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泡沫の夢のおわり
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「嘘だろう」
善之介が呟いたのも道理である。数日振りに訪れた川辺には、何も無かった。――本当に、何も、だ。
がらんどう。
暮里がそこにいたことすべて、そのものがまったく冗句だったと言わんばかりに、まるでそこには最初から小屋など建っていなかったかの如く。彼は生活の痕跡一つ残さず、忽然と、綺麗さっぱり、霞か雲のように、消え去っていた。
『――そのうちここからもいなく――』
『――今日になるか明日になるか――』
最後の日、そんな会話を交わしたことが思い起こされる。あの時、暮里はもう既に姿を消すことを決めていたのか。
戯れて『いなくなるんだろう』とは言ったものの、実のところ善之介は彼がここを去ることは”無い”と思っていた。
二人の間には、言葉に表すことは難しいものの確かな絆が結ばれていて、暮里もそれを感じ取っている、と無条件に信じ切っていたのだ。だからまさか本当に煙のように消えてしまうだなんて、うっかり想像もしなかった。今思うとどうしてそんなことが思えたものか、間抜けとしか言いようがない。
「暮里……」
本当に彼は幽霊か何かだったのだろうか?
そういえば、彼が自分以外の誰かといる姿を善之介は見たことがない。小屋の中にいつも十分な食料や雑貨、この辺りでは貴重な書物までもが揃っていたが、街に出てそれらを調達している様子もなかった。
朝だろうが晩だろうが、いつ来ても必ず彼はここにいて、呼べば必ず善之介の声に応えた。誰かに運ばせていたのかもしれないが、それにしては道中で人と擦れ違ったこともないし、善之介が小屋にいる間に誰かが荷を運んで訪れることもなかった。
彼はどうやってここで生活していたのだろう?そういえば、いつからあの小屋はここにあったっけ?ずっとそこにあったはずなのに、やけに綺麗だった天井を思い出す。そもそも彼はどこから来たのだろう?そしてどうやって、地元の人間ですら滅多に立ち入らないあの場所を見付け出したというのか?
今更気付いた数々の不自然さに、ぞっと背筋が冷える。しかし善之介はすぐに首を振って、その怪談じみた想像を振り払った。
(馬鹿なことを考えるな、善之介。暮里は確かにここにいたじゃないか)
自分は確かに彼と出会ったし、話したし、触れた指も唇も生きた人間の温もりを宿していたのだ。あれが幽霊だというのなら、死後の世界というのはほとんど現世と違わぬものに違いない。
だがそんなことはあるはずもないので、やっぱり暮里は生きているのだ、と善之介は自分に強く言い聞かせた。
「どこに行くにせよ、俺にだけは言っていくと思ってたのだがな」
風が吹き込むように訪れ、水のように寄り添い流れて、夢幻の如く移ろい漂う、天女のような風貌の男。
いつしか善之介はその男の生身に触れた気になっていた。それすらもきっとひと時の夢だったのだろう。心通った友人と思っていたのは、自分だけだったのかもしれない。
苦虫を噛み潰したように顔を歪める。
友への未練を振り払うように踵を返した。
通い慣れた道を踏みしめて歩く。もう二度とここに来ることは無いだろう。彼がいないのなら、こんな町外れまで足を運ぶ理由なんて自分には何一つない。
じゃり、じゃり、と草履の下の小石が鳴る。足を取られかけて、腹立ちまぎれに一つを蹴り飛ばした。それは案外ぽーんと小気味よく飛んで行き、少し先の茂みに落ちる。描かれる曲線を自然と目で追った善之介だったが――ふと、そこに違和感を覚えた。
「……なんだ?」
何かが落ちている。
こんな獣道に物を落とす人間なんて自分か、もしくは暮里しかいないはずだ。駆け寄ってしゃがみ込み、”それ”を拾い上げた。細長くキラキラと輝く”それ”に、善之介は見覚えがある。
「これは、暮里の……」
簪だった。
惜しげなく金箔が貼られ、緑色の石が嵌めこまれた簪は、暮里がいつも髪を結い上げるのに使っていたものだ。随分と高そうだったので、流れ者風情が売り払いもせず身に着けていることが珍しく、以前に問いかけてみたことがある。
『それは誰かの形見か?』
暮里は笑って、そうですよ、と答えた。
『僕の大切な人が、僕の為に遺してくれたものです。だからどんなに金に困っても、こいつだけは手離すつもりはありません』
大事な、大事なものだから。
そう言った暮里の、簪を見詰めるその目に複雑な感情が宿っていたことを、善之介はよく覚えている。
暮里にとってそれほど大切なはずの簪がどうしてこんなところに、という疑問と「やはり彼は幽霊ではなかった」という安堵。それがごちゃ混ぜになって、どきんと胸が跳ねた。
簪をゆっくりと指で辿る。そうだ、やはり彼はここにいたのだ。そして簪が落ちたことにさえ気付かず、いずれ訪れる善之介へと何かを残す余裕もないほど追い詰められ、ここを去ったに違いない。
(では、彼はどこへ行った?)
深く一度呼吸し、考えた。
冷静になってみれば彼が独りでこうも見事に姿を晦ますことが出来るとは思えない。小屋の跡形すらないなんて、逆に不自然過ぎる。これほどまで周到に逃げ隠れしなくてはならない理由が彼にあるのか。では、彼には協力者がいるのか、それともその逆か……どちらにせよ、ただならぬ状況にあることは想像に難くなかった。
「あんまりにも水臭いじゃあないか。言ってくれれば、俺にだって何か手助けが――」
出来たかもしれない。出来なかったかもしれない。しかし、知らなければそのどちらも叶わない。それを打ち明けらえるほど自分は信用されてはいなかったのだろうと思うと、無念で胸が引き裂かれそうだった。ぐ、と握り締めた簪が手の中で軋む。
(追うべきか、追わざるべきか)
善之介は暫し目を伏せて自分に問いかける。
鑑みるに、暮里は自分を関わらせる気はなかったのだろう。
それが彼の望みなら、彼を追うことは本意に背くことになる。ではこのまま彼を失うのか――もう二度と彼を見ることも、言葉を交わすこともなく、生きているか死んでいるかも知らずにのうのうと過ごすのか――本当にそれでいいのか、俺は?
「……暮里、俺は……おまえに会いたい」
名を呟く。
無論、幾ら呼んでも応えはなく。善之介は唇を引き結ぶと、心を決めて屋敷へ向け駆け戻っていった。
善之介が呟いたのも道理である。数日振りに訪れた川辺には、何も無かった。――本当に、何も、だ。
がらんどう。
暮里がそこにいたことすべて、そのものがまったく冗句だったと言わんばかりに、まるでそこには最初から小屋など建っていなかったかの如く。彼は生活の痕跡一つ残さず、忽然と、綺麗さっぱり、霞か雲のように、消え去っていた。
『――そのうちここからもいなく――』
『――今日になるか明日になるか――』
最後の日、そんな会話を交わしたことが思い起こされる。あの時、暮里はもう既に姿を消すことを決めていたのか。
戯れて『いなくなるんだろう』とは言ったものの、実のところ善之介は彼がここを去ることは”無い”と思っていた。
二人の間には、言葉に表すことは難しいものの確かな絆が結ばれていて、暮里もそれを感じ取っている、と無条件に信じ切っていたのだ。だからまさか本当に煙のように消えてしまうだなんて、うっかり想像もしなかった。今思うとどうしてそんなことが思えたものか、間抜けとしか言いようがない。
「暮里……」
本当に彼は幽霊か何かだったのだろうか?
そういえば、彼が自分以外の誰かといる姿を善之介は見たことがない。小屋の中にいつも十分な食料や雑貨、この辺りでは貴重な書物までもが揃っていたが、街に出てそれらを調達している様子もなかった。
朝だろうが晩だろうが、いつ来ても必ず彼はここにいて、呼べば必ず善之介の声に応えた。誰かに運ばせていたのかもしれないが、それにしては道中で人と擦れ違ったこともないし、善之介が小屋にいる間に誰かが荷を運んで訪れることもなかった。
彼はどうやってここで生活していたのだろう?そういえば、いつからあの小屋はここにあったっけ?ずっとそこにあったはずなのに、やけに綺麗だった天井を思い出す。そもそも彼はどこから来たのだろう?そしてどうやって、地元の人間ですら滅多に立ち入らないあの場所を見付け出したというのか?
今更気付いた数々の不自然さに、ぞっと背筋が冷える。しかし善之介はすぐに首を振って、その怪談じみた想像を振り払った。
(馬鹿なことを考えるな、善之介。暮里は確かにここにいたじゃないか)
自分は確かに彼と出会ったし、話したし、触れた指も唇も生きた人間の温もりを宿していたのだ。あれが幽霊だというのなら、死後の世界というのはほとんど現世と違わぬものに違いない。
だがそんなことはあるはずもないので、やっぱり暮里は生きているのだ、と善之介は自分に強く言い聞かせた。
「どこに行くにせよ、俺にだけは言っていくと思ってたのだがな」
風が吹き込むように訪れ、水のように寄り添い流れて、夢幻の如く移ろい漂う、天女のような風貌の男。
いつしか善之介はその男の生身に触れた気になっていた。それすらもきっとひと時の夢だったのだろう。心通った友人と思っていたのは、自分だけだったのかもしれない。
苦虫を噛み潰したように顔を歪める。
友への未練を振り払うように踵を返した。
通い慣れた道を踏みしめて歩く。もう二度とここに来ることは無いだろう。彼がいないのなら、こんな町外れまで足を運ぶ理由なんて自分には何一つない。
じゃり、じゃり、と草履の下の小石が鳴る。足を取られかけて、腹立ちまぎれに一つを蹴り飛ばした。それは案外ぽーんと小気味よく飛んで行き、少し先の茂みに落ちる。描かれる曲線を自然と目で追った善之介だったが――ふと、そこに違和感を覚えた。
「……なんだ?」
何かが落ちている。
こんな獣道に物を落とす人間なんて自分か、もしくは暮里しかいないはずだ。駆け寄ってしゃがみ込み、”それ”を拾い上げた。細長くキラキラと輝く”それ”に、善之介は見覚えがある。
「これは、暮里の……」
簪だった。
惜しげなく金箔が貼られ、緑色の石が嵌めこまれた簪は、暮里がいつも髪を結い上げるのに使っていたものだ。随分と高そうだったので、流れ者風情が売り払いもせず身に着けていることが珍しく、以前に問いかけてみたことがある。
『それは誰かの形見か?』
暮里は笑って、そうですよ、と答えた。
『僕の大切な人が、僕の為に遺してくれたものです。だからどんなに金に困っても、こいつだけは手離すつもりはありません』
大事な、大事なものだから。
そう言った暮里の、簪を見詰めるその目に複雑な感情が宿っていたことを、善之介はよく覚えている。
暮里にとってそれほど大切なはずの簪がどうしてこんなところに、という疑問と「やはり彼は幽霊ではなかった」という安堵。それがごちゃ混ぜになって、どきんと胸が跳ねた。
簪をゆっくりと指で辿る。そうだ、やはり彼はここにいたのだ。そして簪が落ちたことにさえ気付かず、いずれ訪れる善之介へと何かを残す余裕もないほど追い詰められ、ここを去ったに違いない。
(では、彼はどこへ行った?)
深く一度呼吸し、考えた。
冷静になってみれば彼が独りでこうも見事に姿を晦ますことが出来るとは思えない。小屋の跡形すらないなんて、逆に不自然過ぎる。これほどまで周到に逃げ隠れしなくてはならない理由が彼にあるのか。では、彼には協力者がいるのか、それともその逆か……どちらにせよ、ただならぬ状況にあることは想像に難くなかった。
「あんまりにも水臭いじゃあないか。言ってくれれば、俺にだって何か手助けが――」
出来たかもしれない。出来なかったかもしれない。しかし、知らなければそのどちらも叶わない。それを打ち明けらえるほど自分は信用されてはいなかったのだろうと思うと、無念で胸が引き裂かれそうだった。ぐ、と握り締めた簪が手の中で軋む。
(追うべきか、追わざるべきか)
善之介は暫し目を伏せて自分に問いかける。
鑑みるに、暮里は自分を関わらせる気はなかったのだろう。
それが彼の望みなら、彼を追うことは本意に背くことになる。ではこのまま彼を失うのか――もう二度と彼を見ることも、言葉を交わすこともなく、生きているか死んでいるかも知らずにのうのうと過ごすのか――本当にそれでいいのか、俺は?
「……暮里、俺は……おまえに会いたい」
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