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第二幕 惑星アルメラードにて
8 草原の部族リビオとカーナ
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草原の部族の集落は<アンビシオン>の着陸地点から程遠くない川のほとりにあった。
洪水対策のためか高床式に組み上げられた住居が立ち並び、老人や子供が日向で寛ぐ姿も見える。道脇に立ち並ぶ露店は賑わっており、並ぶ食材も豊かだ。貨幣の代わりに物々交換が主流とみえ、肉や果物と袋に入れた穀物を交換する女性の姿があった。行きかう人々の日に灼けた肌は健康的で、衛生的に大きな問題も感じない。不快なにおいが充満しているようなこともなく、糞尿や生塵などが適切に処理されていることが解かる。発電技術はないようだがどうやら街灯らしきものはあり、夜にはこれに火を灯すのだろう。
未開という言葉からもっと原始的な生活を想像していた使節団の面々は、少々の驚きをもってそれを眺めた。
「ここには草原の部族のうち、戦士と、老人と子供と商人が集まっている。もう少し川の方へいけば漁をする者たち、森の方には狩猟をする者たち、平野の方には穀物を育てる者もいる。役割に分かれた小規模の集落すべてが我が一族だ」
「なるほど……ここが政治経済の中心にあたるわけですね。地方の特産品が持ち寄られ、ここで分配される……多数の地区に分かれて生活していても教育と介護は一か所で集中的に行われているということでしょうか」
ぶつぶつと独り言のように漏らす伽乱は、この星の文化体系に興味が尽きないようだ。
あれが集会場で、あれが戦士の養成施設で、あちらが厩舎でとリビオの丁寧な案内を受けながら住宅街のような地区に足を踏み入れる。少し小高くなった丘の上に他の住居より一回り大きい建物があった。
目的地となるその家の階段を上り、入り口を潜る。そこには一人の少女の姿があった。
「お帰りなさいませ、リビオお兄様。あら、その方々は……お客様ですか?」
「ただいま、カーナ。ああ、空からの客人だ!おまえの料理でもてなしてやってくれ!一番良い肉と酒でな!」
「まあ大変、すぐに支度をいたします。旅の皆様、ごゆっくりお寛ぎくださいね」
カーナと呼ばれた少女は突然現れたレイレン達に臆する様子もなく、耳と尻尾を大きく揺らした。健康的に日に灼けたリビオとは違い色白で華奢な肢体は触れなば落ちんといった風情だ。リビオが野性的で広大な大地を思わせるとしたら、カーナは野に咲く可憐な花といえよう。
買い物に行くと言って出ていった少女の背をぽーっとして見送っていたチェリッシュは徐に正面に向き直り、リビオに言った。
「なにあれ。可愛いんだけど。ぼくにちょうだい」
「いや、やらんよ」
真顔のリビオは恐らくそんな戯言も聞き飽いているのだろう。ぴしゃりと跳ね付けて、一同を敷物の上に招き座るよう促す。床に座ることに慣れない面々は、腰を下ろしたリビオを真似てそれぞれ足を崩した。
「さて……」
そうして堂々と胸を張り、向かい合ったリビオはもう好奇心旺盛な少年の表情から一族を背負う男の顔へと変わっていた。
「早速ではあるが、俺に空の話を聞かせてくれ。おまえ達が空から降りてきた理由を」
「その機会をいただけること光栄に思います、草原の部族のリビオ。フォルニス、データを」
伽乱が応じ、フォルニスがデータを展開する。空中に映し出される映像にリビオは一瞬警戒を表わしたが、それはすぐに解かれ、爛々と目を輝かせて食い入るようにそれを覗いた。見知らぬ空の果ての星イルジニアの未知の科学技術は甚く彼の好奇心をくすぐったと見える。
だがこのアルメラードへの移住について、最初こそ夢物語の如く楽しげに聞いていた彼も、話が進むにつれて険しい表情となっていった。
「なるほどな……祖国を失うのは辛いだろう。お客人がなんの為にここに来たかも理解した。空飛ぶ船や、その他たくさんの便利な道具を俺達に与えてくれること――それによって草原の部族がこの星を支配することが可能だということも。だが、あまりに話がうますぎる。それは本当に俺達に有益なことばかりか?」
それはちょうど先ほど、チェリッシュやアルフリードが懸念したこと、そのものであった。
「おまえ達は確かにすごい。一方で俺達は、おまえ達に比べ古臭い不便な生活をしている野蛮で汚らしい劣った民族だ。そんな俺達を、おまえ達は自分と同等の人間として扱ってくれるのか?」
「……約束します。使節団の誇りにかけて、皆さんの生活を蹂躙することも、奴隷に貶めるようなことも、決してありません。我々は皆さんの自治権を尊重し、それを侵すことを望みません」
リビオの瞳から目を逸らさぬよう対峙したまま、伽乱ははっきりと告げた。
そうか、と頷いて、だがリビオも安易には引き下がらない。
「それはそうと、いわばおまえ達は自分の星を殺した前科者だ。自分達の星を食い潰したように、俺達の星も食い潰してしまうんじゃないのか?」
「イルジニアでは現在も大規模な惑星再生計画がおこなわれています。その技術はこの星にとっても有益となるでしょう。同じ轍は踏みません。無論、私達は資源の採取は最低限に留め、星の環境を穢さぬように努めます」
「どうだか……口だけならなんとでも言えような。まぁ、おまえ達が良い奴なのは俺にもわかる。しかし、この星にも俺がいて、岩の部族のような蛮族がいるように、おまえ達の星にだって良い奴もいれば悪いのもいる。おまえ達の約束が必ず守られる保証はない」
彼がまったく無知蒙昧な獣であったなら、そう、岩の部族のガーマのように短絡的な男であったなら、むしろ丸め込むのは容易かったかもしれない。だが彼は聡明で慎重であった。そしてそれこそが使節団にとっても歓迎すべきものであった。
この若さと知性があれば、彼ならば――この星を統治する賢王となりえるかもしれないと。
「我々使節団も星の一族の命運を背負っています。貴方とは良い関係を築いていきたい」
「あい解った。この話、草原の部族の長リビオの名に懸けて預かろう。まずは部族の集会で老人たちからも意見を求めたい。こちらにも時間をくれ」
「もちろんです。どうか、前向きな検討を」
リビオと伽乱の間でがっちりとした握手が交わされた。二人にとってはここが現時点での落としどころということなのだろう。
「ああ、もう大分日も傾いた。そろそろ食事の支度も出来る頃だな。外に出ようか!……カーナ、食事にするぞ!カーナ!」
「はぁい、お兄様!」
階下から少女の鈴を転がすような声が届き、緊張していた空気が綻んでいく。
立ち上がり階段に向かう中――ぽつりと、呟く声が聞こえた。
「移住なんてどうでも良いから、あの子だけ欲しいな~ぼく」
***
その夜、使節団は遅くまで歓迎の宴で持て成された。それは友好的なものだったが、決してイルジニア惑星民の移住を快く受け入れる趣旨のものではない。交渉はまだ始まったばかりだ。
知らない星で迎える初めての夜。
――レイレンはまだ、眠れそうにない。
洪水対策のためか高床式に組み上げられた住居が立ち並び、老人や子供が日向で寛ぐ姿も見える。道脇に立ち並ぶ露店は賑わっており、並ぶ食材も豊かだ。貨幣の代わりに物々交換が主流とみえ、肉や果物と袋に入れた穀物を交換する女性の姿があった。行きかう人々の日に灼けた肌は健康的で、衛生的に大きな問題も感じない。不快なにおいが充満しているようなこともなく、糞尿や生塵などが適切に処理されていることが解かる。発電技術はないようだがどうやら街灯らしきものはあり、夜にはこれに火を灯すのだろう。
未開という言葉からもっと原始的な生活を想像していた使節団の面々は、少々の驚きをもってそれを眺めた。
「ここには草原の部族のうち、戦士と、老人と子供と商人が集まっている。もう少し川の方へいけば漁をする者たち、森の方には狩猟をする者たち、平野の方には穀物を育てる者もいる。役割に分かれた小規模の集落すべてが我が一族だ」
「なるほど……ここが政治経済の中心にあたるわけですね。地方の特産品が持ち寄られ、ここで分配される……多数の地区に分かれて生活していても教育と介護は一か所で集中的に行われているということでしょうか」
ぶつぶつと独り言のように漏らす伽乱は、この星の文化体系に興味が尽きないようだ。
あれが集会場で、あれが戦士の養成施設で、あちらが厩舎でとリビオの丁寧な案内を受けながら住宅街のような地区に足を踏み入れる。少し小高くなった丘の上に他の住居より一回り大きい建物があった。
目的地となるその家の階段を上り、入り口を潜る。そこには一人の少女の姿があった。
「お帰りなさいませ、リビオお兄様。あら、その方々は……お客様ですか?」
「ただいま、カーナ。ああ、空からの客人だ!おまえの料理でもてなしてやってくれ!一番良い肉と酒でな!」
「まあ大変、すぐに支度をいたします。旅の皆様、ごゆっくりお寛ぎくださいね」
カーナと呼ばれた少女は突然現れたレイレン達に臆する様子もなく、耳と尻尾を大きく揺らした。健康的に日に灼けたリビオとは違い色白で華奢な肢体は触れなば落ちんといった風情だ。リビオが野性的で広大な大地を思わせるとしたら、カーナは野に咲く可憐な花といえよう。
買い物に行くと言って出ていった少女の背をぽーっとして見送っていたチェリッシュは徐に正面に向き直り、リビオに言った。
「なにあれ。可愛いんだけど。ぼくにちょうだい」
「いや、やらんよ」
真顔のリビオは恐らくそんな戯言も聞き飽いているのだろう。ぴしゃりと跳ね付けて、一同を敷物の上に招き座るよう促す。床に座ることに慣れない面々は、腰を下ろしたリビオを真似てそれぞれ足を崩した。
「さて……」
そうして堂々と胸を張り、向かい合ったリビオはもう好奇心旺盛な少年の表情から一族を背負う男の顔へと変わっていた。
「早速ではあるが、俺に空の話を聞かせてくれ。おまえ達が空から降りてきた理由を」
「その機会をいただけること光栄に思います、草原の部族のリビオ。フォルニス、データを」
伽乱が応じ、フォルニスがデータを展開する。空中に映し出される映像にリビオは一瞬警戒を表わしたが、それはすぐに解かれ、爛々と目を輝かせて食い入るようにそれを覗いた。見知らぬ空の果ての星イルジニアの未知の科学技術は甚く彼の好奇心をくすぐったと見える。
だがこのアルメラードへの移住について、最初こそ夢物語の如く楽しげに聞いていた彼も、話が進むにつれて険しい表情となっていった。
「なるほどな……祖国を失うのは辛いだろう。お客人がなんの為にここに来たかも理解した。空飛ぶ船や、その他たくさんの便利な道具を俺達に与えてくれること――それによって草原の部族がこの星を支配することが可能だということも。だが、あまりに話がうますぎる。それは本当に俺達に有益なことばかりか?」
それはちょうど先ほど、チェリッシュやアルフリードが懸念したこと、そのものであった。
「おまえ達は確かにすごい。一方で俺達は、おまえ達に比べ古臭い不便な生活をしている野蛮で汚らしい劣った民族だ。そんな俺達を、おまえ達は自分と同等の人間として扱ってくれるのか?」
「……約束します。使節団の誇りにかけて、皆さんの生活を蹂躙することも、奴隷に貶めるようなことも、決してありません。我々は皆さんの自治権を尊重し、それを侵すことを望みません」
リビオの瞳から目を逸らさぬよう対峙したまま、伽乱ははっきりと告げた。
そうか、と頷いて、だがリビオも安易には引き下がらない。
「それはそうと、いわばおまえ達は自分の星を殺した前科者だ。自分達の星を食い潰したように、俺達の星も食い潰してしまうんじゃないのか?」
「イルジニアでは現在も大規模な惑星再生計画がおこなわれています。その技術はこの星にとっても有益となるでしょう。同じ轍は踏みません。無論、私達は資源の採取は最低限に留め、星の環境を穢さぬように努めます」
「どうだか……口だけならなんとでも言えような。まぁ、おまえ達が良い奴なのは俺にもわかる。しかし、この星にも俺がいて、岩の部族のような蛮族がいるように、おまえ達の星にだって良い奴もいれば悪いのもいる。おまえ達の約束が必ず守られる保証はない」
彼がまったく無知蒙昧な獣であったなら、そう、岩の部族のガーマのように短絡的な男であったなら、むしろ丸め込むのは容易かったかもしれない。だが彼は聡明で慎重であった。そしてそれこそが使節団にとっても歓迎すべきものであった。
この若さと知性があれば、彼ならば――この星を統治する賢王となりえるかもしれないと。
「我々使節団も星の一族の命運を背負っています。貴方とは良い関係を築いていきたい」
「あい解った。この話、草原の部族の長リビオの名に懸けて預かろう。まずは部族の集会で老人たちからも意見を求めたい。こちらにも時間をくれ」
「もちろんです。どうか、前向きな検討を」
リビオと伽乱の間でがっちりとした握手が交わされた。二人にとってはここが現時点での落としどころということなのだろう。
「ああ、もう大分日も傾いた。そろそろ食事の支度も出来る頃だな。外に出ようか!……カーナ、食事にするぞ!カーナ!」
「はぁい、お兄様!」
階下から少女の鈴を転がすような声が届き、緊張していた空気が綻んでいく。
立ち上がり階段に向かう中――ぽつりと、呟く声が聞こえた。
「移住なんてどうでも良いから、あの子だけ欲しいな~ぼく」
***
その夜、使節団は遅くまで歓迎の宴で持て成された。それは友好的なものだったが、決してイルジニア惑星民の移住を快く受け入れる趣旨のものではない。交渉はまだ始まったばかりだ。
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