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やはり・・・異世界?
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罠にウサギらしき生物が掛かった。
見た目、ほぼ、ウサギだが・・・何故か角が生えている。
まぁ・・・鹿だって角があるのだ。異世界ならウサギに角が生えているぐらいとタカハシは自分を納得させる。
穴に落ちていたウサギに槍を突き立て、殺す。
すぐに拾い上げ、尖った石で裁く。
ウサギはすぐに内臓を取る必要がある。そうでないとアンモニア臭が酷くなるからだ。
腹を割き、内臓を取る。血抜きがてら、それを持って、湖へと向かう。
なるべく早く、血を洗う。血の匂いで肉食獣が寄って来る可能性もあるからだ。
洗い終わったら、皮を剥ぐ。毛皮は今後、衣服として再利用する為、乾かしておかねばならない。
解体している中でウサギの角を確認。
意外に尖っていて、硬い。武器になる。
大きさ的には長さ15センチ程度。ナイフぐらいだろうか。
鋭い先端は突く以外にも切る事も出来そうだった。
角は頭蓋骨から生えているわけじゃない。
多分、サイなどと同じで、爪や毛と同じ成分で出来ているのだろう。
角以外はほぼウサギだった。
血抜きの終わった肉を早速、焼いて食う事にする。
単純に旨い。
空腹だからだろうが、まったく調味料を使っていないにも関わらず、旨かった。
この付近にはこのウサギが多く生息しているらしい。
罠を掛けると、かなりの確率で獲れた。
ウサギと果物のおかげで食料事情は改善された。
更に木の枝に蔓で釣り竿を作り、ウサギの骨を削って、釣り針を作った。
蛙のような両生類を捕まえて、解体して、その肉を餌にして、釣りをした。
因みに蛙のような生物は食べない。毒があるかどうかが不明だからだ。
蛙、蛇など、捕らえるのは容易だが、食べられるかどうかを試すのは危険だった。
正直、ウサギのような生物も毒を持っている可能性を否定は出来ないが、見た目で判断したのと、空腹が勝っただけだった。
湖で魚が釣れた。
淡水魚とは言え、鮎のような感じではなく、金魚や錦鯉に近いカラフルな魚ばかりだった。
とりあえず、捌いてみれば、食用は可能な雰囲気であった。
焼いて、食べてみたが、淡泊な味で旨くは無かった。
それでも貴重な食料には違いなかった。
タカハシは果物以外にもキノコや野菜、草なども食べ始める。
と言っても、少し齧り、体調に異変が無いかを確認する作業ではある。
無論、幾度か下痢や熱、幻覚を見る事もあった。
それで、毒の有無が確認され、安全な食料が寄り分けられた。
タカハシがこの世界に来て、1か月が経とうとしている。
住居はかなり改善され、乾燥した草でベッドが作られた。
食料も肉や魚を乾燥させ、保存食とするなどした。
武器もウサギの角を使い、槍や弓矢が制作され、タカハシの狩り大きく進歩した。
タカハシの衣服もウサギの毛皮で上下が作られた。
完全防備には程遠いが、何とか原始生活から離れつつあった。
生活が可能になるレベルになると、ようやくタカハシにも余裕が出て来た。
「この世界が異世界なのは解った。それで俺はどうしたら良いのか?」
このまま、この生活をしていても、意味は無い。季節的にも秋の雰囲気がする。冬が来れば、厳しい生活になるのは見えていた。
つまり、タカハシはここから離れて、町を目指すべきじゃないかと考えた。
すでに素っ裸では無い。無論、毛皮の服がまともかと言われると不安だが、この生活のままでは苦しい。やはり、少しでも文化的な生活をするべきだ。
それにこの世界に召喚された意味だって解らない。
幸いにして、保存食は1か月分程度は貯まった。これを毛皮で作った袋に入れる。
武器は角で作った槍と弓矢。釣り竿もある。
旅をしても、食うには困らないだろう。
タカハシは拠点にした洞窟を出た。また、戻る事もあるかもしれないので、なるべく、荒らされないように入り口を木の枝や草などで隠す。
「さて・・・どうしよう?」
旅支度をしたが、どの方角に人が住んでいるかは不明だった。
だが、大抵の人里は川に沿ってある。まずは手短な川に沿って、下流へと向かった。
見た目、ほぼ、ウサギだが・・・何故か角が生えている。
まぁ・・・鹿だって角があるのだ。異世界ならウサギに角が生えているぐらいとタカハシは自分を納得させる。
穴に落ちていたウサギに槍を突き立て、殺す。
すぐに拾い上げ、尖った石で裁く。
ウサギはすぐに内臓を取る必要がある。そうでないとアンモニア臭が酷くなるからだ。
腹を割き、内臓を取る。血抜きがてら、それを持って、湖へと向かう。
なるべく早く、血を洗う。血の匂いで肉食獣が寄って来る可能性もあるからだ。
洗い終わったら、皮を剥ぐ。毛皮は今後、衣服として再利用する為、乾かしておかねばならない。
解体している中でウサギの角を確認。
意外に尖っていて、硬い。武器になる。
大きさ的には長さ15センチ程度。ナイフぐらいだろうか。
鋭い先端は突く以外にも切る事も出来そうだった。
角は頭蓋骨から生えているわけじゃない。
多分、サイなどと同じで、爪や毛と同じ成分で出来ているのだろう。
角以外はほぼウサギだった。
血抜きの終わった肉を早速、焼いて食う事にする。
単純に旨い。
空腹だからだろうが、まったく調味料を使っていないにも関わらず、旨かった。
この付近にはこのウサギが多く生息しているらしい。
罠を掛けると、かなりの確率で獲れた。
ウサギと果物のおかげで食料事情は改善された。
更に木の枝に蔓で釣り竿を作り、ウサギの骨を削って、釣り針を作った。
蛙のような両生類を捕まえて、解体して、その肉を餌にして、釣りをした。
因みに蛙のような生物は食べない。毒があるかどうかが不明だからだ。
蛙、蛇など、捕らえるのは容易だが、食べられるかどうかを試すのは危険だった。
正直、ウサギのような生物も毒を持っている可能性を否定は出来ないが、見た目で判断したのと、空腹が勝っただけだった。
湖で魚が釣れた。
淡水魚とは言え、鮎のような感じではなく、金魚や錦鯉に近いカラフルな魚ばかりだった。
とりあえず、捌いてみれば、食用は可能な雰囲気であった。
焼いて、食べてみたが、淡泊な味で旨くは無かった。
それでも貴重な食料には違いなかった。
タカハシは果物以外にもキノコや野菜、草なども食べ始める。
と言っても、少し齧り、体調に異変が無いかを確認する作業ではある。
無論、幾度か下痢や熱、幻覚を見る事もあった。
それで、毒の有無が確認され、安全な食料が寄り分けられた。
タカハシがこの世界に来て、1か月が経とうとしている。
住居はかなり改善され、乾燥した草でベッドが作られた。
食料も肉や魚を乾燥させ、保存食とするなどした。
武器もウサギの角を使い、槍や弓矢が制作され、タカハシの狩り大きく進歩した。
タカハシの衣服もウサギの毛皮で上下が作られた。
完全防備には程遠いが、何とか原始生活から離れつつあった。
生活が可能になるレベルになると、ようやくタカハシにも余裕が出て来た。
「この世界が異世界なのは解った。それで俺はどうしたら良いのか?」
このまま、この生活をしていても、意味は無い。季節的にも秋の雰囲気がする。冬が来れば、厳しい生活になるのは見えていた。
つまり、タカハシはここから離れて、町を目指すべきじゃないかと考えた。
すでに素っ裸では無い。無論、毛皮の服がまともかと言われると不安だが、この生活のままでは苦しい。やはり、少しでも文化的な生活をするべきだ。
それにこの世界に召喚された意味だって解らない。
幸いにして、保存食は1か月分程度は貯まった。これを毛皮で作った袋に入れる。
武器は角で作った槍と弓矢。釣り竿もある。
旅をしても、食うには困らないだろう。
タカハシは拠点にした洞窟を出た。また、戻る事もあるかもしれないので、なるべく、荒らされないように入り口を木の枝や草などで隠す。
「さて・・・どうしよう?」
旅支度をしたが、どの方角に人が住んでいるかは不明だった。
だが、大抵の人里は川に沿ってある。まずは手短な川に沿って、下流へと向かった。
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