーーーい」
「「「「「………………!?」」」」」
冒険者クラスのみんな、ビックリした顔してる。
もしかして、レミア先生のアレ、初めて見たのかな?
でも僕達魔法師クラスは――
「はあぁぁぁぁぁぁい!!」
いつも通りの返事。
それを見て冒険者クラスのみんなはまたまたビックリしてるけど、僕達もちょっと恥ずかしいんだよ。
……だから君達も頑張って慣れて、ね?
ヨツツメの街までは、それほど時間が掛からなかった。
馬車を降りる前に注意事項とか集合時間の案内とか色々念押しされて、それでやっと解散。
さあ、何をしようか……って最初はやっぱりあそこだよね。
「最初に行くのははやっぱり冒険者ギルドよね。新しい街に入ったらまずギルド、それが冒険者の基本なんだから。さあ、行くわよ!」
ギルドに入ると見覚えのある顔が。
あれってもしかして……
「あれ? ルビーとバックじゃない。って事はもしかしてアイも?」
アーシュもすぐに二人に気付いたみたいで、そう話し掛けながら近付いていった。
「アイだったら受付で手紙の転送を依頼してるよ。君達は何しに?」
そう答えたのは物静かな印象のバック。で、アーシュは『その質問を待っていた!』とばかりに、すっごいドヤ顔を見せた。
「ふふん、決まってるじゃない。冒険者たるもの、街に着いたらまず最初は冒険者ギルドに顔を出すものよ!」
するとそんなアーシュの声が耳に入ったみたいで、食堂の方から冒険者らしきおじさんがアーシュに声を掛けた。
「おお、嬢ちゃん、まだ若いのにいい心がけだあ。よし、もし何か困ったことがあったら俺に言えよお。いつでも大体ここにいるからなあ!」
「ぶははは、いつもここにいちゃあ駄目だろ! 少しは冒険者らしく働けって」
隣のテーブルの人、ナイス突っ込みです。
「おお、それもそうだなあ! じゃあ今日はフォーケイブにでも顔を出しに行くか」
「よし、なら俺も付き合うぜ、ここしばらく肉が続いたからな。今夜は魚にすっか」
「よおっし、じゃあ飯食ったら出掛けるぞー」
「おおーー!」
うん、ここの冒険者さん達もみんな楽しそうだ。
いつもと違う風の匂い。
「おはようカルア君」
ふと聞こえた声にそちらを向くと……あれ? 何故ノルトが?
ええっと……ああそうだ、合宿!
「おはようノルト。もう起床時間だった?」
ベッドの上で体を起こして軽く目を擦り、窓を開けてたノルトに朝の挨拶。
「まだ大丈夫だけど、もうすぐかな。ネッガーは随分前から起きてるけどね」
そのネッガーは……あれ? 部屋の中に見当たらないんだけど?
「ネッガーなら外で素振りしてるよ。朝の鍛練だって言って毎日やってるんだ」
「ああ、そうなんだ。ネッガーらしいや」
「だよね」
そんな話をしてると、汗だくのネッガーが帰ってきた。
「おはようネッガー。朝から頑張るね」
「ああおはようカルア。もう昔からの習慣になってるからな。やらないと逆に落ち着かないんだ」
それから身支度を整えて3人で食堂へ向かう。
寮の生活っていつもこんな感じなのかな……?
食堂に着くと、朝食が乗ったプレートを受け取って空いているテーブルに移動。
席について少しすると、アーシュとワルツもプレートを持ってやってきた。
「……おはようカルア」
「おはようアーシュ……ってどうしたの?」
何だかすっごく眠そうだけど?
「何だか寝付けなくって。枕が変わったせいかしら? でもフタツメじゃあそんな事なかったし……何なのよもう」
うーん、眠れないのは大変だよね……
「じゃあ後で枕を取りに行ってみる?」
「……うん、お願い」
その隣に座ったワルツはいつも通りって感じ。
「カル師、おはよう。朝ごはんにする? それとも、わ・た・し?」
「……おはようワルツ。ワルツは朝から元気だね」
「おやすみ3秒、お目覚め1秒」
「あははっ、それ冒険者適性高すぎだよ」
パッと寝てパッと起きるのが冒険者、だからね。
今の会話、いつものアーシュとワルツの会話を見てて気づいた事を試してみた。
ワルツとの会話で返答に困った時は、敢えてツッコまずにそのまま流す――って。
で、やってみたんだけど……うん、成功じゃないかな。
「いただきまーす」
焼き魚とか赤くてピリ辛の魚卵?とかがちょっとずつ入った小鉢、それと真っ白いお米が今日の朝ごはん。
食レポはしないけど、とっても美味しかった。
お味噌汁っていうのも何だか安心する味だったしね。
「ああ美味しかった。こんな朝ごはんもホッとしていいなあ」
「ふふふ、これが、ヨツツメの、定番の朝ごはん」
「へぇ、そうなんだ」
「味噌汁は、家ごとに、味が違う。わたしも、味噌汁、作れる」
「へぇ、じゃあワルツの味噌汁も飲――」
「駄目ぇっ!!」
突然話を遮ったアーシュ。何事?
「……ちっ」
えっ……?
ワルツ、今舌打ちした?
「危ないところだったわ。『君の味噌汁を飲みたい』っていうのはね、ヨツツメの定番のプロポーズ文句よ」
「ええっ」
ワルツを見ると、いたずらが成功した子供みたいな良い笑顔。
「まさか、研究されて、いたとは」
「ふふん、ベルマリア家の情報網を嘗めないことね」
「さすが、我が、強敵よ」
……何だか楽しそうだ。
やっぱりコレ、ネタにされてるだけじゃないかな。
朝ご飯が終われば、レミア先生から今日の予定の説明が。
「はーーい、それじゃあみなさーーん、今日はぁ、これからヨツツメの街にぃ……行っちゃいまぁーーす。身支度を整えてぇ、馬車の前にぃ、集合してくださぁーーーい」
「「「「「………………!?」」」」」
冒険者クラスのみんな、ビックリした顔してる。
もしかして、レミア先生のアレ、初めて見たのかな?
でも僕達魔法師クラスは――
「はあぁぁぁぁぁぁい!!」
いつも通りの返事。
それを見て冒険者クラスのみんなはまたまたビックリしてるけど、僕達もちょっと恥ずかしいんだよ。
……だから君達も頑張って慣れて、ね?
ヨツツメの街までは、それほど時間が掛からなかった。
馬車を降りる前に注意事項とか集合時間の案内とか色々念押しされて、それでやっと解散。
さあ、何をしようか……って最初はやっぱりあそこだよね。
「最初に行くのははやっぱり冒険者ギルドよね。新しい街に入ったらまずギルド、それが冒険者の基本なんだから。さあ、行くわよ!」
ギルドに入ると見覚えのある顔が。
あれってもしかして……
「あれ? ルビーとバックじゃない。って事はもしかしてアイも?」
アーシュもすぐに二人に気付いたみたいで、そう話し掛けながら近付いていった。
「アイだったら受付で手紙の転送を依頼してるよ。君達は何しに?」
そう答えたのは物静かな印象のバック。で、アーシュは『その質問を待っていた!』とばかりに、すっごいドヤ顔を見せた。
「ふふん、決まってるじゃない。冒険者たるもの、街に着いたらまず最初は冒険者ギルドに顔を出すものよ!」
するとそんなアーシュの声が耳に入ったみたいで、食堂の方から冒険者らしきおじさんがアーシュに声を掛けた。
「おお、嬢ちゃん、まだ若いのにいい心がけだあ。よし、もし何か困ったことがあったら俺に言えよお。いつでも大体ここにいるからなあ!」
「ぶははは、いつもここにいちゃあ駄目だろ! 少しは冒険者らしく働けって」
隣のテーブルの人、ナイス突っ込みです。
「おお、それもそうだなあ! じゃあ今日はフォーケイブにでも顔を出しに行くか」
「よし、なら俺も付き合うぜ、ここしばらく肉が続いたからな。今夜は魚にすっか」
「よおっし、じゃあ飯食ったら出掛けるぞー」
「おおーー!」
うん、ここの冒険者さん達もみんな楽しそうだ。
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