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【第1章】
【第1話】三度目の妨害(弓ノ持棗・談)
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——話は前日に遡る。
「…… クビ、ですか?」
バイト先である飲食店の店長に呼び出されてバックヤードに行ってみると、話の内容は解雇通告だった。『ボクに何か問題点が?』とか『何か失敗でもやらかしていただろうか』などと考える事すらせずにいると、店長が気まずそうに口を開いた。
「まぁ…… そう、だねぇ。そういう言い方も、出来るかなぁ」
(いやいや。それ以外の言い方が何かあるのかよ)
「いやぁ…… 弓ノ持君が悪いってんじゃ無いんだよ?人手が足りてないままだし、真面目だし、仕事は正確だ。お客さんからの評判もすこぶるいい!…… だけど、ねぇ」
こちらの様子を伺うみたいにちらりと顔色を確認される。こちらが怒るでもなく、驚くでもなくいると、店長は人の良さそうな顔に流れる汗をタオルで拭きながら話を続けた。
「ご家族にねぇ、外で働くのを反対されてる子を雇う訳にはいかないんだよねぇ」
「…… 兄が、店に来たんですか?」
「あぁ。『弟にバイトをする許可は出していない』って言われてねぇ」
「ボクは十八歳で、もう法的には成人済みです。兄達の許可は必要無いのでは?」
「んー…… そう、なんだけどねぇ?でもウチはほら、サービス業だし。このまま働かせて、変な噂でも流されたらと思うと…… ね?」
困り顔で言われると、もう何も言えない。なので素直にボクは、「わかりました。短い間でしたが、お世話になりました」と伝えて軽く頭を下げた。
「ごめんね、本当に。丁度慣れてきた頃だし、弓ノ持君目当てのお客さんもいたんだけどねぇ…… 。あ、コレ、今までの分のお給金ね。少し色を付けておいたから。…… ホント、少しだけど」
何度も頭を下げながら茶色い封筒を渡してくれる。ボクはそれを受け取ると、制服代わりのエプロンを脱ぎ、アルバイト先であった店を出た。
あぁ…… また収入源が無くなった。今回も、兄達のせいで。だけどもう驚かない。だって、過去二箇所の勤め先でも、今回と全く同じ理由で解雇されているのだから。
残念ながらボクはあまり家族運に恵まれた方ではない様だ。
妖精と共存しているヨーロッパの小さな村出身の祖母の血を色濃く引いたボクは、金色に近い茶色い髪色と菫色という珍しい瞳を持つ。そんなボクによく、『ばあちゃんの村ではね、菫色の瞳の子は特別な守護天使様が守ってくれると言われているんだよ』と言っていた祖母はボクが七歳の時に病気で亡くなった。その二ヶ月後には祖母の後を追う様に祖父まで他界した。十歳の時には父が病死。悲痛に暮れていた母を励まし、共感し続けてくれた“父の友人”だった男性と母が二年後に再婚。それにより“速水”だったボクの苗字は“弓ノ持”となった。
再婚を機にボクには双子の義兄が出来た。
六歳年上の“潮”兄さんとその弟、“澪”兄さんだ。
出会ったその日に、ボクは兄達に『お前の事は、とてもじゃないが弟とは思えない』と、こちらは多感な時期だというのにハッキリと言われた。初対面だったのだ、こちらから何かをやらかす間も無く、何故か一目でボクは彼らに嫌われた様だ。もしかするとこの再婚自体反対だったのかもしれない。だが実父を思うと二人はそれを言えず、攻撃の標的がボクになったのだろう。それ以降はお互いに一度も目を合わせてはいない。
十七歳になった時、今度は実母と義父が亡くなった。買い物を終えた二人が歩道を歩いていた所、酔っ払いの車が突進して来たという不幸な事故だった。
この瞬間。ボクの家族は、血の繋がらない二人の兄だけとなった。
◇
広くて立派だが、二階建ての我が家にはまるで音が無い。静寂に包まれた家に帰り、これ以上は兄達の不快を買わぬ様にと部屋の掃除を一通りやり、風呂を沸かし、晩御飯の用意を始める。十七時くらいになった頃にはいつも通り義兄達が揃って帰って来た。
「「ただいま」」
最低限の礼儀なのか一応帰宅の挨拶だけはしてくれる。でもこれ以外、ボク相手どころか二人の間ですらも会話がまるで無い。席に着いて「いただきます」と三人で食事を始めはしても、ボクのアルバイトの件を口頭で咎めるでもなく、かと言って不機嫌そうな様子もなく。無表情のまま黙々と食事を済ませ、自分達の分の食器を洗うと、さっさと揃って風呂に入りに行ってしまう。直様食卓にはボク一人だけになった。
…… ボクへの扱いは完全に『空気』だ。
多分二人にとってボクは、日用品を買っておけば家の片付けや掃除をし、食材を冷蔵庫に補充しておけば勝手に料理をする機械か何かでしかないのだろう。報酬が無い分これでは家政夫以下の扱いだ。
(衣食住が確保されているだけでも感謝しろってことか…… )
いっその事、母親の保険金の一部だけでいい、必要最低限の額でもいいからボクに渡して、さっさと家から追い出せばいいのに。なのにそのお金は、『将来の為の貯金』や『今後の生活費に充てるから』と一銭も貰えてはいない。そのくせボクの学費の支払いを惜しんだのかなんなのか、秋には通っていた高校も中退させられた。
それならば自分で稼いで家を出ようと思い、義兄達が仕事で家に居ない間だけでもとアルバイトを始めたのに…… それさえも何処で情報を掴んでくるのか、義兄達のせいで続かない。きっとまた新しいアルバイトを見付けても同じ結果が待っているだろう。
(もう、無理だ…… )
テーブルに肘をつき、両手で顔を覆う。自分の中でとうとう限界が来た。無理だ、もうこんな場所には居られない。この生活に一年近く耐えてはきたが、『先立つ物はあまり無いけど、明日にはこの家を出よう』と、ボクはひっそりと決意を固めた。
「…… クビ、ですか?」
バイト先である飲食店の店長に呼び出されてバックヤードに行ってみると、話の内容は解雇通告だった。『ボクに何か問題点が?』とか『何か失敗でもやらかしていただろうか』などと考える事すらせずにいると、店長が気まずそうに口を開いた。
「まぁ…… そう、だねぇ。そういう言い方も、出来るかなぁ」
(いやいや。それ以外の言い方が何かあるのかよ)
「いやぁ…… 弓ノ持君が悪いってんじゃ無いんだよ?人手が足りてないままだし、真面目だし、仕事は正確だ。お客さんからの評判もすこぶるいい!…… だけど、ねぇ」
こちらの様子を伺うみたいにちらりと顔色を確認される。こちらが怒るでもなく、驚くでもなくいると、店長は人の良さそうな顔に流れる汗をタオルで拭きながら話を続けた。
「ご家族にねぇ、外で働くのを反対されてる子を雇う訳にはいかないんだよねぇ」
「…… 兄が、店に来たんですか?」
「あぁ。『弟にバイトをする許可は出していない』って言われてねぇ」
「ボクは十八歳で、もう法的には成人済みです。兄達の許可は必要無いのでは?」
「んー…… そう、なんだけどねぇ?でもウチはほら、サービス業だし。このまま働かせて、変な噂でも流されたらと思うと…… ね?」
困り顔で言われると、もう何も言えない。なので素直にボクは、「わかりました。短い間でしたが、お世話になりました」と伝えて軽く頭を下げた。
「ごめんね、本当に。丁度慣れてきた頃だし、弓ノ持君目当てのお客さんもいたんだけどねぇ…… 。あ、コレ、今までの分のお給金ね。少し色を付けておいたから。…… ホント、少しだけど」
何度も頭を下げながら茶色い封筒を渡してくれる。ボクはそれを受け取ると、制服代わりのエプロンを脱ぎ、アルバイト先であった店を出た。
あぁ…… また収入源が無くなった。今回も、兄達のせいで。だけどもう驚かない。だって、過去二箇所の勤め先でも、今回と全く同じ理由で解雇されているのだから。
残念ながらボクはあまり家族運に恵まれた方ではない様だ。
妖精と共存しているヨーロッパの小さな村出身の祖母の血を色濃く引いたボクは、金色に近い茶色い髪色と菫色という珍しい瞳を持つ。そんなボクによく、『ばあちゃんの村ではね、菫色の瞳の子は特別な守護天使様が守ってくれると言われているんだよ』と言っていた祖母はボクが七歳の時に病気で亡くなった。その二ヶ月後には祖母の後を追う様に祖父まで他界した。十歳の時には父が病死。悲痛に暮れていた母を励まし、共感し続けてくれた“父の友人”だった男性と母が二年後に再婚。それにより“速水”だったボクの苗字は“弓ノ持”となった。
再婚を機にボクには双子の義兄が出来た。
六歳年上の“潮”兄さんとその弟、“澪”兄さんだ。
出会ったその日に、ボクは兄達に『お前の事は、とてもじゃないが弟とは思えない』と、こちらは多感な時期だというのにハッキリと言われた。初対面だったのだ、こちらから何かをやらかす間も無く、何故か一目でボクは彼らに嫌われた様だ。もしかするとこの再婚自体反対だったのかもしれない。だが実父を思うと二人はそれを言えず、攻撃の標的がボクになったのだろう。それ以降はお互いに一度も目を合わせてはいない。
十七歳になった時、今度は実母と義父が亡くなった。買い物を終えた二人が歩道を歩いていた所、酔っ払いの車が突進して来たという不幸な事故だった。
この瞬間。ボクの家族は、血の繋がらない二人の兄だけとなった。
◇
広くて立派だが、二階建ての我が家にはまるで音が無い。静寂に包まれた家に帰り、これ以上は兄達の不快を買わぬ様にと部屋の掃除を一通りやり、風呂を沸かし、晩御飯の用意を始める。十七時くらいになった頃にはいつも通り義兄達が揃って帰って来た。
「「ただいま」」
最低限の礼儀なのか一応帰宅の挨拶だけはしてくれる。でもこれ以外、ボク相手どころか二人の間ですらも会話がまるで無い。席に着いて「いただきます」と三人で食事を始めはしても、ボクのアルバイトの件を口頭で咎めるでもなく、かと言って不機嫌そうな様子もなく。無表情のまま黙々と食事を済ませ、自分達の分の食器を洗うと、さっさと揃って風呂に入りに行ってしまう。直様食卓にはボク一人だけになった。
…… ボクへの扱いは完全に『空気』だ。
多分二人にとってボクは、日用品を買っておけば家の片付けや掃除をし、食材を冷蔵庫に補充しておけば勝手に料理をする機械か何かでしかないのだろう。報酬が無い分これでは家政夫以下の扱いだ。
(衣食住が確保されているだけでも感謝しろってことか…… )
いっその事、母親の保険金の一部だけでいい、必要最低限の額でもいいからボクに渡して、さっさと家から追い出せばいいのに。なのにそのお金は、『将来の為の貯金』や『今後の生活費に充てるから』と一銭も貰えてはいない。そのくせボクの学費の支払いを惜しんだのかなんなのか、秋には通っていた高校も中退させられた。
それならば自分で稼いで家を出ようと思い、義兄達が仕事で家に居ない間だけでもとアルバイトを始めたのに…… それさえも何処で情報を掴んでくるのか、義兄達のせいで続かない。きっとまた新しいアルバイトを見付けても同じ結果が待っているだろう。
(もう、無理だ…… )
テーブルに肘をつき、両手で顔を覆う。自分の中でとうとう限界が来た。無理だ、もうこんな場所には居られない。この生活に一年近く耐えてはきたが、『先立つ物はあまり無いけど、明日にはこの家を出よう』と、ボクはひっそりと決意を固めた。
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