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3章~最強の剣士現れる?!~
見えない努力
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「兄さんが僕に完敗してから一週間後くらいかな兄さんが再勝負を申し込んできたんだよ。僕はその時凄く驚いたよ。父親の前で強くなった自分を披露するためだと思っていたのにまさか隠れてしようなんて言い出すから。でも、僕は、その申し出を受けた。そして人目のあまり無い山のなかの少し開けた場所についてこう言った。
「おい!迅、俺が今までやってきた成果を見せるときがきた。負けても後悔するなよ!」月明かりが差し込むなかいつもの笑顔を輝かせた。
「いいよ、兄さん。でも、僕にその型では勝てない。それでも勝負するの?」僕は兄さんが勝てるわけがないと思っていた。兄さんが頑張っていないわけではない。むしろ僕より努力していると言い切れるだろう。しかし、型がなっていない。これは剣士としてかなりの損失だ。だから、兄さんは勝てないと思った。
「勝てない?誰が決めたそんな馬鹿なこと、そんなの根拠のない憶測でしかない。」
「根拠ならなくはない。」
「なんだよ迅いってみろ。俺を納得させるだけの理由を言え!」
「そんなの決まってるじゃないか、歴代のどの剣豪たちもそんな変な型で戦う人がいなかったし、剣豪でなくともそんなもの使っている人なんていなかった。」
「だから、どうした。それは、そいつらが常識しか信じなかったからか、それ以外を考えようともしなかったからだろ!」僕にはあまり理解が出来なかった。やはりこの型が一番強い。そして、兄さんもこれを使えばすぐに僕何かを追い抜いてしまうだろう。
「それが、一番強いんだから仕方ないだろ」
「そんなのすぐに塗り替えられる。」
「あり得ない」
「この世に必ず勝つなんてあり得ない。今まで人間は竜には勝てないと言われていたらしい。それが今や討伐隊を結成して、倒してきているじゃないか。最強がいつまでも最強とは限らない!それを俺が証明する!」
「いいよ。でも、一つだけ約束して欲しいどんな結果になっても剣だけはやめないで欲しい。」僕は兄さんが今までどれだけ剣と向き合っていたか、どれほど剣士として上を目指しているか。知っていた。だって、隣でいつも見てきていたから。だからこそ、あまりにも大きな自信を失ったとき、剣を捨ててしまうんじゃないか?もう剣を交えて、競いあうことが無くなるのではないか?と考えた。そして、それは、僕にとってはとても寂しいことだった。だからこそずっとこの場所に居続けて欲しかった。
「やめれるわけないじゃん。この勝負に勝ったとしても俺は最強を維持し続けるために日々鍛練しなければいけないし、負けたとしてあれだけ啖呵を切った後で負けたままで終われる訳がないだろ!」
「ありがとう。それが聞けただけでで、安心するよ。」
「じゃあいくぞ!」
結果は、結局僕の三勝零敗。けど、何かが、変わっていた。結果だけみたら僕の圧勝であることは間違いない。けど、実際に戦った僕だから感じたことなんだけど、前の勝負の時より遥かにやりにくかった。ただやりにくかった。それだけだけど、それが僕をさらに兄さんに期待を抱かせた。もしかしたらこの人がこの国の一番の剣豪になるのではないかと…
そしてその日から毎日毎日同じ場所で勝負を挑んできた。端からみたら弟に勝負を挑むなんてって言われるかもしれないけど、僕にとってはとても尊敬できる行いだったんだ。どれだけ負かされてもめげないその姿勢が凄くカッコよかった。
僕は良く兄と比べられた、僕は兄に比べて成績も優秀だし剣でも負けていなかった。だからよく
「迅様良く頑張ったわね。お兄ちゃんに勉強教えてあげたら?」
「迅は強いなぁ、蓮と違って剣豪への道は遠くないかもな。」大人たちは笑顔で、僕を誉めた。
こんな風な事を何回も何回も言われた。誉められている事は単純に嬉しい、それに兄弟だから、比べてしまうのも分からなくはない、だからといって兄さんを傷つけることは気に入らなかった。僕を誉めた後につく「お兄ちゃんと違って」がものすごく嫌いだった。誰も兄さんをちゃんと見ていないのにそんな事を言うのは違うと思った。それで僕は思いきって大人達に言い返すことにした。
「迅之介、またテストで満点をとったのか、これなら次期トップを任せても安心だな。蓮何かよりよっぽど頼りになるよ。あいつは努力しないからなぁ。」お父さんがそんな一言をこぼした。
「そんな事ない!兄さんは凄く努力してる人だ。剣の練習だって僕何かよりも何倍も練習してる!」僕はそれがお父さんだろうと許せなかった。
「はは、迅之介は優しいな。蓮をかばったのか?能力だけじゃなくて心まで頼りになるな」かばう?ふざけるな、何も見てないくせに。
あぁそうかこの人たちは目の前で起きてることしか信じないんだ。そう感じた僕は兄さんに聞いた。
「ねえ、兄さんの剣みんなに見せてみたら?」今一番見返せるものだと思った。まだ僕に勝つまではいっていないが、正直苦戦するときも幾度かあった。
「何で?」
「何でって、兄さんいろんな人に馬鹿にされてるよ。それを覆すチャンスじゃないか。」僕がそう言ったあとすぐに…
「イテッ何するの?兄さん」僕の額を兄さんが指で弾いた。
「迅之介!いいか、お前は間違ってる!」
「どこが?」僕には、今の兄さんが馬鹿にされてる状況が我慢ならなかったから分からなかった。
「俺は人を見返すためにこの剣を振ってる訳じゃない!いつか誰か俺が信じたやつを助けるために鍛練しているんだ!」初めて兄さんの剣を振る理由を聞いた。そして、そんな事を考えていたのかと思ったと同時に、僕にそれが無いことに気づかされた。
「でも、あんなに馬鹿にされてもいいの?」
「そんなの言わせておけばいいさ。それより迅、次のテストのとこ教えてくれ」
「まったく兄さんは」(僕何かが心配するほどでもなかったのか。このままいくと僕は勉強以外での勝ち目が無くなってしまうな)」
「おい!迅、俺が今までやってきた成果を見せるときがきた。負けても後悔するなよ!」月明かりが差し込むなかいつもの笑顔を輝かせた。
「いいよ、兄さん。でも、僕にその型では勝てない。それでも勝負するの?」僕は兄さんが勝てるわけがないと思っていた。兄さんが頑張っていないわけではない。むしろ僕より努力していると言い切れるだろう。しかし、型がなっていない。これは剣士としてかなりの損失だ。だから、兄さんは勝てないと思った。
「勝てない?誰が決めたそんな馬鹿なこと、そんなの根拠のない憶測でしかない。」
「根拠ならなくはない。」
「なんだよ迅いってみろ。俺を納得させるだけの理由を言え!」
「そんなの決まってるじゃないか、歴代のどの剣豪たちもそんな変な型で戦う人がいなかったし、剣豪でなくともそんなもの使っている人なんていなかった。」
「だから、どうした。それは、そいつらが常識しか信じなかったからか、それ以外を考えようともしなかったからだろ!」僕にはあまり理解が出来なかった。やはりこの型が一番強い。そして、兄さんもこれを使えばすぐに僕何かを追い抜いてしまうだろう。
「それが、一番強いんだから仕方ないだろ」
「そんなのすぐに塗り替えられる。」
「あり得ない」
「この世に必ず勝つなんてあり得ない。今まで人間は竜には勝てないと言われていたらしい。それが今や討伐隊を結成して、倒してきているじゃないか。最強がいつまでも最強とは限らない!それを俺が証明する!」
「いいよ。でも、一つだけ約束して欲しいどんな結果になっても剣だけはやめないで欲しい。」僕は兄さんが今までどれだけ剣と向き合っていたか、どれほど剣士として上を目指しているか。知っていた。だって、隣でいつも見てきていたから。だからこそ、あまりにも大きな自信を失ったとき、剣を捨ててしまうんじゃないか?もう剣を交えて、競いあうことが無くなるのではないか?と考えた。そして、それは、僕にとってはとても寂しいことだった。だからこそずっとこの場所に居続けて欲しかった。
「やめれるわけないじゃん。この勝負に勝ったとしても俺は最強を維持し続けるために日々鍛練しなければいけないし、負けたとしてあれだけ啖呵を切った後で負けたままで終われる訳がないだろ!」
「ありがとう。それが聞けただけでで、安心するよ。」
「じゃあいくぞ!」
結果は、結局僕の三勝零敗。けど、何かが、変わっていた。結果だけみたら僕の圧勝であることは間違いない。けど、実際に戦った僕だから感じたことなんだけど、前の勝負の時より遥かにやりにくかった。ただやりにくかった。それだけだけど、それが僕をさらに兄さんに期待を抱かせた。もしかしたらこの人がこの国の一番の剣豪になるのではないかと…
そしてその日から毎日毎日同じ場所で勝負を挑んできた。端からみたら弟に勝負を挑むなんてって言われるかもしれないけど、僕にとってはとても尊敬できる行いだったんだ。どれだけ負かされてもめげないその姿勢が凄くカッコよかった。
僕は良く兄と比べられた、僕は兄に比べて成績も優秀だし剣でも負けていなかった。だからよく
「迅様良く頑張ったわね。お兄ちゃんに勉強教えてあげたら?」
「迅は強いなぁ、蓮と違って剣豪への道は遠くないかもな。」大人たちは笑顔で、僕を誉めた。
こんな風な事を何回も何回も言われた。誉められている事は単純に嬉しい、それに兄弟だから、比べてしまうのも分からなくはない、だからといって兄さんを傷つけることは気に入らなかった。僕を誉めた後につく「お兄ちゃんと違って」がものすごく嫌いだった。誰も兄さんをちゃんと見ていないのにそんな事を言うのは違うと思った。それで僕は思いきって大人達に言い返すことにした。
「迅之介、またテストで満点をとったのか、これなら次期トップを任せても安心だな。蓮何かよりよっぽど頼りになるよ。あいつは努力しないからなぁ。」お父さんがそんな一言をこぼした。
「そんな事ない!兄さんは凄く努力してる人だ。剣の練習だって僕何かよりも何倍も練習してる!」僕はそれがお父さんだろうと許せなかった。
「はは、迅之介は優しいな。蓮をかばったのか?能力だけじゃなくて心まで頼りになるな」かばう?ふざけるな、何も見てないくせに。
あぁそうかこの人たちは目の前で起きてることしか信じないんだ。そう感じた僕は兄さんに聞いた。
「ねえ、兄さんの剣みんなに見せてみたら?」今一番見返せるものだと思った。まだ僕に勝つまではいっていないが、正直苦戦するときも幾度かあった。
「何で?」
「何でって、兄さんいろんな人に馬鹿にされてるよ。それを覆すチャンスじゃないか。」僕がそう言ったあとすぐに…
「イテッ何するの?兄さん」僕の額を兄さんが指で弾いた。
「迅之介!いいか、お前は間違ってる!」
「どこが?」僕には、今の兄さんが馬鹿にされてる状況が我慢ならなかったから分からなかった。
「俺は人を見返すためにこの剣を振ってる訳じゃない!いつか誰か俺が信じたやつを助けるために鍛練しているんだ!」初めて兄さんの剣を振る理由を聞いた。そして、そんな事を考えていたのかと思ったと同時に、僕にそれが無いことに気づかされた。
「でも、あんなに馬鹿にされてもいいの?」
「そんなの言わせておけばいいさ。それより迅、次のテストのとこ教えてくれ」
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