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幕間1:サイベリア
幕間1-2:サイベリア/集結、6・9・7・3
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「ハロー、遅れたかしら?」
しっとりとした言い回しの大人の女性の声。視線を向ければそこに立っていたのは大人の美女だった。
ボディコンシャスで肌もあらわなミニドレスを纏ったショートボブヘア――足に履いているのは鉄板ですら突き刺すんじゃないかと思うような鋭利なピンヒール。武器に使っているのは明らかだ。
ただその体にはうっすらと継ぎ目のような線が至る所に走っている。長いまつげの中に攻撃的な鋭角を映し出した瞳があった。
「なんだ、シックスのおばさんじゃねーか」
「ふん、そっちこそガキのくせして」
「また、男絞り尽くしたのか?」
俺がそう嫌味を言えば、シックスはニヤリとわらって答える。
「どっちの意味で?」
「どっちも」
「ふん、皮が剥けたらおしえてやるよ」
「いらねーよ、これでも女にゃ不自由してねえ」
「はっ、言ってるクソガキ」
「うるせえ、エロババア」
お互い悪態つきながらも俺たちのやり取りの端々には笑いが滲んでいた。このシックスの姐さんと俺との仲はそう悪いもんじゃない。俺にとっては〝姉ちゃん〟みたいな存在だからだ。ちょっとたちの悪いイカれた姉だけどな。
シックス、またの名を〝マネキンのシックス〟
見ての通りの〝大人の女性〟だ。やってることは管理売春、ネット経由で遠隔操作するアバターボディを使ってもネット売春ってやつだ。それも様々なアバターボディーを客のニーズに応じて使い分ける。それこそロリータからババアまで。その使い分けの演技力と適応力には俺もさすがに舌を巻いた。
以前に、街頭でいきなり10歳程度のロリータモデルで出くわした時は一瞬誰だかわからなかったくらいだ。
組織の中では、下位ランクのメンバーを使い独自のチームを組織している。得意のネット売春の他に、スパイ活動から窃盗、暗殺に至るまでなんでもやってるのける。まったく、恐ろしいおばさんだぜ。
シックスの姐さんは、悠々としたままいつもの定位置へと移動した。
それを横目に見ながら俺はファイブに言った。
「俺の勝ちだな。おっさん」
「仕方ありませんね」
遊びといえど勝ちは勝ち、ファイブは溜息をつくような仕草をしつつ、素直に俺の闇口座へと100万円相当の額を振り込んだ。その光景にシックスの姐さんが尋ねてくる。
「何賭けたの?」
「俺達の次に誰が来るかだ」
「それで、あんたが勝ったのかい」
「あぁ」
「人をダシにして勝ったんだから少しおごりなよ?」
「わかってるよ」
こう言うときの姐さんはしたたかだ。断るとあとが怖い。
そして側にまた新たな声がする。
「おはようございます、皆さん」
それはとても紳士的で落ち着いた声だった。
皆の視線が集まれば声の主はさらに答えてくる。
「皆さん元気そうで何よりです」
そう尋ねてくるのは医者が学者のような白衣姿の男。身長190程度と非常に高く細身のシルエットが印象的だった。
顔面は真っ白なのっぺらぼうのような白磁のセラミック。わずかに目元のところに薄っすらと横一直線にスリットが入っている。彼に問いかけたのはまずはファイブだった。
「ナイン」
「元気だったかい? ファイブ」
「ああ」
「それは何より」
それだけの会話、だが俺が聞いていてもそのやり取りの中では強い信頼がにじみ出ている。余計なことを言わなくてもすでにお互いのことを知り尽くしているそんな感じだ。
それもそのはず、この二人は組織の古参だ。
組織の最初期から中心となって動いていた連中なんだ。誰もが一目置いている。
ただ不思議とこのセラミック頭の兄さんは、普段何をやっているのかさっぱり分からない。一説には俺たちの使ってるアバターボディーの発注やメンテナンスや確保などを一手に取り仕切っているとも言われているが本人が何も明らかにしないのでやっぱりわからなかった。
名前はナイン、またの名を〝ホワイトセラミックのナイン〟
ナインの兄さんの視線が一瞬俺に向けられる。俺は無言で右手を掲げれば、ナインの兄さんはそっと頷き返してくれた。
まぁ、悪い人じゃない。
そしてまた新たな声――
「やあ皆さん、お早いお着きで」
現れたシルエットは二つ。
一人目は端正な三つ揃えのビジネススーツに身を包んだ男で優秀な上級ビジネスマンといった風情の男。ただしその頭部は漆黒の四角柱でその表面にはエイトセグメントのデジタル数字表示が隙間なく並べられている。今こうしている間も、ヤツの頭部の表面の数字はめまぐるしく動いている。
動いているのは金、そしておそらくは株価だろう。海外投資や先物取引も入っているはずだ。
24時間いつでもフルタイムに世の中の金の動きを完全掌握するためにアバターボディを手に入れたと言う一歩も二歩も振り切れた頭の持ち主だ。
組織トップの理性派で、一切の情のない冷血漢――
奴の名はセブン、通称〝デジタルのセブン〟
シルバーフェイスのファイブに匹敵するほどの実力の持ち主だ。
その彼が入ってきても視線が向けられるだけで声はない。別にハブっているわけじゃない。そういう付き合いをこいつが求めているからだ。
普段から『数字がすべて』と口にしているくらいだ。余計なやり取りは金にならないと思っているのだろう。
そのセブンの隣には小柄なルックスの女性型のアバター。シックスの姐さんとは違い、大人しげで少女趣味は匂わせるところがある。
だが、今日着ているのは薄いピンクのビジネススカートスーツ。セブンとのコントラストを考えるなら、セブンの秘書と言った趣がある。
事実この二人は常にペアで行動している。彼女の特性をセブンが完璧に使いこなしているためだ。
そもそもスリーの彼女は天才だ。複数のアバターボディを同時に使いこなす逸材。二つ三つどころじゃない、その気になれば20体だって100体だって自由自在に操ってみせる。アバターボディコントロールの神がかり的な天才なのだ。
ただ、いまいち自主性がないのと極端に無口すぎて何も喋らないので意思疎通をとるのが恐ろしく面倒という問題がある。それを使いこなしているのが唯一セブンというわけだ。
その彼女のアバターボディは純白、人間的な目鼻立ちはあるものの色だけが抜けて完全に真っ白だ。
名前はスリー、またの名を〝ホワイトドールのスリー〟
俺は二人に声をかけた。
「最近、ずっと一緒なんだなアンタら」
俺の声にスリーが頷き、セブンが言葉で返す。
「えぇ、私のビジネスに非常に有用な方です。複数の取引相手と同時にネゴシエーションしていただけます」
「その真っ白な姿でか?」
「いえ、そこは配慮しています。偽装モードがありますし」
「へぇ」
俺が感心した声を返せば、セブンが自慢げに言う。
「先日も4社を同時に落としました。彼女に内部潜伏してもらった上でのインサイダーです。情報と数字はこの世のすべてを支配します。これでまた組織の利益があがるでしょう」
セブンの言葉にスリーの表情は嬉しげだ。この二人、どう見ても完全に〝デキて〟いる。
「相思相愛ってやつか?」
「ベストコンビネーションと言っていただきたい」
「そうかよ」
俺の冷やかしを苦もなく返す。冗談や悪口は一切通用しない。どこまで行ってもドライなやつだ。
場を仕切る進行役であるはずのファイブは遠巻きにこのやり取りを見つめていた。
当然だ。この二人はライバルなのだ。
情報戦や遠隔ドローンなどを駆使しての物理戦闘や情報戦闘が得意なファイブと、
ネット上の情報や資産情報をキーにした経済戦闘を得意とするセブン、
二人の力は拮抗しており、いつ二人の立場が入れ替わったとしてもおかしくない話だ。
ま、俺としてはどっちでもいいけどな。
はっきり言うぜ。インテリは嫌いだ。
しっとりとした言い回しの大人の女性の声。視線を向ければそこに立っていたのは大人の美女だった。
ボディコンシャスで肌もあらわなミニドレスを纏ったショートボブヘア――足に履いているのは鉄板ですら突き刺すんじゃないかと思うような鋭利なピンヒール。武器に使っているのは明らかだ。
ただその体にはうっすらと継ぎ目のような線が至る所に走っている。長いまつげの中に攻撃的な鋭角を映し出した瞳があった。
「なんだ、シックスのおばさんじゃねーか」
「ふん、そっちこそガキのくせして」
「また、男絞り尽くしたのか?」
俺がそう嫌味を言えば、シックスはニヤリとわらって答える。
「どっちの意味で?」
「どっちも」
「ふん、皮が剥けたらおしえてやるよ」
「いらねーよ、これでも女にゃ不自由してねえ」
「はっ、言ってるクソガキ」
「うるせえ、エロババア」
お互い悪態つきながらも俺たちのやり取りの端々には笑いが滲んでいた。このシックスの姐さんと俺との仲はそう悪いもんじゃない。俺にとっては〝姉ちゃん〟みたいな存在だからだ。ちょっとたちの悪いイカれた姉だけどな。
シックス、またの名を〝マネキンのシックス〟
見ての通りの〝大人の女性〟だ。やってることは管理売春、ネット経由で遠隔操作するアバターボディを使ってもネット売春ってやつだ。それも様々なアバターボディーを客のニーズに応じて使い分ける。それこそロリータからババアまで。その使い分けの演技力と適応力には俺もさすがに舌を巻いた。
以前に、街頭でいきなり10歳程度のロリータモデルで出くわした時は一瞬誰だかわからなかったくらいだ。
組織の中では、下位ランクのメンバーを使い独自のチームを組織している。得意のネット売春の他に、スパイ活動から窃盗、暗殺に至るまでなんでもやってるのける。まったく、恐ろしいおばさんだぜ。
シックスの姐さんは、悠々としたままいつもの定位置へと移動した。
それを横目に見ながら俺はファイブに言った。
「俺の勝ちだな。おっさん」
「仕方ありませんね」
遊びといえど勝ちは勝ち、ファイブは溜息をつくような仕草をしつつ、素直に俺の闇口座へと100万円相当の額を振り込んだ。その光景にシックスの姐さんが尋ねてくる。
「何賭けたの?」
「俺達の次に誰が来るかだ」
「それで、あんたが勝ったのかい」
「あぁ」
「人をダシにして勝ったんだから少しおごりなよ?」
「わかってるよ」
こう言うときの姐さんはしたたかだ。断るとあとが怖い。
そして側にまた新たな声がする。
「おはようございます、皆さん」
それはとても紳士的で落ち着いた声だった。
皆の視線が集まれば声の主はさらに答えてくる。
「皆さん元気そうで何よりです」
そう尋ねてくるのは医者が学者のような白衣姿の男。身長190程度と非常に高く細身のシルエットが印象的だった。
顔面は真っ白なのっぺらぼうのような白磁のセラミック。わずかに目元のところに薄っすらと横一直線にスリットが入っている。彼に問いかけたのはまずはファイブだった。
「ナイン」
「元気だったかい? ファイブ」
「ああ」
「それは何より」
それだけの会話、だが俺が聞いていてもそのやり取りの中では強い信頼がにじみ出ている。余計なことを言わなくてもすでにお互いのことを知り尽くしているそんな感じだ。
それもそのはず、この二人は組織の古参だ。
組織の最初期から中心となって動いていた連中なんだ。誰もが一目置いている。
ただ不思議とこのセラミック頭の兄さんは、普段何をやっているのかさっぱり分からない。一説には俺たちの使ってるアバターボディーの発注やメンテナンスや確保などを一手に取り仕切っているとも言われているが本人が何も明らかにしないのでやっぱりわからなかった。
名前はナイン、またの名を〝ホワイトセラミックのナイン〟
ナインの兄さんの視線が一瞬俺に向けられる。俺は無言で右手を掲げれば、ナインの兄さんはそっと頷き返してくれた。
まぁ、悪い人じゃない。
そしてまた新たな声――
「やあ皆さん、お早いお着きで」
現れたシルエットは二つ。
一人目は端正な三つ揃えのビジネススーツに身を包んだ男で優秀な上級ビジネスマンといった風情の男。ただしその頭部は漆黒の四角柱でその表面にはエイトセグメントのデジタル数字表示が隙間なく並べられている。今こうしている間も、ヤツの頭部の表面の数字はめまぐるしく動いている。
動いているのは金、そしておそらくは株価だろう。海外投資や先物取引も入っているはずだ。
24時間いつでもフルタイムに世の中の金の動きを完全掌握するためにアバターボディを手に入れたと言う一歩も二歩も振り切れた頭の持ち主だ。
組織トップの理性派で、一切の情のない冷血漢――
奴の名はセブン、通称〝デジタルのセブン〟
シルバーフェイスのファイブに匹敵するほどの実力の持ち主だ。
その彼が入ってきても視線が向けられるだけで声はない。別にハブっているわけじゃない。そういう付き合いをこいつが求めているからだ。
普段から『数字がすべて』と口にしているくらいだ。余計なやり取りは金にならないと思っているのだろう。
そのセブンの隣には小柄なルックスの女性型のアバター。シックスの姐さんとは違い、大人しげで少女趣味は匂わせるところがある。
だが、今日着ているのは薄いピンクのビジネススカートスーツ。セブンとのコントラストを考えるなら、セブンの秘書と言った趣がある。
事実この二人は常にペアで行動している。彼女の特性をセブンが完璧に使いこなしているためだ。
そもそもスリーの彼女は天才だ。複数のアバターボディを同時に使いこなす逸材。二つ三つどころじゃない、その気になれば20体だって100体だって自由自在に操ってみせる。アバターボディコントロールの神がかり的な天才なのだ。
ただ、いまいち自主性がないのと極端に無口すぎて何も喋らないので意思疎通をとるのが恐ろしく面倒という問題がある。それを使いこなしているのが唯一セブンというわけだ。
その彼女のアバターボディは純白、人間的な目鼻立ちはあるものの色だけが抜けて完全に真っ白だ。
名前はスリー、またの名を〝ホワイトドールのスリー〟
俺は二人に声をかけた。
「最近、ずっと一緒なんだなアンタら」
俺の声にスリーが頷き、セブンが言葉で返す。
「えぇ、私のビジネスに非常に有用な方です。複数の取引相手と同時にネゴシエーションしていただけます」
「その真っ白な姿でか?」
「いえ、そこは配慮しています。偽装モードがありますし」
「へぇ」
俺が感心した声を返せば、セブンが自慢げに言う。
「先日も4社を同時に落としました。彼女に内部潜伏してもらった上でのインサイダーです。情報と数字はこの世のすべてを支配します。これでまた組織の利益があがるでしょう」
セブンの言葉にスリーの表情は嬉しげだ。この二人、どう見ても完全に〝デキて〟いる。
「相思相愛ってやつか?」
「ベストコンビネーションと言っていただきたい」
「そうかよ」
俺の冷やかしを苦もなく返す。冗談や悪口は一切通用しない。どこまで行ってもドライなやつだ。
場を仕切る進行役であるはずのファイブは遠巻きにこのやり取りを見つめていた。
当然だ。この二人はライバルなのだ。
情報戦や遠隔ドローンなどを駆使しての物理戦闘や情報戦闘が得意なファイブと、
ネット上の情報や資産情報をキーにした経済戦闘を得意とするセブン、
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