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秘書は蜜愛に濡れる
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奈緒の顔の両側に腕を置き、逃げるのは許さないと大樹は見詰める。
熱く潤んだ奈緒の双眸は、大樹を見上げ…。
『私をあなたの者にして下さい…』
奈緒の白い指が大樹の唇を辿り…。
「社長、社の方から電話が有りましたので、外で話して来ますね?」
「へ?あ…あぁ」
大樹のひとり妄想遊びから現実に帰り、呆然と返事を返した。
携帯を片手に、奈緒が楽屋を後にする。
大樹は眉間に皺を寄せて下半身を見下ろした。
「私のジュニアは素直だな」
ーーーさて、コレをどうしよう?
トイレは何処だと立ち上がる。が…。
「あ、良かった! 細川さん、帰ってたらどうしようと思いました!」
頬を染めて駆け込んで来た陽斗が、嬉しそうに靴を脱ぎ捨て、大樹の広い胸に抱き付いた。
「は、陽斗君? うわっ!?」
突然の事で、大樹は驚愕し、よろめいて尻餅を付いてしまった。
「ご、ごめんなさ…え?」
「…ヴ…陽斗君…すまないが…手をっ」
退けてくれと云おうとしたが、それ以上声が出せなかった。
何故なら、陽斗を庇った拍子にとんでもない事態に落ち入っていた。
と、いうのも、陽斗の左手が大樹の胸に、右手は大樹のジュニアに添えられ、しかも…。
「はる…と君! 駄目だ手を離し」
「細川さんの…凄くおっきい…」
ーーーなんで~~あ…好いかも……っ。
陽斗はゴクリと息を呑んで大樹のジュニアを撫で。
「ヴっ! 陽斗君!」
ーーーぎゃあ! 犯されるっっっ!
「細川さん好きです!!」
興奮した陽斗が大樹の唇に噛み付いた。
「んん!」
強烈かつ濃厚なキスに大樹の心拍数が上がる。そこへ。
「社長、今梶さんから連絡…」
双眸を見開く奈緒は、頭が真っ白になっていた。
「…奈緒」
驚愕に歪んだ大樹の顔と、頬を染める青年、陽斗が大樹の胸にしがみ付いている。どんな言い訳をしても、この状況は最悪だ。奈緒は何処か冴えた頭の中で、二人を睥睨した。
「お二人ともお立場をお考え下さい。陽斗君にスキャンダルでも起きたら、我が社の影響にも響きます」
踵を返して楽屋から出て、背後で大樹が奈緒を呼ぶ声を聞いたが、ドアでその声を遮られた。
「奈緒っ!」
大樹は陽斗を引き剥がして、奈緒の後を追った。
「細川さん!」
大樹はドアノブを掴み振り返る。
「陽斗君すまない」
陽斗は泣き出しそうに、顔を歪めるが大樹は構わずに楽屋を飛び出した。
「は…は…っ」
激しく心臓を脈打たせながら、人気の無いセット器材の影に隠れた。
「なんで…」
ポロポロと零れ落ちる涙に奈緒は驚いて、ゴシゴシと片手で擦る。
「なんで涙なんか」
「…それは奈緒が私を好きだからだよ」
背後から、大樹が奈緒の身体を抱き締めて囁いた。
奈緒の肩がピクリと揺れる。
「社…長」
「奈緒、あれは事故だ」
「っ! …そんなの、私に信じろと!?」
振り返った奈緒は、間近にあった大樹の唇にハッとした。
「…この唇に…」
奈緒の指が大樹の唇に触れる。
「奈緒…」
大樹の下半身がぞくぞくした。
熱く潤んだ奈緒の双眸は、大樹を見上げ…。
『私をあなたの者にして下さい…』
奈緒の白い指が大樹の唇を辿り…。
「社長、社の方から電話が有りましたので、外で話して来ますね?」
「へ?あ…あぁ」
大樹のひとり妄想遊びから現実に帰り、呆然と返事を返した。
携帯を片手に、奈緒が楽屋を後にする。
大樹は眉間に皺を寄せて下半身を見下ろした。
「私のジュニアは素直だな」
ーーーさて、コレをどうしよう?
トイレは何処だと立ち上がる。が…。
「あ、良かった! 細川さん、帰ってたらどうしようと思いました!」
頬を染めて駆け込んで来た陽斗が、嬉しそうに靴を脱ぎ捨て、大樹の広い胸に抱き付いた。
「は、陽斗君? うわっ!?」
突然の事で、大樹は驚愕し、よろめいて尻餅を付いてしまった。
「ご、ごめんなさ…え?」
「…ヴ…陽斗君…すまないが…手をっ」
退けてくれと云おうとしたが、それ以上声が出せなかった。
何故なら、陽斗を庇った拍子にとんでもない事態に落ち入っていた。
と、いうのも、陽斗の左手が大樹の胸に、右手は大樹のジュニアに添えられ、しかも…。
「はる…と君! 駄目だ手を離し」
「細川さんの…凄くおっきい…」
ーーーなんで~~あ…好いかも……っ。
陽斗はゴクリと息を呑んで大樹のジュニアを撫で。
「ヴっ! 陽斗君!」
ーーーぎゃあ! 犯されるっっっ!
「細川さん好きです!!」
興奮した陽斗が大樹の唇に噛み付いた。
「んん!」
強烈かつ濃厚なキスに大樹の心拍数が上がる。そこへ。
「社長、今梶さんから連絡…」
双眸を見開く奈緒は、頭が真っ白になっていた。
「…奈緒」
驚愕に歪んだ大樹の顔と、頬を染める青年、陽斗が大樹の胸にしがみ付いている。どんな言い訳をしても、この状況は最悪だ。奈緒は何処か冴えた頭の中で、二人を睥睨した。
「お二人ともお立場をお考え下さい。陽斗君にスキャンダルでも起きたら、我が社の影響にも響きます」
踵を返して楽屋から出て、背後で大樹が奈緒を呼ぶ声を聞いたが、ドアでその声を遮られた。
「奈緒っ!」
大樹は陽斗を引き剥がして、奈緒の後を追った。
「細川さん!」
大樹はドアノブを掴み振り返る。
「陽斗君すまない」
陽斗は泣き出しそうに、顔を歪めるが大樹は構わずに楽屋を飛び出した。
「は…は…っ」
激しく心臓を脈打たせながら、人気の無いセット器材の影に隠れた。
「なんで…」
ポロポロと零れ落ちる涙に奈緒は驚いて、ゴシゴシと片手で擦る。
「なんで涙なんか」
「…それは奈緒が私を好きだからだよ」
背後から、大樹が奈緒の身体を抱き締めて囁いた。
奈緒の肩がピクリと揺れる。
「社…長」
「奈緒、あれは事故だ」
「っ! …そんなの、私に信じろと!?」
振り返った奈緒は、間近にあった大樹の唇にハッとした。
「…この唇に…」
奈緒の指が大樹の唇に触れる。
「奈緒…」
大樹の下半身がぞくぞくした。
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