千賀くんと刈田くん(BLオムニバス)

雑多のべる子

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橘社長とりっくん~元極道なボディガード×奇抜でビッチな社長~

夜の褥への侵入者、いつか失う為の絆だからこそ【R-18】

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 夜の帳が下りる。今宵も橘は当然のように藤堂の褥に侵入を試みていた。
 二人分の重みを受けて、寝台がぎしりと音を立て軋む。
 既に半ば夢見心地でいた藤堂は、橘に背を向けて壁際に逃げ、欠伸交じりに拒絶を示した。

「……橘、今日は眠い。明日にしろ」
「明日? 明日までに後何時間あると思ってるのさ。それまで待つなんて、時間の無駄だよ」
「あんたは日付変更と共に俺を襲う気か? 発情期の猿じゃあるまいし。そんなにしたいならデリヘルでも呼べ」
「君って子は自分の立場がわかってないみたいだね。俺に命令するつもり?いつから君はそんなに偉くなったの?……俺は今したいの!今!直ぐ!ここで!君と!」
「……その発言のどこに重点が置かれているかで、俺の気分も変わるんだがな」
「ばかだね。それを知ったからってやることは変わらないよ?」

 それ以上の抵抗が無いのを良い事に、橘は藤堂の上掛けの中に潜り込み、彼の背にぴたりと身を寄せた。そのまま腕を前に回して、下半身に触れる。藤堂が諦めたような溜息を漏らすのを聞いて、橘は満足げに口元を笑ませた。

「じっとしていれば、君はなぁんにもしなくて良いんだよ。楽しませてあげるから」
「……人聞きの悪い発言だな、それは」
「んふふ……でも、間違ってないでしょ?君は俺に玩ばれる人形なんだよ。俺が選んだ、俺の為の玩具……」

 囁くように言って、橘は後ろから軽く藤堂の耳朶を食んだ。そして耳の形をなぞるように舌を這わせながら、片手で彼の夜着を肌蹴け、その中に指を差し入れて行く。下着越しに下肢に触れて、悪戯に撫で上げた。

「っ……橘……」
「動いちゃだーめ。……ほら、熱くなってきた」

 苦く口元を歪ませて、藤堂は与えられる感覚に逆らおうとする。
 しかし巧みな指先が齎す快楽に勝てるものではなかった。
 平静を装おうとしても今更。橘は楽しげに笑みを零しながら、藤堂の硬く勃ち上がりかけたものを直に握り込む。自然と力の入る体を揶揄うように、橘の舌がその肩をゆっくりと舐った。

「りっくん……カワイイ」

 全体の形を辿るように指を這わせる。先端の窪みを擽ってやると、無意識にか藤堂の腰が揺れた。
 それに気付いて頬を朱に染め、藤堂は枕に顔を押し付けるようにして逃げようとする。そんな事をしても逃げられるわけではないのに。
 橘は焦らすような仕草で全体を上下に柔らかく扱き、時折、悪戯に裏筋を爪の先で引っ掻いた。びくりと震える藤堂の体を感じて、楽しげに笑う。
 段々と昂ぶる熱に、橘の手の中のものはいつしか先端にじわりと透明な液を滲ませていた。
 さっさと解放してくれれば楽になるのに、橘には勿論、そんなつもりは毛頭無い。藤堂の唇から耐え難い吐息が漏れる度、強く根元を握り締め、その痛みで解放を阻む。

「ぅ……っ、くそ……」

 良いように玩ばれて、藤堂は悔しげに歯噛みする。やり返してやりたいところだが、こうして背を向けたままではそれも出来ない。とはいえ、改めて向き合うのは覚悟を決めたかのようで気恥ずかしくもあった。
 そんな藤堂の逡巡に気付いたのか否か。橘は手を止め、可笑しげに喉を震わせる。そして藤堂の首筋に唇を寄せるようにして、問い掛けた。

「ねぇ……君はまだ、強情を張るつもり?」
「……誰が、強情なんて……っ」
「それとも、こうやって玩ばれる方が好きなの?だからそうやって大人しくしているんだね?バージンの女の子みたいに俺の手に可愛らしく嬲られて。……本当にこうされるのが好きなら、おねだりの一つでもしてみなよ。もっと気持ち良くしてあげるから」

 遊ばれている。解っていても、藤堂の頭に血が上った。身を起こし、己の背に覆い被さっていた男を逆に寝台へと押さえ付けてやる。こうして上から見下ろしても、橘の余裕綽々とした表情は変わらなかった。

「……おい、橘……後悔しても知らねェぞ」
「君にそれが出来るの?俺の手で喘がされて満足しているような、玩具の君が?」
「まずはそのふざけた口から塞いでやる」

 頤を掴み上向かせて、藤堂は橘の唇を奪った。
 強引なその行為を橘は極自然と受け入れて、舌を差し出す。ざらりとした互いの舌の表が擦れ合う。その感触が心地良く、求め合うように貪るように、二人は口付けを交わした。
 橘の歯列をなぞる藤堂の舌が、くちゅ、と濡れた音を立てる。技巧といえる技巧も無く、藤堂はただ橘の口腔総てを嘗め尽くそうとしているようだった。橘は彼のその余裕の無さに喉奥で笑った。それを導いてやるように、橘は舌を絡め、己の求める場所へと促す。くすぐったいような、それでいて半身を煽られるような深い口付けに、橘の呼吸もいつしか乱れていた。
 その間にも、藤堂の手は橘の膝を押し開き、体を割り入れる。服を剥ぎ、青白い肢体を灯りの下に晒した。左手を滑らせて鎖骨から胸へ。薄く紅に色付く突起を強く捻り上げてやると、びくりとその肌が震えた。

「っは……感じているのか? この程度で?」

 唇を離して、揶揄い交じりに問う。
 零れた前髪の裏で橘が笑った。頬は紅潮していたが、まだ余裕は消えない。

「……冗談言わないでよ。技術の無い君に、少しオマケをしてあげているだけだよ?」
「その減らず口、どこまで続くかな?」

 その言葉と共に、藤堂は橘の足を抱え上げた。膝裏を返すようにして、秘部を曝け出させる。彼の思わぬ行動に、流石の橘もついと驚きの声を上げた。

「……ひえ……」
「ふ。どうした? 恥ずかしいか?」
「っ……ちょ、は、離して、こら、りっくん!」
「このまま突っ込んだら、辛いのはお前だろう?」

 暴れようとしても、藤堂の両手にしっかりと押さえ込まれてしまっては橘には敵うわけも無い。形勢逆転を果たし、藤堂はにやりと口元を笑ませた。そして殊更に焦らすように彼の後ろの窄まりに唇を寄せ、口付ける。固い感触が返り、橘の全身が緊張するのが解った。

「ぁ……っ」
「……力を抜け。痛くは無いはずだ」
「そういう、問題じゃ……」

 普段は自分の方が余程恥ずかしい事をしているはずなのに、珍しくも恥らうような言葉を口にする橘に、藤堂は思わず笑う。だからといって赦してやるつもりなどこれっぽっちもない。舌先を尖らせ解すように愛撫してやりながら、後腔へと唾液を送り込んだ。

「っん、ぁ……っ……」

 押し殺したような喘ぎが橘の唇から漏れる。縋る場所を求めるように、その手はシーツを握り締めていた。耐え難いほど恥ずかしいと思っていても、与えられるものは確かに快楽に違いなく、求めていたものである。
 舌先が強く押し込まれ、内側に食い込んだ。腰が震え、消え入るような吐息が零れる。十分にそこが潤いを得たところで、藤堂はゆっくりと指を沿わせた。その頃には橘も抵抗を止め、その挿入を受け入れる。

「……ふ、ぁ……」

 しっとりとそぼ濡れた場所が藤堂の指を包み込む。肉の抵抗はあったが、それも軽く力を込めてやれば直ぐに解ける。入り口を軽く押し広げてやってから、藤堂は奥へと指を進めた。欲しがってひくつくのを宥めるように、また唇を落として唾液を送る。指を二本に増やしても、橘はもう苦しくは無さそうだった。

「っ、りっ、くん……もう、いい……良いからっ」
「本当に?」
「良いからっ……早く……抱いてっ……」

 命じるようにそう言われて、藤堂は思わず吹き出した。先程まで自分を可愛い可愛いと玩んでいた男が、自分を求めてこうして強請る姿には優越感を感じる。少し優しくしてやろうと思い直し、藤堂は体を擦り上げた。

「……いくぞ、橘」
「ん……」

 熱っぽい吐息混じりに了承が伝えられる。藤堂は笑って、己のものを彼の後腔に宛がった。橘の体が緊張を解き、力を抜くのを待って、ゆっくりと挿入を開始する。

「ッ……ん、ふ……ぁ」

 甘い声。堪らない誘惑に、そのまま串刺しに貫いて揺さぶってしまいたい衝動に駆られながら、藤堂は寸でのところで己を律した。彼を傷付けぬように深く躰を重ねると、一度呼吸し、それから軽く腰を揺すり上げる。

「ぁっ……あ、ぁ……ン……っ」
「良い声だな、橘? そんなに気持ち良いか?」
「……っぅ、あっ……ぁ……中、もっと……」

 もっと。
 繰り返しそう告げる唇に、藤堂は薄く苦笑いを漏らしてその腰を抱き寄せた。濡れた音が二人の重なり合う肉体の隙間に響き、深くなる結合に橘が甘く喘ぐ。反り返った白い喉が震えて、藤堂は引き寄せられるように喰らい付いた。歯を立てて、柔らかな肉の反発を貪る。零れる汗の香りに眩暈がした。

「……りく……も、っと……」

 呟きに似て掠れた訴えに、藤堂の両手に力が篭る。答える代わりに内腑を抉るように犯してやれば、悦びに彼の細い肢体が波打った。力を込めれば簡単に抱き潰してしまえそうな、病的に生白い肉の器。なのにこうして体を重ねれば、それはしっかりとした厚みを持ち、一個の男としての肉感を伝えてくる。

「くそっ……」

 熱いその締め付けを味わい、あまりもちそうにも無くて、藤堂は小さく舌打ちした。それに気付いたのか、橘の唇に薄っすらと笑みが浮かび、その脚が藤堂の腰に絡んで強く引き寄せた。苦々しく眉根を寄せる藤堂の首に両腕を回して、その耳元に吐息を注ぎ。

「……結局、こんなもの、なの……?」
「……っ、てめッ……」

 そんな風に莫迦にされては、藤堂の男の矜持が許さない。

「……あんたは、どうも……優しくされたく、無い、らしいなっ……」
「んふ。……いつ、俺が……そんな事を、頼んだ、の?」

 荒くなる呼吸の隙間、切れ切れに言葉を交わす。挑発的な橘の言葉に、藤堂の目に獣染みた色が宿った。好い加減、理性も最後の糸を引き千切ってしまいそうなのに、そんな顔で、そんな事を言われては、幾ら藤堂とて堪えられるわけも無い。

「っ……後で泣き言は、聞かねェからなっ……」
「望むとこ……っ、ぁ、あぁっ……」

 労わりの欠片も無い突き上げに、橘は高い嬌声を上げた。それでもその媚態には痛みの欠片も無く、全身が悦びに打ち震えている。その姿に僅かな安堵を覚えつつ、藤堂は更に強く彼の腰を引き寄せて穿った。

「橘……っ」
「ッぁ、や……りくっ……」

 橘が藤堂を呼ぶ。その声は悲鳴染みていたが、躰は決して藤堂を拒まない。きつく締め付け、離し難いというように絡み付いては纏い、呑み込んで行く。

「……っ、つ、……」

 限界を感じて、藤堂は無理矢理に橘の躰を寝台に強く押し付けた。犯せる限りの最奥を、誰も触れた事の無い場所までを穢してしまおうとするように、腰を打ち付ける。

「橘、もう……っ」
「んっ、ぁ……あっ、イ、く……っ」

 二人の声が重なり――次の瞬間。白濁が弾けて、二人の視界も白く染まった。


 ***


 もう幾度こんな行為を繰り返しただろう。いつからか、これは二人にとって当たり前の日常になってしまった。
 腕の中ですやすやと眠る橘を見ながら、藤堂は小さく溜息を吐く。

「……まったく。あんたは本当に、俺をなんだと思っているんだ」

 玩具。
 そんな事は解っている。けれど、藤堂が欲しい答えはそれではなかった。そんなおざなりな、好い加減な、どうでも良いような答えが欲しいわけではない。もっと誠実で、切実で、真摯な……そう考えて、藤堂は己を嘲笑った。自分達がそんな関係であると考える方が莫迦らしいという事に、気が付いたから。

「……そうか、そうだな」

 いつか失う為に、俺達はこの関係を結ぶ。
 いつか失う為に、俺達はこの躰を刻む。
 いつか失ったら、いつか失っても――

「俺達は、笑っていられるだろうか」

 呟きは宵闇に紛れて。
 多分人形の、人形でしかない、けれど人形ですらない、不確かで不安定な男の眠りを包み込んだ。
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