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去っていくトラン様の後ろ姿を物陰から見つめていると修道長が声をかけてくる。
「言っておいたわよ」
続けて「本当に良いのね?」とも。
「……はい」
そう答えるなり今度は別の質問も。
「それで、これからどうする気なの?」
もしも、行くあてがないのなら——と、他の修道女の方に視線を向けて。
ただし、私が首を横に振り「リリスの事を知らない遠くの街に行こうと思います」
そう答えると、優しく微笑みながら頷いてきたが。
「それなら、聖アレッシス修道院か教会が近い場所を探しましょう。何かあればそこを頼れば良いわけだし」と、素晴らしい提案を。
何しろ、生活が落ち着いた後、気軽に恩返しもかねて足を運ぶこともできると思ったので。
そして、いつかはこの場所にも——と、私は頭を深く下げる。
「ありがとうございます」
「じゃあ、早速、候補地を探しましょう。良い場所をいくつか知ってるから」
更にはそう言い、私と一緒に候補地を探してくれる修道長に感謝も。いつかではなく、なるべく早くこの場所にお礼をしに戻り、私は貴女達のおかげでやり直せたのだと元気な姿を見せれるようにと。
だから、絶対に頑張ろう。
そう心に近いながら、泊まり込みで働ける宿の仕事を聖アレッシス会経由で紹介してもらうなり私はすぐに旅立ったのだ。
三ヶ月後
「ふう、疲れたわ……」
そう呟くなり私は自室のベッドに倒れ込み、グッタリする。充実感と満足感を感じながらも、まだ上手く仕事ができていないことに反省して。
もう、三か月も経っているのに今だに容量良くできないので。同じタイミングで入った同期の子と違って——と、自分はとても非力だったのだと実感する毎日である。
何しろ、彼女や他の子はこちらが持てない重い物を鼻歌を歌いながら軽々と運んでしまうので。ペースも落とさずに。
まあ、ただ、今日は違っていたけれど。あるものに気を取られて私より仕事をできていなかったので——と、彼女達が夢中で読んでいた新聞を手に取る。
ただし、盛り上がっていた大きな見出し、『子爵令息と宿娘の大恋愛結婚』ではなく、別の見出し『悪名高いハートラル伯爵家のリリス嬢、子供の父親を偽った罪で訴えられる』に目がいってしまったが。
更にハートラル伯爵家もリリスの嘘に加担した罪で近々、王家より爵位を取り上げられるという記事に驚いてしまいも。
まあ、よくよく考えたら王家の執政に関わっている公爵家を騙そうとしたのだのだから仕方ないわよね。
そう納得もしてしまうが。
特に次の見出しを見てしまったらなおさら。
『トラン・スペンド公爵令息が近いうちにどこかの貴族令嬢と婚約する可能性が』
何しろ、リリスの嘘でスペンド公爵家には確実に迷惑がかかってしまったのだから。
それこそ、忙しいトラン様には沢山。
だから今度は、きっと良いご令嬢と……
そう願ってもしまったけど。
チクリとする胸をそっと押さえながら——と、頬を伝う涙を拭っていると、扉がノックされる。
続けて、女主人が「あんたにお客さんが来てるよ」と。
私にそんな人なんて来るはずないのに。
「は、はい。今、いきます」
ただ、もしかしたら聖アレッシス会の人かもしれない。そう思い返事後、すぐに向かうことにしたが。お礼の言葉を考えながら。
それと、元気でやっていることを見せるために表情も作って。
ただし、今だにできない偽物の笑顔だっだけれど。それでもここでは問題ない——と、お客様を迎え入れるように感じで宿の待合室の扉を開ける。
そして、元気良く声を出そうとしたのだが……
喪服じゃなく着飾った服を着たエルドラ侯爵夫の姿を視界に入れるなりすぐ驚いてしまって……
「ど、どうしてここへ?」
「言っただろう。心の整理を付けたら必ず妻と一緒に君に会いに行くと」
「私達、やっとそれが出来たから貴女に会いに来たの」
そして、その言葉を聞くなり納得も。
「そうだったのですか……。きっと、エルドラ侯爵令嬢も喜んでますよ」
心からそう思いながら——と、私の手を取りそっと包み込んでくるエルドラ侯爵夫人に頷く。
ただし、彼女の隣にいたエルドラ侯爵が「……私達はエブリンにもっと喜んで欲しいと思っているんだ。それも最高にね」
そう言ってきたことで思わず首を傾げてしまったが。
「最高にですか?」
「ああ、それはね……私達に喪服を脱がせ、またこうやって前を見て歩けるようにしてくれた恩人のアイリスさん、君にお礼をすることなんだ」
そう言ってきたことで今度は驚きに変わって。
「わ、私にですか?」
「ええ、間違いなくエブリンが……いいえ、本当はエブリンじゃなく、貴女に喜んで欲しいの」
そう言ってエルドラ侯爵夫人が私の後ろを指差すことで更に。
「アイリス……」
何しろ、振り向かなくても聞こえてきた声で私は誰がそこに立っているかを理解してしまったので。
トラン様だと。
ただ、それでも私は恐々と振り向いてしまったが。
そして、彼が優雅に私の手を取り口付けをしようとしたので慌てて手を引っ込めも。
「いけません。貴方のようなお方がそんな事をされては……」
今の私の立場を痛いほど自覚しながら。
公爵家の立場では決して新聞の見出しのようなことには絶対にならないので。
絶対に。
ただし、彼がすぐに「いや、必ずエルドラ侯爵令嬢を婚約者にするつもりだよ」
そう言ってきたことで頭の中が疑問だらけになってしまったが。
「えっ……」
思わずエルドラ侯爵夫妻の方を向いてしまいも。
「まだ、娘はいないんだが養女にしたい娘さんがいてね」
「ええ、とっても素敵な方なの。名前はアイリスさんって言うのよ」
その言葉で私は再びトラン様の方を。
「これなら、君が心配してる事は全て解消になるはずだよ」
更に続けて「私は諦めが悪くてね。あの日、修道院に君が居たのはわかったのだけど、修道長の言葉を聞いて君に嫌われたと思い、いったん離れたんだ……。何しろ、まずは誤解を解くために各方面に色々と動かなければならなかったのでね。後、嘘が広まらないようにも。宿に送った新聞にも誤情報は載らなかっただろう?」
そう言われ私は自分の部屋の方に顔を向けた後、再びトラン様を見ると、頷いてくる。
「ここは実をいうと留学した時に私と仲良くなった貴族の領地でね。君がここを選んでくれてほっとしてたんだ」
「あっ、でも、ここは修道長にお勧めされ……まさか」
「どうやら、そうみたいだね。なるほど、私は彼女の手の中だったという事か……。だが、感謝しかないな。おかげで君に危険がないように見守る事ができたから」
トラン様はそう言って私の前に跪き、こちらを見上げてくる。
「どうか、私にチャンスをくれないだろうかアイリス。今度こそ君を必ず幸せにすると誓う」
「トラン様、でも……」
私は迷ってしまう。
何しろ、こうなった原因は自分自身にもあると思っているので。しっかりと家族に言えばこうはならなかったのではないかと……
つまりは自業自得。
そんな事を考えていたら、エルドラ侯爵が誰にともなく言ってくる。
「人は間違いや誤ちをする生き物だ。だが、やり直すことはできる……」
私はその言葉を聞きトラン様の方向くと彼は頷いてくる。
「私は判断を間違った……。もっと早くアイリスを救う為に動くべきだった」
「そんな事はありません。私は何度、トラン様に救われたか。そもそも、この結果は自分自身が選んだ結果ですから。でも……」
私はエルドラ侯爵を見ると頷いてきたので、トラン様に向き直る。
「私もやり直したいです。皆様と一緒に」
するとトラン様は立ち上がって私の肩に手を置く。そして、心からの笑顔で「アイリス、今の君、とても良い笑顔だよ」と。
信じられない言葉を。
「えっ……。私、今笑っていましたか?」
「ああ、とても自然な笑顔だった」
トラン様がそう言うとエルドラ侯爵夫妻が私達の側にくる。
「娘の笑顔を最初に間近で見るのは私達だと思ったんだがね」
「ふふ、でも、これからいつだって見れるわよ。何しろ彼女は私達の自慢の娘なのだから」
そして、トラン様と一緒に頷きあって。
まるで、本当の家族のように。
だから、大丈夫。
きっとやり直せる。
そう思いながら私は彼らに微笑んだのだ。
「言っておいたわよ」
続けて「本当に良いのね?」とも。
「……はい」
そう答えるなり今度は別の質問も。
「それで、これからどうする気なの?」
もしも、行くあてがないのなら——と、他の修道女の方に視線を向けて。
ただし、私が首を横に振り「リリスの事を知らない遠くの街に行こうと思います」
そう答えると、優しく微笑みながら頷いてきたが。
「それなら、聖アレッシス修道院か教会が近い場所を探しましょう。何かあればそこを頼れば良いわけだし」と、素晴らしい提案を。
何しろ、生活が落ち着いた後、気軽に恩返しもかねて足を運ぶこともできると思ったので。
そして、いつかはこの場所にも——と、私は頭を深く下げる。
「ありがとうございます」
「じゃあ、早速、候補地を探しましょう。良い場所をいくつか知ってるから」
更にはそう言い、私と一緒に候補地を探してくれる修道長に感謝も。いつかではなく、なるべく早くこの場所にお礼をしに戻り、私は貴女達のおかげでやり直せたのだと元気な姿を見せれるようにと。
だから、絶対に頑張ろう。
そう心に近いながら、泊まり込みで働ける宿の仕事を聖アレッシス会経由で紹介してもらうなり私はすぐに旅立ったのだ。
三ヶ月後
「ふう、疲れたわ……」
そう呟くなり私は自室のベッドに倒れ込み、グッタリする。充実感と満足感を感じながらも、まだ上手く仕事ができていないことに反省して。
もう、三か月も経っているのに今だに容量良くできないので。同じタイミングで入った同期の子と違って——と、自分はとても非力だったのだと実感する毎日である。
何しろ、彼女や他の子はこちらが持てない重い物を鼻歌を歌いながら軽々と運んでしまうので。ペースも落とさずに。
まあ、ただ、今日は違っていたけれど。あるものに気を取られて私より仕事をできていなかったので——と、彼女達が夢中で読んでいた新聞を手に取る。
ただし、盛り上がっていた大きな見出し、『子爵令息と宿娘の大恋愛結婚』ではなく、別の見出し『悪名高いハートラル伯爵家のリリス嬢、子供の父親を偽った罪で訴えられる』に目がいってしまったが。
更にハートラル伯爵家もリリスの嘘に加担した罪で近々、王家より爵位を取り上げられるという記事に驚いてしまいも。
まあ、よくよく考えたら王家の執政に関わっている公爵家を騙そうとしたのだのだから仕方ないわよね。
そう納得もしてしまうが。
特に次の見出しを見てしまったらなおさら。
『トラン・スペンド公爵令息が近いうちにどこかの貴族令嬢と婚約する可能性が』
何しろ、リリスの嘘でスペンド公爵家には確実に迷惑がかかってしまったのだから。
それこそ、忙しいトラン様には沢山。
だから今度は、きっと良いご令嬢と……
そう願ってもしまったけど。
チクリとする胸をそっと押さえながら——と、頬を伝う涙を拭っていると、扉がノックされる。
続けて、女主人が「あんたにお客さんが来てるよ」と。
私にそんな人なんて来るはずないのに。
「は、はい。今、いきます」
ただ、もしかしたら聖アレッシス会の人かもしれない。そう思い返事後、すぐに向かうことにしたが。お礼の言葉を考えながら。
それと、元気でやっていることを見せるために表情も作って。
ただし、今だにできない偽物の笑顔だっだけれど。それでもここでは問題ない——と、お客様を迎え入れるように感じで宿の待合室の扉を開ける。
そして、元気良く声を出そうとしたのだが……
喪服じゃなく着飾った服を着たエルドラ侯爵夫の姿を視界に入れるなりすぐ驚いてしまって……
「ど、どうしてここへ?」
「言っただろう。心の整理を付けたら必ず妻と一緒に君に会いに行くと」
「私達、やっとそれが出来たから貴女に会いに来たの」
そして、その言葉を聞くなり納得も。
「そうだったのですか……。きっと、エルドラ侯爵令嬢も喜んでますよ」
心からそう思いながら——と、私の手を取りそっと包み込んでくるエルドラ侯爵夫人に頷く。
ただし、彼女の隣にいたエルドラ侯爵が「……私達はエブリンにもっと喜んで欲しいと思っているんだ。それも最高にね」
そう言ってきたことで思わず首を傾げてしまったが。
「最高にですか?」
「ああ、それはね……私達に喪服を脱がせ、またこうやって前を見て歩けるようにしてくれた恩人のアイリスさん、君にお礼をすることなんだ」
そう言ってきたことで今度は驚きに変わって。
「わ、私にですか?」
「ええ、間違いなくエブリンが……いいえ、本当はエブリンじゃなく、貴女に喜んで欲しいの」
そう言ってエルドラ侯爵夫人が私の後ろを指差すことで更に。
「アイリス……」
何しろ、振り向かなくても聞こえてきた声で私は誰がそこに立っているかを理解してしまったので。
トラン様だと。
ただ、それでも私は恐々と振り向いてしまったが。
そして、彼が優雅に私の手を取り口付けをしようとしたので慌てて手を引っ込めも。
「いけません。貴方のようなお方がそんな事をされては……」
今の私の立場を痛いほど自覚しながら。
公爵家の立場では決して新聞の見出しのようなことには絶対にならないので。
絶対に。
ただし、彼がすぐに「いや、必ずエルドラ侯爵令嬢を婚約者にするつもりだよ」
そう言ってきたことで頭の中が疑問だらけになってしまったが。
「えっ……」
思わずエルドラ侯爵夫妻の方を向いてしまいも。
「まだ、娘はいないんだが養女にしたい娘さんがいてね」
「ええ、とっても素敵な方なの。名前はアイリスさんって言うのよ」
その言葉で私は再びトラン様の方を。
「これなら、君が心配してる事は全て解消になるはずだよ」
更に続けて「私は諦めが悪くてね。あの日、修道院に君が居たのはわかったのだけど、修道長の言葉を聞いて君に嫌われたと思い、いったん離れたんだ……。何しろ、まずは誤解を解くために各方面に色々と動かなければならなかったのでね。後、嘘が広まらないようにも。宿に送った新聞にも誤情報は載らなかっただろう?」
そう言われ私は自分の部屋の方に顔を向けた後、再びトラン様を見ると、頷いてくる。
「ここは実をいうと留学した時に私と仲良くなった貴族の領地でね。君がここを選んでくれてほっとしてたんだ」
「あっ、でも、ここは修道長にお勧めされ……まさか」
「どうやら、そうみたいだね。なるほど、私は彼女の手の中だったという事か……。だが、感謝しかないな。おかげで君に危険がないように見守る事ができたから」
トラン様はそう言って私の前に跪き、こちらを見上げてくる。
「どうか、私にチャンスをくれないだろうかアイリス。今度こそ君を必ず幸せにすると誓う」
「トラン様、でも……」
私は迷ってしまう。
何しろ、こうなった原因は自分自身にもあると思っているので。しっかりと家族に言えばこうはならなかったのではないかと……
つまりは自業自得。
そんな事を考えていたら、エルドラ侯爵が誰にともなく言ってくる。
「人は間違いや誤ちをする生き物だ。だが、やり直すことはできる……」
私はその言葉を聞きトラン様の方向くと彼は頷いてくる。
「私は判断を間違った……。もっと早くアイリスを救う為に動くべきだった」
「そんな事はありません。私は何度、トラン様に救われたか。そもそも、この結果は自分自身が選んだ結果ですから。でも……」
私はエルドラ侯爵を見ると頷いてきたので、トラン様に向き直る。
「私もやり直したいです。皆様と一緒に」
するとトラン様は立ち上がって私の肩に手を置く。そして、心からの笑顔で「アイリス、今の君、とても良い笑顔だよ」と。
信じられない言葉を。
「えっ……。私、今笑っていましたか?」
「ああ、とても自然な笑顔だった」
トラン様がそう言うとエルドラ侯爵夫妻が私達の側にくる。
「娘の笑顔を最初に間近で見るのは私達だと思ったんだがね」
「ふふ、でも、これからいつだって見れるわよ。何しろ彼女は私達の自慢の娘なのだから」
そして、トラン様と一緒に頷きあって。
まるで、本当の家族のように。
だから、大丈夫。
きっとやり直せる。
そう思いながら私は彼らに微笑んだのだ。
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