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第23章 炎と聖剣
暴れる火龍 1
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ミーラは、その口から発せられる炎と力強く振り払う尾で勇者に立ち向かった。
ラルトは、聖剣を持ちこそすれ決して振るう事は無かった。
周囲はミーラの火の粉や火炎で辺りが焼け焦げている。何人もが人間との抗争を続けながらも自身の身を守る。だが、その他の人達は人間との戦いを忘れ逃げまどう。
しかし、戦いしか頭に無いミーラにはその悲鳴も瓦礫の音も何一つ聞こえない。
時に翼を広げ空中から火を吹き、地上に降り立ちその尾でラルトを攻撃し、体内で火魔法を構成し体外にまるで霧の様に放出した。
だが、それら全てをラルトの持つ聖剣は主人を守る様に弾いた。
その攻防は、三日三晩続く。
ラルトは、聖剣を持ちこそすれ決して振るう事は無かった。
周囲はミーラの火の粉や火炎で辺りが焼け焦げている。何人もが人間との抗争を続けながらも自身の身を守る。だが、その他の人達は人間との戦いを忘れ逃げまどう。
しかし、戦いしか頭に無いミーラにはその悲鳴も瓦礫の音も何一つ聞こえない。
時に翼を広げ空中から火を吹き、地上に降り立ちその尾でラルトを攻撃し、体内で火魔法を構成し体外にまるで霧の様に放出した。
だが、それら全てをラルトの持つ聖剣は主人を守る様に弾いた。
その攻防は、三日三晩続く。
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