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魔法少女に転生した俺。魔界の魔王を追いかけて地下の魔界にの城に乗り込んだが捕まって男戦士と決闘させられる。
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(1)
明日は俺の15歳の誕生日だ。
15歳になったからといって何も変わることはないと俺は思っていた。
もう誕生会などやる歳でもないし誕生日のプレゼントもない。
いつものようにパジャマに着替えて布団の中に入って寝ていると夜中に夢を見た。
白い衣を着た女神が俺の前に現れると「汝は選ばれし者」ともったいぶってしゃべり始めた。
「魔界の進入をくい止めるために汝は魔法少女に選ばれた。魔界の魔物はすでに世の中に一般人に紛れて侵入している」
「これ以上の侵入を許せばこの世界は魔界の大王の物になる」
「この世界を守るため汝に魔法の力を授ける」
「魔界の魔物が現れたとき、汝は魔法少女に変身して魔法の力で魔物を退治するのだ」
「さもなくば汝が魔界の魔物に囚われて魔界の大王の奴隷となるだろう」
「魔界少女に選ばれた者は他にも多数居る。お互いに助け合って魔界の怪物と対峙するのじゃ」
女神の話を聞いて俺はなんでこんな変な夢を見るのだろうと不思議になった。
俺は男だからいくら女神に選ばれても魔法少女になんかなれるわけがない。
朝になって夢から醒めてもなんだか納得の行かない気持ちだった。
(2)
夢の中で女神に出会ったあと俺は普通に学校に通って何も変わった出来事は起きなかった。
夏休みに入ると俺は駅前の大通りで開催されるよさこい踊りを見に行くことにした。
駅前の大通りには大勢の観客がよさこい踊りの行列を待ち構えていて。焼き鳥やアメリカンドッグの屋台も出ていた。
しばらく待っていると遠くからよさこい節が聞こえてきた。
よさこい踊りの踊り子たちが踊りながら近づいてくるのが見えて観客は大通りに詰め寄ってきた。
踊り子達は各チームごとに揃いの衣装を着ていて、デザインも随分と凝っている。
露出度の高い衣装を着ているチームもあって目のやり場に困る位だ。
踊りの振り付けは盆踊りとは違って随分と大胆でまるで体操でも見ているみたいだ。
よっぽど練習を重ねたらしくて踊りもよく揃っている。
急に踊り子達の行列の先頭に白い煙が立ち込めてきた。
何が始まるんだろうと思っていると煙の中から変な格好をした大柄な男性が登場した。
見た感じはテレビドラマに出てくる魔界の魔王みたいな扮装だ。
その時俺は自分の身体がなんだか変だと気がついた。
胸が大きく膨らんでいて、足もスカートのしたから素足が見えている。
よくよく見ると服装もセーラー服みたいなワンピースだ。
俺は魔法少女に変身したらしいと気がついた。
俺はちょっと前に見た夢の事を思い出した。
夢の中に出てきた女神は本物で、俺は本当に魔法少女に変身したらしい。
だとすれば目の前にいるのは本物の魔界の魔王か、魔王に変装した魔界の魔物に違いない。
魔王は行列の先頭で踊っていた踊り子に駆け寄ると踊り子の手を掴んだ。
踊り子の女の子は「なにをするんですか、放してして下さい」と大声を出した。
俺はこのままでは大変なことになると思って思い切りジャンプした。
宙を舞って群衆の上を飛び越して大通りの中央に舞い降りると大声で「私は魔法少女です、その手を放しなさい」と魔王に叫んだ。
「魔法少女なんて笑わせるぜ」と魔王が大声で言い返すと踊り子の女の子の手を放して俺に飛び掛かってきた。
俺は身体を屈めて魔王の蹴りをよけると魔王の後ろにまわり込んで魔王の身体を押さえつけた。
次の瞬間に魔王は俺の身体を投げ飛ばすと俺は大通りに叩きつけられた。
魔王が俺の身体を踏みつけようとして飛び乗って来たので俺は必死で横に転がった。
俺には魔法の力があるはず。
魔王なんかに負けるはずがないと思ったが魔法の使い方が分からない。
俺はなんでもいいから試してみるしかないと思って、両手を十字に組んだ。
手のひらから明るい光が出ると、魔王の身体がクルリと宙を舞った。
魔法の力が使えたらしい。
次の瞬間に地面に大きな穴があいて魔王の身体が吸い込まれた。
あっというまに俺の身体も穴から落ちて地面の中に吸い込まれてしまった。
身体が穴の底に落ちたがふんわりとした感触で身体に怪我はない。
変だと思って周りを見ると地中に魔界の通路があるらしくて魔王が逃げていくのが見えた。
さっき魔王が大通りの上に登場したのもこの魔界の通路を通って出てきたらしい。
魔王を追いかけて地下の通路を進むと床が柔らかくてすぐにへこんで歩きにくい。
魔界の通路は普通の地下道とは違うらしい。
魔王が通路の角を曲がったので姿が見えなくなった。
(3)
用心しながら曲がり角まで行くと、先が大きなホールになっていて誰かいる。
魔界の魔物がいるとやっかいなことになると思って確かめてみると服装が俺と一緒だ。
セーラー服に似た紺のワンピースはすぐに魔法少女だと分かった。
俺は他の魔法少女達が魔王を追いかけて地下の魔界に侵入しているのだと思った。
「ねえ、魔界の魔王はどこにいるの」と俺がすぐ近くまで歩み寄って聞いてみた。
「あなた新入りね、魔法少女はこんな所に来たりしたらだめよ」と女の子が言うので俺は意味がわからなかった。
「ここに来た魔法少女で無事に地上にもどった女の子は一人もいないのよ」と女の子に言われて俺はどうやら魔王に上手くおびき出されてしまったらしいと気がついた。
元来た地下道を戻ろうとすると別の魔法少女に行く手を阻まれた。
同じ魔法少女なのに俺の邪魔をするなんてなんだか変だと思ってよくよく魔法少女を見ると首に変な物を付けけている。
まるで犬の首輪のようにとがった金具がついた太い革の首輪だ。
「あなたはもう逃げられないの、魔界の魔王の奴隷になるしかないのよ」とさっきの女の子が俺の後ろから声を掛けてきた。
いつの間にか俺は同じような首輪をした魔法少女達に取り囲まれていた。
どうやら首輪をした魔法少女達は魔界の魔王に捕まって奴隷にされた女の子達らしい。
俺はなんとか逃げるしかないと思って魔法を使おうとしてさっきみたいに腕を交差させた。
だが思ったようには魔法は使えない。
「なにやってるのよそんなことで魔法が使える訳ないでしょう」と女の子が言うと腕を組んで呪文を唱えた。
あっというまに俺の身体に細い紐が巻きつくと俺は身動きできなくなった。
どうやらさっき魔法が使えたと思っていたのは魔界の魔王の芝居で、実際には魔法ではなかったみたいだ。
「あなたはまだ新人ね、魔法の使い方もわからないうちに魔界の城に乗り込んだりするからこんなことになるのよ」と女の子に言われて俺は自分の立場に気がついた。
このままでは俺も他の魔法少女と同じに魔王の奴隷にされてしまう。
俺はなんとか逃げようとして俺を取り囲んだ魔法少女に体当たりをした。
だが相手は魔法少女だけあって、簡単にはいかない。
俺はすぐに足をすくわれて、地下道の地面に倒れ込んでしまった。
「手間を掛けさせないでね、あなただって痛い思いはしたくないでしょう」と女の子に言われて俺はひとまず抵抗するのは止めた。
今は魔法少女達に取り囲まれてとても逃げられそうにない。
なんとかチャンスをみつけるしかない。
魔法少女達に囲まれて通路の奥を進むと宮殿らしい場所に出た。
王座に座っているは魔界の大王だ。
さっき見た魔界の大王は偽物だったらしくて、本物の魔界の大王は体つきが一回り大きくて肌の色も不気味な青紫色だ。
「大王様、新入りの魔法少女です、大王様の奴隷になりたいと言うので連れてきました」と女の子が魔王に報告している。
「さっそく首輪をつけて貰おうか」と魔王が言うと大きな金庫から鎖のついた首輪を取り出した。
「この首輪は奴隷のしるしだ、この首輪をしている限りはぜったいに魔界の掟にはさからえないんだ。さからったらどうなるのか教えてやろう」と魔王が言うと鎖の中程についた太い杭のような金具を手にとって俺に触らせた。
冷たい感触の金具は何に使うのかわからないが特別な魔力があるらしい。
「お願いします、なんとかこの首輪だけは許してもらえませんか」と俺は魔王に言うだけ言ってみた。
「俺の言う事を何でも聞くと約束するなら、首輪はしなくてもいいんだぜ」と魔王が答えたのを聞いて俺はほっとした。
「何でも言うことを聞きます、本当です」と俺は必死で魔王にお願いをした。
「それじゃあ、魔界の女戦士になってもらおうか」と魔王が言い出した。
「女戦士ってなんですか」と俺が聞き返すと魔王は「魔界の闘技場で男戦士と決闘をするんだ、魔界は退屈だから退屈しのぎに魔界の魔物がみんなで決闘を見物するって寸法だ」と教えてくれた。
俺は魔王の奴隷になるよりは見せ物にされたほうがまだましだと思った。
だが決闘で負けて殺されたりしするのは嫌だ。
「決闘で負けたらどうなるんですか」と俺は魔王に聞いてみた。
「決闘に勝つまでなんどでも決闘をやり続けてもらう」と魔王が言うので俺は殺されなくて済むらしいと一安心した。
だが決闘に勝ったらどうなるのか気になった。
「決闘に勝ったらどうなるんですか」と俺は魔王に聞いてみた。
「決闘にかったら負けた男戦士の嫁にしてもらえるんだ、嬉しいだろう」と魔王が答えたので俺はうっかり決闘で勝つわけにはいかないと思った。
「やらせて頂きます」と俺が答えると魔王すぐに女の子達に指示をだした。
俺は奥の通路を通って闘技場の控室らしい部屋に連れてこられた。
女の子達は俺に銀色の鎧を着せると大きな剣を渡してくれた。
準備が済むと俺は闘技場の出入り口まで連れてこられた。
闘技場はかなり広くて中央にプロレスのリングのような金網があり、その周囲は観客席になっている。
ちょうど俺の前の順番の決闘が行われているらしくて、リングの中には女戦士と男戦士が向かい合っている。
観客席からは観客の魔物たちの声援する声が聞こえてきて随分と騒がしい。
女戦士は俺とよく似た銀色に輝く鎧を身につけていて、俺と同じように魔王に捕まって闘技場で男戦士と闘わせられているらしい
女戦士と男戦士はしばらくお互いに様子を見合って動かなかったが次第に間合いをつめると男戦士が剣を振りかざした。
しばらく小競り合いがつづいたが次第に女戦士が不利になっていきリングの隅に追い詰められた。
男戦士の剣がついには女戦士の喉元に突きつけられると勝負はついたらしい。
女戦士が剣を捨てると男戦士は剣を拾ってリングの外に投げた。
魔王の話しでは女戦士は殺されることはないと聞いていたのでこのあとどうなるのか俺は固唾をのんで二人を見つめた。
男戦士は自分の剣もリングの外に置くと、女戦士の鎧を一枚づつ剥がして行った。
女戦士も必死で抵抗するが、とうとう丸裸にされてしまった。
女戦士の足を開かせて男戦士が体を重ねるのを見て俺は目の前で起きている事が信じられなかった。
繰り返し女戦士が絶叫をしたあと男戦士が体を離した。
体を震わせ続ける女を男戦士が抱き上げてリングの外に運び出すとつぎは俺が決闘をする番だ。
さっきの女戦士と男戦士がやっていたように最初は相手の様子を見ながらすこしづつ間合いを詰めていった。
しばらくは俺が前にでると男戦士が後ろにさがり、男戦士が前に出ると俺がさがるのを繰り返していたが次第に私はリングの隅に追い詰められた。
男戦士の剣が真上から俺に打ちつけられてきて俺は必死で剣で払った。
男戦士はまだ本気で闘う意図はないらしくて、男戦士の剣は力なく弾き飛ばされた。
またしばらく様子を見てから男戦士の剣は今度は横から俺の体に打ちつけられてきた。
今度もなんとか剣で払ったが男戦士はまだ本気を出す様子はない。
これなら俺にもチャンスがあるかもしれないと思って俺は思い切って剣を男戦士の喉元めがけて突き出した。
だが男戦士は軽い身のこなしで俺の剣を避けた。
俺はなんとか続けて剣を突き続けたが、男戦士の剣が俺の剣を弾いて飛ばすと俺の持っていた剣はリングの外に落ちてしまった。
男戦士は自分の剣を置くと、鎧を脱いで丸裸になった。
このあと男戦士が俺に何をするつもりなのかさっきの試合を見ていてすぐに判った。
辱めを受けるのはいやだが死ぬよりはましだ。
俺はとっさに自分から鎧を脱いで裸になった。
男戦士に逆らっても無理矢理裸にされるだけだ。
見せ物にされるくらいなら自分で脱いだ方がいいと思ったからだ。
観客席の魔物たちが大声をだすのが聞こえてきた。
俺は足を広げて寝そべると男戦士を挑発するように腰を揺らせた。
熱く煮えたぎった欲望を前にして、俺の心は逆らう気力を失った。
俺の期待を裏切るように、ゆっくりとした波が俺の感触を楽しむように打ち寄せてきた。
今誰が俺を支配しているのか、それだけが俺の涙を誘う喜びだった。
激しい渦の流れに俺の体は飲み込まれ、体ごと深く沈み込んで浮き上がる望みもなくなった。
俺の体は意志のない人形のようにもてあそばれて引き裂かれた。
このままずっと続くのなら、俺はもう支配者に従うしかないと覚悟した。
男戦士は俺の身体を征服すると最後の望みを打ち砕いた。
明日は俺の15歳の誕生日だ。
15歳になったからといって何も変わることはないと俺は思っていた。
もう誕生会などやる歳でもないし誕生日のプレゼントもない。
いつものようにパジャマに着替えて布団の中に入って寝ていると夜中に夢を見た。
白い衣を着た女神が俺の前に現れると「汝は選ばれし者」ともったいぶってしゃべり始めた。
「魔界の進入をくい止めるために汝は魔法少女に選ばれた。魔界の魔物はすでに世の中に一般人に紛れて侵入している」
「これ以上の侵入を許せばこの世界は魔界の大王の物になる」
「この世界を守るため汝に魔法の力を授ける」
「魔界の魔物が現れたとき、汝は魔法少女に変身して魔法の力で魔物を退治するのだ」
「さもなくば汝が魔界の魔物に囚われて魔界の大王の奴隷となるだろう」
「魔界少女に選ばれた者は他にも多数居る。お互いに助け合って魔界の怪物と対峙するのじゃ」
女神の話を聞いて俺はなんでこんな変な夢を見るのだろうと不思議になった。
俺は男だからいくら女神に選ばれても魔法少女になんかなれるわけがない。
朝になって夢から醒めてもなんだか納得の行かない気持ちだった。
(2)
夢の中で女神に出会ったあと俺は普通に学校に通って何も変わった出来事は起きなかった。
夏休みに入ると俺は駅前の大通りで開催されるよさこい踊りを見に行くことにした。
駅前の大通りには大勢の観客がよさこい踊りの行列を待ち構えていて。焼き鳥やアメリカンドッグの屋台も出ていた。
しばらく待っていると遠くからよさこい節が聞こえてきた。
よさこい踊りの踊り子たちが踊りながら近づいてくるのが見えて観客は大通りに詰め寄ってきた。
踊り子達は各チームごとに揃いの衣装を着ていて、デザインも随分と凝っている。
露出度の高い衣装を着ているチームもあって目のやり場に困る位だ。
踊りの振り付けは盆踊りとは違って随分と大胆でまるで体操でも見ているみたいだ。
よっぽど練習を重ねたらしくて踊りもよく揃っている。
急に踊り子達の行列の先頭に白い煙が立ち込めてきた。
何が始まるんだろうと思っていると煙の中から変な格好をした大柄な男性が登場した。
見た感じはテレビドラマに出てくる魔界の魔王みたいな扮装だ。
その時俺は自分の身体がなんだか変だと気がついた。
胸が大きく膨らんでいて、足もスカートのしたから素足が見えている。
よくよく見ると服装もセーラー服みたいなワンピースだ。
俺は魔法少女に変身したらしいと気がついた。
俺はちょっと前に見た夢の事を思い出した。
夢の中に出てきた女神は本物で、俺は本当に魔法少女に変身したらしい。
だとすれば目の前にいるのは本物の魔界の魔王か、魔王に変装した魔界の魔物に違いない。
魔王は行列の先頭で踊っていた踊り子に駆け寄ると踊り子の手を掴んだ。
踊り子の女の子は「なにをするんですか、放してして下さい」と大声を出した。
俺はこのままでは大変なことになると思って思い切りジャンプした。
宙を舞って群衆の上を飛び越して大通りの中央に舞い降りると大声で「私は魔法少女です、その手を放しなさい」と魔王に叫んだ。
「魔法少女なんて笑わせるぜ」と魔王が大声で言い返すと踊り子の女の子の手を放して俺に飛び掛かってきた。
俺は身体を屈めて魔王の蹴りをよけると魔王の後ろにまわり込んで魔王の身体を押さえつけた。
次の瞬間に魔王は俺の身体を投げ飛ばすと俺は大通りに叩きつけられた。
魔王が俺の身体を踏みつけようとして飛び乗って来たので俺は必死で横に転がった。
俺には魔法の力があるはず。
魔王なんかに負けるはずがないと思ったが魔法の使い方が分からない。
俺はなんでもいいから試してみるしかないと思って、両手を十字に組んだ。
手のひらから明るい光が出ると、魔王の身体がクルリと宙を舞った。
魔法の力が使えたらしい。
次の瞬間に地面に大きな穴があいて魔王の身体が吸い込まれた。
あっというまに俺の身体も穴から落ちて地面の中に吸い込まれてしまった。
身体が穴の底に落ちたがふんわりとした感触で身体に怪我はない。
変だと思って周りを見ると地中に魔界の通路があるらしくて魔王が逃げていくのが見えた。
さっき魔王が大通りの上に登場したのもこの魔界の通路を通って出てきたらしい。
魔王を追いかけて地下の通路を進むと床が柔らかくてすぐにへこんで歩きにくい。
魔界の通路は普通の地下道とは違うらしい。
魔王が通路の角を曲がったので姿が見えなくなった。
(3)
用心しながら曲がり角まで行くと、先が大きなホールになっていて誰かいる。
魔界の魔物がいるとやっかいなことになると思って確かめてみると服装が俺と一緒だ。
セーラー服に似た紺のワンピースはすぐに魔法少女だと分かった。
俺は他の魔法少女達が魔王を追いかけて地下の魔界に侵入しているのだと思った。
「ねえ、魔界の魔王はどこにいるの」と俺がすぐ近くまで歩み寄って聞いてみた。
「あなた新入りね、魔法少女はこんな所に来たりしたらだめよ」と女の子が言うので俺は意味がわからなかった。
「ここに来た魔法少女で無事に地上にもどった女の子は一人もいないのよ」と女の子に言われて俺はどうやら魔王に上手くおびき出されてしまったらしいと気がついた。
元来た地下道を戻ろうとすると別の魔法少女に行く手を阻まれた。
同じ魔法少女なのに俺の邪魔をするなんてなんだか変だと思ってよくよく魔法少女を見ると首に変な物を付けけている。
まるで犬の首輪のようにとがった金具がついた太い革の首輪だ。
「あなたはもう逃げられないの、魔界の魔王の奴隷になるしかないのよ」とさっきの女の子が俺の後ろから声を掛けてきた。
いつの間にか俺は同じような首輪をした魔法少女達に取り囲まれていた。
どうやら首輪をした魔法少女達は魔界の魔王に捕まって奴隷にされた女の子達らしい。
俺はなんとか逃げるしかないと思って魔法を使おうとしてさっきみたいに腕を交差させた。
だが思ったようには魔法は使えない。
「なにやってるのよそんなことで魔法が使える訳ないでしょう」と女の子が言うと腕を組んで呪文を唱えた。
あっというまに俺の身体に細い紐が巻きつくと俺は身動きできなくなった。
どうやらさっき魔法が使えたと思っていたのは魔界の魔王の芝居で、実際には魔法ではなかったみたいだ。
「あなたはまだ新人ね、魔法の使い方もわからないうちに魔界の城に乗り込んだりするからこんなことになるのよ」と女の子に言われて俺は自分の立場に気がついた。
このままでは俺も他の魔法少女と同じに魔王の奴隷にされてしまう。
俺はなんとか逃げようとして俺を取り囲んだ魔法少女に体当たりをした。
だが相手は魔法少女だけあって、簡単にはいかない。
俺はすぐに足をすくわれて、地下道の地面に倒れ込んでしまった。
「手間を掛けさせないでね、あなただって痛い思いはしたくないでしょう」と女の子に言われて俺はひとまず抵抗するのは止めた。
今は魔法少女達に取り囲まれてとても逃げられそうにない。
なんとかチャンスをみつけるしかない。
魔法少女達に囲まれて通路の奥を進むと宮殿らしい場所に出た。
王座に座っているは魔界の大王だ。
さっき見た魔界の大王は偽物だったらしくて、本物の魔界の大王は体つきが一回り大きくて肌の色も不気味な青紫色だ。
「大王様、新入りの魔法少女です、大王様の奴隷になりたいと言うので連れてきました」と女の子が魔王に報告している。
「さっそく首輪をつけて貰おうか」と魔王が言うと大きな金庫から鎖のついた首輪を取り出した。
「この首輪は奴隷のしるしだ、この首輪をしている限りはぜったいに魔界の掟にはさからえないんだ。さからったらどうなるのか教えてやろう」と魔王が言うと鎖の中程についた太い杭のような金具を手にとって俺に触らせた。
冷たい感触の金具は何に使うのかわからないが特別な魔力があるらしい。
「お願いします、なんとかこの首輪だけは許してもらえませんか」と俺は魔王に言うだけ言ってみた。
「俺の言う事を何でも聞くと約束するなら、首輪はしなくてもいいんだぜ」と魔王が答えたのを聞いて俺はほっとした。
「何でも言うことを聞きます、本当です」と俺は必死で魔王にお願いをした。
「それじゃあ、魔界の女戦士になってもらおうか」と魔王が言い出した。
「女戦士ってなんですか」と俺が聞き返すと魔王は「魔界の闘技場で男戦士と決闘をするんだ、魔界は退屈だから退屈しのぎに魔界の魔物がみんなで決闘を見物するって寸法だ」と教えてくれた。
俺は魔王の奴隷になるよりは見せ物にされたほうがまだましだと思った。
だが決闘で負けて殺されたりしするのは嫌だ。
「決闘で負けたらどうなるんですか」と俺は魔王に聞いてみた。
「決闘に勝つまでなんどでも決闘をやり続けてもらう」と魔王が言うので俺は殺されなくて済むらしいと一安心した。
だが決闘に勝ったらどうなるのか気になった。
「決闘に勝ったらどうなるんですか」と俺は魔王に聞いてみた。
「決闘にかったら負けた男戦士の嫁にしてもらえるんだ、嬉しいだろう」と魔王が答えたので俺はうっかり決闘で勝つわけにはいかないと思った。
「やらせて頂きます」と俺が答えると魔王すぐに女の子達に指示をだした。
俺は奥の通路を通って闘技場の控室らしい部屋に連れてこられた。
女の子達は俺に銀色の鎧を着せると大きな剣を渡してくれた。
準備が済むと俺は闘技場の出入り口まで連れてこられた。
闘技場はかなり広くて中央にプロレスのリングのような金網があり、その周囲は観客席になっている。
ちょうど俺の前の順番の決闘が行われているらしくて、リングの中には女戦士と男戦士が向かい合っている。
観客席からは観客の魔物たちの声援する声が聞こえてきて随分と騒がしい。
女戦士は俺とよく似た銀色に輝く鎧を身につけていて、俺と同じように魔王に捕まって闘技場で男戦士と闘わせられているらしい
女戦士と男戦士はしばらくお互いに様子を見合って動かなかったが次第に間合いをつめると男戦士が剣を振りかざした。
しばらく小競り合いがつづいたが次第に女戦士が不利になっていきリングの隅に追い詰められた。
男戦士の剣がついには女戦士の喉元に突きつけられると勝負はついたらしい。
女戦士が剣を捨てると男戦士は剣を拾ってリングの外に投げた。
魔王の話しでは女戦士は殺されることはないと聞いていたのでこのあとどうなるのか俺は固唾をのんで二人を見つめた。
男戦士は自分の剣もリングの外に置くと、女戦士の鎧を一枚づつ剥がして行った。
女戦士も必死で抵抗するが、とうとう丸裸にされてしまった。
女戦士の足を開かせて男戦士が体を重ねるのを見て俺は目の前で起きている事が信じられなかった。
繰り返し女戦士が絶叫をしたあと男戦士が体を離した。
体を震わせ続ける女を男戦士が抱き上げてリングの外に運び出すとつぎは俺が決闘をする番だ。
さっきの女戦士と男戦士がやっていたように最初は相手の様子を見ながらすこしづつ間合いを詰めていった。
しばらくは俺が前にでると男戦士が後ろにさがり、男戦士が前に出ると俺がさがるのを繰り返していたが次第に私はリングの隅に追い詰められた。
男戦士の剣が真上から俺に打ちつけられてきて俺は必死で剣で払った。
男戦士はまだ本気で闘う意図はないらしくて、男戦士の剣は力なく弾き飛ばされた。
またしばらく様子を見てから男戦士の剣は今度は横から俺の体に打ちつけられてきた。
今度もなんとか剣で払ったが男戦士はまだ本気を出す様子はない。
これなら俺にもチャンスがあるかもしれないと思って俺は思い切って剣を男戦士の喉元めがけて突き出した。
だが男戦士は軽い身のこなしで俺の剣を避けた。
俺はなんとか続けて剣を突き続けたが、男戦士の剣が俺の剣を弾いて飛ばすと俺の持っていた剣はリングの外に落ちてしまった。
男戦士は自分の剣を置くと、鎧を脱いで丸裸になった。
このあと男戦士が俺に何をするつもりなのかさっきの試合を見ていてすぐに判った。
辱めを受けるのはいやだが死ぬよりはましだ。
俺はとっさに自分から鎧を脱いで裸になった。
男戦士に逆らっても無理矢理裸にされるだけだ。
見せ物にされるくらいなら自分で脱いだ方がいいと思ったからだ。
観客席の魔物たちが大声をだすのが聞こえてきた。
俺は足を広げて寝そべると男戦士を挑発するように腰を揺らせた。
熱く煮えたぎった欲望を前にして、俺の心は逆らう気力を失った。
俺の期待を裏切るように、ゆっくりとした波が俺の感触を楽しむように打ち寄せてきた。
今誰が俺を支配しているのか、それだけが俺の涙を誘う喜びだった。
激しい渦の流れに俺の体は飲み込まれ、体ごと深く沈み込んで浮き上がる望みもなくなった。
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