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5章~エルフVS忍~
世界樹
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「あいつらはバカだな人間の魔力が柱の餌になっているとも知らずに次々の柱に向かってきやがる。こんな連中にこれだけの兵を用意する必要など無かったな。ジキル様も案外心配性なのかもしれんな。」
「おい、今柱に運ばれているのはなんだ。双眼鏡を貸せ」
「どうかなさいましたか?」
険しい表情で、ジキルは双眼鏡のレンズを覗く。
「クロフト!早くあいつにあれを止めさせろ!」
クロフトは、急いでその場を離れた。
「ウェイブ、ジキル様があれを止めるようにと指示を下しました。」
「何、このまま我に任せろ。奴らは、柱の餌にしかなっておらん警戒するほどでも無いわ」
ウェイブがクロフトに向かって口答えするなかあとからジキルが歩いてきた。
「今すぐ止めろ俺に殺されたくなかったらな。」
ジキルは、殺気を放ってウェイブを威嚇した。ウェイブは不本意であったが、ジキルの指示を受け入れようと動き始めたとき。森に5つの爆音が鳴り響いた。ジキルは慌てて柱を確認する。
「クソが!てめぇのせいで少し不利になった。お前はいつも相手を見下しすぎだ。戦闘において相手を愚弄するやつほど弱いものはいない。俺は弱い奴を使ってやるほどの余裕がない。さっさと失せろ」
柱は、破壊され跡形もなく消し去られていた。これは言うまでもなくウェイブの傲慢さが招いた失態である。ウェイブは静かに身を引いた。
「よっしゃ!おい、ルナいっただろ?」
アルビオンはガッツポーズをしてみせた。アルビオンは、どこの範囲でどの柱に行くのかという情報を得ることで確実に攻撃を届ける作戦をたてていた。ルナのお陰で、その範囲が判明し、忍が持っていた花火という爆発物を届けることが出来たのだ。ルナの実験と平行して何なら蜘蛛は運ぶのかも調べていた。結果、魔力のあるものであり人形であるものと分かった。そこでルナに花火が入るほどの空間を作った人形をつくってもらいそれを柱まで届けたわけだ。
「ハイハイ、でこれからどうすればいい?」
アルビオンは、ルナの一言で固まってしまったのだ。それは、外に出るにあたっての脅威を払うことは出来たのだが、肝心の外に出るという行為が蜘蛛の糸によって阻まれているのだ。
「アルビオン。手詰まりか。」
コツコツと足音をならしながら近寄って来たのはタリアだった。
「外に出るための方法がありません。外にでなければいつまでも守るばかりでこちらから攻撃を仕掛けられません。」
「我を戦力として数えているか?」
タリアは驚くべき事を口にした。その言葉はまるで自ら戦場に赴くつもりだと表明したように聞こえたからだ。ルナを含むエルフ一同が慌ててタリアを引き留めようとした。もしタリアに何かあったときにタリアに代わる人物がいないからだ。
「待て待て、落ち着け。そもそも私が戦場に立ったところで豆鉄砲ほどの活躍も期待できん。あくまでこの戦闘において私が必要でないことを確認したかっただけだ。」
「もちろん、戦力には数えていませんが一体何をしようというのですか。」
アルビオンはタリアの思考を読めていなかった。それはタリアしかしりえない世界樹の秘密があったからだ。タリアはその秘密と共に何をしようとしているのかを話した。
「代々受け継がれてきたエルフの王には、ある力と秘密も受け継がれてきました。今回は、それを使います。その秘密は、世界樹自体が生きた魔法陣であるということです。大量の魔力と能力を備えた一種の魔法生物と考えてください。しかし、世界樹はその魔法を発揮することはありません。そのような機能を持ちながら自己発動する事が出来ないように作られたそうです。そして使える魔法も、限られた2つのみ。ですが、その効果は絶大です。そのお陰でこの国は何度も救われてきたことがあります。それが世界樹の恩恵であることは王であるもの以外は知らない事実ですが。そして、その世界樹の起動元となる権力を持つものが王である私です。世界樹には、『吸収』と『分配』の魔法があります。『吸収』には、世界樹の回りに広がる森や森に触れる物の魔力を吸いとる事です。そのため蜘蛛の糸も消えますが同時に森も消えます。そして、『分配』を森の再生に全て費やします。しかし、それも一瞬では出来ません。皆さんにはその間なんとしてでも世界樹を死守してください。」
タリアは、秘密を全てさらけ出しそこにいたものたちに頭を下げて頼み込んだ。
「でも、なぜタリア様が戦闘に入るかどうかが知りたかったのですか?」
ルナは、作戦のことを承知した上でタリアに質問した。
「この力は私と世界樹の魔力をつなぐことで発動します。しかし、私にはあまり魔力がありません。この2つの力を使用したあとは魔力中毒によって動けなくなる可能性があるからです。」
タリアが、自分の体をかけて戦う姿勢に兵士達はいっそう鼓舞され配置につき始めた。
「おい、今柱に運ばれているのはなんだ。双眼鏡を貸せ」
「どうかなさいましたか?」
険しい表情で、ジキルは双眼鏡のレンズを覗く。
「クロフト!早くあいつにあれを止めさせろ!」
クロフトは、急いでその場を離れた。
「ウェイブ、ジキル様があれを止めるようにと指示を下しました。」
「何、このまま我に任せろ。奴らは、柱の餌にしかなっておらん警戒するほどでも無いわ」
ウェイブがクロフトに向かって口答えするなかあとからジキルが歩いてきた。
「今すぐ止めろ俺に殺されたくなかったらな。」
ジキルは、殺気を放ってウェイブを威嚇した。ウェイブは不本意であったが、ジキルの指示を受け入れようと動き始めたとき。森に5つの爆音が鳴り響いた。ジキルは慌てて柱を確認する。
「クソが!てめぇのせいで少し不利になった。お前はいつも相手を見下しすぎだ。戦闘において相手を愚弄するやつほど弱いものはいない。俺は弱い奴を使ってやるほどの余裕がない。さっさと失せろ」
柱は、破壊され跡形もなく消し去られていた。これは言うまでもなくウェイブの傲慢さが招いた失態である。ウェイブは静かに身を引いた。
「よっしゃ!おい、ルナいっただろ?」
アルビオンはガッツポーズをしてみせた。アルビオンは、どこの範囲でどの柱に行くのかという情報を得ることで確実に攻撃を届ける作戦をたてていた。ルナのお陰で、その範囲が判明し、忍が持っていた花火という爆発物を届けることが出来たのだ。ルナの実験と平行して何なら蜘蛛は運ぶのかも調べていた。結果、魔力のあるものであり人形であるものと分かった。そこでルナに花火が入るほどの空間を作った人形をつくってもらいそれを柱まで届けたわけだ。
「ハイハイ、でこれからどうすればいい?」
アルビオンは、ルナの一言で固まってしまったのだ。それは、外に出るにあたっての脅威を払うことは出来たのだが、肝心の外に出るという行為が蜘蛛の糸によって阻まれているのだ。
「アルビオン。手詰まりか。」
コツコツと足音をならしながら近寄って来たのはタリアだった。
「外に出るための方法がありません。外にでなければいつまでも守るばかりでこちらから攻撃を仕掛けられません。」
「我を戦力として数えているか?」
タリアは驚くべき事を口にした。その言葉はまるで自ら戦場に赴くつもりだと表明したように聞こえたからだ。ルナを含むエルフ一同が慌ててタリアを引き留めようとした。もしタリアに何かあったときにタリアに代わる人物がいないからだ。
「待て待て、落ち着け。そもそも私が戦場に立ったところで豆鉄砲ほどの活躍も期待できん。あくまでこの戦闘において私が必要でないことを確認したかっただけだ。」
「もちろん、戦力には数えていませんが一体何をしようというのですか。」
アルビオンはタリアの思考を読めていなかった。それはタリアしかしりえない世界樹の秘密があったからだ。タリアはその秘密と共に何をしようとしているのかを話した。
「代々受け継がれてきたエルフの王には、ある力と秘密も受け継がれてきました。今回は、それを使います。その秘密は、世界樹自体が生きた魔法陣であるということです。大量の魔力と能力を備えた一種の魔法生物と考えてください。しかし、世界樹はその魔法を発揮することはありません。そのような機能を持ちながら自己発動する事が出来ないように作られたそうです。そして使える魔法も、限られた2つのみ。ですが、その効果は絶大です。そのお陰でこの国は何度も救われてきたことがあります。それが世界樹の恩恵であることは王であるもの以外は知らない事実ですが。そして、その世界樹の起動元となる権力を持つものが王である私です。世界樹には、『吸収』と『分配』の魔法があります。『吸収』には、世界樹の回りに広がる森や森に触れる物の魔力を吸いとる事です。そのため蜘蛛の糸も消えますが同時に森も消えます。そして、『分配』を森の再生に全て費やします。しかし、それも一瞬では出来ません。皆さんにはその間なんとしてでも世界樹を死守してください。」
タリアは、秘密を全てさらけ出しそこにいたものたちに頭を下げて頼み込んだ。
「でも、なぜタリア様が戦闘に入るかどうかが知りたかったのですか?」
ルナは、作戦のことを承知した上でタリアに質問した。
「この力は私と世界樹の魔力をつなぐことで発動します。しかし、私にはあまり魔力がありません。この2つの力を使用したあとは魔力中毒によって動けなくなる可能性があるからです。」
タリアが、自分の体をかけて戦う姿勢に兵士達はいっそう鼓舞され配置につき始めた。
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