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20:過去の出来事
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セリムとしても自ら選んだ職の事を知りたいと思ったのと本来の目的のために情報が欲しかった。
「ありますけど、ここら辺のしか載ってないですよ」
そう言うとフィーネは受付に移動しゴソゴソと探している。セリムも受付に移動する。
「これですね、アルス近辺のモンスターなどの情報が載ってます。値段は…確か銀貨一枚です」
銀貨を渡し、紙束を貰う。本とかになっていればいいのだが、紙を束ねて四隅の内の一か所を止めているだけだった。視れればいいのでそれでも構わないのだが。
「それにしても珍しいですね。これを買われるとは。皆さん他の方たちからレクチャーを受ける等して普通は買わないですし、持ってる方も今は少ないかもですね」
「油断は色々とよくないですから」
その言葉を聞いた瞬間、そうです、油断はダメです!と狐耳をピンと立てて力説してくれた。
「あ、あぁ」
心配してくれるのはうれしいが驚いた。
こうして何とか情報を手に入れることを達成。紙の束を今日買ったばかりのアイテムリングーアイテムポーチの機能を備えた指輪ーを嵌めた左手をかざす事で収納する。収納し、依頼を見に行く。時刻は既に三時を回っていた。どうやらジョブ選びに時間をかかったようだ。
依頼が貼られているところへ向かうとEから始まりSSまでの依頼が貼られていた。
E…初心者。討伐系はまだ受けられない
D…ゴブリンやコボルド
C…ホブゴブリンやアッシドウルフ、オーク、オーガ
B…ゴーレムやナーガ
A…神獣系(神の使いとされる獣)
ケルベロスやキマイラ、グリフォン
S…悪魔や竜
SS…龍種や巨人・大罪スキル持ち等
とまぁこんな感じの依頼が張られていた。A~SSはほとんど依頼がなかったが、その所為で神敵スキル保持者の情報を求むというのが目立っていた。
ある程度見終わると、依頼ボードの横にもう一つボードがあった。
「手配ボード?」
そこには指名手配者と思われる者の名前が載っていた。その中には見覚えがある者が一人いた。
・カルラ・バーミリス
この名目を見た時、本当に追われてたんだなと自分も追われている身だと言うのにまったくの他人事な感想を漏らしていた。次の手配犯に視線を移そうとした時、
「よぉ、ルーキー、色々とやってるらしいじゃねーか。お前も指名犯捕まえて名を売ろうって腹か?」
そう言って話しかけてきたのは、アーサー・ソリッドと名乗った人物だった。見た目は三十代で青みがかった髪をしたおっさんだった。腰に剣を差していることから剣を使う職業であることが分かる。服は着崩され、なんというかちょっとやんちゃなおじさんみたいな人だ。
「いや、ただの興味本位だ」
そう言って視線をボードに戻す。カルラの手配書を見ていると、
「そいつは、ここに乗っている中でも相当強いぞ」
戦ったことは無いがとアーサーは付け加え笑っていた。
・カルラ・バーミリス
"魔眼の魔女"と呼ばれる人物。悪魔との契約の副作用により不老不死に近い状態。"全てを見通す眼≪イルミナティ≫"の保持者400年前に起きた神敵スキル保持者対世界の戦い。
「邪神大戦」
神敵スキル保持者が参加し戦った'グラムール(旧名邪神教団)'率いる組織と国での戦争。神敵スキル保持者は確認されてるのは五人程が参加したと言う事(傲慢 憤怒 嫉妬 暴食 色欲)+教団メンバー三十人弱。邪神教団の構成メンバーは多種多様な種族から構成されており、かなりの手練れもいたとされている。
それに対し国は連合を組み、各国連合(○ヶ国)数十万人連合国側も多種多様な種を取り入れ戦力を増強していた。だが、連合国は数を二万人弱にまで減らされかなりの損害を被り、ほぼ壊滅状態に陥ったとされている。
そのお陰もあり神敵スキル保持者の内、二人の捕縛に成功し能力の解明に成功したのだった。その立役者でもあるのが"魔眼の魔女"カルラ・バーミリスとされている。
その後、彼女は何故か姿を消したとされている。様々な噂が流れたが、最終的に国を追われたもしくは今も尚投獄されているなどと言われている。
判明した神敵スキルは以下の二つだ。
・傲慢…相手を殺したりすること等いくつかの制約はあるが言葉だけで大体の事が実現できるスキル。声が出せないと使えないという欠点を除けばほぼ万能と言えるスキル。
・強欲…自身を起点に、戦う相手(半径30m)の全てのスキル、ステータスを半減させその半分を己に加算する。(己が持っているスキルの場合は加算されるがない場合は半減だけ。)無理やりステータスを引き上げるために身体への負荷が大きく、頑丈な肉体が必要とされる。
これだけの説明をアーサーは難なく説明した。どれもこれも初めて聞くことばかりで、為になる話しだった。何でもアーサーは元王国に使える聖騎士だったのだそうだ。その時に詳しく知りえたのだそう。
こうして聞いてみるとかなりえげつない能力だと、思うと同時に神敵スキルの恐ろしさを知ることなった。何せたった数十人規模で数ヶ国連合を相手に戦争を仕掛ける連中なのだから。完全に人智を超越している。良い意味でも悪い意味でも。
「ありますけど、ここら辺のしか載ってないですよ」
そう言うとフィーネは受付に移動しゴソゴソと探している。セリムも受付に移動する。
「これですね、アルス近辺のモンスターなどの情報が載ってます。値段は…確か銀貨一枚です」
銀貨を渡し、紙束を貰う。本とかになっていればいいのだが、紙を束ねて四隅の内の一か所を止めているだけだった。視れればいいのでそれでも構わないのだが。
「それにしても珍しいですね。これを買われるとは。皆さん他の方たちからレクチャーを受ける等して普通は買わないですし、持ってる方も今は少ないかもですね」
「油断は色々とよくないですから」
その言葉を聞いた瞬間、そうです、油断はダメです!と狐耳をピンと立てて力説してくれた。
「あ、あぁ」
心配してくれるのはうれしいが驚いた。
こうして何とか情報を手に入れることを達成。紙の束を今日買ったばかりのアイテムリングーアイテムポーチの機能を備えた指輪ーを嵌めた左手をかざす事で収納する。収納し、依頼を見に行く。時刻は既に三時を回っていた。どうやらジョブ選びに時間をかかったようだ。
依頼が貼られているところへ向かうとEから始まりSSまでの依頼が貼られていた。
E…初心者。討伐系はまだ受けられない
D…ゴブリンやコボルド
C…ホブゴブリンやアッシドウルフ、オーク、オーガ
B…ゴーレムやナーガ
A…神獣系(神の使いとされる獣)
ケルベロスやキマイラ、グリフォン
S…悪魔や竜
SS…龍種や巨人・大罪スキル持ち等
とまぁこんな感じの依頼が張られていた。A~SSはほとんど依頼がなかったが、その所為で神敵スキル保持者の情報を求むというのが目立っていた。
ある程度見終わると、依頼ボードの横にもう一つボードがあった。
「手配ボード?」
そこには指名手配者と思われる者の名前が載っていた。その中には見覚えがある者が一人いた。
・カルラ・バーミリス
この名目を見た時、本当に追われてたんだなと自分も追われている身だと言うのにまったくの他人事な感想を漏らしていた。次の手配犯に視線を移そうとした時、
「よぉ、ルーキー、色々とやってるらしいじゃねーか。お前も指名犯捕まえて名を売ろうって腹か?」
そう言って話しかけてきたのは、アーサー・ソリッドと名乗った人物だった。見た目は三十代で青みがかった髪をしたおっさんだった。腰に剣を差していることから剣を使う職業であることが分かる。服は着崩され、なんというかちょっとやんちゃなおじさんみたいな人だ。
「いや、ただの興味本位だ」
そう言って視線をボードに戻す。カルラの手配書を見ていると、
「そいつは、ここに乗っている中でも相当強いぞ」
戦ったことは無いがとアーサーは付け加え笑っていた。
・カルラ・バーミリス
"魔眼の魔女"と呼ばれる人物。悪魔との契約の副作用により不老不死に近い状態。"全てを見通す眼≪イルミナティ≫"の保持者400年前に起きた神敵スキル保持者対世界の戦い。
「邪神大戦」
神敵スキル保持者が参加し戦った'グラムール(旧名邪神教団)'率いる組織と国での戦争。神敵スキル保持者は確認されてるのは五人程が参加したと言う事(傲慢 憤怒 嫉妬 暴食 色欲)+教団メンバー三十人弱。邪神教団の構成メンバーは多種多様な種族から構成されており、かなりの手練れもいたとされている。
それに対し国は連合を組み、各国連合(○ヶ国)数十万人連合国側も多種多様な種を取り入れ戦力を増強していた。だが、連合国は数を二万人弱にまで減らされかなりの損害を被り、ほぼ壊滅状態に陥ったとされている。
そのお陰もあり神敵スキル保持者の内、二人の捕縛に成功し能力の解明に成功したのだった。その立役者でもあるのが"魔眼の魔女"カルラ・バーミリスとされている。
その後、彼女は何故か姿を消したとされている。様々な噂が流れたが、最終的に国を追われたもしくは今も尚投獄されているなどと言われている。
判明した神敵スキルは以下の二つだ。
・傲慢…相手を殺したりすること等いくつかの制約はあるが言葉だけで大体の事が実現できるスキル。声が出せないと使えないという欠点を除けばほぼ万能と言えるスキル。
・強欲…自身を起点に、戦う相手(半径30m)の全てのスキル、ステータスを半減させその半分を己に加算する。(己が持っているスキルの場合は加算されるがない場合は半減だけ。)無理やりステータスを引き上げるために身体への負荷が大きく、頑丈な肉体が必要とされる。
これだけの説明をアーサーは難なく説明した。どれもこれも初めて聞くことばかりで、為になる話しだった。何でもアーサーは元王国に使える聖騎士だったのだそうだ。その時に詳しく知りえたのだそう。
こうして聞いてみるとかなりえげつない能力だと、思うと同時に神敵スキルの恐ろしさを知ることなった。何せたった数十人規模で数ヶ国連合を相手に戦争を仕掛ける連中なのだから。完全に人智を超越している。良い意味でも悪い意味でも。
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(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
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