主人公をいじめぬいて最後は殺される悪役王子だった事に気付いた10才の俺。

はるか

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番外編

96 こんにちは赤ちゃん 5

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※男性の妊娠表現があります。苦手な方はご注意下さい。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「――うっ……うぇ……」

突如きた胸のムカつきと気持ち悪さに我慢が出来ず職場で吐いた。

「大丈夫か?つわりか?……つわり?……つわりって何でだ(笑)?」

彼が俺の背を擦りながら訳の分からない事を言っていたが、俺は気持ち悪さにそれどころではなかった。

気持ち悪さが治まらず、暫く休みを貰い、家で寝込んでいると元妻が見舞いに現れた。トラウマの原因ではあったが幼馴染みの彼女は今も家族のように付き合いがあった。

「ルカ様、おめでとうございます。ご懐妊です。」

俺の今の症状を言うと彼女はそう言った。

「んなバカな。」

「だって、ルカ様のご様子で病気でもないのなら妊娠初期の症状ですわ。ヒールで治るわけがありませんわ。」

え……男が妊娠とかする訳が……

そして思い浮かぶあの悪魔。

そして、ワタヌキの言葉

『先生には気を付けた方がいい。』

そう、悪魔は男でも妊娠出来る薬を発明しようとしていた。

そして、今はモニターで試験段階だと……まさかそのモニターって……

……あんのやろーー!!

俺は奴の元へ急いだ。あいつどこだ!首根っこ捕まえてミンチにしてやる!



「――おい、お前、それは卑怯だろう?」

野郎、王の後ろに隠れてこちらの様子を伺ってやがる。

俺が鬼の形相で研究室にテレポートで来たら久しぶりにびくついて「たっけてー!ア、レ~ン!」と叫びやがった。秒で現れた王も王だ!このバカップル!

「おっ前~!この俺に何しやがった!?」

ビクっと体を震わせた彼は観念したように話し出した。

「俺だって始めは我慢したんだ。だって、その、何かあったんだろうなぁって……お前、元々キラキラした奴だったし、忘れてるみたいだけど俺、お前の先生だったんだぜ?芝生頭は俺だと分かった後、すぐに挨拶に来てくれたのにさ……お前の事、結構可愛がってたのに忘れやがってこの野郎。……けどまぁ、お前いい奴だったし、ネチネチネチネチネチネチ女の腐った奴みたいにネチネチネチネチ言われて、本当ネチネチ言いやがってお前の方が女々しくね?更年期かよ?とか思いながらも笑いを堪えてさ、見逃してやってたんだけどさ……アレンの悪口言われたらカチンときちゃって……ていうかぶちギレちゃってさ……だって、俺の大好きなアレンだぞ?……キレなきゃ男じゃないよな?……んっ……おい、今は駄目だって……あっ、悪ぃ……でなんだっけ?……そうそう、そんであの薬急いで完成させて……まぁ、天誅おばっ!みたいな?」

途中いちゃこらしたのはまぁ許してやる。しかしこれは許せん!!ちょっと苛めたからって許可もなく人体実験にするなんて!

全・面・戦・争だ。久しぶりに魔力解放しちゃうからな!!

「……でも、これ飲んでSEXしなきゃ女子みたいに生理が来て妊娠可能な体になるだけだったんだ。……生理痛で苦しむお前を見てこっそり笑おうと……ブハッッ(笑)……あんなに男同士をばかにしてたお前がまさか妊娠するなんて………ブハッ(笑)……いくら天才の俺でも分かるわけないだろぉ(笑)?」

そのニヤニヤのどや顔しまえ!!

俺の絶望を前に「ライ、俺の子を生んでくれるの?」とか「ううん、ちょっと血迷って発明してみたけど、出産って怖ぇし、俺には無理みたい。テヘ♪」とか会話をしているバカップル。

お前らなんぞ滅んでしまえ!!と俺が地団駄を踏んでいると――

「――だから先生には気を付けろと言ったじゃないですか。」

後ろから優しく抱き締められ張りつめた気持ちが解れていくのが分かった。

「ワタヌキ……ごめん。俺、しくじった。あいつ悪魔だった。」

俺は途方に暮れてボソリと呟いた。

「そんな事言わないで下さい。お腹の子に聞こえてしまいます。……先輩、俺の子生んでくれてありがとうございます。」

……うん?生むの?俺に選択権はないの?

「ぎゃー!芝生頭が相手!?……ていうかワタヌキって名前なんだ。初めて知ったわ。……何だろ?この違和感(笑)。」

悪魔は目を白黒させながらニマニマしている。

「――イチャイチャするのは構わないが、報告するのが先だろう。」

お前が言うか!?

と、ここにいる全員が思ったと思うが流石ワタヌキ、膝をつき王に何か報告している……うん、連絡来なくなった次の日から仕事で居なかったっぽい。ああ、勘違い、もう恋愛脳かっての!

報告が終わるとすぐに俺の元へ来たワタヌキは爽やか笑顔で「取り合えず俺の家に住みましょう。それから新居を建てて……忙しくなりますね。」と言った。

「ユー達、結婚しちゃいなよ!」

悪魔が小躍りしながら訳の分からない事を言っている。結婚なんて男同士で……

「……まさか、バカップル、法律変えるのか?」

どや顔でコクコクと首肯くバカップル。

……それって、俺がワタヌキと幸せになれるって事?嬉しい!嬉しすぎる!バカップル、グッショブ!グッショブだ!俺はビシッと親指を二人に向けて立てた。

二人も親指を立て返してくれる。

そうと決まったら即実行だ。こんな爽やかイケおじはすぐに横からかっさらわれてしまう。

「ワタヌキ、俺と結婚してくれるか?」

俺は心の中で今まで癒してくれた「嫁達」に別れを告げた。そんな俺の葛藤も知らずワタヌキはこの世の春とばかりの満面の笑顔で「勿論です。」と言って優しく俺を抱き締めた。

――その後もあの人は前例がないだろうから「俺が主治医になってやる。」と言って「野郎のけつの穴とか萎えるわー。」と仕事の合間に死んだ目をしながら定期的に健診をしてくれた。

男の妊娠なんて不思議で奇妙な事は国の極秘事項になり、妊娠中お腹が出てきた俺は仕事を休職する事になった。そして最後の仕事に出勤した帰り魔術師団長と出くわした。

「まぁ、ルカ殿お久しぶりです。随分と小綺麗になられて。その後、お仕事の方はいかがでしょうか?陛下の寵姫はとても美しい方とお聞きしています。仕事も華やかになってよろしかったのかも知れませんね。こちらは騎士団との連携プレーの練習やら話し合いやらでとても忙しくて、でも騎士団長のワタヌキ殿がいつも私を支えて下さって、とても頼りになるお方で、私の父も彼を気に入って我が家とロイエンタール家が親密になれたら、なんて言ってるんですのよ?まだ、お付き合いもしていないのに気の早い事でしょう?」

あらあらあら?俺とワタヌキが恋人同士になって同じ家で暮らしている事は周知の事実なのにこんなにあからさまにマウントとってくるなんて……面白すぎて笑いそう。これ、笑ったらアウトだよな。

「ルカ殿はワタヌキ殿と一緒に暮らされているとか?でも、そろそろワタヌキ殿の為に解放してさしあげられてはいかが?だって貴方には彼の子を産むことが出来ませんもの。私なら彼の為を思ってすぐに家を出ますわ。」

勝ち誇ったようにこちらを見る魔術師団長に、これ、俺が妊娠してるなんて言ったらお腹の子を抹殺されそうだとちょっと怖くなる。

青くなった俺を見て彼女は心配そうな演技をしてこちらを見た。

「ルカ殿?お加減が悪いのでは?やはり殿方の二人暮らしなんて大変なのですね?至らない所もおありの筈だわ。ワタヌキ殿も我慢されているのではないでしょうか。やはり、女の私がワタヌキ殿のお世話をするのには最適だと思いますわ。男性のルカ殿には無理でしたのよ。」

いや、どちらかといえばワタヌキが俺の世話を甲斐甲斐しくしてくれているけど、負担?凄く楽しそうだぞ?

「男のクセにワタヌキ殿とお付き合いするなんて、身の程知らずもいいところって言ってるんですよ?言葉、お分かりかしら?」

俺がボケッと話を聞いているのが気に食わなくなったのか彼女が本性を現してきた。もう、はい、そうですね~。と逃げるか?俺がどうしようかなぁと考えていると――

「――男のクセにアレンとイチャイチャしてる俺も身の程知らずなのか?」

そう言って美しい人が悲しげに現れた。なになになに!?すっごい演技してるわこの人。

黄金の髪をシャラシャラと揺らし、憂いを帯びた眼差しでアイスブルーの瞳を曇らせる美しさの権化のような人間の登場に魔術師団長はポカーンと口を開けている。

「それにこんなに綺麗なルカが身の程知らずだって言うなら俺なんかはアレンと一緒にいられないな。」

透き通るような美しい瞳でじっと見つめられ段々と顔が真っ赤になっていく魔術師団長。

「……っいえ、そんな恐れ多い事は……ラインハルト様はこの国を救われたもはや国の宝と言えるお方ですので……。」

「なら、その俺が大切に思ってるルカを悲しませる事を言わないで欲しいな。もう、ルカは一人の体じゃないんだ。あっ、これ、言っちゃ駄目だったんだっけ?」

ペロリと舌を出す彼。可愛いがすぎる。

「……ははぁ、なんという美しさなの?存在事態が奇跡みたいな方だわ……。陛下って面食いもいいところ………えっ?一人の体ではない?って……?」

「それは、俺の口からは言えねぇなぁ。」

勝ち誇ったように彼女を見下ろす悪魔。

あれ?さっきまで彼女この世界の勝者って感じだったよね?役者が違うわ~。

「なぁ?芝生頭、旦那が絡まれてんぞぉ?」

そしてヌッと現れる俺のワタヌキ。

「……本人は特に気にしてないようなのに掻き回して何をしたいんですか。ほんとに質悪い人だ。今は一番貴方にルカ先輩に近付いて欲しくないです。俺の子に触る。」

「俺の子……。」

いつも張り付けている体面を保ちも出来ず、子供のように言葉を繰り返す魔術師団長に同情を禁じ得ない。

「魔術師団長、実は長年の想いが実り、やっと彼が俺の想いに答えてくれたのです。今度子供も生まれます。幸せ過ぎて仕事も頑張れそうです。仕事・・のパートナーとしてこれからもよろしくお願いします。」

コケにされた事に気付いた魔術師団長は我に返るとワナワナと震え出した。

「そっ、そんなこと有り得ません!お、男が妊娠などとっ!私をバカにしてっ!」

「このおれ・・がそれを可能にしたんだけど?信じたか?ああ、もし今後ルカが流産なんてしたら、俺の研究が失敗したって事になるんだよなぁ。挫折を知らない俺は、悲しくて敵国に泣いて駆け込むかもしれないなぁ。……まぁ、産まれるまでしっかり見守ってくれよな?」

ニコリと笑う悪魔を前に魔術師団長はアワアワと腰を抜かした。

何故かマウント合戦に進んで参戦し完全勝利を勝ち取った悪魔は俺達を見てフフンと笑った。

「小悪魔天使は健在か……。」

ワタヌキが疲れ果てたように呟いた。





――そして俺とワタヌキはこの国の同姓婚第1号になり、この世界初の男性出産をした。

つまり目茶苦茶有名人になっちゃったって事!!あー!恥ずかしい!!


「――ところでうちの天使はどうして金髪なの?」

出産後お祝いに駆け付けて来た諸幸の根元に聞く。

「だって、俺、お前の金髪好きだったからさ。」

と言って先生はニカッと笑った。

遺伝子操作って言うらしいがよく分からない。おい!それよりも出産した時ちょっと、いや大分揉めただろうが!ワタヌキはああ見えて嫉妬深い。

しかし彼が悪びれもせずニコニコと笑いながら俺の天使の手に自分の指を握らせている。

――ああ、俺の負けだよ。王の寵愛受けようが、レベル1になろうが、魔力がなかろうが先生は変わってなんかなかったんだ。変わったのは――

――団長が隣で倒れた時、後を託された。そんな悲しい事俺は聞かないって言ったらそのまま団長は笑って死んだ。敵に首を取られるくらいならと団長の遺体は燃やして灰にした。しかし次の日から奇跡のポーションが届き始める。そして復活のポーションが届いた時、団長の体を燃やした事を後悔することになった。それでも沢山の人間が先生のお陰で助かり戦いに勝利することが出来た。やっと帰ったら先生が戻ったと聞いた。しかもあのポーションを作ったのが彼だというではないか。さすが俺の先生。会いたい。矢も盾もいられず先生の元へ走った。しかしその先ではグチョグチョに抱かれてる彼がいた。強かった先生が征服されている悪夢に俺は目の前が真っ暗になった。――男のくせにと。

あの戦場でもう、死ぬって思った時に浮かんだのはワタヌキの顔で、もう一度抱かれたかったなぁ、なんて男のくせに思った自分を恥じた。

そんな時、王に組伏せられている先生を見て浅ましい自分が重なってそれが怒りに変わった。

八つ当たりもいいところだ。

先生は何にも変わってなかったのに。

「先生ぇ。……ありがとね。」

先生は俺が照れ臭そうにお礼を言うと「やっと、戻りやがったな。ったく、反抗期は一人で十分だっつーの。」と言って俺の頭をコツンと殴った。

先生、可愛い教え子を男なのに妊娠可能にしちゃうデンジャラスなお人だけど、やっぱり大好き。





――余談だけど、男性を出産可能にする薬は高額で売れに売れたらしい。なーんだ、結構いたんだとホッとしたのはここだけの話。


~こんにちは赤ちゃん  完~
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