35 / 50
第35章|拉致未遂
しおりを挟む
夜の回廊は、昼よりも音が正直だった。
灯りが少ない分、足音が響く。
壁が冷たい分、息が白くなるように感じる。
静けさが深い分、気配が浮き上がる。
セシリアは北棟の小さな部屋から出て、医務室へ向かう途中だった。
王妃の取り計らいで、定期的に医官ユーリの診察を受ける許可だけは残っている。
それが“守り”だと分かっていても、セシリアの胸はまだ痛い。
隔離は隔離だ。
鍵は鍵だ。
(……でも、今は動かなきゃ)
空白を埋めたい。
思い出したい。
それが危険でも、危険の理由を知りたい。
今日も胸が苦しく、頭の奥がざわついた。
祈祷室の紋章を思い出すだけで、こめかみが疼く。
だから医務室へ行く。それは“余計なこと”ではない。生きるための行動だ。
回廊を曲がると、灯りが一本途切れていた。
いつもなら、そこにランプが点っている。
小さな違和感。
でも王宮では、ランプ一つの違和感が命取りになる。
セシリアは足を止めた。
(……暗い)
見えないほどではない。
月明かりが薄く差し込む。
ただ、影が濃い。
その影の中で、布が擦れる音がした。
セシリアの心臓が跳ねる。
「……誰ですか」
声は小さく、震えていた。
返事はない。
次の瞬間、背後から風が来た。
――違う。風ではない。人が近づく気配。
セシリアが振り向く前に、口元に布が当てられた。
甘い匂い。
薬草の甘さとは違う。
蜂蜜に似ているのに、喉が痺れるような匂い。
(……っ!)
息を吸った瞬間、胸が苦しくなる。
視界が揺れる。
足が浮く。
セシリアは反射的に腕を振った。
でも掴まれる。細い腕なのに、力がある。
男の力ではない。訓練された“実働”の力。
耳元で、低い声が囁いた。
「静かに。――眠るだけ」
眠るだけ。
その言葉が、逆に恐怖を増幅させる。
(……拉致)
確信した瞬間、セシリアの背筋が凍る。
誰が。
なぜ。
答えは一つしかない。
“鍵”だから。
セシリアは必死に抵抗した。
口元の布を押しのけようとする。
でも匂いが鼻に入る。
手足が痺れる。
視界の端で、もう一人の影が動いた。
黒い外套。手袋。短刀の光。
逃げられない。
(……助けて)
声にしたかった。
でも声が出ない。布が塞ぐ。
その時。
金属が鳴る音がした。
――剣が鞘から抜ける音。
次の瞬間、低い声が響いた。
「離れろ」
聞き覚えのある声ではない。
王太子の声ではない。
もっと穏やかで、でも刃のある声。
アデル。
セシリアの胸が、ぎゅっと鳴った。
(来ないで……!)
助かる、と思った瞬間に怖くなる。
来れば、彼が傷つく。
来れば、また“事故”になる。
でもアデルの足音は迷わない。
影が一つ倒れた。
鈍い音。壁にぶつかる音。
口元の布がずれ、空気が喉に入った。
息が入った瞬間、咳が出る。
「げほっ……!」
セシリアは膝が崩れ、石床に片手をついた。
冷たい。
でも、その冷たさが意識を繋ぎ止める。
アデルがセシリアの前に立っていた。
剣を構え、息を荒げている。
包帯の肩が動くたび、痛みがあるはずなのに、顔色ひとつ変えない。
「セシリアさん、動けますか」
声が低い。焦りを抑えた声。
彼は恐怖を飲み込み、護衛の声を作っている。
セシリアは頷こうとして、眩暈が走った。
薬が回っている。
身体が重い。
「……む、り……」
声が掠れた。
アデルの目が鋭くなる。
そして、背後の影へ向けて言い放つ。
「――誰の命令だ」
返事はない。
代わりに、外套の影から短刀が飛んできた。
アデルが弾く。金属音が高く鳴り、火花が散った。
影は二人。
どちらも顔を覆っている。
動きが速い。慣れている。宮廷の実働。
(オスカーの配下……)
アデルは剣を振り、距離を取らせる。
だが不利だ。
狭い回廊。灯りが少ない。
セシリアを背に庇ったまま戦うのは、足枷になる。
それでもアデルは下がらない。
短刀が再び閃く。
アデルの外套が裂け、布が舞う。
セシリアの喉が詰まる。
「アデル様……!」
叫びがようやく声になった。
その瞬間、影の一人がセシリアに向けて手を伸ばした。
掴む手。連れ去る手。
セシリアの視界が白くなる。
アデルが咄嗟に身体を捻り、その手を剣の柄で弾いた。
だが同時に、もう一人がアデルの脇腹へ短刀を滑らせる。
「……っ」
アデルが息を詰めた。
切れた。浅い。
でも痛みは確かにある。
血の匂いがした。
セシリアの胸が熱くなる。
(やめて……私のせいで……)
その時、回廊の奥から新たな足音が響いた。
――軽い足音ではない。
近衛の足音でもない。
重い。速い。
剣と一緒に歩く足音。
密偵シュナイダーが影のように現れ、短い声で言った。
「アデル、右!」
連携。
合図。
影を読む声。
シュナイダーの手から小さな金属球が転がり、床で弾けた。
煙のような粉が舞い、影の視界を奪う。
「――退け」
シュナイダーの声は冷たい。
命令ではない。殺意の声。
影が一瞬だけ怯む。
その隙を、アデルが逃さない。
剣で短刀を弾き、壁際へ押し込む。
もう一人へシュナイダーが回り込み、足を払う。
倒れた影が呻いた。
だがすぐに、口の中の何かを噛もうとする。
「……っ、毒歯!」
シュナイダーが即座に顎を押さえ、口をこじ開ける。
黒い錠剤が落ち、床で砕けた。
影は歯を食いしばり、声を出さない。
出せないように訓練されている。
シュナイダーが低く言う。
「……やはり、オスカーの実働だ」
アデルの呼吸が荒い。
「セシリアさん、立てる?」
セシリアは立ち上がろうとして、膝が崩れた。
薬が回っている。
身体が言うことを聞かない。
アデルが歯を食いしばり、セシリアの肩に手を添えた。
触れた瞬間、セシリアの胸が少しだけ落ち着く。
身体が、この温度を知っている。
(……だめ。噂が――)
そんなことを考える余裕はなかった。
シュナイダーが回廊の奥へ視線を投げた。
「近衛が来る前に離れる。ここは狙われた場所になる」
アデルが頷く。
セシリアは息を吸い、必死に言った。
「……私、また……」
狙われる。
鍵だから。
言い切れないうちに、足音がさらに近づいた。
近衛の足音。複数。
「こちらだ!」
声が響く。
シュナイダーは影の男たちを見下ろし、冷たく言った。
「“失敗”は記録される。お前たちは次はない」
影は答えない。
ただ、目だけが憎しみに光った。
セシリアは震える指で名札を握りしめた。
金属が掌に食い込む。
痛いのに、意識が遠い。
(……私、どうしてこんなに狙われるの)
答えは近い。
でもまだ見えない。
アデルがセシリアを支えながら、回廊の影から抜け出す。
その背中が、頼もしいのに――怖い。
守ってくれる人が、また傷つく。
次はもっと酷い。
そう思うだけで胸が痛む。
そしてセシリアはまだ知らない。
この“拉致未遂”が、王太子レイヴンを動かすことを。
灯りが少ない分、足音が響く。
壁が冷たい分、息が白くなるように感じる。
静けさが深い分、気配が浮き上がる。
セシリアは北棟の小さな部屋から出て、医務室へ向かう途中だった。
王妃の取り計らいで、定期的に医官ユーリの診察を受ける許可だけは残っている。
それが“守り”だと分かっていても、セシリアの胸はまだ痛い。
隔離は隔離だ。
鍵は鍵だ。
(……でも、今は動かなきゃ)
空白を埋めたい。
思い出したい。
それが危険でも、危険の理由を知りたい。
今日も胸が苦しく、頭の奥がざわついた。
祈祷室の紋章を思い出すだけで、こめかみが疼く。
だから医務室へ行く。それは“余計なこと”ではない。生きるための行動だ。
回廊を曲がると、灯りが一本途切れていた。
いつもなら、そこにランプが点っている。
小さな違和感。
でも王宮では、ランプ一つの違和感が命取りになる。
セシリアは足を止めた。
(……暗い)
見えないほどではない。
月明かりが薄く差し込む。
ただ、影が濃い。
その影の中で、布が擦れる音がした。
セシリアの心臓が跳ねる。
「……誰ですか」
声は小さく、震えていた。
返事はない。
次の瞬間、背後から風が来た。
――違う。風ではない。人が近づく気配。
セシリアが振り向く前に、口元に布が当てられた。
甘い匂い。
薬草の甘さとは違う。
蜂蜜に似ているのに、喉が痺れるような匂い。
(……っ!)
息を吸った瞬間、胸が苦しくなる。
視界が揺れる。
足が浮く。
セシリアは反射的に腕を振った。
でも掴まれる。細い腕なのに、力がある。
男の力ではない。訓練された“実働”の力。
耳元で、低い声が囁いた。
「静かに。――眠るだけ」
眠るだけ。
その言葉が、逆に恐怖を増幅させる。
(……拉致)
確信した瞬間、セシリアの背筋が凍る。
誰が。
なぜ。
答えは一つしかない。
“鍵”だから。
セシリアは必死に抵抗した。
口元の布を押しのけようとする。
でも匂いが鼻に入る。
手足が痺れる。
視界の端で、もう一人の影が動いた。
黒い外套。手袋。短刀の光。
逃げられない。
(……助けて)
声にしたかった。
でも声が出ない。布が塞ぐ。
その時。
金属が鳴る音がした。
――剣が鞘から抜ける音。
次の瞬間、低い声が響いた。
「離れろ」
聞き覚えのある声ではない。
王太子の声ではない。
もっと穏やかで、でも刃のある声。
アデル。
セシリアの胸が、ぎゅっと鳴った。
(来ないで……!)
助かる、と思った瞬間に怖くなる。
来れば、彼が傷つく。
来れば、また“事故”になる。
でもアデルの足音は迷わない。
影が一つ倒れた。
鈍い音。壁にぶつかる音。
口元の布がずれ、空気が喉に入った。
息が入った瞬間、咳が出る。
「げほっ……!」
セシリアは膝が崩れ、石床に片手をついた。
冷たい。
でも、その冷たさが意識を繋ぎ止める。
アデルがセシリアの前に立っていた。
剣を構え、息を荒げている。
包帯の肩が動くたび、痛みがあるはずなのに、顔色ひとつ変えない。
「セシリアさん、動けますか」
声が低い。焦りを抑えた声。
彼は恐怖を飲み込み、護衛の声を作っている。
セシリアは頷こうとして、眩暈が走った。
薬が回っている。
身体が重い。
「……む、り……」
声が掠れた。
アデルの目が鋭くなる。
そして、背後の影へ向けて言い放つ。
「――誰の命令だ」
返事はない。
代わりに、外套の影から短刀が飛んできた。
アデルが弾く。金属音が高く鳴り、火花が散った。
影は二人。
どちらも顔を覆っている。
動きが速い。慣れている。宮廷の実働。
(オスカーの配下……)
アデルは剣を振り、距離を取らせる。
だが不利だ。
狭い回廊。灯りが少ない。
セシリアを背に庇ったまま戦うのは、足枷になる。
それでもアデルは下がらない。
短刀が再び閃く。
アデルの外套が裂け、布が舞う。
セシリアの喉が詰まる。
「アデル様……!」
叫びがようやく声になった。
その瞬間、影の一人がセシリアに向けて手を伸ばした。
掴む手。連れ去る手。
セシリアの視界が白くなる。
アデルが咄嗟に身体を捻り、その手を剣の柄で弾いた。
だが同時に、もう一人がアデルの脇腹へ短刀を滑らせる。
「……っ」
アデルが息を詰めた。
切れた。浅い。
でも痛みは確かにある。
血の匂いがした。
セシリアの胸が熱くなる。
(やめて……私のせいで……)
その時、回廊の奥から新たな足音が響いた。
――軽い足音ではない。
近衛の足音でもない。
重い。速い。
剣と一緒に歩く足音。
密偵シュナイダーが影のように現れ、短い声で言った。
「アデル、右!」
連携。
合図。
影を読む声。
シュナイダーの手から小さな金属球が転がり、床で弾けた。
煙のような粉が舞い、影の視界を奪う。
「――退け」
シュナイダーの声は冷たい。
命令ではない。殺意の声。
影が一瞬だけ怯む。
その隙を、アデルが逃さない。
剣で短刀を弾き、壁際へ押し込む。
もう一人へシュナイダーが回り込み、足を払う。
倒れた影が呻いた。
だがすぐに、口の中の何かを噛もうとする。
「……っ、毒歯!」
シュナイダーが即座に顎を押さえ、口をこじ開ける。
黒い錠剤が落ち、床で砕けた。
影は歯を食いしばり、声を出さない。
出せないように訓練されている。
シュナイダーが低く言う。
「……やはり、オスカーの実働だ」
アデルの呼吸が荒い。
「セシリアさん、立てる?」
セシリアは立ち上がろうとして、膝が崩れた。
薬が回っている。
身体が言うことを聞かない。
アデルが歯を食いしばり、セシリアの肩に手を添えた。
触れた瞬間、セシリアの胸が少しだけ落ち着く。
身体が、この温度を知っている。
(……だめ。噂が――)
そんなことを考える余裕はなかった。
シュナイダーが回廊の奥へ視線を投げた。
「近衛が来る前に離れる。ここは狙われた場所になる」
アデルが頷く。
セシリアは息を吸い、必死に言った。
「……私、また……」
狙われる。
鍵だから。
言い切れないうちに、足音がさらに近づいた。
近衛の足音。複数。
「こちらだ!」
声が響く。
シュナイダーは影の男たちを見下ろし、冷たく言った。
「“失敗”は記録される。お前たちは次はない」
影は答えない。
ただ、目だけが憎しみに光った。
セシリアは震える指で名札を握りしめた。
金属が掌に食い込む。
痛いのに、意識が遠い。
(……私、どうしてこんなに狙われるの)
答えは近い。
でもまだ見えない。
アデルがセシリアを支えながら、回廊の影から抜け出す。
その背中が、頼もしいのに――怖い。
守ってくれる人が、また傷つく。
次はもっと酷い。
そう思うだけで胸が痛む。
そしてセシリアはまだ知らない。
この“拉致未遂”が、王太子レイヴンを動かすことを。
76
あなたにおすすめの小説
一年だけの夫婦でも私は幸せでした。
クロユキ
恋愛
騎士のブライドと結婚をしたフローズンは夫がまだ婚約者だった姉を今でも想っている事を知っていた。
フローズンとブライドは政略結婚で結婚式当日にブライドの婚約者だった姉が姿を消してしまった。
フローズンは姉が戻るまでの一年の夫婦の生活が始まった。
更新が不定期です。誤字脱字がありますが宜しくお願いします。
記憶喪失の婚約者は私を侍女だと思ってる
きまま
恋愛
王家に仕える名門ラングフォード家の令嬢セレナは王太子サフィルと婚約を結んだばかりだった。
穏やかで優しい彼との未来を疑いもしなかった。
——あの日までは。
突如として王都を揺るがした
「王太子サフィル、重傷」の報せ。
駆けつけた医務室でセレナを待っていたのは、彼女を“知らない”婚約者の姿だった。
素敵な人が私の婚約者ですか?すみません、他に好きな人がいる婚約者様とは将来を約束出来ませんので婚約破棄をお願いします。
クロユキ
恋愛
「あの…貴方は誰ですか?」
森の中で倒れていた私は婚約者のアレン様を私は覚えていません、記憶喪失だそうです。彼には別に好きな人がいたようなのです。私、マリーナ・クレールは婚約破棄をしました。
彼の事は覚えていませんので私の事は気にしないで下さい。
誤字脱字があります。更新が不定期ですがよろしくお願いします。
『「君は飾りだ」と言われた公爵令嬢、契約通りに王太子を廃嫡へ導きました』
ふわふわ
恋愛
「君は優秀だが、王妃としては冷たい。正直に言えば――飾りとしては十分だった」
そう言って婚約者である王太子に公然と切り捨てられた、公爵令嬢アデルフィーナ。
さらに王太子は宣言する。
「王家は外部信用に頼らない」「王家が条文だ」と。
履行履歴も整えず、契約も軽視し、
新たな婚約者と共に“強い王家”を演出する王太子。
――ですが。
契約は宣言では動きません。
信用は履歴の上にしか立ちません。
王命が止まり、出荷が止まり、資材が止まり、
やがて止まったのは王太子の未来でした。
自ら押した承認印が、
自らの継承権を奪うことになるとも知らずに。
公然侮辱から始まる、徹底的な強ザマァ。
救済なし。
やり直しなし。
契約通りに処理しただけですのに――
なぜか王太子が廃嫡されました。
〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】記憶を失ったらあなたへの恋心も消えました。
ごろごろみかん。
恋愛
婚約者には、何よりも大切にしている義妹がいる、らしい。
ある日、私は階段から転がり落ち、目が覚めた時には全てを忘れていた。
対面した婚約者は、
「お前がどうしても、というからこの婚約を結んだ。そんなことも覚えていないのか」
……とても偉そう。日記を見るに、以前の私は彼を慕っていたらしいけれど。
「階段から転げ落ちた衝撃であなたへの恋心もなくなったみたいです。ですから婚約は解消していただいて構いません。今まで無理を言って申し訳ありませんでした」
今の私はあなたを愛していません。
気弱令嬢(だった)シャーロットの逆襲が始まる。
☆タイトルコロコロ変えてすみません、これで決定、のはず。
☆商業化が決定したため取り下げ予定です(完結まで更新します)
七年目の裏切り 〜赴任先の夫から届く愛の手紙は、愛人の代筆でした〜
恋せよ恋
恋愛
「君は僕の最愛だ。もう二度と、君を危険に晒したくない」
命懸けの出産後、涙を流して私を抱きしめた夫ジュリアン。
その言葉通り、彼は「私を大切にするため」に夜の営みを断った。
私は、女としての寂しさを「愛されている誇り」に変え、
隣国へ赴任した夫を信じて二人の子供と家を守り続けていた。
毎週届く、情熱的な愛の手紙。タイプライターで綴られた
その愛の言葉を、私は宝物のように抱きしめていた。
……しかし、その手紙は「裏切り」だった。
夫が異国の地で、愛人と肌を重ねながら綴らせていた「偽りの愛」。
身分を隠して夫の赴任先の隣国へと向かった私が見たのは……。
果たして、貞淑な妻・メラニアが選んだ結論は……。
子供たちのため結婚生活の継続か、それとも……。
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
記憶を失くした悪役令嬢~私に婚約者なんておりましたでしょうか~
Blue
恋愛
マッツォレーラ侯爵の娘、エレオノーラ・マッツォレーラは、第一王子の婚約者。しかし、その婚約者を奪った男爵令嬢を助けようとして今正に、階段から二人まとめて落ちようとしていた。
走馬灯のように、第一王子との思い出を思い出す彼女は、強い衝撃と共に意識を失ったのだった。
記憶を失くした彼女の手紙 消えてしまった完璧な令嬢と、王子の遅すぎた後悔の話
甘糖むい
恋愛
婚約者であるシェルニア公爵令嬢が記憶喪失となった。
王子はひっそりと喜んだ。これで愛するクロエ男爵令嬢と堂々と結婚できると。
その時、王子の元に一通の手紙が届いた。
そこに書かれていたのは3つの願いと1つの真実。
王子は絶望感に苛まれ後悔をする。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
