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君は恋を知る
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そんな平和でのんびりとした君との生活。
一人で生きてきた頃に比べて、時間が過ぎるのはあっという間。
気付けば君と僕が出会って百年が経過していた。
百年のうちに森の側に小さな町が興った。たまに君と一緒に町へと出掛けているうちに、薬屋の店主と親しくなって、風邪薬や傷薬、軟膏なんかを店に卸すようになった。
君の作る薬の効果は市販薬とは比べものにはならなくて、瞬く間に人気商品になった。
この町の人間は君が魔女だと明かしても、態度を変えることなく差別することもなく、みんな平等に接してくれた。金銭的には豊かな町ではないけれど、この町に住む人間はみんな心が豊かだった。
人間との交流が増えた君はどこか楽しそうで、僕も君が楽しいと楽しくて、今の平和な毎日がずっと続くといいな~なんて。柄にもなく思ってしまったよね。
そんなある日のこと、僕は君の些細な変化に気がついた。
「どうもこんにちは、頼んでいた薬の進捗はいかがでしょう?」
むむ、この男は最近よく家に来る、確か町長の息子だったかな。病に伏せる大事な人のためにと薬を求めて足繁く通ってくる。
「こ、こんにちは…その、今月の分は既に用意ができてます…」
「ありがとう!ノエルさんのおかげでアリスもだいぶ元気になったんだ。この間なんて数年ぶりに外に散歩に出て、あの嬉しそうな顔ときたら…おっと、ごめん。支払いを済ませないと」
「あ、ありがとうございます。ではまた来月…」
「ああ、また」
この男と話す時、君はいつも三角帽子を目深に被り、声も消え入るほどに小さくなる。ふむ、確かに栗色の少し癖毛な髪、同じく栗色で切れ長な瞳は僕に似ていないこともないし、人の良いこの男に君が惹かれるのも分からなくもない。
男が出て行ったあとも、君はぼーっと蕩けた視線をドアに向けていて、いつも「にゃあ」と鳴いて現実世界に引き戻してあげなきゃならない。
つまるところ、君は今、初めて恋とやらをしているんだ。
「はぁ…マクベルさんには大切な人がいるんだもの。この気持ちは封じなきゃね」
君はいつもそう言ってため息をつくけど、でも誰かを想う温かな気持ちは無理に閉じ込めなくてもいいと思うよ?その気持ちは君だけのものだから、大事にしなきゃ。
でもね、僕は知っているんだよ。
「ねぇ、クロくん。ノエルさんは誰か好きな人がいるのかな?やっぱり魔女の相手は魔法使いじゃないとダメなのかなあ…」
この男の大切な人ってのは妹で、その妹の病状が良くなってからもここに通うのは君に会いたいがためってことをね。
マクベルとか言う男は、君が薬を紙に包んでいる間、ぽけっと君に見惚れながら僕にコソコソ話しかけてくる。仕方がないので「にゃあ」と相槌を打つ優しい僕。
聞く(聞かされた)ところによると、どうやらこの男は幼い頃に君に助けられたことがあるらしい。それからずっと君に憧れていて、いつしか憧憬が恋慕に変わっていったんだって。
「でも、魔女様に僕が想いを寄せるなんて…きっと叶わない恋なんだろうね。ノエルさんは初めて出会ったあの日から全く外見が変わらない。僕たちは同じ時間を歩むことはできないんだな…」
やれやれ、お互いに片想いだと思ってるんだから世話が焼けるにゃあ。確かに魔女と人間じゃ寿命が違い過ぎる。魔女は人間の何倍もの長き時を生きる。
だけど、それでもいいじゃないか。
好きなんだろう?気持ちを伝えないと始まるものも始まらないぜい?
ちょっぴりお節介な僕は、ひらりと特等席から降りると、薬を手渡すために男に近づく君の後ろに回り込んだ。そしてぴょーんと飛び上がって、君の背中をタンッと蹴った。
「わぁっ!?」
「ノエルさん!?」
君は転ぶまいとたたらを踏むが、大事な薬が入った袋を両手に抱えている。抵抗虚しく君の身体は傾いて男の腕の中にすっぽりと収まった。
「あ、す、すみません……ありがとうございます…」
「いえ、大丈夫ですか?」
「え、ええ…」
抱き合ったまま熱を孕んだ目で見つめ合う二人。そして同時にハッと我に返って慌てて身体を離した。ちぇ、いいじゃないかもう少しくっついていたってさ。照れ屋な二人だねえ。
僕のナイスな後押し(物理的に)により、この日から二人の距離は少しずつ縮んでいった。二人で薬草を取りに行ったり、町へ出かけたり、お茶をしたりと楽しそうだ。僕は留守番する日もあれば、二人について行く日もある。
そんな日々が半年ほど続いた頃、留守番をしていた僕に頬を上気させながら慌てて帰宅した君が駆け寄ってきた。
「クロ…!マクベルさんに告白されたわ…!」
ほほう、よかったじゃないか。これで晴れて恋人同士だ。
めでたい知らせのはずなのに、君はどこか寂しげな目をしていた。どうかしたのかい?
「にゃ?」
「ふふ、ありがとうクロ。クロは何でもお見通しだね…実はね、告白への返事は保留にしてもらっているんだ」
「んな!?」
「そうだよね、私の気持ちもマクベルさんと同じなんだから受け入れれば済む話なんだけど…私たちは魔女と人間だから、時の流れが違うんだ」
切な気に瞳を揺らす君の目には薄っすらと涙の膜が張っている。
「私はマクベルさんと一緒に老いることはできない。私よりずっと早くマクベルさんは死んでしまうわ。愛する人を失う悲しみに耐えられる気がしないの」
とうとう君のアメジスト色の瞳からはボロボロと大粒の涙が溢れてしまった。仕方がないので僕はその涙を舐めて拭ってやる。しょっぱい。
「人間になれたらいいのに…」
涙が収まった頃、不意に君が呟いた言葉は確かに僕の耳に届いた。
――君との付き合いも、もう百年。
ようやく心から愛する男ができたんだよね。
僕は君に拾われてから、毎日幸せだった。だから、ここらでちょっとした恩返しをしようと思う。ずっと考えてたんだよ?何がいいかなーって。
――ねぇ、人間になったら魔法を使えなくなるよ?
調合の知識はそのままだから趣味の調薬はできるね。
もう空も飛べないし、水中歩行もできない、それでも、本当にいいんだね?
「例え魔法が使えなくなっても、空が飛べなくても、私は人間になりたい。もう何百年も生きたんだもの。大好きな人に残りの人生を捧げたい」
まるで僕の言葉が聞こえているかのように、君はそう言った。君の目は力強い光に満ちていた。
――うん、君の気持ちはよく分かった。それじゃあ僕も覚悟を決めなきゃね。
僕はスタッと床に降り立ち、ぷにぷにの肉球をにぎにぎする。
そろそろ力も戻ったみたいだし、僕が君の願いを叶えるよ。
「んにゃあ」
「ん?なぁに、クロ」
君を見上げて呼び掛ければ、どうしたの?と腰を屈めてくれた。君はいつも僕に視線を合わせてくれるよね。そういう優しいところ、大好きだよ。きっとあの男も君のそんなところに惹かれたんだろうね。
僕は前脚を持ち上げると、ぷにっと肉球を君のおでこに押し当てた。すると目を開けていられないほどの眩い光が部屋に満ちた。
これで君が目覚めた時には、もう人間になってるよ。だからすぐに大好きな人のところに行くんだよ。決して居なくなった黒猫のことは探さなくていいからね。分かった?
僕?僕はちょっぴり眠るだけだから、大丈夫。君は君の幸せのために生きるんだ。僕は僕で、目覚めたら一人でも何とか生きていくよ。君との思い出があればそれなりにやっていけると思う。だから寂しくないよ。
――ああでも、もう君と空を飛べなくなるのは、ちょっぴり寂しいなあ。
一人で生きてきた頃に比べて、時間が過ぎるのはあっという間。
気付けば君と僕が出会って百年が経過していた。
百年のうちに森の側に小さな町が興った。たまに君と一緒に町へと出掛けているうちに、薬屋の店主と親しくなって、風邪薬や傷薬、軟膏なんかを店に卸すようになった。
君の作る薬の効果は市販薬とは比べものにはならなくて、瞬く間に人気商品になった。
この町の人間は君が魔女だと明かしても、態度を変えることなく差別することもなく、みんな平等に接してくれた。金銭的には豊かな町ではないけれど、この町に住む人間はみんな心が豊かだった。
人間との交流が増えた君はどこか楽しそうで、僕も君が楽しいと楽しくて、今の平和な毎日がずっと続くといいな~なんて。柄にもなく思ってしまったよね。
そんなある日のこと、僕は君の些細な変化に気がついた。
「どうもこんにちは、頼んでいた薬の進捗はいかがでしょう?」
むむ、この男は最近よく家に来る、確か町長の息子だったかな。病に伏せる大事な人のためにと薬を求めて足繁く通ってくる。
「こ、こんにちは…その、今月の分は既に用意ができてます…」
「ありがとう!ノエルさんのおかげでアリスもだいぶ元気になったんだ。この間なんて数年ぶりに外に散歩に出て、あの嬉しそうな顔ときたら…おっと、ごめん。支払いを済ませないと」
「あ、ありがとうございます。ではまた来月…」
「ああ、また」
この男と話す時、君はいつも三角帽子を目深に被り、声も消え入るほどに小さくなる。ふむ、確かに栗色の少し癖毛な髪、同じく栗色で切れ長な瞳は僕に似ていないこともないし、人の良いこの男に君が惹かれるのも分からなくもない。
男が出て行ったあとも、君はぼーっと蕩けた視線をドアに向けていて、いつも「にゃあ」と鳴いて現実世界に引き戻してあげなきゃならない。
つまるところ、君は今、初めて恋とやらをしているんだ。
「はぁ…マクベルさんには大切な人がいるんだもの。この気持ちは封じなきゃね」
君はいつもそう言ってため息をつくけど、でも誰かを想う温かな気持ちは無理に閉じ込めなくてもいいと思うよ?その気持ちは君だけのものだから、大事にしなきゃ。
でもね、僕は知っているんだよ。
「ねぇ、クロくん。ノエルさんは誰か好きな人がいるのかな?やっぱり魔女の相手は魔法使いじゃないとダメなのかなあ…」
この男の大切な人ってのは妹で、その妹の病状が良くなってからもここに通うのは君に会いたいがためってことをね。
マクベルとか言う男は、君が薬を紙に包んでいる間、ぽけっと君に見惚れながら僕にコソコソ話しかけてくる。仕方がないので「にゃあ」と相槌を打つ優しい僕。
聞く(聞かされた)ところによると、どうやらこの男は幼い頃に君に助けられたことがあるらしい。それからずっと君に憧れていて、いつしか憧憬が恋慕に変わっていったんだって。
「でも、魔女様に僕が想いを寄せるなんて…きっと叶わない恋なんだろうね。ノエルさんは初めて出会ったあの日から全く外見が変わらない。僕たちは同じ時間を歩むことはできないんだな…」
やれやれ、お互いに片想いだと思ってるんだから世話が焼けるにゃあ。確かに魔女と人間じゃ寿命が違い過ぎる。魔女は人間の何倍もの長き時を生きる。
だけど、それでもいいじゃないか。
好きなんだろう?気持ちを伝えないと始まるものも始まらないぜい?
ちょっぴりお節介な僕は、ひらりと特等席から降りると、薬を手渡すために男に近づく君の後ろに回り込んだ。そしてぴょーんと飛び上がって、君の背中をタンッと蹴った。
「わぁっ!?」
「ノエルさん!?」
君は転ぶまいとたたらを踏むが、大事な薬が入った袋を両手に抱えている。抵抗虚しく君の身体は傾いて男の腕の中にすっぽりと収まった。
「あ、す、すみません……ありがとうございます…」
「いえ、大丈夫ですか?」
「え、ええ…」
抱き合ったまま熱を孕んだ目で見つめ合う二人。そして同時にハッと我に返って慌てて身体を離した。ちぇ、いいじゃないかもう少しくっついていたってさ。照れ屋な二人だねえ。
僕のナイスな後押し(物理的に)により、この日から二人の距離は少しずつ縮んでいった。二人で薬草を取りに行ったり、町へ出かけたり、お茶をしたりと楽しそうだ。僕は留守番する日もあれば、二人について行く日もある。
そんな日々が半年ほど続いた頃、留守番をしていた僕に頬を上気させながら慌てて帰宅した君が駆け寄ってきた。
「クロ…!マクベルさんに告白されたわ…!」
ほほう、よかったじゃないか。これで晴れて恋人同士だ。
めでたい知らせのはずなのに、君はどこか寂しげな目をしていた。どうかしたのかい?
「にゃ?」
「ふふ、ありがとうクロ。クロは何でもお見通しだね…実はね、告白への返事は保留にしてもらっているんだ」
「んな!?」
「そうだよね、私の気持ちもマクベルさんと同じなんだから受け入れれば済む話なんだけど…私たちは魔女と人間だから、時の流れが違うんだ」
切な気に瞳を揺らす君の目には薄っすらと涙の膜が張っている。
「私はマクベルさんと一緒に老いることはできない。私よりずっと早くマクベルさんは死んでしまうわ。愛する人を失う悲しみに耐えられる気がしないの」
とうとう君のアメジスト色の瞳からはボロボロと大粒の涙が溢れてしまった。仕方がないので僕はその涙を舐めて拭ってやる。しょっぱい。
「人間になれたらいいのに…」
涙が収まった頃、不意に君が呟いた言葉は確かに僕の耳に届いた。
――君との付き合いも、もう百年。
ようやく心から愛する男ができたんだよね。
僕は君に拾われてから、毎日幸せだった。だから、ここらでちょっとした恩返しをしようと思う。ずっと考えてたんだよ?何がいいかなーって。
――ねぇ、人間になったら魔法を使えなくなるよ?
調合の知識はそのままだから趣味の調薬はできるね。
もう空も飛べないし、水中歩行もできない、それでも、本当にいいんだね?
「例え魔法が使えなくなっても、空が飛べなくても、私は人間になりたい。もう何百年も生きたんだもの。大好きな人に残りの人生を捧げたい」
まるで僕の言葉が聞こえているかのように、君はそう言った。君の目は力強い光に満ちていた。
――うん、君の気持ちはよく分かった。それじゃあ僕も覚悟を決めなきゃね。
僕はスタッと床に降り立ち、ぷにぷにの肉球をにぎにぎする。
そろそろ力も戻ったみたいだし、僕が君の願いを叶えるよ。
「んにゃあ」
「ん?なぁに、クロ」
君を見上げて呼び掛ければ、どうしたの?と腰を屈めてくれた。君はいつも僕に視線を合わせてくれるよね。そういう優しいところ、大好きだよ。きっとあの男も君のそんなところに惹かれたんだろうね。
僕は前脚を持ち上げると、ぷにっと肉球を君のおでこに押し当てた。すると目を開けていられないほどの眩い光が部屋に満ちた。
これで君が目覚めた時には、もう人間になってるよ。だからすぐに大好きな人のところに行くんだよ。決して居なくなった黒猫のことは探さなくていいからね。分かった?
僕?僕はちょっぴり眠るだけだから、大丈夫。君は君の幸せのために生きるんだ。僕は僕で、目覚めたら一人でも何とか生きていくよ。君との思い出があればそれなりにやっていけると思う。だから寂しくないよ。
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