75 / 144
8月12日(木)
しおりを挟む旦那が職場の人から不要になった原付バイクを貰ってきた。
少し前に
「実はさ、お母さん(私)に黙って裏で話進めてたんだけど、○○さんから原チャリ貰うつもりでいるんだよね」
と急に言われ、私は「はぁ、そうなん」と軽く返事をした。
正直そんなん貰ってどうするん?と思ったのだけれど、旦那が徒歩or自転車で暑い中通勤している私を気遣って交渉してくれたらしい。
私が「行きはいいけど、帰りの緩くて長い上り坂が微妙にキツい」とぼやいていたのを何気にちゃんと聞いてくれていたようだ。
「帰りもちょっとした買い物なら原チャリの方が楽だし、いいと思うんだよね」
ちょっと得意気にプレゼンしてきた旦那だけれど、私原付バイク乗った事ないのよね。
人生で一度も。
高校の時、何人かの友達が原付バイクで通学していたけど、私自身は電車通学だったから原付とは無縁。
特に乗りたいとも思っていないし、寧ろちょっと怖いとビビっている。
そんなだから、旦那が原付バイクを貰う事に対して、私の為とはいえありがた迷惑な気持ちが強かった。
でも、実際に貰ってきた原付バイクを見て
「うおぉ……可愛い……良いじゃん」
と、結構テンションが上がった。
多少年代物ではあるものの、キレイに乗っていたのか、傷が少なく状態が良い。
走行距離も1万㎞ちょいで、まだまだ乗れそう。
思っていたより大きい。
恐る恐るシートに座ってみたら、思わず「おぉ……」と声を漏らしながら感動。
一応車の普通免許があれば原付は乗れるけれど、本当のド素人なもんで、事故だけは起こさないよう晴れ間を見て徹底的に広い敷地で練習する予定だ。
旦那は簡単に「自転車と同じだよ。ただ自転車にエンジンがついただけ」と宣ってるけれど、本当だろうか。
怖い気持ちがありつつ、ほんのりワクワクしてる36歳のオバサンの原付デビューは近い!!
………かもしれない。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
3
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる