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第23章 炎と聖剣
暴れる火龍 2
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一日目の戦い。
人間達は、勇者が魔王を討ったと聞いた。それは、魔力感知の出来るフィル王の右腕である人間が言ったと噂されたから。
「でも、誰なんだ?右腕って」
「俺も知らねーな」
「まぁ、いっか!だって勝ったんだろ」
「そうだ、な…え?」
「どうした?」
「あ、あれ見ろよ…」
人間達は、最初こそ魔族への完全勝利を確信して疑わなかった。しかし、勇者が居るという魔王城を数人が話の最中見上げた。そこは炎が昇り上がり火の粉が舞い散り、まるでマグマの様な赤になって居た。
そして、取り押さえて居たはずの魔族はある一部を除いて皆力も魔力も遥かに上がっていた。
人間達は、自分達が勝者だと、恐怖は魔王だけだと疑わなかった。
ーーそしてそれが敗因になった。
ある一部の魔族は、自らの変化に頭が追いつかず震え泣き叫んだ。
そしてある一部は、血に従い人間達に報復し出した。
人間達には止める力はもはや存在しない…
一日目は、人間達が自らの行いを悔いひたすらに魔族から身を隠し守る事しか出来なかった。
人間達は、勇者が魔王を討ったと聞いた。それは、魔力感知の出来るフィル王の右腕である人間が言ったと噂されたから。
「でも、誰なんだ?右腕って」
「俺も知らねーな」
「まぁ、いっか!だって勝ったんだろ」
「そうだ、な…え?」
「どうした?」
「あ、あれ見ろよ…」
人間達は、最初こそ魔族への完全勝利を確信して疑わなかった。しかし、勇者が居るという魔王城を数人が話の最中見上げた。そこは炎が昇り上がり火の粉が舞い散り、まるでマグマの様な赤になって居た。
そして、取り押さえて居たはずの魔族はある一部を除いて皆力も魔力も遥かに上がっていた。
人間達は、自分達が勝者だと、恐怖は魔王だけだと疑わなかった。
ーーそしてそれが敗因になった。
ある一部の魔族は、自らの変化に頭が追いつかず震え泣き叫んだ。
そしてある一部は、血に従い人間達に報復し出した。
人間達には止める力はもはや存在しない…
一日目は、人間達が自らの行いを悔いひたすらに魔族から身を隠し守る事しか出来なかった。
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