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しおりを挟む「あのー、えっと、何から話しましょうか。とりあえず! 王子様に大きな変化が2つ程ありました」
「大きな変化ですか?」
「はい! 王子様って確か、王妃様関連の話で精神障害が起きるって言ってましたよね? 今朝、リエンナさん……だったっけ?乳母のお話されてたんですけど笑ってたんですよねー……。王妃様以外はあまり影響ないんですかね? というか、今考えると……今日いっぱい笑ってましたね」
「リエンナさん……そうですか。そんなことが……いいえ。スイレンさんがこの国に訪れる少し前に、陛下がリエンナさんが病に伏せられていることをお伝えしようとしたのですが名前が出ただけで呼びかけても反応すらしない状態になりました。殿下は自ら乳母の話をしたのですよね?」
「はい、ホットミルクをよく作ってくれて懐かしいって言ってました」
「あぁ……そうでしたね」
そう言って微笑むニールは今朝のミケラウスの微笑みとよく似ていた
「それと!! 王子様、ルクさんと自分に複合魔術かけて、一瞬で全身を乾かしてたんですよ!! あれ複雑すぎて苦手だ…… 王子様、魔術の天才!!」
「なんですって?! その後、体調は? 出血はなかったんですか? いや、今すぐ探しに行かねば!!!」
「えっ……でも調子良いって、ケロッとしてましたよ?」
「今まで、複合魔術なんて使ってません!! というか、保存魔法使っただけで1週間は寝込んでたんですから!! あぁ、だから言ったんです! もうっ! 何処かで倒れていたら……」
立って、ソワソワと落ち着きのないニールとソファに寛ぐスイレン
「あはは……結界もう解けてたりして……」
「それこそ、確認しないと偉いことになりますからっ!!」
脇に抱えられたスイレンはあっという間にテラスに呼び寄せたニールの翼竜に乗せられた
あれ? 既視感。竜族って皆、人間のこと荷物みたいな持ち方するものなの?
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