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「どこに行くのかな?」
聞き覚え‥‥てか、つい今朝方聞いたばかりの声が聞こえ、俺は後ろをそーっと振り向いた。
「ねぇ。僕の誘いを無視してどこ行くのかな?」
七夏弥が、とてもいい笑顔で塀の上に立っていた。
「い、いやぁ~。今日は先約がありまして、先輩達の所には行けないと言いますか~」
俺はとりあえず、いつでも逃げれる体制に入っておいて、七夏弥と話し合いをすることにした。
七夏弥は、自分で質問しておきながら、「ふ~ん」と興味なさげに反応した。
‥‥失礼な奴。
「あ!いいこと思いついた!」
七夏弥は、ピョンっと身軽に塀から飛び降りて、俺達の前に来てこう言った。
「その子も一緒でいいから屋上に行こっか!!」
どうやら、この先輩に遠慮と言うものはないらしい。
ちくしょう!俺はゲームのキャラに干渉したくないってのに!どっちかっていうと、そういうのは眺める方の鑑賞の方がいいってのに~!!
「あ、いやそれーー」
「ーーほらタカム!稜驊君を担いでレッツゴー!」
「へ?」
七夏弥がそう言った瞬間に、俺の体は浮遊感に襲われた。
そして、いつの間に俺の後ろにいたのか、鷹雅が俺を姫抱っこしていた。
‥‥‥ちょっと待ってもらっていいですか?
「た、鷹ま‥いえ、村崎先輩!俺を下ろして貰えませんか!?」
「‥‥‥嫌だ」
あら奥様。聞きました?このお方「嫌だ」って言いましたわよ?
そうね奥様。このお方キッパリハッキリ「嫌だ」と言いましたわね~。
俺の頭の中で、何故か近所の奥様方会話が始まってしまった。
まあ要するに、現実逃避を始めだしたと思ってもらえればいいです。
一応覚悟を決めて、このままじゃ不安定なので、鷹雅の首に手を回させてもらった。首に手を回した瞬間、鷹雅が目を見開いてこちらを見てきたが、俺が「何か?」と言うと、「別に何も無い」と言ってきた。
俺は屋上に向かうために校舎内に入った時まで、ずっと姫抱っこのままだった。俺の鞄は白蓮が持ち、鷹雅の横をニコニコ顔で歩いていた。
‥‥俺が大変な時に呑気にしやがって!この野郎!本当はここにお前が来るはずだったんだよ!
「そういえば、稜驊君の顔って全然変わらないね!例えるなら~‥‥‥そう!日本人形!」
「に、日本人形‥‥ですか?」
廊下を歩いているとき、七夏弥がこちらを向いて、急にそう話し出した。
七夏弥は俺達の前を歩いていたので、こちらを向いたら、後ろ歩きで廊下を歩くことになった。
まだ下校時刻で、人通りも多い中を後ろ歩きで歩くなんて危険だと思ったが、周りを見ると、生徒達は廊下の端に避けて、七夏弥達が歩く道を開けていた。
‥‥‥どんだけだよ。
てか、今更だけど‥‥‥‥。
「なんで俺の名前知ってるんですか?自己紹介しましたっけ?」
最初っから気になっていたんだが、聞くに聞けなかったから、今聞くことにした。
「ぷぅ~!今は僕が質問してるのに~!ま、いっか。いいよ?特別に問題形式で教えてあげる!」
俺の質問は、何故か問題となって俺に帰ってきた。
七夏弥はノリノリで、「ジャジャン!」と言っている。
余計な事聞いちゃったかな?
「何故僕は稜驊君の名前を知っているのでしょう~!
ヒント1!僕はこの学校の3年生!
ヒント2!僕は稜驊君に興味を持った!
ヒント3!ふふふ~ん♪これが1番の大ヒントだよ!?僕は生徒会の一員です!」
生徒会‥‥一員‥‥‥なるほど!
「この学校の生徒の履歴書みたいなやつを、俺のを見つけてそれで俺の名前を知っている!」
「大正解!!稜驊君は名探偵になれるね!」
いや、これだけじゃ名探偵になれないし、それ普通に犯罪なんじゃないのか?あれ結構細かいことまで書いてるぞ?住所とか誕生日とか血液型とか‥‥え?いいの?
「あ、ちなみに~。僕達生徒会は生徒の個人情報を漏らさないと固く約束してくし、マナーが悪い奴がいたら、そいつの事とか紙に記入したりしなきゃいけないから~♪理事長に見る許可は頂いていま~す!」
あ、そうですか。
俺の疑問を答えてくれた七夏弥は、「さぁ!次は稜驊君が答える番だよ?早く早く!」っと、俺を急かせてきた。
「‥‥俺の表情筋は、幼い頃から何故かあまり動かなかったんです。昔は少し笑うくらいは出来ましたけど、今じゃ笑う機会は減って、完全に表情筋が動かなくなりました。怒っても悲しくても楽しくても‥‥俺の表情筋は動きません。な、白蓮」
「おう!従兄弟の俺がそれは保証するぜ?」
俺は好き好んで無表情でいる訳では無い。どうせなら、喜怒哀楽をもっと顔で表現したい。
「へ~、昔は笑ってたんだ~この顔~」
七夏弥は俺のほっぺをツンツンっとつついてきた。
俺は拒否するのが面倒に思えたので、そのまま何も考えずに無心でいることにした。
‥‥‥無心+無表情って、本格的にホラーだな。
聞き覚え‥‥てか、つい今朝方聞いたばかりの声が聞こえ、俺は後ろをそーっと振り向いた。
「ねぇ。僕の誘いを無視してどこ行くのかな?」
七夏弥が、とてもいい笑顔で塀の上に立っていた。
「い、いやぁ~。今日は先約がありまして、先輩達の所には行けないと言いますか~」
俺はとりあえず、いつでも逃げれる体制に入っておいて、七夏弥と話し合いをすることにした。
七夏弥は、自分で質問しておきながら、「ふ~ん」と興味なさげに反応した。
‥‥失礼な奴。
「あ!いいこと思いついた!」
七夏弥は、ピョンっと身軽に塀から飛び降りて、俺達の前に来てこう言った。
「その子も一緒でいいから屋上に行こっか!!」
どうやら、この先輩に遠慮と言うものはないらしい。
ちくしょう!俺はゲームのキャラに干渉したくないってのに!どっちかっていうと、そういうのは眺める方の鑑賞の方がいいってのに~!!
「あ、いやそれーー」
「ーーほらタカム!稜驊君を担いでレッツゴー!」
「へ?」
七夏弥がそう言った瞬間に、俺の体は浮遊感に襲われた。
そして、いつの間に俺の後ろにいたのか、鷹雅が俺を姫抱っこしていた。
‥‥‥ちょっと待ってもらっていいですか?
「た、鷹ま‥いえ、村崎先輩!俺を下ろして貰えませんか!?」
「‥‥‥嫌だ」
あら奥様。聞きました?このお方「嫌だ」って言いましたわよ?
そうね奥様。このお方キッパリハッキリ「嫌だ」と言いましたわね~。
俺の頭の中で、何故か近所の奥様方会話が始まってしまった。
まあ要するに、現実逃避を始めだしたと思ってもらえればいいです。
一応覚悟を決めて、このままじゃ不安定なので、鷹雅の首に手を回させてもらった。首に手を回した瞬間、鷹雅が目を見開いてこちらを見てきたが、俺が「何か?」と言うと、「別に何も無い」と言ってきた。
俺は屋上に向かうために校舎内に入った時まで、ずっと姫抱っこのままだった。俺の鞄は白蓮が持ち、鷹雅の横をニコニコ顔で歩いていた。
‥‥俺が大変な時に呑気にしやがって!この野郎!本当はここにお前が来るはずだったんだよ!
「そういえば、稜驊君の顔って全然変わらないね!例えるなら~‥‥‥そう!日本人形!」
「に、日本人形‥‥ですか?」
廊下を歩いているとき、七夏弥がこちらを向いて、急にそう話し出した。
七夏弥は俺達の前を歩いていたので、こちらを向いたら、後ろ歩きで廊下を歩くことになった。
まだ下校時刻で、人通りも多い中を後ろ歩きで歩くなんて危険だと思ったが、周りを見ると、生徒達は廊下の端に避けて、七夏弥達が歩く道を開けていた。
‥‥‥どんだけだよ。
てか、今更だけど‥‥‥‥。
「なんで俺の名前知ってるんですか?自己紹介しましたっけ?」
最初っから気になっていたんだが、聞くに聞けなかったから、今聞くことにした。
「ぷぅ~!今は僕が質問してるのに~!ま、いっか。いいよ?特別に問題形式で教えてあげる!」
俺の質問は、何故か問題となって俺に帰ってきた。
七夏弥はノリノリで、「ジャジャン!」と言っている。
余計な事聞いちゃったかな?
「何故僕は稜驊君の名前を知っているのでしょう~!
ヒント1!僕はこの学校の3年生!
ヒント2!僕は稜驊君に興味を持った!
ヒント3!ふふふ~ん♪これが1番の大ヒントだよ!?僕は生徒会の一員です!」
生徒会‥‥一員‥‥‥なるほど!
「この学校の生徒の履歴書みたいなやつを、俺のを見つけてそれで俺の名前を知っている!」
「大正解!!稜驊君は名探偵になれるね!」
いや、これだけじゃ名探偵になれないし、それ普通に犯罪なんじゃないのか?あれ結構細かいことまで書いてるぞ?住所とか誕生日とか血液型とか‥‥え?いいの?
「あ、ちなみに~。僕達生徒会は生徒の個人情報を漏らさないと固く約束してくし、マナーが悪い奴がいたら、そいつの事とか紙に記入したりしなきゃいけないから~♪理事長に見る許可は頂いていま~す!」
あ、そうですか。
俺の疑問を答えてくれた七夏弥は、「さぁ!次は稜驊君が答える番だよ?早く早く!」っと、俺を急かせてきた。
「‥‥俺の表情筋は、幼い頃から何故かあまり動かなかったんです。昔は少し笑うくらいは出来ましたけど、今じゃ笑う機会は減って、完全に表情筋が動かなくなりました。怒っても悲しくても楽しくても‥‥俺の表情筋は動きません。な、白蓮」
「おう!従兄弟の俺がそれは保証するぜ?」
俺は好き好んで無表情でいる訳では無い。どうせなら、喜怒哀楽をもっと顔で表現したい。
「へ~、昔は笑ってたんだ~この顔~」
七夏弥は俺のほっぺをツンツンっとつついてきた。
俺は拒否するのが面倒に思えたので、そのまま何も考えずに無心でいることにした。
‥‥‥無心+無表情って、本格的にホラーだな。
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