6 / 6
第一章~転生したけど、女児からでした~
クレア、冒険者ギルドにっ!
しおりを挟む
この魔物や盗賊が蔓延るこの世界には、冒険者と呼ばれる者がいる。冒険者ギルドに登録し、依頼をこなして日銭を稼いでいく。時にはダンジョンから一獲千金のマジックアイテムを入手し大金持ちになったり、ドラゴンを討伐して名誉をいただくもの、等々夢のある職業だ。
このアントス王国では、15歳から成人扱いされる。冒険者ギルドには10歳から登録できる。S・A・B・C・D・Eとランク分けされており、討伐や採取、護衛そして指名依頼をこなしながら生活していく。
クレアはまだ4歳のため、登録できない。依頼を受けることはできないが魔物素材をギルドに売りに行く形で日々の空いた時間にいき、売りつける。
「(さて、いくらになるかなぁ)」
とウキウキで向かっていく。ギルドに入ると、大剣を背中につけた男や弓、杖をもった人。横に目を向けるとギルド運営の食堂があり、早くからエールを飲むものや腹ごしらえをするもの、と雑多な雰囲気をしている。
そんな雑多な雰囲気の中でもクレアの存在は、目を引いた。4歳という子供が黒いローブを被り入ってくる。彼らの中には、アーティカ支部常連の冒険者もおり、
「よっ、クレアちゃん。」
そう挨拶してくるのは、食堂で度々ジュースを奢ってくれるおっちゃん、ダイン。ダインはCランクでありながらなにかと世話を焼いてくるもので二つ名が[世話焼きダイン]。
「ダインのおっちゃん、こんちはー」
受付に向かう中、見知った冒険者とちょっとした雑談をしながら空くのを待っていると、
「クレアちゃーん、こっちおいでー」
といつも受付してくれるセレナさんが呼ぶ。
「はーい、今日も多いんだけど、大丈夫ー?」
「大丈夫だよー。じゃあ、解体場にいこっか」
「うん!」
セレナさんに手を繋がれながらギルド裏手にある解体場に着いた。
えぇっと、とりあえず。
「こんにちはー、出していっても大丈夫だよー」
「はーい」
返事をして、収納魔法内にあるカテゴリー[魔物素材]から、ゴブリン、ホーンラビット、フォレストウルフ...etc。
とセレナさんまでも見上げるほどの山盛り魔物素材を出し尽くすと、
「セレナさん、出し終わりましたよー」
「は、はい...」
驚いた様子を見せながらも仕事をこなしていくセレナさんに尊敬の目を送りつつ、解体場のおっちゃんからの「どうしてくれんだこの量」の視線から逃げるように、
「じゃ、じゃあっ、セレナさん。いつもどおりお願いします」
「う、うん。じゃあまたやっておくね」
「ありがとー、セレナさんっっ‼」
私が解体場で出す量は多すぎる反面、新人の解体練習にもなるらしいので諦めてる。
「(お金は貯まるしっ!レベルも上がるし、魔物もいいとこあるじゃんねー)」
冒険者ギルドでの用事を済ませると次は鍛冶屋に向かう。その道中、串焼き屋台があったので、
「おっちゃん、一本ちょーだい」
「あいよっ銅貨3枚ねー」
「はい、これっ」
「まいどありー、んじゃおまけしてもう一本あげるよー」
「わぁー‼ ありがとっおっちゃん!」
両手に串焼きをもった幼女が大通りを闊歩していく姿は、ある種親しまれている。
ーーーーー
ーーー
ー
行きつけの少し古びた鍛冶屋につくと、
「ダンさん、いるー?」
「なんだ、クレアちゃんじゃあねえか。いつものかい?助かるよ」
「いいっていいって。こんなんもって帰れないし、貰ってくれるだけ助かる」
そうしてダンさんと一緒に店の奥に進むと、少し空いた場所に着くと収納魔法内[盗賊・戦利品]の武器防具を一斉に出していく。
「これは、売れるがこっちは溶かすしかねぇな。んじゃ、代金ほいよっ」
「あいっ、毎度ありー、んじゃまた来るねーダンさんっ」
「おうよっ、またな」
「はーい」
盗賊狩りしていると、自然に武器も防具も増えていく、中には硬貨もあったりレアアイテムもある。けどこっちは4歳女児。どう考えても売れないから不良在庫になるかと思ってた。それでフラフラ武器屋を回ってるときにダンさんに出会った。
ダンさんは、ドワーフだ。ダンさんとは契約を結んでいる。余った武器を打ち直していいものはうちの騎士団に卸してもらっている。残りのものは、売るか鋳造用の素材と好きにしていいという契約。
ギルドと鍛冶、用事を済ませると
「(済ませたし、帰ろっかな。)」
そうして相乗り馬車で屋敷まで乗る。それでいかにも遊んできましたっ!って感じの服装に着替えて、屋敷に帰った。
「お嬢様、おかえりなさい。」
「ただいまー、サリー」
クレアの冒険者生活はちょっと異質?
このアントス王国では、15歳から成人扱いされる。冒険者ギルドには10歳から登録できる。S・A・B・C・D・Eとランク分けされており、討伐や採取、護衛そして指名依頼をこなしながら生活していく。
クレアはまだ4歳のため、登録できない。依頼を受けることはできないが魔物素材をギルドに売りに行く形で日々の空いた時間にいき、売りつける。
「(さて、いくらになるかなぁ)」
とウキウキで向かっていく。ギルドに入ると、大剣を背中につけた男や弓、杖をもった人。横に目を向けるとギルド運営の食堂があり、早くからエールを飲むものや腹ごしらえをするもの、と雑多な雰囲気をしている。
そんな雑多な雰囲気の中でもクレアの存在は、目を引いた。4歳という子供が黒いローブを被り入ってくる。彼らの中には、アーティカ支部常連の冒険者もおり、
「よっ、クレアちゃん。」
そう挨拶してくるのは、食堂で度々ジュースを奢ってくれるおっちゃん、ダイン。ダインはCランクでありながらなにかと世話を焼いてくるもので二つ名が[世話焼きダイン]。
「ダインのおっちゃん、こんちはー」
受付に向かう中、見知った冒険者とちょっとした雑談をしながら空くのを待っていると、
「クレアちゃーん、こっちおいでー」
といつも受付してくれるセレナさんが呼ぶ。
「はーい、今日も多いんだけど、大丈夫ー?」
「大丈夫だよー。じゃあ、解体場にいこっか」
「うん!」
セレナさんに手を繋がれながらギルド裏手にある解体場に着いた。
えぇっと、とりあえず。
「こんにちはー、出していっても大丈夫だよー」
「はーい」
返事をして、収納魔法内にあるカテゴリー[魔物素材]から、ゴブリン、ホーンラビット、フォレストウルフ...etc。
とセレナさんまでも見上げるほどの山盛り魔物素材を出し尽くすと、
「セレナさん、出し終わりましたよー」
「は、はい...」
驚いた様子を見せながらも仕事をこなしていくセレナさんに尊敬の目を送りつつ、解体場のおっちゃんからの「どうしてくれんだこの量」の視線から逃げるように、
「じゃ、じゃあっ、セレナさん。いつもどおりお願いします」
「う、うん。じゃあまたやっておくね」
「ありがとー、セレナさんっっ‼」
私が解体場で出す量は多すぎる反面、新人の解体練習にもなるらしいので諦めてる。
「(お金は貯まるしっ!レベルも上がるし、魔物もいいとこあるじゃんねー)」
冒険者ギルドでの用事を済ませると次は鍛冶屋に向かう。その道中、串焼き屋台があったので、
「おっちゃん、一本ちょーだい」
「あいよっ銅貨3枚ねー」
「はい、これっ」
「まいどありー、んじゃおまけしてもう一本あげるよー」
「わぁー‼ ありがとっおっちゃん!」
両手に串焼きをもった幼女が大通りを闊歩していく姿は、ある種親しまれている。
ーーーーー
ーーー
ー
行きつけの少し古びた鍛冶屋につくと、
「ダンさん、いるー?」
「なんだ、クレアちゃんじゃあねえか。いつものかい?助かるよ」
「いいっていいって。こんなんもって帰れないし、貰ってくれるだけ助かる」
そうしてダンさんと一緒に店の奥に進むと、少し空いた場所に着くと収納魔法内[盗賊・戦利品]の武器防具を一斉に出していく。
「これは、売れるがこっちは溶かすしかねぇな。んじゃ、代金ほいよっ」
「あいっ、毎度ありー、んじゃまた来るねーダンさんっ」
「おうよっ、またな」
「はーい」
盗賊狩りしていると、自然に武器も防具も増えていく、中には硬貨もあったりレアアイテムもある。けどこっちは4歳女児。どう考えても売れないから不良在庫になるかと思ってた。それでフラフラ武器屋を回ってるときにダンさんに出会った。
ダンさんは、ドワーフだ。ダンさんとは契約を結んでいる。余った武器を打ち直していいものはうちの騎士団に卸してもらっている。残りのものは、売るか鋳造用の素材と好きにしていいという契約。
ギルドと鍛冶、用事を済ませると
「(済ませたし、帰ろっかな。)」
そうして相乗り馬車で屋敷まで乗る。それでいかにも遊んできましたっ!って感じの服装に着替えて、屋敷に帰った。
「お嬢様、おかえりなさい。」
「ただいまー、サリー」
クレアの冒険者生活はちょっと異質?
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
無能勇者の黙示録~勝手に召喚されて勝手に追放されたので勝手に旅に出ます~
枯井戸
ファンタジー
力も強くない、足も速くない、魔法も使えないし、頭も大してよくない、どこにでもいるちょっとオタク趣味の主人公・東雲真緒が白雉国に勇者として転生する。
同期の勇者はそれぞれ力が強かったり、魔法が使えたり、回復ができたりと各々の才能を開花させ頭角を現していくのだが、真緒に与えられた才能は異世界転生モノでよく見る〝ステータスオープン〟のみだった。
仲間には使えないと蔑まれ、ギルドには落第勇者の烙印を押され、現地人には殺害されかけ、挙句の果てに大事な人を亡くし、見ず知らずの土地の最底辺で生きていくことになった真緒だったが、彼女はまだ〝ステータスオープン〟の可能性に気づいていないだけだった。
─────────────
※投稿時間は多少前後しますが毎日投稿は続けていくつもりです。
※タイトルは予告なしにガラリと変わる場合があるのでご了承ください。
※表紙は現在の主人公のイメージ図です。もしまた別の国へ行く場合、彼女の装いも変化するかもしれません。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
転生したら王族だった
みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。
レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
1歳児天使の異世界生活!
春爛漫
ファンタジー
夫に先立たれ、女手一つで子供を育て上げた皇 幸子。病気にかかり死んでしまうが、天使が迎えに来てくれて天界へ行くも、最高神の創造神様が一方的にまくしたてて、サチ・スメラギとして異世界アラタカラに創造神の使徒(天使)として送られてしまう。1歳の子供の身体になり、それなりに人に溶け込もうと頑張るお話。
※心は大人のなんちゃって幼児なので、あたたかい目で見守っていてください。
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
今日からはじめる錬金生活〜家から追い出されたので王都の片隅で錬金術店はじめました〜
束原ミヤコ
ファンタジー
マユラは優秀な魔導師を輩出するレイクフィア家に生まれたが、魔導の才能に恵まれなかった。
そのため幼い頃から小間使いのように扱われ、十六になるとアルティナ公爵家に爵位と金を引き換えに嫁ぐことになった。
だが夫であるオルソンは、初夜の晩に現れない。
マユラはオルソンが義理の妹リンカと愛し合っているところを目撃する。
全てを諦めたマユラは、領地の立て直しにひたすら尽力し続けていた。
それから四年。リンカとの間に子ができたという理由で、マユラは離縁を言い渡される。
マユラは喜び勇んで家を出た。今日からはもう誰かのために働かなくていい。
自由だ。
魔法は苦手だが、物作りは好きだ。商才も少しはある。
マユラは王都の片隅で、錬金術店を営むことにした。
これは、マユラが偉大な錬金術師になるまでの、初めの一歩の話──。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる