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原始生活の始まり
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タカハシは拠点を探した。
水源からはあまり離れず、雨、風を凌げる場所。
頑丈な地層にある洞窟などが望ましいが、無ければ、木や枝、草で構築するしかない。
タコ壺を掘るという手もあるが、塹壕などは水はけの問題から、衛生的では無い。
一番の危険は野生動物である。洞窟などは彼らが住処にしている可能性も高いからだ。
この状態で熊や野犬と遭遇すれば、命の危険しかない。
慎重に探るしかなかった。
数時間を掛けて、探索した結果、崖に出来た窪みを発見した。
底は浅いが、草木で入り口を覆えば、問題は無いだろう。
探索の間に食料も発見した。
ただし、これには大きな問題があった。
狩りが出来ない以上、食料の多くは植物となる。
タカハシはサバイバルの基本として、国内の植生に関しては多少の知識があった。
キノコなどは危険ではあるが、食べられるキノコに関しては知識がある。
そう思って、自生している植物やキノコ類を眺めているが・・・。
彼の知識に合致する物は無かった。
似ている物は多く存在するが、似ているだけでは安心して食べられないのが、現実だ。
僅かな差異で有毒となる物は多い。この状態で食中毒となれば、死しかない。
アケビに似た実を石で小さく切り取り、匂いを嗅ぐ。
甘酸っぱい匂いだ。
少し舐めてみる。これで舌が痺れるなどあれば、毒である可能性が高い。
ただ、毒と言っても多彩である。舐めて痺れるものもあれば、食してから影響を及ぼすものもある。
アレルギーに関わるものであれば、舐めただけでも危険な事も多々。
だが、何も解らない以上、少しづつ、試して、食べられる物を探るしかない。
こうして、付近に自生している食べられそうな植物を集めてみた。
内、危険そうな物は3割程度。無論、危険そうだと思っただけで、実際は不明。
それでも何とか腹を満たせそうだった。
生で食べられそうな物を中心に食べて、残りは火を通すたべに保存にした。
水と食料で、行動可能な状態にした。
まずは火を確保する事だ。
火は人間にとって、重要だ。
食べ物の多くは火を通す事で食べられる状態に出来る。
現代人の胃腸は野生動物に比べて弱い。僅かな事で体調不良となる。
それを未然に防ぐためにも水ですら、火を通すべきなのだ。
火を起こすには幾つか方法があるが、原始的な方法として、摩擦を用いる。
摩擦熱で着火をするのだが、コツがあり、単純に木と木を擦り合わせただけでは火は点かない。
まずは摩擦を高めるために砂を用いる。次に火を点けるための着火剤を用意せねばならない。
麻などの多少、油気のある物を細めにするべきだが、無ければ、枯草などだ。
微かな火種でも着火する素材を用意すべきなのだ。
乾いた木々を探し出し、接合部に砂を撒いて、懸命に枝を回転させ、摩擦を起こす。
やがて、削れてきた木の部分に焦げが見える。そして、火種が生まれた。
すぐに乾いた枯草の束の上に乗せ、空気が入るように回す。
すると枯草の束は燃え始めた。
乾いた枝で組んだ櫓の中に置いた枯草の中にそれを放り込む。
火は一気に火力を上げる。櫓を覆うまでになり、組んだ枝が燃え始めた。
これで火の問題は解決した。あとは絶やさないようにするだけだ。
次の問題は鍋だ。水を煮沸消毒したいが、火に掛けるためには鍋のような火に耐えうる器が居る。
これに関しては一つだけ試したい事があった。
水辺で粘土上の土を発見した。
比較的自然状態にある場所なので、危険物質があるとは思えない。その土に砂を混ぜ、粘土にした。
これで器を整形したのである。それを火の中に放り込む。
つまり素焼きの器を作るのだ。
焼き物に関しては素人なので、幾つか失敗するだろうと思い、何個か試作品を作り、焼き加減などを試した。
幸いにして、1個の器が出来た。これに水を入れ、煮沸をしたり、食材を煮たりする事にする。
火での調理が可能になり、この日を境に食生活は大幅に改善された。
この世界に来て、1週間が経った。
幸いにして、獰猛な肉食動物や大型獣には遭遇していない。
全裸から植物を用いた衣服で上半身と下半身こそ、覆ったが、この状況では冬が来れば、凍死するだろう。
季節からして、今は春か秋と言ったところだ。夜は比較的、冷える。
鳥や小動物や昆虫はよく見かける。
ウサギやリス、ネズミみたいな小動物なら素手で捕まえられる可能性はある。
そろそろ動物性たんぱく質を取りたい所だった。
素手で捕まえると言っても、動きは相手の方が圧倒的に速い。
だから、罠を仕掛ける必要がある。
野生動物に比べて、人間と言う生き物は何とも弱いのだ。
罠の基本は落とし穴。括り罠とか色々があるが、どれも現状では難しいからだ。
小動物では上がれない程度の穴を掘り、草木で覆うだけ。小動物が好みそうな木の実などを置けばベスト。
それに合わせて、槍を作る。硬そうな枝の戦端を石で削り、刃にする。
尖った石を固定する事も考えたが、紐となる素材が無いためだ。
例え切っ先が木でも、それなりに長く、硬い槍は使い方次第で武器になる。
水源からはあまり離れず、雨、風を凌げる場所。
頑丈な地層にある洞窟などが望ましいが、無ければ、木や枝、草で構築するしかない。
タコ壺を掘るという手もあるが、塹壕などは水はけの問題から、衛生的では無い。
一番の危険は野生動物である。洞窟などは彼らが住処にしている可能性も高いからだ。
この状態で熊や野犬と遭遇すれば、命の危険しかない。
慎重に探るしかなかった。
数時間を掛けて、探索した結果、崖に出来た窪みを発見した。
底は浅いが、草木で入り口を覆えば、問題は無いだろう。
探索の間に食料も発見した。
ただし、これには大きな問題があった。
狩りが出来ない以上、食料の多くは植物となる。
タカハシはサバイバルの基本として、国内の植生に関しては多少の知識があった。
キノコなどは危険ではあるが、食べられるキノコに関しては知識がある。
そう思って、自生している植物やキノコ類を眺めているが・・・。
彼の知識に合致する物は無かった。
似ている物は多く存在するが、似ているだけでは安心して食べられないのが、現実だ。
僅かな差異で有毒となる物は多い。この状態で食中毒となれば、死しかない。
アケビに似た実を石で小さく切り取り、匂いを嗅ぐ。
甘酸っぱい匂いだ。
少し舐めてみる。これで舌が痺れるなどあれば、毒である可能性が高い。
ただ、毒と言っても多彩である。舐めて痺れるものもあれば、食してから影響を及ぼすものもある。
アレルギーに関わるものであれば、舐めただけでも危険な事も多々。
だが、何も解らない以上、少しづつ、試して、食べられる物を探るしかない。
こうして、付近に自生している食べられそうな植物を集めてみた。
内、危険そうな物は3割程度。無論、危険そうだと思っただけで、実際は不明。
それでも何とか腹を満たせそうだった。
生で食べられそうな物を中心に食べて、残りは火を通すたべに保存にした。
水と食料で、行動可能な状態にした。
まずは火を確保する事だ。
火は人間にとって、重要だ。
食べ物の多くは火を通す事で食べられる状態に出来る。
現代人の胃腸は野生動物に比べて弱い。僅かな事で体調不良となる。
それを未然に防ぐためにも水ですら、火を通すべきなのだ。
火を起こすには幾つか方法があるが、原始的な方法として、摩擦を用いる。
摩擦熱で着火をするのだが、コツがあり、単純に木と木を擦り合わせただけでは火は点かない。
まずは摩擦を高めるために砂を用いる。次に火を点けるための着火剤を用意せねばならない。
麻などの多少、油気のある物を細めにするべきだが、無ければ、枯草などだ。
微かな火種でも着火する素材を用意すべきなのだ。
乾いた木々を探し出し、接合部に砂を撒いて、懸命に枝を回転させ、摩擦を起こす。
やがて、削れてきた木の部分に焦げが見える。そして、火種が生まれた。
すぐに乾いた枯草の束の上に乗せ、空気が入るように回す。
すると枯草の束は燃え始めた。
乾いた枝で組んだ櫓の中に置いた枯草の中にそれを放り込む。
火は一気に火力を上げる。櫓を覆うまでになり、組んだ枝が燃え始めた。
これで火の問題は解決した。あとは絶やさないようにするだけだ。
次の問題は鍋だ。水を煮沸消毒したいが、火に掛けるためには鍋のような火に耐えうる器が居る。
これに関しては一つだけ試したい事があった。
水辺で粘土上の土を発見した。
比較的自然状態にある場所なので、危険物質があるとは思えない。その土に砂を混ぜ、粘土にした。
これで器を整形したのである。それを火の中に放り込む。
つまり素焼きの器を作るのだ。
焼き物に関しては素人なので、幾つか失敗するだろうと思い、何個か試作品を作り、焼き加減などを試した。
幸いにして、1個の器が出来た。これに水を入れ、煮沸をしたり、食材を煮たりする事にする。
火での調理が可能になり、この日を境に食生活は大幅に改善された。
この世界に来て、1週間が経った。
幸いにして、獰猛な肉食動物や大型獣には遭遇していない。
全裸から植物を用いた衣服で上半身と下半身こそ、覆ったが、この状況では冬が来れば、凍死するだろう。
季節からして、今は春か秋と言ったところだ。夜は比較的、冷える。
鳥や小動物や昆虫はよく見かける。
ウサギやリス、ネズミみたいな小動物なら素手で捕まえられる可能性はある。
そろそろ動物性たんぱく質を取りたい所だった。
素手で捕まえると言っても、動きは相手の方が圧倒的に速い。
だから、罠を仕掛ける必要がある。
野生動物に比べて、人間と言う生き物は何とも弱いのだ。
罠の基本は落とし穴。括り罠とか色々があるが、どれも現状では難しいからだ。
小動物では上がれない程度の穴を掘り、草木で覆うだけ。小動物が好みそうな木の実などを置けばベスト。
それに合わせて、槍を作る。硬そうな枝の戦端を石で削り、刃にする。
尖った石を固定する事も考えたが、紐となる素材が無いためだ。
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