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第二章 帝国中央編
第43話 帝都アルバニアⅢ
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街をぶらつきながら、色々な店や街並みを見て回る。途中、台の上から水が常時発射されている施設を発見した。これは何だと思い、その傍らに座っていた老人に聞いてみたら、『噴水』というものらしい。何の為にあるのかさっぱり分からなかった俺に、その老人は噴水は富の象徴であり、また景観の美化にも貢献し、暑い時期には周辺の冷却効果もあると言っていた。
なるほどな。明らかな無駄に見えても、その無駄の中に何かしらの意味を与えることで、存在価値をひねり出しているのだ。夜になると光が照らされ、また見え方が変わるらしい。一見無駄に見えても即無駄と断罪する事はよくない。
俺は側の露店で売っていた、ローグバイソンの肉串を食べながら夜の噴水を想像してみる。
「おそらく、光の反射と屈折が織りなす水柱と水泡はさぞ―――」
「ん~? 黒髪でその油断ならん佇まいは…ジン!? お前もしかしてジンか!?」
「!? …はい?」
肉串を片手に幻想的な光景をイメージしていると、突然名を呼ばれ、驚きながらも振り向いて声の主を確かめた。
「あ!」
急いで肉串を頬張り、声の主へ駆け寄る。
胸を張り、手を後ろに組んで挨拶をした。
「お疲れ様です! ベルモッド指揮官!」
ベルモッドは2年前までアルバニア騎士団スルト駐屯隊の指揮官を務めていた男である。この挨拶はベルモッドがまだスルト駐屯隊所属だった頃、ジンが他の騎士団員のマネをしてやっていたことである。
周囲の人が何事かと2人をよそよそしく見ているが、ジンは大して気にしない。
「やめろやめろ! こんな街中で! もう俺は指揮官じゃねぇよ! ただの―――」
「?」
「中隊長だ! はっはっは!」
「おお! 偉くなったんですね! おめでとうございます!」
「村にいた頃は小隊長だったが、任期明けでこっちに戻ったら勝手に出世したんだよ! いや~参ったぜ、はーはっは! って、俺は子供に何を自慢してんだ…と、とにかく、村から出て来たんだな!?」
「はい! ようやく父に課された条件を満たすことが出来ました!」
「つまり、ロンさんに勝ったという事か! すごいじゃないか! 俺は今日は非番だし少し時間がある、どうだ? その辺で一杯やりながら」
「お供します!」
噴水そばで目立ちまくっていた背の高い大男と黒髪の少年は、いそいそとその場を後にした。
◇ ◇ ◇ ◇
ジンとベルモッドの2人は村での懐かしい日々を振り返りながら杯を交わしていた。
「そうか、もう15になったのか。月日が経つのは早いなぁ」
「そういうものなのですかね? 父上達に挑み始めてからの4年間は確かに早く感じましたが」
「ああ、おっさんになるとジンにも身に染みて分かるようになるさ。ところで帝都には何しに来たんだ? 観光か?」
「正直それもありますが、一番は収納魔法の陣を買いに来ました」
「ほ~、陣魔空間を…え!? お、お前あれがいくらするか知ってるのか!?」
「はい。マイルズのエドワード団長に伺いました。大金貨30枚ですよね?」
「なるほどエドワード団長に…いや、そうだけども。聞くまでも無いと思うが、その、持ってるのか? 30枚」
「はい。今はギルドに預けてありますが、母上に路銀にと頂いたのです」
「ジェシカさんか…いつまでも女神様だなぁ」
当然ベルモッドはジェシカの事を知っている。
ジェシカは村一番の美貌と優しい人柄で駐屯隊でも評判だった事もあり、団員の中にも憧れる者が続出。なんとかジェシカとお近づきになろうとするが、ジェシカの巧みな話術と要所で繰り出される笑顔に敵わず、結局誰も願いを叶える事は出来なかった。
そして団員達も村人と同様に、その二つ名である女神を呼称するようになっていき、口説いている最中にロンとコーデリアに見つかった者は無残な結末を迎えていた。
結果、スルト駐屯隊は密かにジェシカ不可侵協定を作り、協定発効から14年、その事は新任の者にも引き継がれ、今や伝統となっているのであった。
「んで、魔法師団には誰か伝手があるのか? ジンなら俺が声を掛けてやるぞ?」
「え? 伝手が必要だったのですか?」
「そりゃあな。別に魔法師団は商売でやってる訳じゃない。建前としては『帝国の繁栄に役立てられる者』ってのが基本だ」
「そうだったのですか…いや、よくよく考えたらそうですよね。あれだけの魔法陣、ならず者の手に渡るのは避けなければなりません。ベルモッドさん、申し訳ありませんがお願いできます―――あっ」
胸元のガラスのカードの事を思い出し、ベルモッドさんに見せてみる。
「ベルモッドさん、これがあれば作って頂けますかね?」
ベルモッドはジンの胸元に光るガラスのカードを見て、傾けた杯の手を止める。
「それはアジェンテの!? ゴホゴホッ! っ、お前ってやつは…会ってから何回俺を驚かすんだ」
「す、すみません。あの、それで…大丈夫でしょうか?」
「ああ、アジェンテなら全く問題無い。陣魔空間の作成は魔法師団本部で行われてるはずだ。入り口の衛士にそれ見せて通してもらえ。場所は冒険者ギルドの通りから皇城に向かった右手にある。建物がデカいからすぐに分かるはずだ」
「わかりました、ありがとうございます! 早速行ってみますね!」
その後、ベルモッドさんお勧めの武具店も教えてもらい、解散となった。
帰り際、支払いをしようとした俺をベルモッドさんは手で制し、『ここでお前に出させちゃ中隊長として恥ずかしい』と言って、2人分の支払いを済ませてくれた。
「ベルモッドさん! またお会いできるのを楽しみにしています!」
「またなジン! 元気でやれよ!」
ベルモッドにはジンの走り去る後ろ姿が輝いて見えた。
「ふっ、とんでもない奴だよ。全く…」
そして、今日という日が特別な日になった気がした。
◇ ◇ ◇ ◇
荷物を宿まで取りに戻り、大金貨30枚をバンクから引き出す為、冒険者ギルドへ向かう。入るなり受付から声がかかり、その窓口まで行くと、昨日色々教えてくれた受付の職員さんだった。
「こんにちはジン君。ちょっといいかしら?」
「はい、なんでしょう」
「この依頼をジン君に受けて欲しいの」
そう言うと引出しから1枚の依頼書が出てきた。張り出す前の依頼書のようだ。
「これは…カーネル卿アルバニア別邸の木の移動作業?」
「ええそうなの。今朝出された依頼なんだけど、難易度は下級以上でジン君にも受けてもらえる依頼よ」
「おおっ! それは有難いです! ですが貴族様のお家ですか…私で大丈夫でしょうか?」
「君ならきっと大丈夫よ。別にカーネル卿と話す機会なんて無いでしょうし、仕事は管理人さんの指示通りに植わっている木を移動させるだけ。なんでも庭の景観を良くする為らしいわ。木を移動させるには、周りを掘って木の根元から引き抜かないといけないから、強化魔法を使える人じゃないと難しいのよ。期間は3日。報酬は見ての通り金貨2枚!」
木を移動するだけで金貨2枚!?
それに強化魔法で引っこ抜くより木魔法で移動してもらった方がかなり楽では? これを逃す手は無いな。
「やらせて頂きます」
「ほんと!? ありがとー! じゃあ早速受付処理しちゃうから、ギルドカード出してもらえるかな?」
言われた通りギルドカードを出すと手際よく処理され、カードと地図を受け取る。そこでふと大金貨30枚の事を思い出し、ギルドカードをもう一度差し出した。
「あの、バンクから大金貨30枚を出して頂きたいのですが」
「えっ!? は、はーい。ちょっと待ってね!」
(ホ、ホントに入ってるわ…可愛くて強くてお金持ち。もう求婚しようかしら。はっ! だ、ダメよ! 相手はまだ15歳! さすがに引かれるわ!)
目の前に10枚ずつ綺麗に積み重ねられた大金貨を金袋に入れ、ギルドを後にする。
「では早速行ってきます! えーっと―――」
「ニーナでいいわ♪」
「ニーナさん!」
笑顔で挨拶をした。わざわざ俺の為に依頼を残してくれていたのだ。今後も世話になるかもしれないし、少しは愛想よくせねば。
ギルドの扉を開けたら受付の方からガタンと音が聞こえたが、気にせずギルドを出た。
なるほどな。明らかな無駄に見えても、その無駄の中に何かしらの意味を与えることで、存在価値をひねり出しているのだ。夜になると光が照らされ、また見え方が変わるらしい。一見無駄に見えても即無駄と断罪する事はよくない。
俺は側の露店で売っていた、ローグバイソンの肉串を食べながら夜の噴水を想像してみる。
「おそらく、光の反射と屈折が織りなす水柱と水泡はさぞ―――」
「ん~? 黒髪でその油断ならん佇まいは…ジン!? お前もしかしてジンか!?」
「!? …はい?」
肉串を片手に幻想的な光景をイメージしていると、突然名を呼ばれ、驚きながらも振り向いて声の主を確かめた。
「あ!」
急いで肉串を頬張り、声の主へ駆け寄る。
胸を張り、手を後ろに組んで挨拶をした。
「お疲れ様です! ベルモッド指揮官!」
ベルモッドは2年前までアルバニア騎士団スルト駐屯隊の指揮官を務めていた男である。この挨拶はベルモッドがまだスルト駐屯隊所属だった頃、ジンが他の騎士団員のマネをしてやっていたことである。
周囲の人が何事かと2人をよそよそしく見ているが、ジンは大して気にしない。
「やめろやめろ! こんな街中で! もう俺は指揮官じゃねぇよ! ただの―――」
「?」
「中隊長だ! はっはっは!」
「おお! 偉くなったんですね! おめでとうございます!」
「村にいた頃は小隊長だったが、任期明けでこっちに戻ったら勝手に出世したんだよ! いや~参ったぜ、はーはっは! って、俺は子供に何を自慢してんだ…と、とにかく、村から出て来たんだな!?」
「はい! ようやく父に課された条件を満たすことが出来ました!」
「つまり、ロンさんに勝ったという事か! すごいじゃないか! 俺は今日は非番だし少し時間がある、どうだ? その辺で一杯やりながら」
「お供します!」
噴水そばで目立ちまくっていた背の高い大男と黒髪の少年は、いそいそとその場を後にした。
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ジンとベルモッドの2人は村での懐かしい日々を振り返りながら杯を交わしていた。
「そうか、もう15になったのか。月日が経つのは早いなぁ」
「そういうものなのですかね? 父上達に挑み始めてからの4年間は確かに早く感じましたが」
「ああ、おっさんになるとジンにも身に染みて分かるようになるさ。ところで帝都には何しに来たんだ? 観光か?」
「正直それもありますが、一番は収納魔法の陣を買いに来ました」
「ほ~、陣魔空間を…え!? お、お前あれがいくらするか知ってるのか!?」
「はい。マイルズのエドワード団長に伺いました。大金貨30枚ですよね?」
「なるほどエドワード団長に…いや、そうだけども。聞くまでも無いと思うが、その、持ってるのか? 30枚」
「はい。今はギルドに預けてありますが、母上に路銀にと頂いたのです」
「ジェシカさんか…いつまでも女神様だなぁ」
当然ベルモッドはジェシカの事を知っている。
ジェシカは村一番の美貌と優しい人柄で駐屯隊でも評判だった事もあり、団員の中にも憧れる者が続出。なんとかジェシカとお近づきになろうとするが、ジェシカの巧みな話術と要所で繰り出される笑顔に敵わず、結局誰も願いを叶える事は出来なかった。
そして団員達も村人と同様に、その二つ名である女神を呼称するようになっていき、口説いている最中にロンとコーデリアに見つかった者は無残な結末を迎えていた。
結果、スルト駐屯隊は密かにジェシカ不可侵協定を作り、協定発効から14年、その事は新任の者にも引き継がれ、今や伝統となっているのであった。
「んで、魔法師団には誰か伝手があるのか? ジンなら俺が声を掛けてやるぞ?」
「え? 伝手が必要だったのですか?」
「そりゃあな。別に魔法師団は商売でやってる訳じゃない。建前としては『帝国の繁栄に役立てられる者』ってのが基本だ」
「そうだったのですか…いや、よくよく考えたらそうですよね。あれだけの魔法陣、ならず者の手に渡るのは避けなければなりません。ベルモッドさん、申し訳ありませんがお願いできます―――あっ」
胸元のガラスのカードの事を思い出し、ベルモッドさんに見せてみる。
「ベルモッドさん、これがあれば作って頂けますかね?」
ベルモッドはジンの胸元に光るガラスのカードを見て、傾けた杯の手を止める。
「それはアジェンテの!? ゴホゴホッ! っ、お前ってやつは…会ってから何回俺を驚かすんだ」
「す、すみません。あの、それで…大丈夫でしょうか?」
「ああ、アジェンテなら全く問題無い。陣魔空間の作成は魔法師団本部で行われてるはずだ。入り口の衛士にそれ見せて通してもらえ。場所は冒険者ギルドの通りから皇城に向かった右手にある。建物がデカいからすぐに分かるはずだ」
「わかりました、ありがとうございます! 早速行ってみますね!」
その後、ベルモッドさんお勧めの武具店も教えてもらい、解散となった。
帰り際、支払いをしようとした俺をベルモッドさんは手で制し、『ここでお前に出させちゃ中隊長として恥ずかしい』と言って、2人分の支払いを済ませてくれた。
「ベルモッドさん! またお会いできるのを楽しみにしています!」
「またなジン! 元気でやれよ!」
ベルモッドにはジンの走り去る後ろ姿が輝いて見えた。
「ふっ、とんでもない奴だよ。全く…」
そして、今日という日が特別な日になった気がした。
◇ ◇ ◇ ◇
荷物を宿まで取りに戻り、大金貨30枚をバンクから引き出す為、冒険者ギルドへ向かう。入るなり受付から声がかかり、その窓口まで行くと、昨日色々教えてくれた受付の職員さんだった。
「こんにちはジン君。ちょっといいかしら?」
「はい、なんでしょう」
「この依頼をジン君に受けて欲しいの」
そう言うと引出しから1枚の依頼書が出てきた。張り出す前の依頼書のようだ。
「これは…カーネル卿アルバニア別邸の木の移動作業?」
「ええそうなの。今朝出された依頼なんだけど、難易度は下級以上でジン君にも受けてもらえる依頼よ」
「おおっ! それは有難いです! ですが貴族様のお家ですか…私で大丈夫でしょうか?」
「君ならきっと大丈夫よ。別にカーネル卿と話す機会なんて無いでしょうし、仕事は管理人さんの指示通りに植わっている木を移動させるだけ。なんでも庭の景観を良くする為らしいわ。木を移動させるには、周りを掘って木の根元から引き抜かないといけないから、強化魔法を使える人じゃないと難しいのよ。期間は3日。報酬は見ての通り金貨2枚!」
木を移動するだけで金貨2枚!?
それに強化魔法で引っこ抜くより木魔法で移動してもらった方がかなり楽では? これを逃す手は無いな。
「やらせて頂きます」
「ほんと!? ありがとー! じゃあ早速受付処理しちゃうから、ギルドカード出してもらえるかな?」
言われた通りギルドカードを出すと手際よく処理され、カードと地図を受け取る。そこでふと大金貨30枚の事を思い出し、ギルドカードをもう一度差し出した。
「あの、バンクから大金貨30枚を出して頂きたいのですが」
「えっ!? は、はーい。ちょっと待ってね!」
(ホ、ホントに入ってるわ…可愛くて強くてお金持ち。もう求婚しようかしら。はっ! だ、ダメよ! 相手はまだ15歳! さすがに引かれるわ!)
目の前に10枚ずつ綺麗に積み重ねられた大金貨を金袋に入れ、ギルドを後にする。
「では早速行ってきます! えーっと―――」
「ニーナでいいわ♪」
「ニーナさん!」
笑顔で挨拶をした。わざわざ俺の為に依頼を残してくれていたのだ。今後も世話になるかもしれないし、少しは愛想よくせねば。
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