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【第2章】
【第3話】二度目の攻略①(弓ノ持棗・談)
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ダンジョン前に無事到着したはいいが、朝一から早速攻略に向かおうとする人達が随分多く、既にもう入り口前に列が出来上がっている。立地の良さが他のダンジョンよりも段違いだし、東京の都心部から最も近いのだから当然と言えば当然か。
最後尾に並び、順々に冒険者達がダンジョンに潜って行く様子を横目で伺う。ぱっと見た所、殆どの冒険者達が四、五人程度のパーティーを組んでいる。前衛や後衛、回復役などとバランスの良い編成を考えるとそのくらいの人数が必要なのだろう。ソロでの攻略者っぽい人達もいるにはいるが数は多くない。
「もう入れるよ」
「あ、はい」
保護者に手を引かれるみたいになりながらダンジョンの入り口を通過する。『やっと入れたけど、お次はあの長い階段を集団で順々に降りて行くのか』と思っていたのだが、中に入り、着ている服が冒険者仕様に自動変更される頃にはもう、目の前にメラン以外は誰も居なくなっていた。
「あれ?他の人達は…… 」
(ま、まさかこのヒトが何かしたのか?)
僕の前ではほぼ温厚そうにしてはいるが、ラスボスとしてスカウトされるくらいの人材だ。何をしようとおかしくはない。そう不安になりながら恐る恐る彼の方に視線を向けたが、「足元に気を付けてね」と笑顔を向けてくるだけだ。なので改めて「あ、あの、先に入った人達は何処に消えたんですか?」と訝しげな顔をしてしまいながら問い掛けた。
「あぁ、先に入った人達は前回攻略中のポイントまで自動的に転送されたんだよ。毎度毎度一階層目から歩き直しじゃ、面倒だと攻略に飽きる人も出てくるだろう?」
「あ、そっか…… 成る程。確かにそうですよね」
メランの話によると、ダンジョンのあちこちに置かれた宝箱を開けると装備品や武器の他にも『転送石』なるものが高確率で手に入るらしい。特殊環境下を除き、且つ非戦闘時にのみ使用出来るその柔い石を握って砕くと、自動的にダンジョンの入り口前にまで戻る事が出来るそうだ。そしてその石を使用した地点はデータとして個々に記録され、ダンジョンに入ると前回使用した地点にまで一気に転送してくれるんだそうな。
「簡単に手に入れられるから積極的にどんどん使ってみるといいよ。後生大事にしておいてもしょうがないしね」
何でだろう、ボクのゲームプレイスタイルを指摘されている様な気がする。『いつか』の為に上等な回復薬などを使わないまま保管して、そのせいで苦戦し、結局レアアイテムのほぼ全てを未使用のままクリアしてしまうというパターンを何度もやってきたから、そんな様子まで横でずっと見ていたんだろうか。
「ちなみに、お手洗いに行きたいからという理由で使う人も多いよ」
「めちゃくちゃ有能なアイテムじゃないですか!」
だからダンジョンの入り口近くに、道の駅にでもありそうな程しっかりとした外観の公衆トイレがあったのかとすぐに納得した。
◇
「ようやく到着したね」
長い階段を降り、再び、何処までも続く草原に到着した。見上げた空は相変わらずの綺麗な黄昏時である。周囲にボクら以外には今日も誰もいない。ボクみたいにレベル1でもないとこんな場所には誰も用が無いんだから当たり前か。
「そういえば、今日の目標は?特にまだ何も決めていないんなら、最下層にある僕等の新居を見に行くとかはどうだい?ラスボスを引き受けた報酬として、あの洋館をプレゼントしてもらったからいつでも泊まれるよ」
「…… わぁ(新居がどうこうって話、ただの妄想じゃなかったのか!)」
「棗が寝ている間に大々的にリフォームしておいたからすっごく綺麗になったんだよ!年齢別に部屋を分けて棗の大小様々な写真を四方八方に沢山飾ったし、ファーストシューズや赤子だった時の衣類なんかも全て展示してもおいたんだ。新居の一番の見所は棗が初めて精通した時の精液を保存してある容器を飾った部屋だよ!あぁぁぁその部屋の事を考えるだけでドキドキしてくるんだから、一緒に再訪問するのが今から楽しみだよ!」
メランが息を荒げながら頬を染め、そんな頬を両手で覆いながらとんでもない話をしている。この収集癖強めのストーカーを今すぐぶっ殺してやりたい気持ちでいっぱいになったが戦闘能力の差があまりにもあり過ぎる。なのでボクは、目一杯拳に力を入れる程度のまま我慢した。
「あのぉ、着なくなった子供服とかは全部親戚に譲るとか、親が捨てたはずじゃ…… 」
「他にあげるとか、捨てるだなんて勿体無い!当然、即回収したに決まってるだろう⁉︎」
(あぁ、メランが見えていなかった頃に戻りたい…… )
ボクの理解の範囲を超えている。何処に出しても恥ずかしい程のとんでもないド変態だ。こんなのが、守護目的とはいえ二十四時間ボクの傍に居て、今後もずっと監視され、収集され続けるのかと思うと胃がキリキリと痛む。このままではいつか穴が開きそうだ。
「…… ねぇ。ずっと思ってたんだけど、棗ってスルースキルが物凄く高いよね。でもまぁ、あんなに煩い家に居続ければ高くもなるか」
(『あんなに煩い家?』)
両親が亡くなってからはずっと、双子の義兄達と、生活音しかしない家で暮らしていたと彼なら知っているだろうに。何故そんな言葉がメランの口から出てきたのかがわからず、驚いた顔をしながら「…… え?」と返すと、メランは少し考える様に視線を逸らした後、「ごめん、家の中が賑やかだったのはもう随分前の話だったね。時間の感覚が僕はズレているから言葉選びを誤ったよ」と言った。…… 何だか誤魔化されている気がするが、彼の言う通り本当に間違っただけかもしれない。どちらか判断出来ないけど、どっちなんだと追及する程の事でもないから、今は話を合わせておく事にした。
「まぁ、確かに。実の両親や祖父母が生きている時は賑やかな家でしたよね。でもだからって、スルースキルが高くはならないと思いますけど」
それに、内心では結構色々と思う所がある以上、スルースキルが高いとも思えないし。
「そうだね。——ところで、ねえねえどうする?新居に行ってみる?」
「絶っ対に、行きません」
「そっかぁ。じゃあ、またの機会でだね!」
断固とした態度で告げた言葉は見事に無視された。このままじゃ絶対に駄目だ。自分の身の安全と貞操の危機を避ける為にも、この“守護堕天使”を、“守護天使”として正しくあるべき状態に戻す手段も探さねば。
(あわよくば、ボクの担当から外れてもらいたい!)
その為には何をどうしたらいいのかさっぱりだけど、ダンジョンで収入を得つつ、その方法も並行して考えていこう。
最後尾に並び、順々に冒険者達がダンジョンに潜って行く様子を横目で伺う。ぱっと見た所、殆どの冒険者達が四、五人程度のパーティーを組んでいる。前衛や後衛、回復役などとバランスの良い編成を考えるとそのくらいの人数が必要なのだろう。ソロでの攻略者っぽい人達もいるにはいるが数は多くない。
「もう入れるよ」
「あ、はい」
保護者に手を引かれるみたいになりながらダンジョンの入り口を通過する。『やっと入れたけど、お次はあの長い階段を集団で順々に降りて行くのか』と思っていたのだが、中に入り、着ている服が冒険者仕様に自動変更される頃にはもう、目の前にメラン以外は誰も居なくなっていた。
「あれ?他の人達は…… 」
(ま、まさかこのヒトが何かしたのか?)
僕の前ではほぼ温厚そうにしてはいるが、ラスボスとしてスカウトされるくらいの人材だ。何をしようとおかしくはない。そう不安になりながら恐る恐る彼の方に視線を向けたが、「足元に気を付けてね」と笑顔を向けてくるだけだ。なので改めて「あ、あの、先に入った人達は何処に消えたんですか?」と訝しげな顔をしてしまいながら問い掛けた。
「あぁ、先に入った人達は前回攻略中のポイントまで自動的に転送されたんだよ。毎度毎度一階層目から歩き直しじゃ、面倒だと攻略に飽きる人も出てくるだろう?」
「あ、そっか…… 成る程。確かにそうですよね」
メランの話によると、ダンジョンのあちこちに置かれた宝箱を開けると装備品や武器の他にも『転送石』なるものが高確率で手に入るらしい。特殊環境下を除き、且つ非戦闘時にのみ使用出来るその柔い石を握って砕くと、自動的にダンジョンの入り口前にまで戻る事が出来るそうだ。そしてその石を使用した地点はデータとして個々に記録され、ダンジョンに入ると前回使用した地点にまで一気に転送してくれるんだそうな。
「簡単に手に入れられるから積極的にどんどん使ってみるといいよ。後生大事にしておいてもしょうがないしね」
何でだろう、ボクのゲームプレイスタイルを指摘されている様な気がする。『いつか』の為に上等な回復薬などを使わないまま保管して、そのせいで苦戦し、結局レアアイテムのほぼ全てを未使用のままクリアしてしまうというパターンを何度もやってきたから、そんな様子まで横でずっと見ていたんだろうか。
「ちなみに、お手洗いに行きたいからという理由で使う人も多いよ」
「めちゃくちゃ有能なアイテムじゃないですか!」
だからダンジョンの入り口近くに、道の駅にでもありそうな程しっかりとした外観の公衆トイレがあったのかとすぐに納得した。
◇
「ようやく到着したね」
長い階段を降り、再び、何処までも続く草原に到着した。見上げた空は相変わらずの綺麗な黄昏時である。周囲にボクら以外には今日も誰もいない。ボクみたいにレベル1でもないとこんな場所には誰も用が無いんだから当たり前か。
「そういえば、今日の目標は?特にまだ何も決めていないんなら、最下層にある僕等の新居を見に行くとかはどうだい?ラスボスを引き受けた報酬として、あの洋館をプレゼントしてもらったからいつでも泊まれるよ」
「…… わぁ(新居がどうこうって話、ただの妄想じゃなかったのか!)」
「棗が寝ている間に大々的にリフォームしておいたからすっごく綺麗になったんだよ!年齢別に部屋を分けて棗の大小様々な写真を四方八方に沢山飾ったし、ファーストシューズや赤子だった時の衣類なんかも全て展示してもおいたんだ。新居の一番の見所は棗が初めて精通した時の精液を保存してある容器を飾った部屋だよ!あぁぁぁその部屋の事を考えるだけでドキドキしてくるんだから、一緒に再訪問するのが今から楽しみだよ!」
メランが息を荒げながら頬を染め、そんな頬を両手で覆いながらとんでもない話をしている。この収集癖強めのストーカーを今すぐぶっ殺してやりたい気持ちでいっぱいになったが戦闘能力の差があまりにもあり過ぎる。なのでボクは、目一杯拳に力を入れる程度のまま我慢した。
「あのぉ、着なくなった子供服とかは全部親戚に譲るとか、親が捨てたはずじゃ…… 」
「他にあげるとか、捨てるだなんて勿体無い!当然、即回収したに決まってるだろう⁉︎」
(あぁ、メランが見えていなかった頃に戻りたい…… )
ボクの理解の範囲を超えている。何処に出しても恥ずかしい程のとんでもないド変態だ。こんなのが、守護目的とはいえ二十四時間ボクの傍に居て、今後もずっと監視され、収集され続けるのかと思うと胃がキリキリと痛む。このままではいつか穴が開きそうだ。
「…… ねぇ。ずっと思ってたんだけど、棗ってスルースキルが物凄く高いよね。でもまぁ、あんなに煩い家に居続ければ高くもなるか」
(『あんなに煩い家?』)
両親が亡くなってからはずっと、双子の義兄達と、生活音しかしない家で暮らしていたと彼なら知っているだろうに。何故そんな言葉がメランの口から出てきたのかがわからず、驚いた顔をしながら「…… え?」と返すと、メランは少し考える様に視線を逸らした後、「ごめん、家の中が賑やかだったのはもう随分前の話だったね。時間の感覚が僕はズレているから言葉選びを誤ったよ」と言った。…… 何だか誤魔化されている気がするが、彼の言う通り本当に間違っただけかもしれない。どちらか判断出来ないけど、どっちなんだと追及する程の事でもないから、今は話を合わせておく事にした。
「まぁ、確かに。実の両親や祖父母が生きている時は賑やかな家でしたよね。でもだからって、スルースキルが高くはならないと思いますけど」
それに、内心では結構色々と思う所がある以上、スルースキルが高いとも思えないし。
「そうだね。——ところで、ねえねえどうする?新居に行ってみる?」
「絶っ対に、行きません」
「そっかぁ。じゃあ、またの機会でだね!」
断固とした態度で告げた言葉は見事に無視された。このままじゃ絶対に駄目だ。自分の身の安全と貞操の危機を避ける為にも、この“守護堕天使”を、“守護天使”として正しくあるべき状態に戻す手段も探さねば。
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