2 / 3
柏木陽斗の場合 その2
秘書は蜜愛に濡れる…番外編
しおりを挟む
柏木陽斗は目深に目深に被った帽子を少し上げて、ショウィンドウに映るディオの姿にドクンと胸を鳴らした。
先日事務所の社長から、ディオ・ランバート・ヴィルテアなる人物を、陽斗のマンションにホームステイさせると云われてから、反発した陽斗が家出をしたのだ。
仕事はこなすが自宅には帰らず、高校時代の友人の自宅に転がり込んだりしていたが、とうとうディオに見付かったのだ。
ーーーなんで僕の家なのに、なんであいつと一緒に住まなきゃなんないのさ? 奈緒って人の所に行きゃあ良いじゃんか。
それに。
ーーー僕…失恋しちゃったんだな。
憧れていた細川大樹は、大事な恋人が居る。
綺麗で優しい高平奈緒。
ーーーいっそやな奴なら、とことん嫌えたのに。
「今夜は誰の家に泊まろうかな」
「…陽斗?」
呼ばれて振り返れば、高校時代の友人の1人が、びっくりして陽斗を見詰めていた。
「高木?」
「おう。久しぶりだな~何こんな時間に? 撮影終わったのか?」
「うん」
「何々? うわ、本物?」
すらりと背の高い高木が、連れの男に頷いてみせた。
「陽斗こいつルームメイトの充」
「こんばんわ」
陽斗は背の高いもう1人の男に挨拶をする。
「すげ~俺の姉貴あんたのファンでさ、もし良かったら俺らのアパートに遊びに来ねぇ?」
「今から?」
「そうしろよ。俺ら2人だけだし…ってか、芸能人は忙しいか?」
訊かれて陽斗は顔を横に振った。
「大丈夫。行って良いなら行きたい! ってか今日泊めて貰っても良いかな?」
高木と充が顔を見合わせて、にやりと笑った。
「良いぜ? ちょうど俺らナンパしに銀座に来たけど…良いや今夜は」
「ナンパ? お前相変わらずだな。まさか付き合ってる彼女とか居たりするのか? 高校の頃よく彼女変わってたけど」
「そうだっけ?」
高木は陽斗の肩に手を回して歩き出す。
陽斗はチラリと背後を見たが、もうディオの姿は見えなかった。
ーーーなんだよあいつ…。
胸がキュンとして、寂しさが過ぎる。
ーーー別に、あんな奴知らないし、どうせ社長か草壁さんに頼まれたんだろうし…。
なんだかムカつく。
途中、コンビニに寄って菓子とアルコール類を調達した3人は、高木の住むアパートへ遣って来た。
築30年だという6畳2間の古い部屋を見渡して、陽斗はちょこんと座った。
脱ぎ散らかした洋服や、エロ雑誌が無造作に置かれている。
「狭くて悪いな」
「そんな事ないよ。小さい時は似たような所に居たし」
陽斗はどこで寝ようかと辺りを見渡して、缶ビールを飲み出した充に飲めと促された。
「僕、アルコール飲めないんだ。ジュースで」
「少しぐらい良いだろう?」
陽斗は困って高木を見た。が、高木は何やらテレビのリモコンを持ってごそごそと動いている。
「高木?」
陽斗はやんやと騒ぐ充を余所に、高木に近付いた。
「面白いやつ借りたんだ。観たら結構面白くてさ。そんなに良いなら見繕って体験してみようかって、充と話してたんだよな」
「そうそう」
「?」
陽斗は首を傾げながら、画面に映りだした画像に息を呑んだ。
『ほら、腰を上げな』
『ん、やぁ、舐めちゃ』
艶めかしい嬌声が、テレビから流れる。
「これ」
陽斗は真っ赤になって高木を見る。映像は男女のセックスシーンでは無い。男同士の絡みが、卑猥に繰り広げられていた。
「楽しそうだよな~陽斗ちゃん俺らと楽しもうじゃん? 気持ち良い事したげるからさ~」
「男は初めてだが、こんな可愛きゃありだよな」
高木が充に相槌を打つ。
ーーーな、何この状況!?
「僕、帰る」
陽斗は自分のドクドクと嫌な鼓動を聴きながら、立ち上がって玄関へ急いだ。が、素早く充に右脚を掴まれ、陽斗は盛大に散らかっていた衣類の上に、押し倒された。
「や、やだっ!!」
とっさに仰向けになった陽斗の両腕を、高木が掴み充が陽斗の上に馬乗りになった。
「離せっ! 高木、馬鹿な事すんな!」
陽斗は頭上に見える高木を見た。充が陽斗の上着を脱がそうと、セーターとシャツを捲くり上げた。外気と冷たい掌が、陽斗の白い胸を撫で上げる。
「すげ~しっとりしてて女みてえ」
「早く換われよ」
ぞわぞわと悪寒が背筋を走る。涙が溢れて陽斗は悲鳴を上げた。
「いやあああああっ!」
バキッ!
ドアを何者かが蹴り破り、高木と充はギョッとして玄関へと振り返った。
「な、何だよ!?」
「ぐあっ!?」
充が横へ殴り飛ばされ、高木は胸倉を掴まれて壁に叩き付けられる。
陽斗は重みが無くなると慌てて起き上がり、突然の侵入者に驚愕した。
「ディオ…?」
怒りに吊り上った眼が、冷たく陽斗を捕らえ、陽斗は涙を流しながら震え上がった。
「あ…」
ディオは黙したまま陽斗を抱き上げ、部屋を出る。見れば、高木と充は気を失ったのか、ピクリとも動かなかった。夜の秋空は頗る寒く、寒さにぶるりと震えれば、一度陽斗を下ろして自分の着ていたコートを脱ぎ、陽斗に羽織らせた。
「あ、りがとう」
再び陽斗を抱き上げたディオは、停めていた車に乗せ、発進させる。
静まり返った車内は、ディオの怒りを物語っているようで、陽斗は居心地が悪かった。
「助けてくれてありがとう…そこら辺で降ろしてよ」
「好い加減にしないか」
「…は?」
車を路肩に寄せて、シートベルト外したディが、陽斗を抱き締める。熱く広い胸に抱き締められて、陽斗は困惑した。
「どれだけ心配したと思っているんだ!?」
「そんなの、頼まれて僕を探したんだろう? ほっといてよ、僕なんかっん、んん」
先の言葉は、ディオに唇で奪われた。舌を乱暴に吸い上げられ、噛まれ、嬲られる。息を吸うのに必死で、陽斗は漸く離れたディオの顔を見上げていた。
「な…んで? 奈緒って人が好きなくせに」
「あぁ好きだ」
その言葉に陽斗はずきんと胸を痛めた。
ーーーなんだよ、それ。
「だったら!」
「従兄弟だからだ」
「……」
「従兄弟が好きなのは当たり前だ」
ディオは陽斗の頬を捉え、再び口付ける。今度は優しく撫でるような甘いキス。
「なんで?」
「陽斗…まだ解らないか?」
「解んないよ…」
流れる涙を吸われ、首筋にキスが降り。
「好きだ。陽斗」
トクンと甘い疼きを伴って、湖面に波紋が広がるように、胸が温かくなって行く。
「好きだ」
「あ…僕も、好き」
漸く気付いた感情。陽斗はディオの背に手を回して、縋り付いていた。
マンションへ帰宅そうそう、ディオは陽斗を浴室へ連れて行き、シャワーの飛沫を浴びながら互いの衣服を脱がし合った。
「あん」
全裸になった陽斗を、我慢が出来ないと肌にキスの雨を降らせる。紅い乳首に舌を這わせ、啄ばむように舐め上げれば、嬌声を陽斗が奏でる。
「もっと啼け。私にお前の声を聴かせてくれ」
「あん、そんな、強くしちゃ…」
イってしまう。
陽斗は小さな声で訴える。
ディオはにやりと笑い、下肢に手を伸ばし、跪く。
「陽斗、私の魂」
見上げられ、陽斗は震える陰茎を口腔内に含まれる光景に息を呑んだ。
「あ、あ、あっはうん、ディオ…ディオ…」
ぐちゅっちゅ。
初めての快感。初めての羞恥。何もかもがディオから与えられて、陽斗は感極まった。
「あ、イクっんん、ディオ、駄目ぇっ出ちゃうっ」
「出せ。呑んでやるから」
「やああっ!」
ドクン! と胸が熱く、蕩けるような熱い飛沫がディオの口腔内へ消えて行く。
「はあはあ」
ガクンと力の抜けた陽斗を抱き、ディオは頬にキスをする。
「陽斗…」
「ん…」
陽斗を床に寝かせてソープを手に取り、秘孔をぬるりと撫でる。陽斗は驚いて腰を振るわせた。
「怖いなら」
「止めちゃやだ…して?」
とろんとした双眸で、陽斗はディオに懇願する。
ディオは自分の唇を舐めて、つぷりと中指を秘孔に入れた。陽斗は眉間に皺を寄せたが、すぐさまディオの見付けたある一点に、身を捩った。
「ここか」
「あうんっ!」
ぐちぐちと水音を鳴らしながら、陽斗を攻め、快楽に昇らせる。
「あ、またっ」
「何度でもイけ陽斗」
指が3本になった頃、蜜を垂らし続ける蜜孔にディオは喰らい付き、じゅるじゅると吸い出す。
陽斗は啼きながらディオの髪に指を滑らせた。
「はあんっ好いっディオ! イクうっ」
もう良いだろうと、指を抜いたディオは猛る陰茎を陽斗の秘孔に押し当てる。
「んん、んあああああああああっ」
熱い痛みと共にゾクゾクとする、なんとも云い様の無い快楽。
「ああ…陽斗」
「ディオ、ディオっ」
陽斗を抱き締め、腰を穿つ獣。唇を重ね、舌を絡めながら唾液を吸い合った。
「あ、あ、あおっきいっ、ディオの、変になっやう、やあああっもっと~」
初めてなのに、こんなに乱れて恥ずかしいと、陽斗はいやいやと顔を横に振る。
可愛くて仕方が無い。
惚れたのだ。
このツンとした寂しがりやな天使を。
「陽斗。愛している」
見下ろし、つんと屹つ可愛い乳首に吸い付けば、陽斗はもっとと強請る。
愛しくて堪らない恋人へ、ディオは愛撫を施して行く。
朝方まで求め合い、精を吐き出し愛を分かち合った陽斗は、ディオの腕の中で幸せな眠りに着いたのだった。
end
先日事務所の社長から、ディオ・ランバート・ヴィルテアなる人物を、陽斗のマンションにホームステイさせると云われてから、反発した陽斗が家出をしたのだ。
仕事はこなすが自宅には帰らず、高校時代の友人の自宅に転がり込んだりしていたが、とうとうディオに見付かったのだ。
ーーーなんで僕の家なのに、なんであいつと一緒に住まなきゃなんないのさ? 奈緒って人の所に行きゃあ良いじゃんか。
それに。
ーーー僕…失恋しちゃったんだな。
憧れていた細川大樹は、大事な恋人が居る。
綺麗で優しい高平奈緒。
ーーーいっそやな奴なら、とことん嫌えたのに。
「今夜は誰の家に泊まろうかな」
「…陽斗?」
呼ばれて振り返れば、高校時代の友人の1人が、びっくりして陽斗を見詰めていた。
「高木?」
「おう。久しぶりだな~何こんな時間に? 撮影終わったのか?」
「うん」
「何々? うわ、本物?」
すらりと背の高い高木が、連れの男に頷いてみせた。
「陽斗こいつルームメイトの充」
「こんばんわ」
陽斗は背の高いもう1人の男に挨拶をする。
「すげ~俺の姉貴あんたのファンでさ、もし良かったら俺らのアパートに遊びに来ねぇ?」
「今から?」
「そうしろよ。俺ら2人だけだし…ってか、芸能人は忙しいか?」
訊かれて陽斗は顔を横に振った。
「大丈夫。行って良いなら行きたい! ってか今日泊めて貰っても良いかな?」
高木と充が顔を見合わせて、にやりと笑った。
「良いぜ? ちょうど俺らナンパしに銀座に来たけど…良いや今夜は」
「ナンパ? お前相変わらずだな。まさか付き合ってる彼女とか居たりするのか? 高校の頃よく彼女変わってたけど」
「そうだっけ?」
高木は陽斗の肩に手を回して歩き出す。
陽斗はチラリと背後を見たが、もうディオの姿は見えなかった。
ーーーなんだよあいつ…。
胸がキュンとして、寂しさが過ぎる。
ーーー別に、あんな奴知らないし、どうせ社長か草壁さんに頼まれたんだろうし…。
なんだかムカつく。
途中、コンビニに寄って菓子とアルコール類を調達した3人は、高木の住むアパートへ遣って来た。
築30年だという6畳2間の古い部屋を見渡して、陽斗はちょこんと座った。
脱ぎ散らかした洋服や、エロ雑誌が無造作に置かれている。
「狭くて悪いな」
「そんな事ないよ。小さい時は似たような所に居たし」
陽斗はどこで寝ようかと辺りを見渡して、缶ビールを飲み出した充に飲めと促された。
「僕、アルコール飲めないんだ。ジュースで」
「少しぐらい良いだろう?」
陽斗は困って高木を見た。が、高木は何やらテレビのリモコンを持ってごそごそと動いている。
「高木?」
陽斗はやんやと騒ぐ充を余所に、高木に近付いた。
「面白いやつ借りたんだ。観たら結構面白くてさ。そんなに良いなら見繕って体験してみようかって、充と話してたんだよな」
「そうそう」
「?」
陽斗は首を傾げながら、画面に映りだした画像に息を呑んだ。
『ほら、腰を上げな』
『ん、やぁ、舐めちゃ』
艶めかしい嬌声が、テレビから流れる。
「これ」
陽斗は真っ赤になって高木を見る。映像は男女のセックスシーンでは無い。男同士の絡みが、卑猥に繰り広げられていた。
「楽しそうだよな~陽斗ちゃん俺らと楽しもうじゃん? 気持ち良い事したげるからさ~」
「男は初めてだが、こんな可愛きゃありだよな」
高木が充に相槌を打つ。
ーーーな、何この状況!?
「僕、帰る」
陽斗は自分のドクドクと嫌な鼓動を聴きながら、立ち上がって玄関へ急いだ。が、素早く充に右脚を掴まれ、陽斗は盛大に散らかっていた衣類の上に、押し倒された。
「や、やだっ!!」
とっさに仰向けになった陽斗の両腕を、高木が掴み充が陽斗の上に馬乗りになった。
「離せっ! 高木、馬鹿な事すんな!」
陽斗は頭上に見える高木を見た。充が陽斗の上着を脱がそうと、セーターとシャツを捲くり上げた。外気と冷たい掌が、陽斗の白い胸を撫で上げる。
「すげ~しっとりしてて女みてえ」
「早く換われよ」
ぞわぞわと悪寒が背筋を走る。涙が溢れて陽斗は悲鳴を上げた。
「いやあああああっ!」
バキッ!
ドアを何者かが蹴り破り、高木と充はギョッとして玄関へと振り返った。
「な、何だよ!?」
「ぐあっ!?」
充が横へ殴り飛ばされ、高木は胸倉を掴まれて壁に叩き付けられる。
陽斗は重みが無くなると慌てて起き上がり、突然の侵入者に驚愕した。
「ディオ…?」
怒りに吊り上った眼が、冷たく陽斗を捕らえ、陽斗は涙を流しながら震え上がった。
「あ…」
ディオは黙したまま陽斗を抱き上げ、部屋を出る。見れば、高木と充は気を失ったのか、ピクリとも動かなかった。夜の秋空は頗る寒く、寒さにぶるりと震えれば、一度陽斗を下ろして自分の着ていたコートを脱ぎ、陽斗に羽織らせた。
「あ、りがとう」
再び陽斗を抱き上げたディオは、停めていた車に乗せ、発進させる。
静まり返った車内は、ディオの怒りを物語っているようで、陽斗は居心地が悪かった。
「助けてくれてありがとう…そこら辺で降ろしてよ」
「好い加減にしないか」
「…は?」
車を路肩に寄せて、シートベルト外したディが、陽斗を抱き締める。熱く広い胸に抱き締められて、陽斗は困惑した。
「どれだけ心配したと思っているんだ!?」
「そんなの、頼まれて僕を探したんだろう? ほっといてよ、僕なんかっん、んん」
先の言葉は、ディオに唇で奪われた。舌を乱暴に吸い上げられ、噛まれ、嬲られる。息を吸うのに必死で、陽斗は漸く離れたディオの顔を見上げていた。
「な…んで? 奈緒って人が好きなくせに」
「あぁ好きだ」
その言葉に陽斗はずきんと胸を痛めた。
ーーーなんだよ、それ。
「だったら!」
「従兄弟だからだ」
「……」
「従兄弟が好きなのは当たり前だ」
ディオは陽斗の頬を捉え、再び口付ける。今度は優しく撫でるような甘いキス。
「なんで?」
「陽斗…まだ解らないか?」
「解んないよ…」
流れる涙を吸われ、首筋にキスが降り。
「好きだ。陽斗」
トクンと甘い疼きを伴って、湖面に波紋が広がるように、胸が温かくなって行く。
「好きだ」
「あ…僕も、好き」
漸く気付いた感情。陽斗はディオの背に手を回して、縋り付いていた。
マンションへ帰宅そうそう、ディオは陽斗を浴室へ連れて行き、シャワーの飛沫を浴びながら互いの衣服を脱がし合った。
「あん」
全裸になった陽斗を、我慢が出来ないと肌にキスの雨を降らせる。紅い乳首に舌を這わせ、啄ばむように舐め上げれば、嬌声を陽斗が奏でる。
「もっと啼け。私にお前の声を聴かせてくれ」
「あん、そんな、強くしちゃ…」
イってしまう。
陽斗は小さな声で訴える。
ディオはにやりと笑い、下肢に手を伸ばし、跪く。
「陽斗、私の魂」
見上げられ、陽斗は震える陰茎を口腔内に含まれる光景に息を呑んだ。
「あ、あ、あっはうん、ディオ…ディオ…」
ぐちゅっちゅ。
初めての快感。初めての羞恥。何もかもがディオから与えられて、陽斗は感極まった。
「あ、イクっんん、ディオ、駄目ぇっ出ちゃうっ」
「出せ。呑んでやるから」
「やああっ!」
ドクン! と胸が熱く、蕩けるような熱い飛沫がディオの口腔内へ消えて行く。
「はあはあ」
ガクンと力の抜けた陽斗を抱き、ディオは頬にキスをする。
「陽斗…」
「ん…」
陽斗を床に寝かせてソープを手に取り、秘孔をぬるりと撫でる。陽斗は驚いて腰を振るわせた。
「怖いなら」
「止めちゃやだ…して?」
とろんとした双眸で、陽斗はディオに懇願する。
ディオは自分の唇を舐めて、つぷりと中指を秘孔に入れた。陽斗は眉間に皺を寄せたが、すぐさまディオの見付けたある一点に、身を捩った。
「ここか」
「あうんっ!」
ぐちぐちと水音を鳴らしながら、陽斗を攻め、快楽に昇らせる。
「あ、またっ」
「何度でもイけ陽斗」
指が3本になった頃、蜜を垂らし続ける蜜孔にディオは喰らい付き、じゅるじゅると吸い出す。
陽斗は啼きながらディオの髪に指を滑らせた。
「はあんっ好いっディオ! イクうっ」
もう良いだろうと、指を抜いたディオは猛る陰茎を陽斗の秘孔に押し当てる。
「んん、んあああああああああっ」
熱い痛みと共にゾクゾクとする、なんとも云い様の無い快楽。
「ああ…陽斗」
「ディオ、ディオっ」
陽斗を抱き締め、腰を穿つ獣。唇を重ね、舌を絡めながら唾液を吸い合った。
「あ、あ、あおっきいっ、ディオの、変になっやう、やあああっもっと~」
初めてなのに、こんなに乱れて恥ずかしいと、陽斗はいやいやと顔を横に振る。
可愛くて仕方が無い。
惚れたのだ。
このツンとした寂しがりやな天使を。
「陽斗。愛している」
見下ろし、つんと屹つ可愛い乳首に吸い付けば、陽斗はもっとと強請る。
愛しくて堪らない恋人へ、ディオは愛撫を施して行く。
朝方まで求め合い、精を吐き出し愛を分かち合った陽斗は、ディオの腕の中で幸せな眠りに着いたのだった。
end
0
あなたにおすすめの小説
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる