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Lv2 剣を二本持つことはハイリスクでした
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「じゃあマリン、早速仲間を紹介してくれないか?」
「はい!では職業はいかがなさいますか?」
「剣士と魔法使い、狙撃手、1人ずつ欲しいな」
「剣士と狙撃手ならいるんですが…魔法使いがあいにく今いなくて…」
「そうか…じゃあとりあえず剣士と狙撃手を1人ずつ
くれ。」
「かしこまりました。ではあともう1人は?」
「マリン、お前確か魔法使いって言ってたな?」
「はい、そうですが…」
「よし!じゃあお前が俺のパーティーに入れ。」
「え?あ…えーっと…“私が欲しいですか?”」
「お前が欲しい(仲間的に)」
「はい!貰ってください(婚約的に)」
なんか思いが食い違っているような…
「えーと…マリンさん?」
「はい、あなた」
完全に食い違っている(確信)
「もう一度言うぞ…仲間としてお前が欲しい」
「え?仲間…として?」
「ああ」
ヤバい、マリンの顔が途端に暗くなった…
「婚約は…破棄?」
「まずしてないしな」
「そんな…」
どうしよう…すごい落ち込んでる…慰めねば…
「えーっとな…なんつーかその結婚とか
そういうことをなりふり構わず好きでもないやつに
言うもんじゃないぞ」
マリンがすごく不思議そうな顔でこういった
「好きですよ?ユウトさんのこと」
え?
「え?」
「一目ぼれってやつですね!」
「あ…いや…えー…っと…た、たとえ好きでも
会ってすぐの奴に結婚だの何だの言うな!」
「何でですか?」
マリンが不思議そうにこちらを見ている。
その姿がすごく可愛い。
「いや、それはお前…お前はすごく、か、
可愛んだよ…だから、急にそんなこと言われたら
ドキッとするんだよ…」
「可愛い?えへへっ!ほんとですか?」
ほんとだよ可愛いよ!
だからそんな顔でこっち見ないで!
「じゃあ私も一緒に行きます!」
「ありがたいけど…お父さん許してくれんの?
ここで働いてるんでしょ?俺から誘っといてなんだけど…無理っぽくね?」
「何とかしてみます!」
「何とかなりました!」
「何とかなったんだ…なんて言ったんだ?」
「ナイショです!(流石にこれは言えないな…
「彼氏との永遠の愛を得るために魔王を倒しに行く」って言ったことは…)」
やだ怖い。なんて言ったんだよマジで
「じゃああと二人もすぐに呼ばないとだな」
「もう呼んでありますよ」
「仕事が早いな…」
「こちらが剣士のルナール エリシオンさんです」
「ルルと読んでくれ、よろしく頼む」
ルルさん…金髪のロングか…割と巨乳
すごい綺麗な顔だ おそらく年上だろう
「そしてこちらがナタリー アイリス さん狙撃手
です」
「…よろしく」
こっちはいかにも狙撃手らしく寡黙だ
銀髪のショートで貧乳ジト目
「ルルにアイリス、よろしくな!」
「じゃあ四人揃ったことですし!
クエストでも行きましょうか」
「その前に武器屋とかに行きたいんだけど」
「じゃあ行きましょう!」
~街~
「ほんとにユウトは勇者なのだな?」
「ああ、ほら冒険者証明書」
「ほんとだ…しかしマリンの話には聞いていたが
ほんとに黒髪となは…なかなかどうしてかっこいいな」
「……」
この世界では黒髪は珍しいのか…
「ところですれ違うやつみんな剣1本だが
二刀流はいないのか?」
「二刀流?そんなことしたら重くて動けないだろ」
まあ確かに重いなこの剣は…
「でも、やらないだけでやれるんだろ。」
試してみようか…
~武器屋~
「とりあえず鉄の剣下さい。」
「鉄の剣?もう持ってるだろ」
「いやちょっとな…やっぱ試したくて」
「1500ドラムです」
通貨はドラムなのか…1ドラム1円か?
いや…待てよ、俺金持ってんのか?
あ…ポッケに財布あんじゃん!
てかこれ俺の現世の財布じゃん。
たしか4万くらいはあった気が…
あれお札の色が変わってる…緑?
よく見たら1万ドラムって書いてある
4枚だから4万ドラムか…
「じゃあ1万ドラムで」
「8500ドラムのお返しです」
「ありがとうございます」
鉄の剣が1500円相当か…安いな
「おい…その剣2本背負ってて重くないのか?」
「いやまあ重いけど」
「お前がよければいいのだが…」
「でも二刀流かっこいいです!」
「褒めてくれんのお前だけだわ…ありがとな」
「いえいえ」
「じゃあそろそろクエストでも行こうかな」
「ではギルドに戻りましょう!」
~ギルド~
「とりあえずこのスライム10体ってのでいいな」
「はい!」「いいぞ」「…コクッ」
「そういえば皆んなLv1なのか?」
「ああまだクエストに入ったことがない」
「私もです」「…」
「そうか…じゃあひと狩りいこうぜ!」
~アレンの大草原~
「いた!スライムだ!まずは俺が行く」
おそらくだが…スキル名を唱えるとスキル発動だ…
二刀流だから2つ唱えれば…
「ファイアソード!」
キュイーン!
「アイスソード!」
キュイーン!
よし!出来た!これであとはあいつに…
あれ?重すぎやしやせんか?振れないんだけど
「クソっ、オラァ!」
ザン!
「一発はずした…それにしても剣重いな…」
「だから言っただろう」
「どうやったら筋力つくかな?」
「レベルアップが基本で…筋トレでも
若干上がる」
この日、俺は筋トレをしようと心に誓った
前途多難だな…まあなかなかうまくは行かないか…
「はい!では職業はいかがなさいますか?」
「剣士と魔法使い、狙撃手、1人ずつ欲しいな」
「剣士と狙撃手ならいるんですが…魔法使いがあいにく今いなくて…」
「そうか…じゃあとりあえず剣士と狙撃手を1人ずつ
くれ。」
「かしこまりました。ではあともう1人は?」
「マリン、お前確か魔法使いって言ってたな?」
「はい、そうですが…」
「よし!じゃあお前が俺のパーティーに入れ。」
「え?あ…えーっと…“私が欲しいですか?”」
「お前が欲しい(仲間的に)」
「はい!貰ってください(婚約的に)」
なんか思いが食い違っているような…
「えーと…マリンさん?」
「はい、あなた」
完全に食い違っている(確信)
「もう一度言うぞ…仲間としてお前が欲しい」
「え?仲間…として?」
「ああ」
ヤバい、マリンの顔が途端に暗くなった…
「婚約は…破棄?」
「まずしてないしな」
「そんな…」
どうしよう…すごい落ち込んでる…慰めねば…
「えーっとな…なんつーかその結婚とか
そういうことをなりふり構わず好きでもないやつに
言うもんじゃないぞ」
マリンがすごく不思議そうな顔でこういった
「好きですよ?ユウトさんのこと」
え?
「え?」
「一目ぼれってやつですね!」
「あ…いや…えー…っと…た、たとえ好きでも
会ってすぐの奴に結婚だの何だの言うな!」
「何でですか?」
マリンが不思議そうにこちらを見ている。
その姿がすごく可愛い。
「いや、それはお前…お前はすごく、か、
可愛んだよ…だから、急にそんなこと言われたら
ドキッとするんだよ…」
「可愛い?えへへっ!ほんとですか?」
ほんとだよ可愛いよ!
だからそんな顔でこっち見ないで!
「じゃあ私も一緒に行きます!」
「ありがたいけど…お父さん許してくれんの?
ここで働いてるんでしょ?俺から誘っといてなんだけど…無理っぽくね?」
「何とかしてみます!」
「何とかなりました!」
「何とかなったんだ…なんて言ったんだ?」
「ナイショです!(流石にこれは言えないな…
「彼氏との永遠の愛を得るために魔王を倒しに行く」って言ったことは…)」
やだ怖い。なんて言ったんだよマジで
「じゃああと二人もすぐに呼ばないとだな」
「もう呼んでありますよ」
「仕事が早いな…」
「こちらが剣士のルナール エリシオンさんです」
「ルルと読んでくれ、よろしく頼む」
ルルさん…金髪のロングか…割と巨乳
すごい綺麗な顔だ おそらく年上だろう
「そしてこちらがナタリー アイリス さん狙撃手
です」
「…よろしく」
こっちはいかにも狙撃手らしく寡黙だ
銀髪のショートで貧乳ジト目
「ルルにアイリス、よろしくな!」
「じゃあ四人揃ったことですし!
クエストでも行きましょうか」
「その前に武器屋とかに行きたいんだけど」
「じゃあ行きましょう!」
~街~
「ほんとにユウトは勇者なのだな?」
「ああ、ほら冒険者証明書」
「ほんとだ…しかしマリンの話には聞いていたが
ほんとに黒髪となは…なかなかどうしてかっこいいな」
「……」
この世界では黒髪は珍しいのか…
「ところですれ違うやつみんな剣1本だが
二刀流はいないのか?」
「二刀流?そんなことしたら重くて動けないだろ」
まあ確かに重いなこの剣は…
「でも、やらないだけでやれるんだろ。」
試してみようか…
~武器屋~
「とりあえず鉄の剣下さい。」
「鉄の剣?もう持ってるだろ」
「いやちょっとな…やっぱ試したくて」
「1500ドラムです」
通貨はドラムなのか…1ドラム1円か?
いや…待てよ、俺金持ってんのか?
あ…ポッケに財布あんじゃん!
てかこれ俺の現世の財布じゃん。
たしか4万くらいはあった気が…
あれお札の色が変わってる…緑?
よく見たら1万ドラムって書いてある
4枚だから4万ドラムか…
「じゃあ1万ドラムで」
「8500ドラムのお返しです」
「ありがとうございます」
鉄の剣が1500円相当か…安いな
「おい…その剣2本背負ってて重くないのか?」
「いやまあ重いけど」
「お前がよければいいのだが…」
「でも二刀流かっこいいです!」
「褒めてくれんのお前だけだわ…ありがとな」
「いえいえ」
「じゃあそろそろクエストでも行こうかな」
「ではギルドに戻りましょう!」
~ギルド~
「とりあえずこのスライム10体ってのでいいな」
「はい!」「いいぞ」「…コクッ」
「そういえば皆んなLv1なのか?」
「ああまだクエストに入ったことがない」
「私もです」「…」
「そうか…じゃあひと狩りいこうぜ!」
~アレンの大草原~
「いた!スライムだ!まずは俺が行く」
おそらくだが…スキル名を唱えるとスキル発動だ…
二刀流だから2つ唱えれば…
「ファイアソード!」
キュイーン!
「アイスソード!」
キュイーン!
よし!出来た!これであとはあいつに…
あれ?重すぎやしやせんか?振れないんだけど
「クソっ、オラァ!」
ザン!
「一発はずした…それにしても剣重いな…」
「だから言っただろう」
「どうやったら筋力つくかな?」
「レベルアップが基本で…筋トレでも
若干上がる」
この日、俺は筋トレをしようと心に誓った
前途多難だな…まあなかなかうまくは行かないか…
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