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5章~エルフVS忍~
調査
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ハルトが、複数の魔法使いによって治癒が施されるなか、動けるものはあの現場の調査に行っていた。
「でかいな。範囲で言ったら村ひとつくらい簡単に覆えるぞ。俺でも今回かなりの出力で魔力を放出したのにこんなことにはならなかった。」
蓮は、初めてその現場を見て驚きを見せる。いったいどれ程のエネルギーを消費すれば、このような破壊が出来るのか想像をしたくなくなるほど膨大なエネルギーが消費されたと考えられる。
「まず、忍術では不可能だな。単純に出力が桁外れだ。忍術は、あくまで自然現象の延長。自然現象で起きない事を引き起こすことは出来ないし、自然現象で現れないほどの規模を作ることも出来ない。間違いなく忍の仕業ではない。そもそも、そんなものがあればとっくに使ってる。」
その場にはアルビオンと蓮と半蔵がいた。アルビオンは二人の感じたことを参考にあらゆることを考えた。想像を越える可能性までも。
「その理屈でいくと、相手の仕業の可能性も低いね。それこそ、わざわざエルフと忍を争わせて弱体化を図る必要がなかった。これだけの破壊力があればシルヴァヌスもほぼ消え去る。」
アルビオンは、蓮と半蔵の意見からこれは別の組織の行動であると確信してもよいと判断した。では、その理由は?あれだけの破壊力を所持していながら、あの一発以降何も起きていない。あの一発以来何も無い理由として考えられるのは、3つある。1つ目、あれが発動するかどうかを試す試運転だったため更に攻撃する必要がなかった。2つ目、二回目に行こうとしているが、大量のエネルギーを消費するためその補充の為時間がかかっている。3つ目、あの一回で目的は達成されていた。ラドクリフによる自爆の可能性も考えられたがその可能性をアルビオンが否定した。なぜなら、ラドクリフの設計上自爆する機会なんてやってこないから。
「なあ、ちょっと違和感感じないか?あまりのスケールの大きさに気づいて無かったけど何かおかしい気がする。」
最初に違和感を感じたのは蓮だった。その言葉を聞いてようやく二人も違和感を実感した。その違和感の正体は、
「明らかに質量が足りない。」
そう、山を爆発させたにしろえぐりとったにしろ、その残骸。つまり砂の山がどこかにないとおかしいのである。その時の目撃情報から、確かに砂は空高く舞い上がっていたようだ。しかし、その砂の行方がない。これではまるで破壊というよりは消滅である。
「もはやこれは空間を消していることと変わらない。」
三人は、どう考えてもその土地が消えたとしか判断出来なかった。とりあえずこれにて、捜査は終了である。くまなく調べては見たもののこれ以上の成果は見こめなかった為である。
帰ってきた時のハルトの様子は、変わらなかった。治癒魔法を、かけられながら眠っていた。
「ルナ様子は?」
「多分、死ぬことはないと思うけどいつ回復出来るかはわからない。損傷範囲が広かったから。それに外傷と違って傷が目に見えないから難しい。」
そして、アルビオンはあるものに気づいた。
「タリア様も、まだ回復してないのか。」
「回復までに1日はかかるでしょうね。本来自分の容量以上の事をしたのだからハルトみたいになっていてもおかしくないのに。ホントに心配したんだから」
同じくハルトの横で寝かされているタリアの方を、見た。実際にタリアに身体的傷はなくただの魔力不足による気絶だそうだ。
夜を迎えた頃ようやくハルトの治療が完了した。だがタリアもそうであるが目を覚ましはしなかった。
しかし、誰も部屋からいなくなったあと。だいぶ夜を迎えてから時間がたった頃に、タリアが目を覚ました。
「お前も一緒だったのか名前の知らぬ者よ。」
タリアはハルトに向かって言葉をかけ続けた。
「お主に返答する意志が無いことは知っている。だから聞いておくだけで構わない。これだけは言わせてくれないか。そいつを取り込むべきではなかった。なぜ、そいつを取り込んでしまったのかはわからない。けど、そんなものに手を出したらそうなるのは目に見えていただろう。お主は後悔していないかもしれないがいずれ後悔する日が来る自分が手を出したものの重大さに。」
「でかいな。範囲で言ったら村ひとつくらい簡単に覆えるぞ。俺でも今回かなりの出力で魔力を放出したのにこんなことにはならなかった。」
蓮は、初めてその現場を見て驚きを見せる。いったいどれ程のエネルギーを消費すれば、このような破壊が出来るのか想像をしたくなくなるほど膨大なエネルギーが消費されたと考えられる。
「まず、忍術では不可能だな。単純に出力が桁外れだ。忍術は、あくまで自然現象の延長。自然現象で起きない事を引き起こすことは出来ないし、自然現象で現れないほどの規模を作ることも出来ない。間違いなく忍の仕業ではない。そもそも、そんなものがあればとっくに使ってる。」
その場にはアルビオンと蓮と半蔵がいた。アルビオンは二人の感じたことを参考にあらゆることを考えた。想像を越える可能性までも。
「その理屈でいくと、相手の仕業の可能性も低いね。それこそ、わざわざエルフと忍を争わせて弱体化を図る必要がなかった。これだけの破壊力があればシルヴァヌスもほぼ消え去る。」
アルビオンは、蓮と半蔵の意見からこれは別の組織の行動であると確信してもよいと判断した。では、その理由は?あれだけの破壊力を所持していながら、あの一発以降何も起きていない。あの一発以来何も無い理由として考えられるのは、3つある。1つ目、あれが発動するかどうかを試す試運転だったため更に攻撃する必要がなかった。2つ目、二回目に行こうとしているが、大量のエネルギーを消費するためその補充の為時間がかかっている。3つ目、あの一回で目的は達成されていた。ラドクリフによる自爆の可能性も考えられたがその可能性をアルビオンが否定した。なぜなら、ラドクリフの設計上自爆する機会なんてやってこないから。
「なあ、ちょっと違和感感じないか?あまりのスケールの大きさに気づいて無かったけど何かおかしい気がする。」
最初に違和感を感じたのは蓮だった。その言葉を聞いてようやく二人も違和感を実感した。その違和感の正体は、
「明らかに質量が足りない。」
そう、山を爆発させたにしろえぐりとったにしろ、その残骸。つまり砂の山がどこかにないとおかしいのである。その時の目撃情報から、確かに砂は空高く舞い上がっていたようだ。しかし、その砂の行方がない。これではまるで破壊というよりは消滅である。
「もはやこれは空間を消していることと変わらない。」
三人は、どう考えてもその土地が消えたとしか判断出来なかった。とりあえずこれにて、捜査は終了である。くまなく調べては見たもののこれ以上の成果は見こめなかった為である。
帰ってきた時のハルトの様子は、変わらなかった。治癒魔法を、かけられながら眠っていた。
「ルナ様子は?」
「多分、死ぬことはないと思うけどいつ回復出来るかはわからない。損傷範囲が広かったから。それに外傷と違って傷が目に見えないから難しい。」
そして、アルビオンはあるものに気づいた。
「タリア様も、まだ回復してないのか。」
「回復までに1日はかかるでしょうね。本来自分の容量以上の事をしたのだからハルトみたいになっていてもおかしくないのに。ホントに心配したんだから」
同じくハルトの横で寝かされているタリアの方を、見た。実際にタリアに身体的傷はなくただの魔力不足による気絶だそうだ。
夜を迎えた頃ようやくハルトの治療が完了した。だがタリアもそうであるが目を覚ましはしなかった。
しかし、誰も部屋からいなくなったあと。だいぶ夜を迎えてから時間がたった頃に、タリアが目を覚ました。
「お前も一緒だったのか名前の知らぬ者よ。」
タリアはハルトに向かって言葉をかけ続けた。
「お主に返答する意志が無いことは知っている。だから聞いておくだけで構わない。これだけは言わせてくれないか。そいつを取り込むべきではなかった。なぜ、そいつを取り込んでしまったのかはわからない。けど、そんなものに手を出したらそうなるのは目に見えていただろう。お主は後悔していないかもしれないがいずれ後悔する日が来る自分が手を出したものの重大さに。」
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