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2章~何か作れる人が欲しい!!!!~
作戦会議
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「まずどうします?そのスナイパーも考えないと行けませんが、ハル君のことだからあの子も何とかしたいんでしょ?」
「そうだけど、何で分かったんだ?」
「いや、さすがに誰でも分かりますよ。国に何か秘密があるかもって時点で顔が本気だったじゃないですか」
「そんなにだったかなぁ?」
「まあ、でもどうします?」
「うーん、とりあえず多分あの子をどうにかすることと、国の闇の部分をどうにかすることは同じ確率はほぼ100%だから…」少し考えてているときにリリィが
「そうです!図書館はあきらめましょう!」図書館をあきらめる?情報収集は?
「…?どういうことだ?」俺には理解出来なかった。
「えっとですね、あの子について行けば何か分かるんじゃないかってことです。」
「まあ、そうかもしれないそこに何があるかも分かってないのに行くのは少し危険じゃないか?それにどこにいるかなんて知らないし」
「多分…危険は少ないと思います…」
「そんな訳ないだろ」俺は少し呆れた顔でリリィを見た。
「いえ、ハル君の単独突撃のおかげで図書館の警備が厳しくなっているはずです。」作戦としては上手くいくかもしれないけど、まだ怒ってるのかな。
「それは確認出来るから確認してから続きをしよう」俺たちは図書館へと足を運ぶ。
「うーわ、これは凄い」見渡す限り武装した兵士や警官がいる。私服の人も入るけど、銃を持ってるな。
「何かとても分かりやすいですね。逆に一般人が入りにくそうですよ…」入り口がほとんど通れないほどだ。
「ははは…でも俺は多分顔を見られてない。それなら一般人に扮しているかもしれないから警備としてはいいんじゃないか。それにリリィの考えてる事の条件がクリアできた。」
「はい!とりあえずここで作戦会議するのも聞かれるかもしれないので宿で続きをしましょう。」
「そうだな」(ゾクッ)
「バッ」俺は誰かに監視されているような気がして、後ろを振り向いた。
「どうしました?」先を歩いていたリリィが気にして俺を見る。
「顔色悪いですよ、ホントにどうかしちゃったんですか?」少し慌てて心配してくれた。
「いや、何でもない。」しかしそこには、誰もいなかった、一般人すらも。
(なんか俺たちを見ている視線があったような…少し注意して動かないと)
「で、その作戦はなんだ?」
「ハル君があの子を尾行してください!」リリィはテンションMAXだ。よっぽど自分の作戦に自信があるんだろう。
「まあ、いつ見つかるか分からないけど…それで?」
「あの子をよく見かけるところがあるので、そこに行けば会えるかと。そのあとは…どうしましょうか?」リリィは首を傾げた。
「いや、俺に聞くなよ…てかリリィはその先の事考えて無かったのかよ…」
「はい!でもいい作戦じゃないですか?」自信満々みたいだけど、呆れた。
「そんな訳ねーだろ、全くプランの無い作戦なんて作戦ですらねーよ」
「じゃあそのプランはハル君にお任せします!」満面の笑顔で返してくる。何か言い返しにくい。
「まあ、でも俺のやりたい事が全部出来る上に警備が減ってるなら…」少し考えた。(これなら行けるかも知れない)
「じゃあまず、国から出ていく経路だけ決めよう」はっきりと言った。
「なっ何でですか?!」リリィは動揺を隠しきれていない、
「多分、俺の考えた事が上手くいってもいかなくてもこの国から出ていかなければならなくなるからな。」
「どんなことするんですか?」
「それは聞かないでくれ、危ないことはしないって約束するから。それに全部をやり遂げるにはこの方法しかないから」
「ケガは極力しないで下さいね」
「あぁ、じゃあ作戦は3日後に…」
「じゃあそれまでゆっくりしておきましょうか。」
「タンタンタン」足音?
「バンッ」俺は勢いよく扉を開いた。
「誰だ!」しかしそこにも、階段の踊場の開いた窓から飛び降りる人影をみた。
「ハル君?どうしました?」
「いや、誰かが聞いていた。リリィ作戦は明後日にする。リリィは俺たちが入国した入り口付近で買い物をしといてくれ、すぐに次の旅が出来るように」
「分かりました」にっこり微笑みながら言ってくれた。俺を信頼してくれているんだと思う。俺はこの微笑みを見てホッとしたのと、同時に絶対死なないようにしないとと思った。
とある宿の一室にて…
「隊長、報告します。ターゲットが、3日後に暴動を起こすそうです。」 「報告ご苦労。それなら我々はその混乱に乗じて、奴をしとめるだけだな。お前は、本部に戻って部隊を3つほど、連れてこい、後の監視は、私が引き継ぐ」
「はっ!それと一つよろしいでしょうか。」
「何だ言ってみろ」
「グランダイトと本部の間にミノタウロスが多数出現したとの情報が入りましたので、隊長以外の現在グランダイトにいる戦力を全て連れて行ってもよろしいでょうか?」
「問題ない、だが、明後日の早朝にはグランダイトに到着しておけ」
「3日後で、充分では?」
「相手は少しやっかいだ、恐らくテレポーションを使う。相当な魔力の持ち主にして、相当多彩な攻撃を持っているに違いない、相手を殺すために最大限の準備をしておきたい。」
「了解しました!」
「そうだけど、何で分かったんだ?」
「いや、さすがに誰でも分かりますよ。国に何か秘密があるかもって時点で顔が本気だったじゃないですか」
「そんなにだったかなぁ?」
「まあ、でもどうします?」
「うーん、とりあえず多分あの子をどうにかすることと、国の闇の部分をどうにかすることは同じ確率はほぼ100%だから…」少し考えてているときにリリィが
「そうです!図書館はあきらめましょう!」図書館をあきらめる?情報収集は?
「…?どういうことだ?」俺には理解出来なかった。
「えっとですね、あの子について行けば何か分かるんじゃないかってことです。」
「まあ、そうかもしれないそこに何があるかも分かってないのに行くのは少し危険じゃないか?それにどこにいるかなんて知らないし」
「多分…危険は少ないと思います…」
「そんな訳ないだろ」俺は少し呆れた顔でリリィを見た。
「いえ、ハル君の単独突撃のおかげで図書館の警備が厳しくなっているはずです。」作戦としては上手くいくかもしれないけど、まだ怒ってるのかな。
「それは確認出来るから確認してから続きをしよう」俺たちは図書館へと足を運ぶ。
「うーわ、これは凄い」見渡す限り武装した兵士や警官がいる。私服の人も入るけど、銃を持ってるな。
「何かとても分かりやすいですね。逆に一般人が入りにくそうですよ…」入り口がほとんど通れないほどだ。
「ははは…でも俺は多分顔を見られてない。それなら一般人に扮しているかもしれないから警備としてはいいんじゃないか。それにリリィの考えてる事の条件がクリアできた。」
「はい!とりあえずここで作戦会議するのも聞かれるかもしれないので宿で続きをしましょう。」
「そうだな」(ゾクッ)
「バッ」俺は誰かに監視されているような気がして、後ろを振り向いた。
「どうしました?」先を歩いていたリリィが気にして俺を見る。
「顔色悪いですよ、ホントにどうかしちゃったんですか?」少し慌てて心配してくれた。
「いや、何でもない。」しかしそこには、誰もいなかった、一般人すらも。
(なんか俺たちを見ている視線があったような…少し注意して動かないと)
「で、その作戦はなんだ?」
「ハル君があの子を尾行してください!」リリィはテンションMAXだ。よっぽど自分の作戦に自信があるんだろう。
「まあ、いつ見つかるか分からないけど…それで?」
「あの子をよく見かけるところがあるので、そこに行けば会えるかと。そのあとは…どうしましょうか?」リリィは首を傾げた。
「いや、俺に聞くなよ…てかリリィはその先の事考えて無かったのかよ…」
「はい!でもいい作戦じゃないですか?」自信満々みたいだけど、呆れた。
「そんな訳ねーだろ、全くプランの無い作戦なんて作戦ですらねーよ」
「じゃあそのプランはハル君にお任せします!」満面の笑顔で返してくる。何か言い返しにくい。
「まあ、でも俺のやりたい事が全部出来る上に警備が減ってるなら…」少し考えた。(これなら行けるかも知れない)
「じゃあまず、国から出ていく経路だけ決めよう」はっきりと言った。
「なっ何でですか?!」リリィは動揺を隠しきれていない、
「多分、俺の考えた事が上手くいってもいかなくてもこの国から出ていかなければならなくなるからな。」
「どんなことするんですか?」
「それは聞かないでくれ、危ないことはしないって約束するから。それに全部をやり遂げるにはこの方法しかないから」
「ケガは極力しないで下さいね」
「あぁ、じゃあ作戦は3日後に…」
「じゃあそれまでゆっくりしておきましょうか。」
「タンタンタン」足音?
「バンッ」俺は勢いよく扉を開いた。
「誰だ!」しかしそこにも、階段の踊場の開いた窓から飛び降りる人影をみた。
「ハル君?どうしました?」
「いや、誰かが聞いていた。リリィ作戦は明後日にする。リリィは俺たちが入国した入り口付近で買い物をしといてくれ、すぐに次の旅が出来るように」
「分かりました」にっこり微笑みながら言ってくれた。俺を信頼してくれているんだと思う。俺はこの微笑みを見てホッとしたのと、同時に絶対死なないようにしないとと思った。
とある宿の一室にて…
「隊長、報告します。ターゲットが、3日後に暴動を起こすそうです。」 「報告ご苦労。それなら我々はその混乱に乗じて、奴をしとめるだけだな。お前は、本部に戻って部隊を3つほど、連れてこい、後の監視は、私が引き継ぐ」
「はっ!それと一つよろしいでしょうか。」
「何だ言ってみろ」
「グランダイトと本部の間にミノタウロスが多数出現したとの情報が入りましたので、隊長以外の現在グランダイトにいる戦力を全て連れて行ってもよろしいでょうか?」
「問題ない、だが、明後日の早朝にはグランダイトに到着しておけ」
「3日後で、充分では?」
「相手は少しやっかいだ、恐らくテレポーションを使う。相当な魔力の持ち主にして、相当多彩な攻撃を持っているに違いない、相手を殺すために最大限の準備をしておきたい。」
「了解しました!」
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