12 / 74
10月4日
しおりを挟むここ最近いつもやっているゲームをやってないな……と、ふと気が付いた。
日課だったのに、旦那が入院してからログインはおろか、タブレットにすら触っていない。
夢中になって遊んでいた癖して何故かやる気にならないんだよなぁ……これが 。
小説の更新もストップしたまま。
書きたい気持ちはあるけれど、もう少し気持ちに余裕が出来るまでは書けそうもない。
メンタル弱過ぎて情けない。
10月4日(金)
この日は、採血のみで検査はナシ。
お昼休みに旦那から担当医から外泊してもいいと言われたと、ニッコリ絵文字付きのLINEを頂戴した。
思わずにんまり。
子供達には内緒にしといてと言うので、娘達に何も言わずに病院へ。
病室前のベンチで寛ぐ旦那に競いあいながら飛び付く娘達。
旦那は嬉しそうに順番に娘達のハグを受けながら「今日お父さん一緒に帰るから」と。
娘達はキョトン。
それから「えっ?えっ?」と旦那に聞き返す。
旦那がもう一度「今日お父さん帰れるんだよ」と言うと、娘達は「本当?!」「やったー!」と大喜び。
サプライズが成功して満足した様子の旦那は「今日は皆で寝ような」と、凄く嬉しそうだった。
既に纏められていた荷物を皆で手分けして持ち、スタッフステーションで作業していた看護師に声を掛けてから病院を後にした。
腕に嵌められていたネームタグは取って貰えなかったので、旦那は「これやなんだよなぁ」とぼやいてた。
帰り道に旦那の食べたいもの飲みたいものを買いにスーパーに寄った。
その時、娘達は旦那に纏わり付くように側にいて、両手に花状態。
後ろで私は荷物持ち。
でも不満はなかった。
旦那と娘達がこれ以上ないくらい嬉しそうで、その姿を見ているだけで満足だったから。
旦那を連れて帰宅すると義父も喜び、数日振りに揃って晩御飯を食べれたのが嬉しかった模様。
簡単で野菜が摂れる鍋を作ると、旦那が何杯もおかわりをしてくれた。
入院してからすっかり食が細くなってしまっていたので心配に思っていた分「これ、スープ旨いね」と言いながら沢山食べている旦那の姿に喜びを感じずにはいられなかった。
旦那は日中に病院で入浴を済ませていたにも拘わらず、私と下の娘がお風呂に入っている所に乱入してきた。
「狭い」やら「変態」やら旦那を邪険に扱いつつも楽しい時間になった。
寝る時は娘達が旦那の両サイドを固め、私は1人ぽつん。
旦那は「狭い」と言いながら窮屈そうに体を伸ばしてた。
一週間振りにお父さんと寝れるのが相当嬉しかったらしい娘達は、赤ちゃん返りしてるかのように旦那に甘えてた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
痩せたがりの姫言(ひめごと)
エフ=宝泉薫
青春
ヒロインは痩せ姫。
姫自身、あるいは周囲の人たちが密かな本音をつぶやきます。
だから「姫言」と書いてひめごと。
別サイト(カクヨム)で書いている「隠し部屋のシルフィーたち」もテイストが似ているので、混ぜることにしました。
語り手も、語られる対象も、作品ごとに異なります。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる