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原宿で魔界戦隊ショーをやってる。ファッションモデルの女の子達が魔界軍団に襲われちゃう。桃色レンジャーが魔界大王と戦うシーンは凄い迫力。
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あらすじ
原宿で魔界戦隊ショーをやってる。ファッションモデルの女の子達が魔界軍団に襲われちゃう。桃色レンジャーの由美ちゃんが魔界大王と戦うシーンは凄い迫力。
お誕生会の後に、有紀は彩香ちゃんに誘われて久しぶりに原宿に出かけてみた。いつもだったら原宿に行くときは江実矢君も誘うんだけど、江実矢君には断られちゃった。用事があるから行けないとか言われたけど、今まで江実矢君は彩香ちゃんの誘いを断った事なんかない。やっぱり江実矢君は付き合ってる女の子がいるらしい。今回は彩香ちゃんと有紀の二人だけだ。彩香ちゃんはちょっと寂しそうな顔をしてるけど、竹下通りでお気に入りのピンクハウスに入ると夢中で服を見てる。どの服も中学生にはとても買えない値段なので見るだけだ。
一通り竹下通りを散歩した後、屋台でクレープを買おうと並んでいると彩香ちゃんが足元にビラが落ちてるのを見つけた。ビラにはあの桃色レンジャーの由美ちゃんの顔がありタコ怪人の姿もある。この近所で魔界戦隊のショーがあるらしい。
もしかして神社の境内で見たタコ怪人が本物なら、この魔界戦隊のタコ怪人は偽物ということになる。偽物が居るって事は、本物も居るってことに違いない。だったら偽物を見てたしかめれば、本物が本当にいるかも判るはず。彩香ちゃんも同じ事を思ったらしい。クレープを食べ終わったあと二人で魔界戦隊ショーを見に行くことにした。
大通りにでて大きなビルを探してみると、ビルの前に受付があって人が並んでるのが見えた。拾ったビラを確かめてみたが、場所はあってるみたい。ここで待っていればいいらしいとしばらく行列に並んでいると列が進んで、受付の前まで来た。
受付の前には女の子達が並んでいてその一番前には由美ちゃんがいる。だけど由美ちゃんの服装を見て彩香ちゃんはびっくりして目を丸くした。半分裸で、股の間から胸に紐くらいの細い鎖のベルトが通っていて首輪につながってる。テレビでやってたあの、魔界戦隊で由美ちゃんがタコ怪人と合体の儀式をしたときの格好だ。テレビ番組ならともかく、人前でこんな格好をしてるなんてとても信じられない。きっと肌色のタイツかなんか着てるんだと有紀は思ったけど、どう見ても裸の素肌なのでとても見ていられない。
彩香ちゃんがさっき拾ったビラを由美ちゃんに渡すと、由美ちゃんの身体を嘗め回すように見つづけて立ち止まったまま動けない。すぐに後から待ちかねた男の子達に押されて、彩香ちゃんは入り口の中に押し込まれた。
男の子達が並んで進む列のあとに続いて建物の中に入ってみると、地下の広い倉庫みたいな部屋に案内された。排水管みたいな銀色の太い管が、天井や壁にむき出しに張り巡らされている。上を見上げると、金網みたいな天井のあちこちから鎖が垂れ下がっててなんだか変だ。
客席の間を通って中央に進むと、舞台の奥からすぐ目の前までキャットウォークが作ってあって、雰囲気はちょうどこの前撮影したファッションショーと同じだ。そろそろショーが始まるらしくて、会場に音楽が流れ出すと照明の明かりがきらきらき輝いて客席を照らした。
客席のパイプ椅子には男の人ばかりが大勢座っていて変な感じの雰囲気。男の人達は、高校生か大学生くらいの年に見えるけど、背中にリュックを背負っていて服装はだらしなくて髪も長い。どうみてもお洒落な格好じゃない男の子達をみて彩香ちゃんが小声で有紀にささやいた。
「この人達オタクよ」と言われて有紀も成る程と気がついた。魔界戦隊は深夜の番組で普通の子供向きの番組なんかじゃない。お色気シーン満載で、こんな番組を見るのはあの「オタク」呼ばれてる種類の男の子しかいないはず。
しばらく待っているといきなり大きな音楽が響いて、舞台の奥から女の子達が現れてきた。きどった格好で変な仕草をしながらキャットウォークの中央まで女の子が歩いてくると、男の子達の視線が一斉に女の子の腿に集まった。ぎりぎりのミニスカートは、ゴスロリのメード風のワンピースで、白いレース模様のニーソックスをはいてる。ミニスカートと、ニーソックスの間のわずかの隙間に見える女の子の腿の肌色の領域が「絶対領域」と言って、オタク達の視線が集まる場所だと、以前久美子ちゃんに聞いたことがある。久美子ちゃんはオタクの事は不思議といろいろと詳しい。
急に音楽が止まると、また別の音楽がなり出して舞台から別の女の子が歩いて中央まで来た。さっきの女の子と入れ替わると、また別の女の子が舞台から気取った足取りでポーズをとりながら歩いてくる。
いつか江実矢君がテレビドラマの撮影でモデルをしてたのと同じ女の子達らしい。テレビ番組でやった、ファッションショーを再現するというのがこの魔界戦隊ショーの趣向らしい。だけどファッションショーだけにこれだけ大勢男の子達が集まるわけはない。
しばらくファッションショーが続いた後、最後にウェディングドレス姿で現れたのは桃色レンジャーの由美ちゃんだ。ウェディングドレスとは言っても、胸元が大きくあいてる上にスケスケの生地で下に着けてるブラジャーが丸見え。スカートも超ミニで歩くたびに下着が見えそうになっちゃう。男の子達はさすがに興奮したらしくて目つきが変。
少し遅れて黒色レンジャーも登場した。以前ドラマの収録のファッションショーでやった時と同じに、変な格好で黒色レンジャーが桃色レンジャーと一緒に踊りを踊ってる。
急に音楽が止むと、場内の照明がくるくると回りながら輝いた。
これでファッションショーは終わりらしくて、女の子達が一斉にキャットウォークに並んで、ポーズを取ってる。女の子達が楽屋に引き上げようと歩き始めたとき急に照明の明かりが紫と赤で点滅した。何が起きるんだろうと思ってると、会場に魔界軍団が現れて、女の子をステージの上で襲い始めた。
両手を前に突き出して、手で胸を掴むような格好で魔界軍団達が女の子を取り囲んだ。狭いステージの上ではモデルの女の子達は逃げ場がない。魔界軍団がすぐ側まで近寄ると、女の子同士が向き合うしかない。
そこで今度は魔界軍団に背中を押されると女の子同士がお互いに抱き合う格好になっちゃう。いつの間にかステージの上では、女の子同士が全員抱き合ってる。
キャットウォークの一番前で踊っていた、黒色レンジャーと桃色レンジャーは、魔界軍団に追いつめられて身動きができない。桃色レンジャーの身体を触ろうとして手を伸ばす魔界軍団をなんとか黒色レンジャーが防ぐのが精一杯だ。
モデルの女の子達を取り囲んでいた魔界軍団は今度は、抱き合った女の子の後から身体を寄せて押しつけてきた。このショーは魔界軍団のショーなはずだけど、エッチなショーだったらしい。とても見ていられないけど、会場の中は男の子達で一杯で身動きもできない。
興奮して我慢仕切れなくなった男の子が一人ステージの上によじ登ろうとした。他の男の子も一斉にステージによじ登ろうと押し寄せた。急にまた照明が変わると、まるでストロボの明かりが繰り返し輝いて目が眩んだ。
今度は魔界戦隊が現れて魔界軍団と女の子の間に割って入った。ステージによじ登ろうとした男の子は舞台の奥から飛び出してきた黄色レンジャーに押し倒されると、一回転してステージから転がり降りた。
いよいよ魔界レンジャーの登場だ。
「悪の手先め懲らしめてやる」と黄色レンジャーが大声をだしながら、ポーズを決めた。
あっという間に魔界戦隊の変身が済むと、今度は青色レンジャーと緑色レンジャーと黄色レンジャーの三人でまたかっこよくポーズを決めてる。いよいよこれから前フリは終わって魔界戦隊のショーが始まるらしい。
魔界戦隊が変身して、魔界軍団を退治するはずだと見てたけど何だか変。魔界戦隊はひとりづつ魔界軍団につかまってあっという間に叩きのめされちゃってる。桃色レンジャーを必死で守っていた黒色レンジャーも魔界軍団に捕まってすぐ叩きのめされちゃった。
最後に残ったのは桃色レンジャー一人だけ。
ウェディングドレスを着ていて、頭にはレースのベールまで被っていてこんな格好で魔界軍団と戦える訳がない。すぐに魔界軍団に捕まるはずと思ってたけど、そうでもないらしい。桃色レンジャーの胸を掴もうと突き出した魔界軍団の手をひっぱってねじり上げると、魔界軍団の男達は一回転してはね飛ばされちゃう。ステージの上から、身体がくるくる回りながら床に落ちて倒れ込んでいく。目の前で見ていると凄い迫力だ。
魔界軍団がみんな桃色レンジャーにやっつけられちゃって逃げだそうとしたとき、今度はいきなりステージの中央に煙がパンと立ち上がった。
煙の中から登場したのは魔界大王。
ずっと前に、テレビの収録の時見たのと同じに学生服みたいな衣装だ。魔界大王がゆっくりと桃色レンジャーに歩み寄ると、キャットウォークの隅に追いつめた。魔界大王の両手が伸びて桃色レンジャーの胸を掴もうとしたとき、桃色レンジャーが飛び上がると、魔界大王の真上を飛んだ。桃色レンジャーの身体は一回転して魔界大王の後にすくっと立った。
魔界大王が両手を振り回して慌てた身振りで振り向くと、今度は桃色レンジャーの足が魔界大王のおっきいお腹を蹴り上げた。魔界大王がやられちゃうと思って見ていたけど、魔界大王のお腹はおっきくて桃色レンジャーが蹴飛ばした位ではなんともない。
桃色レンジャーが魔界大王の手をひっぱって投げ飛ばそうとしたけど、手をねじり上げようとしてもだめ。魔界大王が逆に桃色レンジャーの腕を捻り返すと、桃色レンジャーは床に押し倒されてしまった。
今度は桃色レンジャーの両足を掴んで、魔界大王がそのおっきなお腹を桃色レンジャーの身体の上に押しつけようとした。もうだめと思ったら、桃色レンジャーが魔界大王のお腹に足を押しつけて巴投げで投げ飛ばした。魔界大王のおっきな身体が一回転してドスンと倒れたが、またすぐ立ち上がると何か取りだして手に持った。魔界大王がヒュンと手を振ると、長い鞭がするすると桃色レンジャーに絡みついた。桃色レンジャーが倒れ込むと、魔界大王は今度は真上から桃色レンジャーの身体に鞭を叩きつけようとした。
もうこれで本当にもう駄目とおもったけど、桃色レンジャーはひらりと身をかわして鞭を避けた。もう一度魔界大王が鞭を大きく真上に振り上げて、桃色レンジャーめがけて叩き降ろしたけどやっぱりだめ。
桃色レンジャーがすばやい身のこなしで身体を捩ると、鞭の先は空を切るだけだ。魔界大王は怒り狂った身振りで今度は鞭を左右に振って桃色レンジャーを叩こうとした。すると今度は桃色レンジャーはひゅんと飛び上がって宙返りをして鞭を避けた。魔界大王はもう怒り狂って足元を何度も踏みならすと鞭を頭の上でぐるぐると廻し始めた。鞭の先が天井に届きそうになって広い会場の中を飛び回ると、ひゅんひゅんと空気を切る音が頭の真上から響いてきた。鞭を廻す勢いを強めると魔界大王が桃色レンジャーに向かって飛びかかってきたが、桃色レンジャーの身体も同時に前に飛んだ。
はっと思ったけど何が起きたのか判らない。鞭が急に波を打つような模様で天井近くに跳ねた。そのまま鞭が下に落ちると、魔界大王がぐえっとうめき声を上げて倒れ込んだ。桃色レンジャーと魔界大王の身体がすれ違った瞬間に、桃色レンジャーが魔界大王の手から鞭を奪い取ってしまったのだ。
奪った鞭をつかさず桃色レンジャーが魔界大王の頭の上から叩きつけたから堪らない。魔界大王は仰向けにゴキブリみたいな格好で倒れ込んで起きあがれなくなった。桃色レンジャーが鞭を振り上げて、魔界大王の股間を打ち下ろすと今度はもの凄いうなり声のような叫び声が会場いっぱいに響いた。どうやら魔界大王の急所に鞭があたっちゃったらしい。
こうなるといくら魔界大王でもとても桃色レンジャーには逆らえない。
まるで子供のように泣き声を上げて手足をばたばたさせる魔界大王のお腹を踏んづけると桃色レンジャーは勝ち誇った顔で魔界大王を見下ろした。そのまま魔界大王の上にしゃがみ込むような格好で腰を降ろすと、魔界大王のお腹がぴくぴく揺れてる。
「もう私には逆らえないのよ、判ってるわね」と厳しい口調で桃色レンジャーが魔界大王を怒鳴りつけると「逆らえないのはお前の方だ」と突然ステージ大きな声が会場に響いた。
原宿で魔界戦隊ショーをやってる。ファッションモデルの女の子達が魔界軍団に襲われちゃう。桃色レンジャーの由美ちゃんが魔界大王と戦うシーンは凄い迫力。
お誕生会の後に、有紀は彩香ちゃんに誘われて久しぶりに原宿に出かけてみた。いつもだったら原宿に行くときは江実矢君も誘うんだけど、江実矢君には断られちゃった。用事があるから行けないとか言われたけど、今まで江実矢君は彩香ちゃんの誘いを断った事なんかない。やっぱり江実矢君は付き合ってる女の子がいるらしい。今回は彩香ちゃんと有紀の二人だけだ。彩香ちゃんはちょっと寂しそうな顔をしてるけど、竹下通りでお気に入りのピンクハウスに入ると夢中で服を見てる。どの服も中学生にはとても買えない値段なので見るだけだ。
一通り竹下通りを散歩した後、屋台でクレープを買おうと並んでいると彩香ちゃんが足元にビラが落ちてるのを見つけた。ビラにはあの桃色レンジャーの由美ちゃんの顔がありタコ怪人の姿もある。この近所で魔界戦隊のショーがあるらしい。
もしかして神社の境内で見たタコ怪人が本物なら、この魔界戦隊のタコ怪人は偽物ということになる。偽物が居るって事は、本物も居るってことに違いない。だったら偽物を見てたしかめれば、本物が本当にいるかも判るはず。彩香ちゃんも同じ事を思ったらしい。クレープを食べ終わったあと二人で魔界戦隊ショーを見に行くことにした。
大通りにでて大きなビルを探してみると、ビルの前に受付があって人が並んでるのが見えた。拾ったビラを確かめてみたが、場所はあってるみたい。ここで待っていればいいらしいとしばらく行列に並んでいると列が進んで、受付の前まで来た。
受付の前には女の子達が並んでいてその一番前には由美ちゃんがいる。だけど由美ちゃんの服装を見て彩香ちゃんはびっくりして目を丸くした。半分裸で、股の間から胸に紐くらいの細い鎖のベルトが通っていて首輪につながってる。テレビでやってたあの、魔界戦隊で由美ちゃんがタコ怪人と合体の儀式をしたときの格好だ。テレビ番組ならともかく、人前でこんな格好をしてるなんてとても信じられない。きっと肌色のタイツかなんか着てるんだと有紀は思ったけど、どう見ても裸の素肌なのでとても見ていられない。
彩香ちゃんがさっき拾ったビラを由美ちゃんに渡すと、由美ちゃんの身体を嘗め回すように見つづけて立ち止まったまま動けない。すぐに後から待ちかねた男の子達に押されて、彩香ちゃんは入り口の中に押し込まれた。
男の子達が並んで進む列のあとに続いて建物の中に入ってみると、地下の広い倉庫みたいな部屋に案内された。排水管みたいな銀色の太い管が、天井や壁にむき出しに張り巡らされている。上を見上げると、金網みたいな天井のあちこちから鎖が垂れ下がっててなんだか変だ。
客席の間を通って中央に進むと、舞台の奥からすぐ目の前までキャットウォークが作ってあって、雰囲気はちょうどこの前撮影したファッションショーと同じだ。そろそろショーが始まるらしくて、会場に音楽が流れ出すと照明の明かりがきらきらき輝いて客席を照らした。
客席のパイプ椅子には男の人ばかりが大勢座っていて変な感じの雰囲気。男の人達は、高校生か大学生くらいの年に見えるけど、背中にリュックを背負っていて服装はだらしなくて髪も長い。どうみてもお洒落な格好じゃない男の子達をみて彩香ちゃんが小声で有紀にささやいた。
「この人達オタクよ」と言われて有紀も成る程と気がついた。魔界戦隊は深夜の番組で普通の子供向きの番組なんかじゃない。お色気シーン満載で、こんな番組を見るのはあの「オタク」呼ばれてる種類の男の子しかいないはず。
しばらく待っているといきなり大きな音楽が響いて、舞台の奥から女の子達が現れてきた。きどった格好で変な仕草をしながらキャットウォークの中央まで女の子が歩いてくると、男の子達の視線が一斉に女の子の腿に集まった。ぎりぎりのミニスカートは、ゴスロリのメード風のワンピースで、白いレース模様のニーソックスをはいてる。ミニスカートと、ニーソックスの間のわずかの隙間に見える女の子の腿の肌色の領域が「絶対領域」と言って、オタク達の視線が集まる場所だと、以前久美子ちゃんに聞いたことがある。久美子ちゃんはオタクの事は不思議といろいろと詳しい。
急に音楽が止まると、また別の音楽がなり出して舞台から別の女の子が歩いて中央まで来た。さっきの女の子と入れ替わると、また別の女の子が舞台から気取った足取りでポーズをとりながら歩いてくる。
いつか江実矢君がテレビドラマの撮影でモデルをしてたのと同じ女の子達らしい。テレビ番組でやった、ファッションショーを再現するというのがこの魔界戦隊ショーの趣向らしい。だけどファッションショーだけにこれだけ大勢男の子達が集まるわけはない。
しばらくファッションショーが続いた後、最後にウェディングドレス姿で現れたのは桃色レンジャーの由美ちゃんだ。ウェディングドレスとは言っても、胸元が大きくあいてる上にスケスケの生地で下に着けてるブラジャーが丸見え。スカートも超ミニで歩くたびに下着が見えそうになっちゃう。男の子達はさすがに興奮したらしくて目つきが変。
少し遅れて黒色レンジャーも登場した。以前ドラマの収録のファッションショーでやった時と同じに、変な格好で黒色レンジャーが桃色レンジャーと一緒に踊りを踊ってる。
急に音楽が止むと、場内の照明がくるくると回りながら輝いた。
これでファッションショーは終わりらしくて、女の子達が一斉にキャットウォークに並んで、ポーズを取ってる。女の子達が楽屋に引き上げようと歩き始めたとき急に照明の明かりが紫と赤で点滅した。何が起きるんだろうと思ってると、会場に魔界軍団が現れて、女の子をステージの上で襲い始めた。
両手を前に突き出して、手で胸を掴むような格好で魔界軍団達が女の子を取り囲んだ。狭いステージの上ではモデルの女の子達は逃げ場がない。魔界軍団がすぐ側まで近寄ると、女の子同士が向き合うしかない。
そこで今度は魔界軍団に背中を押されると女の子同士がお互いに抱き合う格好になっちゃう。いつの間にかステージの上では、女の子同士が全員抱き合ってる。
キャットウォークの一番前で踊っていた、黒色レンジャーと桃色レンジャーは、魔界軍団に追いつめられて身動きができない。桃色レンジャーの身体を触ろうとして手を伸ばす魔界軍団をなんとか黒色レンジャーが防ぐのが精一杯だ。
モデルの女の子達を取り囲んでいた魔界軍団は今度は、抱き合った女の子の後から身体を寄せて押しつけてきた。このショーは魔界軍団のショーなはずだけど、エッチなショーだったらしい。とても見ていられないけど、会場の中は男の子達で一杯で身動きもできない。
興奮して我慢仕切れなくなった男の子が一人ステージの上によじ登ろうとした。他の男の子も一斉にステージによじ登ろうと押し寄せた。急にまた照明が変わると、まるでストロボの明かりが繰り返し輝いて目が眩んだ。
今度は魔界戦隊が現れて魔界軍団と女の子の間に割って入った。ステージによじ登ろうとした男の子は舞台の奥から飛び出してきた黄色レンジャーに押し倒されると、一回転してステージから転がり降りた。
いよいよ魔界レンジャーの登場だ。
「悪の手先め懲らしめてやる」と黄色レンジャーが大声をだしながら、ポーズを決めた。
あっという間に魔界戦隊の変身が済むと、今度は青色レンジャーと緑色レンジャーと黄色レンジャーの三人でまたかっこよくポーズを決めてる。いよいよこれから前フリは終わって魔界戦隊のショーが始まるらしい。
魔界戦隊が変身して、魔界軍団を退治するはずだと見てたけど何だか変。魔界戦隊はひとりづつ魔界軍団につかまってあっという間に叩きのめされちゃってる。桃色レンジャーを必死で守っていた黒色レンジャーも魔界軍団に捕まってすぐ叩きのめされちゃった。
最後に残ったのは桃色レンジャー一人だけ。
ウェディングドレスを着ていて、頭にはレースのベールまで被っていてこんな格好で魔界軍団と戦える訳がない。すぐに魔界軍団に捕まるはずと思ってたけど、そうでもないらしい。桃色レンジャーの胸を掴もうと突き出した魔界軍団の手をひっぱってねじり上げると、魔界軍団の男達は一回転してはね飛ばされちゃう。ステージの上から、身体がくるくる回りながら床に落ちて倒れ込んでいく。目の前で見ていると凄い迫力だ。
魔界軍団がみんな桃色レンジャーにやっつけられちゃって逃げだそうとしたとき、今度はいきなりステージの中央に煙がパンと立ち上がった。
煙の中から登場したのは魔界大王。
ずっと前に、テレビの収録の時見たのと同じに学生服みたいな衣装だ。魔界大王がゆっくりと桃色レンジャーに歩み寄ると、キャットウォークの隅に追いつめた。魔界大王の両手が伸びて桃色レンジャーの胸を掴もうとしたとき、桃色レンジャーが飛び上がると、魔界大王の真上を飛んだ。桃色レンジャーの身体は一回転して魔界大王の後にすくっと立った。
魔界大王が両手を振り回して慌てた身振りで振り向くと、今度は桃色レンジャーの足が魔界大王のおっきいお腹を蹴り上げた。魔界大王がやられちゃうと思って見ていたけど、魔界大王のお腹はおっきくて桃色レンジャーが蹴飛ばした位ではなんともない。
桃色レンジャーが魔界大王の手をひっぱって投げ飛ばそうとしたけど、手をねじり上げようとしてもだめ。魔界大王が逆に桃色レンジャーの腕を捻り返すと、桃色レンジャーは床に押し倒されてしまった。
今度は桃色レンジャーの両足を掴んで、魔界大王がそのおっきなお腹を桃色レンジャーの身体の上に押しつけようとした。もうだめと思ったら、桃色レンジャーが魔界大王のお腹に足を押しつけて巴投げで投げ飛ばした。魔界大王のおっきな身体が一回転してドスンと倒れたが、またすぐ立ち上がると何か取りだして手に持った。魔界大王がヒュンと手を振ると、長い鞭がするすると桃色レンジャーに絡みついた。桃色レンジャーが倒れ込むと、魔界大王は今度は真上から桃色レンジャーの身体に鞭を叩きつけようとした。
もうこれで本当にもう駄目とおもったけど、桃色レンジャーはひらりと身をかわして鞭を避けた。もう一度魔界大王が鞭を大きく真上に振り上げて、桃色レンジャーめがけて叩き降ろしたけどやっぱりだめ。
桃色レンジャーがすばやい身のこなしで身体を捩ると、鞭の先は空を切るだけだ。魔界大王は怒り狂った身振りで今度は鞭を左右に振って桃色レンジャーを叩こうとした。すると今度は桃色レンジャーはひゅんと飛び上がって宙返りをして鞭を避けた。魔界大王はもう怒り狂って足元を何度も踏みならすと鞭を頭の上でぐるぐると廻し始めた。鞭の先が天井に届きそうになって広い会場の中を飛び回ると、ひゅんひゅんと空気を切る音が頭の真上から響いてきた。鞭を廻す勢いを強めると魔界大王が桃色レンジャーに向かって飛びかかってきたが、桃色レンジャーの身体も同時に前に飛んだ。
はっと思ったけど何が起きたのか判らない。鞭が急に波を打つような模様で天井近くに跳ねた。そのまま鞭が下に落ちると、魔界大王がぐえっとうめき声を上げて倒れ込んだ。桃色レンジャーと魔界大王の身体がすれ違った瞬間に、桃色レンジャーが魔界大王の手から鞭を奪い取ってしまったのだ。
奪った鞭をつかさず桃色レンジャーが魔界大王の頭の上から叩きつけたから堪らない。魔界大王は仰向けにゴキブリみたいな格好で倒れ込んで起きあがれなくなった。桃色レンジャーが鞭を振り上げて、魔界大王の股間を打ち下ろすと今度はもの凄いうなり声のような叫び声が会場いっぱいに響いた。どうやら魔界大王の急所に鞭があたっちゃったらしい。
こうなるといくら魔界大王でもとても桃色レンジャーには逆らえない。
まるで子供のように泣き声を上げて手足をばたばたさせる魔界大王のお腹を踏んづけると桃色レンジャーは勝ち誇った顔で魔界大王を見下ろした。そのまま魔界大王の上にしゃがみ込むような格好で腰を降ろすと、魔界大王のお腹がぴくぴく揺れてる。
「もう私には逆らえないのよ、判ってるわね」と厳しい口調で桃色レンジャーが魔界大王を怒鳴りつけると「逆らえないのはお前の方だ」と突然ステージ大きな声が会場に響いた。
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