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第1章 現実世界の私
高校生ーー別名"氷の獣" 前編
雪乃は、高校生になった。
雪乃は、太陽達とは全く違う高校へ通うことにした。
太陽と雪乃はその事も話さないくらいに距離が空いていた。だが、雪乃には太陽を忘れる事は出来なかった。なぜなら太陽は唯一雪乃を女の子として扱い唯一雪乃を避けたりしない存在だからだ。
その事が雪乃には新鮮で大切な絆に感じられていた。それほどまでに雪乃にとって太陽の存在は大きいのだ。
だけど、雪乃は自身を知っている様な人がより少ない高校を選び決めた。
元より余り頭が良いわけでも無い為に決めたのもあるが、高校生活から雪乃は新しく生きて行きたいと思っていた。
通う高校は、不良が多いと噂されては居たが案外雪乃には楽だった。
雪乃は持ち前の笑顔と明るさで学校内で噂の優等生になっていた。
だが、優等生をおちょくり毛嫌いするちょっと態度が悪い人もやはりいる訳で…
雪乃はその人達から毎日の様に絡まれ始めた。勿論雪乃は笑顔でいつも交わしていた。
しかし、雪乃の我慢もそう続く訳でも無い。ある日突然他クラスから一人の男子生徒が雪乃の机に蹴りを入れた。
雪乃は何もせずただ笑顔で傍観している。が、蹴りを入れた生徒が言った言葉に驚きその笑顔が崩れ去った。
「お前、良い気になってんじゃねぇよ‼︎俺の彼女に意地悪しやがって‼︎なめてんじゃねぇぞっ‼︎」
「は?何言ってるの?彼女?」
「俺は本人から聞いたんだ!謝りやがれ!」
私は彼とは初対面。勿論その彼女なんて知らない。だから彼はきっと彼女から嘘を言われ邪魔な私を潰そうとしたのだろう。割と真面目で普通な子はこんな逆恨みを何もしてない知らないのに勝手に買わされる。
正直言って面倒くさい…
「何故、私が謝らないといけないの?それにそれは本当?」
「うるせぇ、お前が謝ればいいんだよ‼︎」
彼は、執拗に謝罪を強要する。それは何度も何度も繰り返す。時間が経ち授業がもう始まろうとしているのにも関わらず。余りにも繰り返す為疑問に思う。何故ここまで続ける?
雪乃は、周囲を見回す。
すると、雪乃から雪乃の机から一人一人遥かに遠くに逃げていく。誰もが雪乃を助ける気すらしていない。何なら、関わりたく無い。そう行動が伝えているくらいだ。
小さく聞こえる声…
謝れ 謝れ 謝れ 謝れ 謝れ 謝れ 謝れ
誰もが雪乃に聞こえるか聞こえないかの声で呟く。雪乃は笑顔が消えた。
(なんだ…これ…最悪じゃないか…)
雪乃はこの時初めて自らの本性を知った。どす黒い汚い自分。太陽と居た時もその前からもずっと知らなかった自分の暗い部分。他人と深く関わらなかったから知り様が無かった私の真っ黒な部分…
生徒に対して雪乃は立ち上がり、机を避け彼に歩み寄った、そして告げた。
「…ふっ…お前、彼女を信じて居る自分が正しいと思っているのか?」
「あっ…お、おい…っ」
「ならば、お前は馬鹿以下だ。考えもせず知ろうともせず勝手に分かったフリしてここまでして…哀れだな。何か言いたい事他にあるか?ならば聞いてやろう、どうだ?」
「お前…な、何なんだよ!?」
彼は、足早に場を去った。冷や汗を額に涙は出そうに、足はもつれそうになりながら彼はその場を去った。
そして、雪乃達を見ていた傍観者達は顔色が真っ青になった。
雪乃の顔が、声が恐怖感を募らせこの場を支配したかの様な圧があったのだ。
雪乃はまた独りになってしまった…
(私は…太陽くんみたいに…なれない…)
憧れや尊敬。そんな感情が大きな彼に辿り着けない、触れられない。彼とは明確な差がより広げられた。
霜原 雪乃は、高校生活で誰からも恐れられた。表向きは優等生。ーー裏では別名"氷の獣"と…
雪乃は、太陽達とは全く違う高校へ通うことにした。
太陽と雪乃はその事も話さないくらいに距離が空いていた。だが、雪乃には太陽を忘れる事は出来なかった。なぜなら太陽は唯一雪乃を女の子として扱い唯一雪乃を避けたりしない存在だからだ。
その事が雪乃には新鮮で大切な絆に感じられていた。それほどまでに雪乃にとって太陽の存在は大きいのだ。
だけど、雪乃は自身を知っている様な人がより少ない高校を選び決めた。
元より余り頭が良いわけでも無い為に決めたのもあるが、高校生活から雪乃は新しく生きて行きたいと思っていた。
通う高校は、不良が多いと噂されては居たが案外雪乃には楽だった。
雪乃は持ち前の笑顔と明るさで学校内で噂の優等生になっていた。
だが、優等生をおちょくり毛嫌いするちょっと態度が悪い人もやはりいる訳で…
雪乃はその人達から毎日の様に絡まれ始めた。勿論雪乃は笑顔でいつも交わしていた。
しかし、雪乃の我慢もそう続く訳でも無い。ある日突然他クラスから一人の男子生徒が雪乃の机に蹴りを入れた。
雪乃は何もせずただ笑顔で傍観している。が、蹴りを入れた生徒が言った言葉に驚きその笑顔が崩れ去った。
「お前、良い気になってんじゃねぇよ‼︎俺の彼女に意地悪しやがって‼︎なめてんじゃねぇぞっ‼︎」
「は?何言ってるの?彼女?」
「俺は本人から聞いたんだ!謝りやがれ!」
私は彼とは初対面。勿論その彼女なんて知らない。だから彼はきっと彼女から嘘を言われ邪魔な私を潰そうとしたのだろう。割と真面目で普通な子はこんな逆恨みを何もしてない知らないのに勝手に買わされる。
正直言って面倒くさい…
「何故、私が謝らないといけないの?それにそれは本当?」
「うるせぇ、お前が謝ればいいんだよ‼︎」
彼は、執拗に謝罪を強要する。それは何度も何度も繰り返す。時間が経ち授業がもう始まろうとしているのにも関わらず。余りにも繰り返す為疑問に思う。何故ここまで続ける?
雪乃は、周囲を見回す。
すると、雪乃から雪乃の机から一人一人遥かに遠くに逃げていく。誰もが雪乃を助ける気すらしていない。何なら、関わりたく無い。そう行動が伝えているくらいだ。
小さく聞こえる声…
謝れ 謝れ 謝れ 謝れ 謝れ 謝れ 謝れ
誰もが雪乃に聞こえるか聞こえないかの声で呟く。雪乃は笑顔が消えた。
(なんだ…これ…最悪じゃないか…)
雪乃はこの時初めて自らの本性を知った。どす黒い汚い自分。太陽と居た時もその前からもずっと知らなかった自分の暗い部分。他人と深く関わらなかったから知り様が無かった私の真っ黒な部分…
生徒に対して雪乃は立ち上がり、机を避け彼に歩み寄った、そして告げた。
「…ふっ…お前、彼女を信じて居る自分が正しいと思っているのか?」
「あっ…お、おい…っ」
「ならば、お前は馬鹿以下だ。考えもせず知ろうともせず勝手に分かったフリしてここまでして…哀れだな。何か言いたい事他にあるか?ならば聞いてやろう、どうだ?」
「お前…な、何なんだよ!?」
彼は、足早に場を去った。冷や汗を額に涙は出そうに、足はもつれそうになりながら彼はその場を去った。
そして、雪乃達を見ていた傍観者達は顔色が真っ青になった。
雪乃の顔が、声が恐怖感を募らせこの場を支配したかの様な圧があったのだ。
雪乃はまた独りになってしまった…
(私は…太陽くんみたいに…なれない…)
憧れや尊敬。そんな感情が大きな彼に辿り着けない、触れられない。彼とは明確な差がより広げられた。
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