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望まぬ再会
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過激な行動に出ているのにも関わらず対魔機動部隊を指示する人々は増えていった。
「今日も、魔法関連の施設が一つ潰されたらしい。」
ボスは、新聞に目を通しながら危機を促すかのように言った。
writerSも公にはされていないが、魔法に関連した施設であることは間違いない。対魔機機動部隊の標的になりかねないのだ。
「何これ……」
対魔機機動部隊の噂は当然志穂にまで伝わった。
「もう既に5つの施設が潰された。」
その圧倒的なまでの武力は、その数字が物語っていた。魔法を使って対抗したであろう施設だがどれも再起不能なまでに破壊しつくされていた。さらに対策をしようにも規模と機械一つの戦闘能力が明らかになってない今では魔法サイドにできることはほとんどないのである。
「政府までが混乱してる。」
志穂はテレビを見て言った。そこで流されたニュースには、対立を深める魔法省と技術省の姿があった。これまでは、〈World of Fairy〉の制作もあり対立など考えられないほどに協力していたのにも関わらずこの調子である。この事件を機に魔法省は科学サイドに数々の研究施設が失われたことに恨みをもち、技術省は突如現れた対魔機機動部隊という謎の組織の考えに賛同し、支援をする事を発表した。
「志穂、戻らなくていいのか?たぶんいずれ狙われるぞ」
「みんななら心配いらない。」
とはいえ、志穂も少しは心配しているらしく対魔機機動部隊についての情報を少しずつ集めだしていた。恐らく後で送って力になるつもりなのだろう。
「私少し見てくる。」
紗希は、突然立ち上がりそのまま出ていってしまった。とはいえ、次にどこの施設が狙われるか分からないので。行く宛もなくという感じだったのだが、ここである人間と再会する。
「紗希……?」
ぶらつく、紗希に声をかけたのは志穂だった。長らくwriterSに戻ってなかった志穂は、writerSのメンバーと会うのは少し新鮮な気持ちだった。
「志穂?!こんなとこにいたらダメじゃない!いつ襲われるかも分からないのに。非戦闘員が狙われたら……」
紗希は真剣に心配した。しかし、志穂はそれに少し戸惑った。
「え~とそれってもしかしてこれの事を言ってる?」
志穂は、紗希に自分の調べた資料を出した。紗希はさっと目を通して驚いた。
「もしかして次の襲撃場所とか分かったりする?」
「確定ではないけど予想は3つ程には絞れたよ。」
「どこ!?」
紗希はグイグイと食いついた。しかし、予想した場所は点在していてとても一人でカバーできるようなものじゃなかった。
「じゃあ大柴さん呼んで見る。」
「あと一条さんがいるから残り2ヶ所」
大柴を一つの施設に配置し、その時を待った。結果は、紗希が張り込んでいた場所に現れた。現れた機体は2体、すぐさま結界の中に取り込んだ。
「ワンダーランド」
「新手か、すぐさま排除し作戦を続行する。」
2体の機体は、すぐに切り返し紗希を標的に攻撃を開始した。しかし、はじめは苦戦をしていたものの連絡を受け取った大柴の介入により戦況は一転、一人が一機を相手する状況になり各個撃破を果たした。
「これでとりあえずはここは大丈夫だよね」
と言った紗希であったが表情は次の出来事で一変した。
「2体も無駄にして何してるんですか」
新手がワンダーランドに侵入してきたのだ。紗希が驚いたのは侵入してきた事実ではなくその過程だったのだ。ワンダーランドは一種の高度な結界でありそこへ侵入するにはどんな方法であろうと魔力的な干渉が必要になる。例えば先ほど大柴が介入出来たように、あらかじめ魔力的なキーを所持していれば術者でなくとも出入りは自由にできる。その他にも無理やり解除する方法や、大きな衝撃を与えてこじ開ける方法などあるが、そのどれもが魔術的干渉を行った上でのことである。しかし、やって来たそれは魔術的な干渉をすることなく結界の内部へと侵入してきたのだ。さらに驚いた人物がもう一人。
「どうして…そんなところに………」
志穂は、その姿を見て膝をついた。
そうその機体の中にいたのは数日前から姿を消していた優衣だったからである。
「今日も、魔法関連の施設が一つ潰されたらしい。」
ボスは、新聞に目を通しながら危機を促すかのように言った。
writerSも公にはされていないが、魔法に関連した施設であることは間違いない。対魔機機動部隊の標的になりかねないのだ。
「何これ……」
対魔機機動部隊の噂は当然志穂にまで伝わった。
「もう既に5つの施設が潰された。」
その圧倒的なまでの武力は、その数字が物語っていた。魔法を使って対抗したであろう施設だがどれも再起不能なまでに破壊しつくされていた。さらに対策をしようにも規模と機械一つの戦闘能力が明らかになってない今では魔法サイドにできることはほとんどないのである。
「政府までが混乱してる。」
志穂はテレビを見て言った。そこで流されたニュースには、対立を深める魔法省と技術省の姿があった。これまでは、〈World of Fairy〉の制作もあり対立など考えられないほどに協力していたのにも関わらずこの調子である。この事件を機に魔法省は科学サイドに数々の研究施設が失われたことに恨みをもち、技術省は突如現れた対魔機機動部隊という謎の組織の考えに賛同し、支援をする事を発表した。
「志穂、戻らなくていいのか?たぶんいずれ狙われるぞ」
「みんななら心配いらない。」
とはいえ、志穂も少しは心配しているらしく対魔機機動部隊についての情報を少しずつ集めだしていた。恐らく後で送って力になるつもりなのだろう。
「私少し見てくる。」
紗希は、突然立ち上がりそのまま出ていってしまった。とはいえ、次にどこの施設が狙われるか分からないので。行く宛もなくという感じだったのだが、ここである人間と再会する。
「紗希……?」
ぶらつく、紗希に声をかけたのは志穂だった。長らくwriterSに戻ってなかった志穂は、writerSのメンバーと会うのは少し新鮮な気持ちだった。
「志穂?!こんなとこにいたらダメじゃない!いつ襲われるかも分からないのに。非戦闘員が狙われたら……」
紗希は真剣に心配した。しかし、志穂はそれに少し戸惑った。
「え~とそれってもしかしてこれの事を言ってる?」
志穂は、紗希に自分の調べた資料を出した。紗希はさっと目を通して驚いた。
「もしかして次の襲撃場所とか分かったりする?」
「確定ではないけど予想は3つ程には絞れたよ。」
「どこ!?」
紗希はグイグイと食いついた。しかし、予想した場所は点在していてとても一人でカバーできるようなものじゃなかった。
「じゃあ大柴さん呼んで見る。」
「あと一条さんがいるから残り2ヶ所」
大柴を一つの施設に配置し、その時を待った。結果は、紗希が張り込んでいた場所に現れた。現れた機体は2体、すぐさま結界の中に取り込んだ。
「ワンダーランド」
「新手か、すぐさま排除し作戦を続行する。」
2体の機体は、すぐに切り返し紗希を標的に攻撃を開始した。しかし、はじめは苦戦をしていたものの連絡を受け取った大柴の介入により戦況は一転、一人が一機を相手する状況になり各個撃破を果たした。
「これでとりあえずはここは大丈夫だよね」
と言った紗希であったが表情は次の出来事で一変した。
「2体も無駄にして何してるんですか」
新手がワンダーランドに侵入してきたのだ。紗希が驚いたのは侵入してきた事実ではなくその過程だったのだ。ワンダーランドは一種の高度な結界でありそこへ侵入するにはどんな方法であろうと魔力的な干渉が必要になる。例えば先ほど大柴が介入出来たように、あらかじめ魔力的なキーを所持していれば術者でなくとも出入りは自由にできる。その他にも無理やり解除する方法や、大きな衝撃を与えてこじ開ける方法などあるが、そのどれもが魔術的干渉を行った上でのことである。しかし、やって来たそれは魔術的な干渉をすることなく結界の内部へと侵入してきたのだ。さらに驚いた人物がもう一人。
「どうして…そんなところに………」
志穂は、その姿を見て膝をついた。
そうその機体の中にいたのは数日前から姿を消していた優衣だったからである。
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