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第二部 パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される
93. 動き出す者②
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「クク…マーキングはうまくいったようだな」
フードを目深に被り直したシンは、体格の良い男をリーダに据える5人組が転移したことを確認すると、路地裏へと移動した。
先ほどビルドというリーダーの男にシンの魔力を流し込み、魂に印を刻んだ。これでビルドの居場所を把握することができる。
「あの5人組が70階層に向かうのは、あと一週間から10日といったところか?あまり早くに接触しても武具の準備が面倒だな。奴らが万全の準備を整え、70階層へ挑むぞというタイミングが良さそうだ」
クククと喉を鳴らしながら、シンは空を見上げる。天空を貫くように聳え立つダンジョン。ちょうど太陽の光をダンジョンが遮る形となり、シンに暗い影を落としている。
シンはここ数日、ダンジョン内の様子を確認する術を模索していた。新たな魔道具を開発するのもいいが、やはり道具を介してではなく、自分の目で確かめに行きたい。
だが、シンはダンジョンに足を踏み入れるつもりはなかった。
理由はただ一つ。
シンがダンジョンを捨てたからだ。もうシンとダンジョンの繋がりは断たれている。ダンジョンがシンを庇護することはないのだ。
もしダンジョン内でホムラやエレインと争い、自らの命が燃え尽きたなら、ダンジョンを捨て、ダンジョンに恨みを抱えるシンの魂はそのまま復活することなく消失するだろう。一方、階層主であるホムラは、ダンジョンで命を落としても復活する。ダンジョンに愛される階層主であるホムラ、そしてダンジョンを自らの居場所だと考えているエレインと戦うにはあまりにも不利な場所である。
とはいえ、アレクを利用した時のように地上に誘き寄せることも難しい。今やエレインもダンジョンに追放された身。ホムラを釣り上げる餌としてはもう使えない。
「さて、その時が来るまで魔力を練って備えておくとしよう」
シンはダンジョンに背を向けて、暗闇の中へと消えていった。
◇◇◇
10日後、無事に69階層を攻略し、70階層のボスの間までたどり着いたビルドたちは、英気を養うためにウィルダリアの街の酒場に居た。
いよいよ70階層を目前に、皆どこか勇み立っている。分担して武器や道具の調達をし、準備が整ったため明朝ダンジョンに出陣する。
「ーーー…よし、戦略会議もここらでお開きとするか」
「あら、戦略会議だったの?楽しく飲み食いしただけだけど」
「ウルセェな。ちょっとはカッコつけさせろ」
「あははっ」
ビルドは仲間達と笑顔で酒場を後にした。
「うー、寒ぃな」
日中は陽気が暖かであるが、夜になるとぐっと気温は下がる。肌を撫でる風が冷たい。季節の移ろいを感じる瞬間だ。ウィルダリアの冬は雪が降り積り、一面雪景色となる。ビルドは北部出身であるため、冬の寒さは嫌いではなかった。
「じゃあ、明日日が昇る頃にダンジョンの前に。遅れないように集まるんだぞ」
「わかってるよ」
「はぁい」
「おやすみなさい」
分かれ道、皆それぞれの宿屋へと向かうべく就寝の挨拶をして別れた。ビルドも仲間たちに背を向けて部屋を借りている宿へと足を向けたがーーー
バタっ、バタっと背後から何かが倒れる音がした。
「なんだ…?なっ!?」
怪訝な顔で振り向くと、そこにはたった今別れたばかりの仲間達が地面に倒れ臥していた。
「おい!起きろ!どうした、何があった!?」
ビルドは荷物を投げ捨て慌てて仲間たちに駆け寄った。皆目立った外傷はない。膝をついて心音や呼吸の状態を確かめる。気を失っているだけのようだ。ビルドは脱力しながら深い息を吐いた。
「ククク…少し眠ってもらっただけだ。安心しろ」
「お前は…一度ダンジョンの前で会っているな」
「ああ、覚えていたか」
低い声で喉を鳴らしながら物陰から現れたのは、全身真っ黒の外套に身を包んだ怪しい人物であった。ビルドがダンジョン前でぶつかった男だ。
「仲間たちに何をした?」
「魔法で眠らせただけだ。まあ丸一日は目覚めないだろうがな」
「何!?」
「クク…安心しろ。ここに捨て置くのは勿体無い。きちんとこいつらにも役割を与えてやるとも」
先ほどから要領を得ない男の話に、ビルドは苛立ちながら耳を傾ける。飄々としているが、静かな圧迫感がビルドにのしかかっているようで、じわりと額に汗が滲んだ。
「さて、その身体…少し借り受けるぞ」
「なんだ、と…」
外套の男は、仲間の傍らに腰を落としていたビルドの頭上に手を翳した。靄のようなものが渦巻きながらビルドを包み込み、体内に入り込んでいく。ビルドは間も無く意識を手放した。
「…う、こんなものか。さて、急いで住処に戻らねば」
外套の男ーーーシンは、肩で息をしながら踵を返すと、ふらつきながら住宅街の裏通りにある小さな住処へと急いだ。解錠し、再び施錠した後、部屋の真ん中に用意していた立派な椅子に深く腰掛ける。
そして静かに瞳を閉じて、再び開くと…視界いっぱいに広がっていたのは少し雲がかかる星空と、夜の活気に溢れたウィルダリアの街だった。
ゆっくりと地面に横たわる身体を起こすと、シンは頬に手を当てた。その肌は夜気で少し冷えてしまっている。周囲を見渡すと、気を失った4人の冒険者が横たわっている。
「ククク…うまくいったようだな」
ビルドに魂の一部を宿し、依代としたシンは膝をついて立ち上がると、近くに横たわる4人の冒険者に両手を翳した。紫紺の炎に包まれた冒険者たちは、炎が収まるとゆらりとその身体を起こした。瞳には炎と同じ紫紺の光が宿っていた。
ビルドの姿を借りたシンは、近くの空き家に入った。4人の冒険者たちもフラフラと後に続く。表情をなくし、虚な目をした冒険者たちはシンを守るように陣を組んだ。その様子にシンは満足げに笑みを浮かべる。
「よし、朝が来たらダンジョンに入るぞ」
まだ太陽の気配はない。ビルドの身体を手に入れたシンは、しばらく空き家で魂と身体を馴染ませながら夜明けを待つことにした。
フードを目深に被り直したシンは、体格の良い男をリーダに据える5人組が転移したことを確認すると、路地裏へと移動した。
先ほどビルドというリーダーの男にシンの魔力を流し込み、魂に印を刻んだ。これでビルドの居場所を把握することができる。
「あの5人組が70階層に向かうのは、あと一週間から10日といったところか?あまり早くに接触しても武具の準備が面倒だな。奴らが万全の準備を整え、70階層へ挑むぞというタイミングが良さそうだ」
クククと喉を鳴らしながら、シンは空を見上げる。天空を貫くように聳え立つダンジョン。ちょうど太陽の光をダンジョンが遮る形となり、シンに暗い影を落としている。
シンはここ数日、ダンジョン内の様子を確認する術を模索していた。新たな魔道具を開発するのもいいが、やはり道具を介してではなく、自分の目で確かめに行きたい。
だが、シンはダンジョンに足を踏み入れるつもりはなかった。
理由はただ一つ。
シンがダンジョンを捨てたからだ。もうシンとダンジョンの繋がりは断たれている。ダンジョンがシンを庇護することはないのだ。
もしダンジョン内でホムラやエレインと争い、自らの命が燃え尽きたなら、ダンジョンを捨て、ダンジョンに恨みを抱えるシンの魂はそのまま復活することなく消失するだろう。一方、階層主であるホムラは、ダンジョンで命を落としても復活する。ダンジョンに愛される階層主であるホムラ、そしてダンジョンを自らの居場所だと考えているエレインと戦うにはあまりにも不利な場所である。
とはいえ、アレクを利用した時のように地上に誘き寄せることも難しい。今やエレインもダンジョンに追放された身。ホムラを釣り上げる餌としてはもう使えない。
「さて、その時が来るまで魔力を練って備えておくとしよう」
シンはダンジョンに背を向けて、暗闇の中へと消えていった。
◇◇◇
10日後、無事に69階層を攻略し、70階層のボスの間までたどり着いたビルドたちは、英気を養うためにウィルダリアの街の酒場に居た。
いよいよ70階層を目前に、皆どこか勇み立っている。分担して武器や道具の調達をし、準備が整ったため明朝ダンジョンに出陣する。
「ーーー…よし、戦略会議もここらでお開きとするか」
「あら、戦略会議だったの?楽しく飲み食いしただけだけど」
「ウルセェな。ちょっとはカッコつけさせろ」
「あははっ」
ビルドは仲間達と笑顔で酒場を後にした。
「うー、寒ぃな」
日中は陽気が暖かであるが、夜になるとぐっと気温は下がる。肌を撫でる風が冷たい。季節の移ろいを感じる瞬間だ。ウィルダリアの冬は雪が降り積り、一面雪景色となる。ビルドは北部出身であるため、冬の寒さは嫌いではなかった。
「じゃあ、明日日が昇る頃にダンジョンの前に。遅れないように集まるんだぞ」
「わかってるよ」
「はぁい」
「おやすみなさい」
分かれ道、皆それぞれの宿屋へと向かうべく就寝の挨拶をして別れた。ビルドも仲間たちに背を向けて部屋を借りている宿へと足を向けたがーーー
バタっ、バタっと背後から何かが倒れる音がした。
「なんだ…?なっ!?」
怪訝な顔で振り向くと、そこにはたった今別れたばかりの仲間達が地面に倒れ臥していた。
「おい!起きろ!どうした、何があった!?」
ビルドは荷物を投げ捨て慌てて仲間たちに駆け寄った。皆目立った外傷はない。膝をついて心音や呼吸の状態を確かめる。気を失っているだけのようだ。ビルドは脱力しながら深い息を吐いた。
「ククク…少し眠ってもらっただけだ。安心しろ」
「お前は…一度ダンジョンの前で会っているな」
「ああ、覚えていたか」
低い声で喉を鳴らしながら物陰から現れたのは、全身真っ黒の外套に身を包んだ怪しい人物であった。ビルドがダンジョン前でぶつかった男だ。
「仲間たちに何をした?」
「魔法で眠らせただけだ。まあ丸一日は目覚めないだろうがな」
「何!?」
「クク…安心しろ。ここに捨て置くのは勿体無い。きちんとこいつらにも役割を与えてやるとも」
先ほどから要領を得ない男の話に、ビルドは苛立ちながら耳を傾ける。飄々としているが、静かな圧迫感がビルドにのしかかっているようで、じわりと額に汗が滲んだ。
「さて、その身体…少し借り受けるぞ」
「なんだ、と…」
外套の男は、仲間の傍らに腰を落としていたビルドの頭上に手を翳した。靄のようなものが渦巻きながらビルドを包み込み、体内に入り込んでいく。ビルドは間も無く意識を手放した。
「…う、こんなものか。さて、急いで住処に戻らねば」
外套の男ーーーシンは、肩で息をしながら踵を返すと、ふらつきながら住宅街の裏通りにある小さな住処へと急いだ。解錠し、再び施錠した後、部屋の真ん中に用意していた立派な椅子に深く腰掛ける。
そして静かに瞳を閉じて、再び開くと…視界いっぱいに広がっていたのは少し雲がかかる星空と、夜の活気に溢れたウィルダリアの街だった。
ゆっくりと地面に横たわる身体を起こすと、シンは頬に手を当てた。その肌は夜気で少し冷えてしまっている。周囲を見渡すと、気を失った4人の冒険者が横たわっている。
「ククク…うまくいったようだな」
ビルドに魂の一部を宿し、依代としたシンは膝をついて立ち上がると、近くに横たわる4人の冒険者に両手を翳した。紫紺の炎に包まれた冒険者たちは、炎が収まるとゆらりとその身体を起こした。瞳には炎と同じ紫紺の光が宿っていた。
ビルドの姿を借りたシンは、近くの空き家に入った。4人の冒険者たちもフラフラと後に続く。表情をなくし、虚な目をした冒険者たちはシンを守るように陣を組んだ。その様子にシンは満足げに笑みを浮かべる。
「よし、朝が来たらダンジョンに入るぞ」
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