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柊彩 藍

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新たな覚悟VS過去からの教訓

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    「覚悟が過剰とも言っていたな。」
 「はい、コーヒー。これ飲んで頑張りな。ボスだって君に凄く期待してたんだから。」後ろから志穂さんがコーヒーを差し入れてくれた。
 「僕、多分分かりました。」
 「そうか、じゃあボスに言葉でぶつけてきな!」志穂さんは僕の背中を叩いて、後押ししてくれた。
 「はい!」
 「いい顔してるな。あのときのあいつみたいに」
 
 「ボス話があります!」
 「なんだ」
 「なんだじゃないでしょ!あの顔見てわからないボスじゃないよね。私の部下が腹くくったんだよ?」紗希先輩がアシストしてくれた。
 「分かった。蒼汰、こい!」と、ボスの部屋へと連れていかれた。
 
 「で、どうした?」
 「覚悟したに決まってます。」
 「どんな覚悟だ。」
 「なにがなんでも生き抜く覚悟です!」僕ははっきりと言いきった。
 「そうか、じゃあ。自分では、到底敵わない敵がいたとしよう。そこに自分の仲間がいたとする。その仲間は怪我をおっていて動けない。この時お前ならどうする?蒼汰。」
 「助けに行くに決まってます。」
 「お前もか。やっぱり変わらないものだな。よし、お前は戦闘には関与するな。それが嫌ならwriterSを抜けてもらってもいい。」
 「…てに…せないでくださいよ」
 「あ?」
 「勝手に話を終わらせないでくださいよ!」
 「お前は、戦闘に出たら真っ先に死ぬタイプだ。連れてけねぇ。だからこの話は終わりだ。」
 「ちょっと待ってください。じゃあ何のために覚悟を決めたんですか!」
 「何がなんでも生き抜くってことはな例え仲間を踏み台にしてでも生き残るって覚悟なんだよ!」
 「そんなの覚悟じゃない!それは、ただの逃げだ!」
 「仲間を捨てることが逃げだと、そんなこと平気でやれねぇから覚悟なんだろうが!」
 「じゃあ、何で仲間を捨てるんですか?」
 「そんなの考えればすぐに分かる。」
 「仲間を捨てる理由なんて考えたくもない!」
 「じゃあ教えてやるよ。自分では敵わない敵に仲間を守りながら戦って勝てると思うか?そんなことをすれば1残せたはずの力が0になってしまうんだぞ!」
 「ボスは仲間を戦力としてしか思ってないんですか?」
 「仲間を仲間だと思っているからだろ!もしかりに仲間を死守して、残された方の気持ちはどうなる。そこに残るのは罪悪感だけだろ!それに実際に俺は死守されて生き残ったやつだ。もう、こんな思いをするのは俺で終わりでいい!」
 「ボスのその腰抜けた考え方は分かりました。でも、なぜ一人で立ち向かう前提なんですか?なぜどちらも助かる方法を考えないのですか?。僕は、そんなことまで頭の回らないリーダーについていこうとしていたとするなら。僕はついていくリーダーを間違えたみたいです。」
 「蒼汰、俺はお前らが死ぬのが怖いんだよ。仲間を失いたくないんだよ。」
 「だったら、ボスが全員守るっていう覚悟をもってくださいよ!」
 「そうか、こんなんじゃあいつに笑われるな。蒼汰、俺が間違ってた。だから、俺も腹をくくる。」
 「全員呼んできますね。」
 
 「まず、俺に謝罪をさせてくれ。初任務の時に全員に覚悟をさせたはずだが、それを改めて欲しい。」
 「蒼汰君、何かカッコよかったよ。」紗希先輩が側でささやいた。
 「聞いてたんですか!?」
 「ごめんね」
 「ボスにあんな口の聞き方して、僕はとんだ無礼者です。」
 「そんなことはないよ、私もね。2人失う可能性があるなら、確実に1人助かる方がいいって思ってたんだ。だけど君は違った。2人とも生き残るんだって。」
 「それは、まあ僕には仲間と呼べる人が少ないので1人もなくしたくない大切な人たちですから。」
 「改めて俺は覚悟する。だから、お前たちも覚悟して欲しい。俺はここにいる全員が誰も死なないようにすると約束しよう!その代わり、お前たちはここにいる全員が死なないための行動をすると誓ってくれ!」
 「ボス、今までで一番威厳ないね。後輩に腰抜けた考えなんて言われて」
 「それは、忘れてくれ。」
 「まあ、それはそれとして。俺たちはボスにこの命を預ける。その代わり預けた命は溢さないでくれよ。」慶斗さんが言った。
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