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神同人作家は陸くんを溺愛する
打ち上げ
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しばらくして、柴崎さんと交代で少しだけ買い出しにスペース回りもさせてもらった。東京の即売会に参加しない作家さんが来られていたので嬉々として買ってきたら、高西先生は浮気者! って言うし、柴崎さんは大笑いするし……。仕方ないじゃん!
十五時すぎに即売会は終了となり、撤退の準備をして無事荷物を宅急便で送り出す。テキパキと動く宅配業者の人に脱帽だ。僕はと言えば思いの外疲れてぐったり。ああでも楽しかったな、これが柴崎さんの売り子をやめられない理由なんだろう。
会場をあとにしてさて、打ち上げをどこでしようかと高西先生が言った時、柴崎さんがおずおずと謝ってきた。
「先生ごめんなさい。今日は参加できなくて」
「えっ、そうなの?……そっかあじゃあここで解散にしようか」
「あっ、いえ。私は帰りますが、せっかくだからお二人で打ち上げしてください!」
柴崎さんが慌ててそう言うのでじゃあそうしようか、と高西先生。
僕はまだ話がしたかったからホッとした。すると柴崎さんはこっそりと先生に聞こえないくらい小さな声で『頑張ってね!』と言ってきた。あれ、もしかして気を利かせてくれたのだろうか? 僕が頷くと柴崎さんは満足そうな笑顔をみせた。
打ち上げは個室のあるエスニック料理のお店となった。高西先生が仕事で行ったことのあるお店で料理が美味しいそうだ。
席に着き、高西先生はビールを注文し僕も同じものを頼んだ。あまり飲まないようにしなければ!
二人ともお腹がぺこぺこで乾杯もそこそこにテーブルにきた料理をせっせと口に運び、お腹ぎ落ち着いたころ、ようやく話をする余裕ができた。
「今日はありがとうね。慣れないことして疲れたでしょ?」
エビチリを突きながら高西先生が言う。とんでもない、楽しかったですよと答えるとホッとした様子だ。それからしばらく即売会の話や先生の作品の話などをして、一時間くらい盛り上がった。
気がつけば高西先生のグラスは三杯目、僕は二杯目が空になっている。楽しくてフワフワしてきたけれど、僕はとある決意をしていた。
十五時すぎに即売会は終了となり、撤退の準備をして無事荷物を宅急便で送り出す。テキパキと動く宅配業者の人に脱帽だ。僕はと言えば思いの外疲れてぐったり。ああでも楽しかったな、これが柴崎さんの売り子をやめられない理由なんだろう。
会場をあとにしてさて、打ち上げをどこでしようかと高西先生が言った時、柴崎さんがおずおずと謝ってきた。
「先生ごめんなさい。今日は参加できなくて」
「えっ、そうなの?……そっかあじゃあここで解散にしようか」
「あっ、いえ。私は帰りますが、せっかくだからお二人で打ち上げしてください!」
柴崎さんが慌ててそう言うのでじゃあそうしようか、と高西先生。
僕はまだ話がしたかったからホッとした。すると柴崎さんはこっそりと先生に聞こえないくらい小さな声で『頑張ってね!』と言ってきた。あれ、もしかして気を利かせてくれたのだろうか? 僕が頷くと柴崎さんは満足そうな笑顔をみせた。
打ち上げは個室のあるエスニック料理のお店となった。高西先生が仕事で行ったことのあるお店で料理が美味しいそうだ。
席に着き、高西先生はビールを注文し僕も同じものを頼んだ。あまり飲まないようにしなければ!
二人ともお腹がぺこぺこで乾杯もそこそこにテーブルにきた料理をせっせと口に運び、お腹ぎ落ち着いたころ、ようやく話をする余裕ができた。
「今日はありがとうね。慣れないことして疲れたでしょ?」
エビチリを突きながら高西先生が言う。とんでもない、楽しかったですよと答えるとホッとした様子だ。それからしばらく即売会の話や先生の作品の話などをして、一時間くらい盛り上がった。
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