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5章~エルフVS忍~
世界樹シルヴァヌス
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一夜を過ごし、ハルトたちは旅の支度をしていた。主にハルトとアルビオンだけだが。
「もう行くのか?」
おじさんは、行き場所に予想がついていた。しかし、蓮とリリィは行き先に想像などつかなかったのでキョトンとしていた。そもそも、ここを出る準備も出来ていない状態だった。なので「行くのか?」対して戸惑いながら村を出て違うところへ向かうのだということぐらいにしか認識していなかった。それがまさかあんな目にあった場所であることは予測すらしてなかった。
「あぁ、ちょっと気になるしな。」
リリィは、そこでもしやと思い聞いてみた。
「あの~ハル君?まさかあそこに……行かないですよね?」
ハルトは、最初からそこにいくつもりだった。というか好奇心が後押しし過ぎて、行きたい気持ちを押さえられなかった。
「あそこがどこかわからんけどとりあえずはあのでっかい木のところに行く。」
そう言ってハルトが指を指した場所は、昨日被害を受けた森の中心にある巨大な大樹だった。悲壮な顔をするリリィにアルビオンが声をかける。
「諦めよ」
アルビオンは一言そう言った。しかし、それを聞いた蓮はたいそう喜んだ。蓮も、ハルトと同じ人種だから不思議ではないがやめて欲しいと思う二人であった。
準備も終わり出発をしようというときおじさんが見送りに来てくれた。そのときのおじさんは心配そうな顔をして「大丈夫なのか?」と聞いた。
「なにも心配いらない」
ハルトは元気に答える。
「いや、そこの二人が…」
と、何かをいいかけてリリィとアルビオンを指差した。ハルトは、リリィたちを見て、二人に近寄った。そして二人の背後に立ち、背中を叩いてこういった。
「元気だしていこうぜ。」と。
こうして、森への旅は始まった。
昨日走ってきた平野をひたすら歩いた。しばらくすると、ハルトと蓮が見てはいけないものを見たような顔で振り返った。
「あれ見えたか?」
ハルトが蓮に確認する。
「見えたけど、あれはおかしいだろ。」
怯えながら会話する二人にリリィが尋ねる。
「二人は何を見たんですか?」
二人とも「そんな事聞く?」見たいな顔で答えた。
「蝶」
そういった瞬間、周囲に風が吹き込んだ。それもかなり強い風だった。四人は後ろを振り返り驚いた。そこにはこの風の正体である「蝶」がいたのだ。ただそれだけではない、その蝶はあり得ないほどの大きさをしていたのだ。例えるならば荷馬車一台分と同じだ。先ほどハルトと蓮はその大きさに驚いていたのだ。二人はあまり頭がいいとは言えないが、感覚で比較はできる。二人とも遠近法を知っていたわけではないが、確実に遠くにあるのに昨日森を出てすぐ見た家に近い大きさで見えたからその蝶の大きさは容易に想像できた。しかし、大きさにも驚いてはいたがなぜここにそれほど大きな蝶がいるのかの方が問題だった。四人は蝶に怯えつつ考えるが答えなど出るはずも無かった。すると大きな蝶の上から1人の少女が顔を出した。
「もしかしてあの木にようですか?」
少女は、四人に問う。そこで、ハルトは無言で頷いた。
「それじゃあ行きますよ~さあさ乗ってくださいです!」
少女は、蝶の背中をポンポンと叩いて背中に乗ることを促した。が、四人とも何か嫌だったので乗ろうとしなかった。
「まあ、とりあえず行きますよ~」
少女は、そういうと鎖を伸ばし四人の体に巻き付け無理やり蝶の背中にのせた。そしてそのまま大きな蝶による大空の移動が始まった。しかし、それも数分の間。数分後には大樹の根本に到着した。そしてそこから大樹のなかへ入っていった。大樹のなかは思ったよりも空洞でなかでたくさんの人々が生活しているようだった。
「エルフだ。」
アルビオンはそう言葉を漏らした。
「当たり前じゃないですか。ここはエルフの国世界樹シルヴァヌスですよ」
少女は、少しからかうように言った。シルヴァヌスに入って、ボーッと突っ立っていると、少女が急かしてきた。
「はいはい。早く上に行きますよ~」
少女は四人の背中を押しながら案内した。そのなかで、大量エルフを目にした。散歩するエルフ、戦士として訓練するエルフ、事務仕事のような事をするエルフ、大きな蝶等を世話しているエルフ等々非常に平和な光景を目にした。そして、どうやら目的地についたようで、少女は大きな扉の前で立ち止まった。「少し待っててください。」といい少女は扉の前に立ち大きな声で叫んだ。
「あの方々をお連れしました。」
すると扉は開いた。少女と共に中へ入っていくと、そこは薄暗い部屋で木漏れ日のような小さな光が少し差し込んでいただけだった。一ヶ所、他の場所よりも明るい場所にエルフが座っていた。そのエルフは四人をにらんでいた。いや、少なくとも3人はそう感じた。
「もう行くのか?」
おじさんは、行き場所に予想がついていた。しかし、蓮とリリィは行き先に想像などつかなかったのでキョトンとしていた。そもそも、ここを出る準備も出来ていない状態だった。なので「行くのか?」対して戸惑いながら村を出て違うところへ向かうのだということぐらいにしか認識していなかった。それがまさかあんな目にあった場所であることは予測すらしてなかった。
「あぁ、ちょっと気になるしな。」
リリィは、そこでもしやと思い聞いてみた。
「あの~ハル君?まさかあそこに……行かないですよね?」
ハルトは、最初からそこにいくつもりだった。というか好奇心が後押しし過ぎて、行きたい気持ちを押さえられなかった。
「あそこがどこかわからんけどとりあえずはあのでっかい木のところに行く。」
そう言ってハルトが指を指した場所は、昨日被害を受けた森の中心にある巨大な大樹だった。悲壮な顔をするリリィにアルビオンが声をかける。
「諦めよ」
アルビオンは一言そう言った。しかし、それを聞いた蓮はたいそう喜んだ。蓮も、ハルトと同じ人種だから不思議ではないがやめて欲しいと思う二人であった。
準備も終わり出発をしようというときおじさんが見送りに来てくれた。そのときのおじさんは心配そうな顔をして「大丈夫なのか?」と聞いた。
「なにも心配いらない」
ハルトは元気に答える。
「いや、そこの二人が…」
と、何かをいいかけてリリィとアルビオンを指差した。ハルトは、リリィたちを見て、二人に近寄った。そして二人の背後に立ち、背中を叩いてこういった。
「元気だしていこうぜ。」と。
こうして、森への旅は始まった。
昨日走ってきた平野をひたすら歩いた。しばらくすると、ハルトと蓮が見てはいけないものを見たような顔で振り返った。
「あれ見えたか?」
ハルトが蓮に確認する。
「見えたけど、あれはおかしいだろ。」
怯えながら会話する二人にリリィが尋ねる。
「二人は何を見たんですか?」
二人とも「そんな事聞く?」見たいな顔で答えた。
「蝶」
そういった瞬間、周囲に風が吹き込んだ。それもかなり強い風だった。四人は後ろを振り返り驚いた。そこにはこの風の正体である「蝶」がいたのだ。ただそれだけではない、その蝶はあり得ないほどの大きさをしていたのだ。例えるならば荷馬車一台分と同じだ。先ほどハルトと蓮はその大きさに驚いていたのだ。二人はあまり頭がいいとは言えないが、感覚で比較はできる。二人とも遠近法を知っていたわけではないが、確実に遠くにあるのに昨日森を出てすぐ見た家に近い大きさで見えたからその蝶の大きさは容易に想像できた。しかし、大きさにも驚いてはいたがなぜここにそれほど大きな蝶がいるのかの方が問題だった。四人は蝶に怯えつつ考えるが答えなど出るはずも無かった。すると大きな蝶の上から1人の少女が顔を出した。
「もしかしてあの木にようですか?」
少女は、四人に問う。そこで、ハルトは無言で頷いた。
「それじゃあ行きますよ~さあさ乗ってくださいです!」
少女は、蝶の背中をポンポンと叩いて背中に乗ることを促した。が、四人とも何か嫌だったので乗ろうとしなかった。
「まあ、とりあえず行きますよ~」
少女は、そういうと鎖を伸ばし四人の体に巻き付け無理やり蝶の背中にのせた。そしてそのまま大きな蝶による大空の移動が始まった。しかし、それも数分の間。数分後には大樹の根本に到着した。そしてそこから大樹のなかへ入っていった。大樹のなかは思ったよりも空洞でなかでたくさんの人々が生活しているようだった。
「エルフだ。」
アルビオンはそう言葉を漏らした。
「当たり前じゃないですか。ここはエルフの国世界樹シルヴァヌスですよ」
少女は、少しからかうように言った。シルヴァヌスに入って、ボーッと突っ立っていると、少女が急かしてきた。
「はいはい。早く上に行きますよ~」
少女は四人の背中を押しながら案内した。そのなかで、大量エルフを目にした。散歩するエルフ、戦士として訓練するエルフ、事務仕事のような事をするエルフ、大きな蝶等を世話しているエルフ等々非常に平和な光景を目にした。そして、どうやら目的地についたようで、少女は大きな扉の前で立ち止まった。「少し待っててください。」といい少女は扉の前に立ち大きな声で叫んだ。
「あの方々をお連れしました。」
すると扉は開いた。少女と共に中へ入っていくと、そこは薄暗い部屋で木漏れ日のような小さな光が少し差し込んでいただけだった。一ヶ所、他の場所よりも明るい場所にエルフが座っていた。そのエルフは四人をにらんでいた。いや、少なくとも3人はそう感じた。
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