触手召喚士

柏木あきら

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4.ツル

 誰か、と叫ぼうとしたとき、隣の部屋に寝泊まりしているワスカのことを思い出しコオが大きく口を開けた瞬間、太いツルが伸びてきて口の中に入ってきた。
「ンンッ!」
 指差二本くらいのツルは一般的な植物のツルではなかった。表面が粘液で包まれたような、ヌルリとした感触。まるで舌のようだ。太くて噛み切ることはおろか、声を出すことすらできない。せめてもの抵抗で頭を左右に振りながら、ふと昼間に禁足地に入った時に切ったツルを思い出した。あの場所は聖なる土地だとワスカが言っていた。もしかしたら、印のツルを切り土地に入ってしまったせいなのか、とコオは青くなる。どうしたらいいのか見当もつかずジタバタと身体を捩るしかなかった。そしてしばらくするとツルがまた数本伸びてきてコオの衣服の中に入り込み、それはコオの上半身をヌメヌメと這いつくばる。その感触にコオは恐怖と気持ち悪さで体がどうにかなってしまうと涙を滲ませた。すると突然ツルの先端がコオの胸の突起物をギュッと摘んだ。
「ヒアッ!」
 ビクンと体が痙攣する。さらにツルはまるでそれを愛撫するかのように優しく触れたり、ピンピンとつついたり。その感触に、コオは恐怖以外の感情が沸々と湧いてきた。
「や……っ」
 気がつくと背中側を這っていたツルがするりとコオの下半身に伸びてきた。鼠蹊部や内股に触れてきたのでコオは顔を赤らめながら左右に頭を振る。そうこうしている間にもだんだんとコオの中心は膨らんできて、それをめがけてツルが伸びていく。
「ちょっ、な……うあっ!」
 とうとうツルはコオの膨らんだものに辿り着きくるくると巻き付いてきて、キュッと掴む。
「あっ、や、やめろっ」
 掴んだツルはまるでそうするとコオが気持ち良くなるのを知っているかのように巻き付いたまま上下に移動し、屹立していたそれはツルの粘膜と扱きによってさらに膨張していく。
「は、あッ、んッ……、アアッ」
 上半身と下半身両方ともに快楽を与えられ、コオは涙を滲ませながらも何とか声を出さないように堪えようとするがそれは無理だった。どれくらいの間、触れられていたのかもうコオは限界直前だ。先走りが内股まで垂れ流れ、ヒクヒクと痙攣し今まさに果てようとしていた。
 (もうダメだ)
 こんな得体の知れないものに、愛撫され達してしまうなんて、と涙を流しながらも欲望を止めることはできない。そしてツルがまるで仕上げだと言わんばかりに扱きを強くしてきたとき、コオはもう堪えられず声を上げた。
「ああっ、イク……ッ、あああああっ!」
 ビュルルと白いソレがぶちまけられ、コオの体は強く痙攣する。解放された、と力が抜けたのも束の間今度は後ろの孔にツルが触れてきた。サアッとコオの血の気が引く。まさか、と思いそちらに視線を向けるとツルの先が枝分かれしてスルッと孔に入ってくる。異物を入れたことのないそこに侵入され、思わず悲鳴に近い声を出した。
「う、あ……っ! やめてくれ!」
 入ってきたツルは容赦なくコオの中をゆっくりとかき混ぜていく。やがて水を泡立てるような音が室内で聞こえるようになったその頃にはコオは足を捩りながらはあはあと息をあげるようになっていた。甘くて淫靡なものが体の中で蠢く。
(なんで……気持ちいいんだよ……っ)
 やがて中をかき混ぜていたツルは出ていき、開いたその孔により太くてヌラリとしたツルが侵入してくる。痛みと、先ほどと比べ物にならないほどの圧迫感。そして抜き差しされるごとに体が痙攣してしまう。
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