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36:調べもの
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森での調査を終えモンスターの集団の発見には至らなかったセリム達。ギルドへの報告を終えたセリムはキーラと別れビルド停へと戻ってきていた。
上着を脱ぎ投げ捨てそのままベットに倒れこむようにして寝転がる。
「新技かぁー」
セリムは今日キーラが見せた新技について考えていた。今の自身のレベルで既にBランクは敵ではなかった。となれば必然的に求めるのはBより上のAランク以上と言う事になるわけだ。
「多分Aまでなら今のままでもなんとか出来るとは思うが、Sはどうだろうな…」
事実AとSではステータス面に大きな差が出てくる。力を求めるなら、ちんたらBやAランクのモンスターではなくSランクのモンスターを狩るべきなのだ。
だが、Sランクモンスターに関しては殆ど情報がなく、しかも現状通用するかすら分からない為、セリムも何か新技作っとくかと考えていたのである。効くかは分からないが手札は多いに越したことはないと言うものである。
「問題は何をどう作るか…だな」
セリムは何をどう作るかで悩んでいた。中途半端なものでは今後通用しない可能性を見越して。まだAランクもSランクも戦ったことがないためどれだけの戦力を有しているのか憶測でしか語れない。その事がより悩ませる原因になっていた。
そこまで考えた所で一旦打ち切る。考えても埒が明かないなと思い、魔力操作でも練習するかと考え練習に入った。
翌。
ベットから起きあがりいつも通りに顔を洗い朝食をとった。宿を出る直前に宿泊延長を申し出、金を渡す。そうして今日もギルドへと足を運んだ。ギルドへと付くと依頼ボードではなく真っ先に受付へと向かう。
「おはようございます、セリムさん」
受付の所に歩いていくと笑顔で挨拶をしてくれるフィーネ。
「おはようございます、今日はちょっと聞きたいことがあるんですけど」
「はい、何でしょう?」
「ここのギルドにモンスターについての図鑑みたいな情報が載ったものってありませんかね?」
これは昨日考えていたことの続きでまずは情報を集めるかと言う初歩的な行動から始めたのである。
「え~と、前にお売りしたと思うのですが…」
「あれ、私の勘違いかしら」と一人考え込むフィーネ。考えている最中はどうやら耳は垂れるらしく垂れ耳がちょっとかわいかったのでカウンターがあるというのも関係なく手を伸ばし触れてみた。
「ひゃあっ! な、なにするんですか!」
触れた途端可愛らしく驚きの声を上げて毛が逆立った。それと同時にその声を聞いた周りの冒険者ーー主におっさんーーが何事だと騒ぎだしフィーネの声だと分かるやそこの受付に居たセリムに「てめぇ、フィーネちゃんになにしてんだこらぁ あぁん」と言う目をメンチを切りながら向けてきた為セリム自身も「やっちまったか」と思い謝る。
「すいません、つい(垂れ耳が)可愛くて」
その言葉を聞いた途端まるでボフンと音でも聞こえそうなほどに赤面するフィーネ。
「な、なにを言ってるんですか! からかわないで下さい」
「すいません」
まったく、何やってんだかと自身の軽率な行動を恥じるセリム。
驚かせてしまったのは申し訳ないなとおもいつつも内心セリム自身も驚いていた。生前の宗太だったころの自分ならまずとらない行動だったからだ。地球でのケモ耳と言う属性について知っていたのも興味をそそられた理由ではあっただろう。
だが、一番は「これが魂の変質ってやつの所為かね」と可能性を思い浮かべた。
その後、フィーネに誠心誠意謝り許してもらう事が出来た。「もう勝手に触らないで下さい」との事で…なら、言えば触っていいのか?とも思ったが話しが進まないので抑えると話を戻す。
「あー、えっと、ここ周辺のモンスターの情報ではなく、例えばAランク以上のモンスターの情報図鑑的なものがないかと思いまして」
「そうゆう事ですか」
納得したと言う顔で頷くフィーネ。
「正確な情報などは載ってはいませんが、戦った者から情報を集め、ある程度のものは二階の資料室にありますよ。案内しましょうか?」
「お願いします」
「では、ギルドカードを出してもらえますか?」
ここで何故ギルドカード?と思っていると顔にでも出ていたのか説明してくれた。
「ギルドカードを提出してもらうのは紛失や盗難にあった場合に備えての事です。皆さんにもやってもらっていますので」
なるほどと納得しギルドカードを返してもらう。そうして案内してくれると言うので後に続いた。付いていき案内されたのは、右手の二番目の部屋だった。以前ジョブに付いた部屋の手前の部屋が資料室だったようだ。
「では、使用後は一声おかけください」
フィーネはそれだけ言うと一階に戻っていった。
「さてと、情報を集めますかね」
意気込んでどこから探そうか検討を付ける。この資料室は部屋の全部の壁に本棚が置いてありその中に資料が並べられていた。
見た目で分かるようにモンスターのランクや出現エリア等で分かれている。部屋の中央に長机といすが数脚置かれ資料室と言うよりも図書館に近い印象だ。
とりあえずランク別に分かれている棚からAランク、Sランクの冊子を取り出す。どうやら以前買ったものとは違いファイリングされているようだ。
まずはAランクの冊子から見ていく。パラパラとめくりながら眺めていく。
「Aランクは結構存在するっぽいな」
・ケルベロス
・グリフォン
・メドュ―サ
・バジリスク
・コカトリス
・悪魔男爵
etc…
「ん! 悪魔?」
まさか悪魔がAランクにいるとは思ってもおらずつい声を上げてしまう。
●悪魔男爵 Aランク悪魔
○悪魔はAランクともなると魔眼と言うものを持ち、
種類によりその力は異なる。現在確認されている
魔眼は全部で三つある。
・全てを見通す眼
・深淵の眼
・転生眼
○ステータスはAランクですでに二万近いともいわれている。
「はぁ~ バケモンだな」
モンスターファイルを閉じ、ため息を吐く。思った以上のバケモノぶりに多少なりともざっけんなよ!という気持ちにならざる得ない。
そしてその気持ちのままSランクモンスターファイルを見る。
「さすがにAに比べると薄いな」
そう言いながら先程と同様にめくっていく。
・クラーケン
・シーサーペント
・悪魔伯爵
・悪魔公爵
etc…
「やっぱりSにも居たのか…」
Sにいることは予想出来ていたことなので今度は然程驚きもせずページをめくっていく。
●悪魔伯爵 Sランク
〇A同様魔眼を持っている。
Sランクの中では下位の悪魔
下位とは言えステータス面はAとは比べ物にならないと言われ三万近くあるとされる。
●悪魔公爵 Sランク
上位の存在。確認されたのは一度だけでありそれ以降確認されていない。
そこまで読み終えるとセリムはファイルを閉じた。結構な時間本を読んでいたのか疲れをとるように少し身体を動かす。
「ホント、倒しがいがある奴ばっかだなこりゃ」
悪魔を倒すことで手に入る力の事を思いながら資料室を退室するセリムであった。
上着を脱ぎ投げ捨てそのままベットに倒れこむようにして寝転がる。
「新技かぁー」
セリムは今日キーラが見せた新技について考えていた。今の自身のレベルで既にBランクは敵ではなかった。となれば必然的に求めるのはBより上のAランク以上と言う事になるわけだ。
「多分Aまでなら今のままでもなんとか出来るとは思うが、Sはどうだろうな…」
事実AとSではステータス面に大きな差が出てくる。力を求めるなら、ちんたらBやAランクのモンスターではなくSランクのモンスターを狩るべきなのだ。
だが、Sランクモンスターに関しては殆ど情報がなく、しかも現状通用するかすら分からない為、セリムも何か新技作っとくかと考えていたのである。効くかは分からないが手札は多いに越したことはないと言うものである。
「問題は何をどう作るか…だな」
セリムは何をどう作るかで悩んでいた。中途半端なものでは今後通用しない可能性を見越して。まだAランクもSランクも戦ったことがないためどれだけの戦力を有しているのか憶測でしか語れない。その事がより悩ませる原因になっていた。
そこまで考えた所で一旦打ち切る。考えても埒が明かないなと思い、魔力操作でも練習するかと考え練習に入った。
翌。
ベットから起きあがりいつも通りに顔を洗い朝食をとった。宿を出る直前に宿泊延長を申し出、金を渡す。そうして今日もギルドへと足を運んだ。ギルドへと付くと依頼ボードではなく真っ先に受付へと向かう。
「おはようございます、セリムさん」
受付の所に歩いていくと笑顔で挨拶をしてくれるフィーネ。
「おはようございます、今日はちょっと聞きたいことがあるんですけど」
「はい、何でしょう?」
「ここのギルドにモンスターについての図鑑みたいな情報が載ったものってありませんかね?」
これは昨日考えていたことの続きでまずは情報を集めるかと言う初歩的な行動から始めたのである。
「え~と、前にお売りしたと思うのですが…」
「あれ、私の勘違いかしら」と一人考え込むフィーネ。考えている最中はどうやら耳は垂れるらしく垂れ耳がちょっとかわいかったのでカウンターがあるというのも関係なく手を伸ばし触れてみた。
「ひゃあっ! な、なにするんですか!」
触れた途端可愛らしく驚きの声を上げて毛が逆立った。それと同時にその声を聞いた周りの冒険者ーー主におっさんーーが何事だと騒ぎだしフィーネの声だと分かるやそこの受付に居たセリムに「てめぇ、フィーネちゃんになにしてんだこらぁ あぁん」と言う目をメンチを切りながら向けてきた為セリム自身も「やっちまったか」と思い謝る。
「すいません、つい(垂れ耳が)可愛くて」
その言葉を聞いた途端まるでボフンと音でも聞こえそうなほどに赤面するフィーネ。
「な、なにを言ってるんですか! からかわないで下さい」
「すいません」
まったく、何やってんだかと自身の軽率な行動を恥じるセリム。
驚かせてしまったのは申し訳ないなとおもいつつも内心セリム自身も驚いていた。生前の宗太だったころの自分ならまずとらない行動だったからだ。地球でのケモ耳と言う属性について知っていたのも興味をそそられた理由ではあっただろう。
だが、一番は「これが魂の変質ってやつの所為かね」と可能性を思い浮かべた。
その後、フィーネに誠心誠意謝り許してもらう事が出来た。「もう勝手に触らないで下さい」との事で…なら、言えば触っていいのか?とも思ったが話しが進まないので抑えると話を戻す。
「あー、えっと、ここ周辺のモンスターの情報ではなく、例えばAランク以上のモンスターの情報図鑑的なものがないかと思いまして」
「そうゆう事ですか」
納得したと言う顔で頷くフィーネ。
「正確な情報などは載ってはいませんが、戦った者から情報を集め、ある程度のものは二階の資料室にありますよ。案内しましょうか?」
「お願いします」
「では、ギルドカードを出してもらえますか?」
ここで何故ギルドカード?と思っていると顔にでも出ていたのか説明してくれた。
「ギルドカードを提出してもらうのは紛失や盗難にあった場合に備えての事です。皆さんにもやってもらっていますので」
なるほどと納得しギルドカードを返してもらう。そうして案内してくれると言うので後に続いた。付いていき案内されたのは、右手の二番目の部屋だった。以前ジョブに付いた部屋の手前の部屋が資料室だったようだ。
「では、使用後は一声おかけください」
フィーネはそれだけ言うと一階に戻っていった。
「さてと、情報を集めますかね」
意気込んでどこから探そうか検討を付ける。この資料室は部屋の全部の壁に本棚が置いてありその中に資料が並べられていた。
見た目で分かるようにモンスターのランクや出現エリア等で分かれている。部屋の中央に長机といすが数脚置かれ資料室と言うよりも図書館に近い印象だ。
とりあえずランク別に分かれている棚からAランク、Sランクの冊子を取り出す。どうやら以前買ったものとは違いファイリングされているようだ。
まずはAランクの冊子から見ていく。パラパラとめくりながら眺めていく。
「Aランクは結構存在するっぽいな」
・ケルベロス
・グリフォン
・メドュ―サ
・バジリスク
・コカトリス
・悪魔男爵
etc…
「ん! 悪魔?」
まさか悪魔がAランクにいるとは思ってもおらずつい声を上げてしまう。
●悪魔男爵 Aランク悪魔
○悪魔はAランクともなると魔眼と言うものを持ち、
種類によりその力は異なる。現在確認されている
魔眼は全部で三つある。
・全てを見通す眼
・深淵の眼
・転生眼
○ステータスはAランクですでに二万近いともいわれている。
「はぁ~ バケモンだな」
モンスターファイルを閉じ、ため息を吐く。思った以上のバケモノぶりに多少なりともざっけんなよ!という気持ちにならざる得ない。
そしてその気持ちのままSランクモンスターファイルを見る。
「さすがにAに比べると薄いな」
そう言いながら先程と同様にめくっていく。
・クラーケン
・シーサーペント
・悪魔伯爵
・悪魔公爵
etc…
「やっぱりSにも居たのか…」
Sにいることは予想出来ていたことなので今度は然程驚きもせずページをめくっていく。
●悪魔伯爵 Sランク
〇A同様魔眼を持っている。
Sランクの中では下位の悪魔
下位とは言えステータス面はAとは比べ物にならないと言われ三万近くあるとされる。
●悪魔公爵 Sランク
上位の存在。確認されたのは一度だけでありそれ以降確認されていない。
そこまで読み終えるとセリムはファイルを閉じた。結構な時間本を読んでいたのか疲れをとるように少し身体を動かす。
「ホント、倒しがいがある奴ばっかだなこりゃ」
悪魔を倒すことで手に入る力の事を思いながら資料室を退室するセリムであった。
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