クロスフューチャー

柊彩 藍

文字の大きさ
13 / 89
2章~何か作れる人が欲しい!!!!~

作戦会議

しおりを挟む
 「まずどうします?そのスナイパーも考えないと行けませんが、ハル君のことだからあの子も何とかしたいんでしょ?」
 「そうだけど、何で分かったんだ?」
 「いや、さすがに誰でも分かりますよ。国に何か秘密があるかもって時点で顔が本気だったじゃないですか」
 「そんなにだったかなぁ?」
 「まあ、でもどうします?」
 「うーん、とりあえず多分あの子をどうにかすることと、国の闇の部分をどうにかすることは同じ確率はほぼ100%だから…」少し考えてているときにリリィが
 「そうです!図書館はあきらめましょう!」図書館をあきらめる?情報収集は?
 「…?どういうことだ?」俺には理解出来なかった。
 「えっとですね、あの子について行けば何か分かるんじゃないかってことです。」
 「まあ、そうかもしれないそこに何があるかも分かってないのに行くのは少し危険じゃないか?それにどこにいるかなんて知らないし」
 「多分…危険は少ないと思います…」
 「そんな訳ないだろ」俺は少し呆れた顔でリリィを見た。
 「いえ、ハル君の単独突撃のおかげで図書館の警備が厳しくなっているはずです。」作戦としては上手くいくかもしれないけど、まだ怒ってるのかな。
 「それは確認出来るから確認してから続きをしよう」俺たちは図書館へと足を運ぶ。
 
 「うーわ、これは凄い」見渡す限り武装した兵士や警官がいる。私服の人も入るけど、銃を持ってるな。
 「何かとても分かりやすいですね。逆に一般人が入りにくそうですよ…」入り口がほとんど通れないほどだ。
 「ははは…でも俺は多分顔を見られてない。それなら一般人に扮しているかもしれないから警備としてはいいんじゃないか。それにリリィの考えてる事の条件がクリアできた。」
 「はい!とりあえずここで作戦会議するのも聞かれるかもしれないので宿で続きをしましょう。」
 「そうだな」(ゾクッ)
 「バッ」俺は誰かに監視されているような気がして、後ろを振り向いた。
 「どうしました?」先を歩いていたリリィが気にして俺を見る。
 「顔色悪いですよ、ホントにどうかしちゃったんですか?」少し慌てて心配してくれた。
 「いや、何でもない。」しかしそこには、誰もいなかった、一般人すらも。
 (なんか俺たちを見ている視線があったような…少し注意して動かないと)
 
 「で、その作戦はなんだ?」
 「ハル君があの子を尾行してください!」リリィはテンションMAXだ。よっぽど自分の作戦に自信があるんだろう。
 「まあ、いつ見つかるか分からないけど…それで?」
 「あの子をよく見かけるところがあるので、そこに行けば会えるかと。そのあとは…どうしましょうか?」リリィは首を傾げた。
 「いや、俺に聞くなよ…てかリリィはその先の事考えて無かったのかよ…」
 「はい!でもいい作戦じゃないですか?」自信満々みたいだけど、呆れた。
 「そんな訳ねーだろ、全くプランの無い作戦なんて作戦ですらねーよ」
 「じゃあそのプランはハル君にお任せします!」満面の笑顔で返してくる。何か言い返しにくい。
 「まあ、でも俺のやりたい事が全部出来る上に警備が減ってるなら…」少し考えた。(これなら行けるかも知れない)
 「じゃあまず、国から出ていく経路だけ決めよう」はっきりと言った。
 「なっ何でですか?!」リリィは動揺を隠しきれていない、
 「多分、俺の考えた事が上手くいってもいかなくてもこの国から出ていかなければならなくなるからな。」
 「どんなことするんですか?」
 「それは聞かないでくれ、危ないことはしないって約束するから。それに全部をやり遂げるにはこの方法しかないから」
 「ケガは極力しないで下さいね」
 「あぁ、じゃあ作戦は3日後に…」
 「じゃあそれまでゆっくりしておきましょうか。」
 「タンタンタン」足音?
 「バンッ」俺は勢いよく扉を開いた。
 「誰だ!」しかしそこにも、階段の踊場の開いた窓から飛び降りる人影をみた。
 「ハル君?どうしました?」
 「いや、誰かが聞いていた。リリィ作戦は明後日にする。リリィは俺たちが入国した入り口付近で買い物をしといてくれ、すぐに次の旅が出来るように」
 「分かりました」にっこり微笑みながら言ってくれた。俺を信頼してくれているんだと思う。俺はこの微笑みを見てホッとしたのと、同時に絶対死なないようにしないとと思った。
 
 とある宿の一室にて…
 「隊長、報告します。ターゲットが、3日後に暴動を起こすそうです。」 「報告ご苦労。それなら我々はその混乱に乗じて、奴をしとめるだけだな。お前は、本部に戻って部隊を3つほど、連れてこい、後の監視は、私が引き継ぐ」
 「はっ!それと一つよろしいでしょうか。」
 「何だ言ってみろ」
 「グランダイトと本部の間にミノタウロスが多数出現したとの情報が入りましたので、隊長以外の現在グランダイトにいる戦力を全て連れて行ってもよろしいでょうか?」
 「問題ない、だが、明後日の早朝にはグランダイトに到着しておけ」
 「3日後で、充分では?」
 「相手は少しやっかいだ、恐らくテレポーションを使う。相当な魔力の持ち主にして、相当多彩な攻撃を持っているに違いない、相手を殺すために最大限の準備をしておきたい。」
 「了解しました!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生後はゆっくりと

衣更月
ファンタジー
貧しい集落で生まれたリリは、生まれた瞬間から前世の記憶があった。 日本人特有の”配慮”に徹した赤ん坊を演じていたことで、両親から距離を置かれた挙句、村人からも「不気味な子」として敬遠されることに…。 そして、5才の誕生日に遠くの町に捨てられた。 でも、リリは悲観しない。 前世の知識チートは出来ないけど、大人メンタルで堅実に。 目指すは憧れのスローライフが出来るほど、ほどほどの守銭奴としてリリは異世界人として順応していく。 全25話(予定)

冷遇王妃はときめかない

あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。 だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

処理中です...