不本意ながらも双剣英雄譚

藤亮遠真

文字の大きさ
7 / 9

Lv6 旅立った… そして出会った…

しおりを挟む
「ユウトさん…ユウトさんにはまだ説明していませんでしたが、スキルポイントっていうものがありまして…」
ギルドの受付のお姉さんが言った…
「そのポイントでスキルが覚えられる…
ってことですか?」
「はい。よくご存知ですね。スキルの覚え方は二種類で…一つは「発現」もう一つが「取得」です。
発現とは、突然スキルを覚えること。取得は
自ら覚えること。スキルポイントはレベルアップで
取得できます。」
「教えていただき…ありがとうございました…」
俺は暗くそう言った。
「確かにお仲間のことは残念でした…ですが
貴方ならもしや…魔王を倒せるんじゃないかと
思っております。何たって貴方はあの「双剣の英雄」
なんですから。」
「あの?」
「「双剣英雄譚」をご存知ないのですか?」
「はい」
「「双剣英雄譚」とは先代魔王討伐をお話にしたものです。先代魔王を倒した勇者の名はレグザ  レグルスとレグザ  ミネルバの2人…レグルスは男、ミネルバは女で2人は魔王討伐後結婚しました。だからミネルバの方も姓がレグザなんです。
レグルスは「双剣の英雄」ミネルバは「双剣の共鳴者」という職業でした。」
「俺がその片割れってことですか?」
「そう言うことになります。ふたつの職業はどちらも勇者からの上級職で、「双剣の英雄」はその名の通り双剣で戦い、「双剣の共鳴者」は「双剣の英雄」と
共にいることで、真価を発揮すると言われています」
「真価を発揮する?」
「詳しいことはわかりませんが、2人が揃うことにより、魔王を凌ぐほどの力後出せるそうです。」
「じゃあ、俺はまずいるかどうかも分からない
「双剣の共鳴者」を探すべきなのか?」
「そうゆう事ですね」
「分かった…じゃあ行ってきます。」
「ちょっと待ってください!」
「はい?」
「忘れてました…これ、ボルカニオンの時の報酬です。」
「ありがとうございます…ん?20万…アポカリプスの時と一緒なんですね…」
「いえ、そんなことはございません。それとプラスして、こちらをどうぞ」
「これは?」
「レグルスの墓に収められていた…宝剣です
こちらは(星願剣フォーミュラ)
もう片方は(覇星剣ディスフォーミュラ)
二つの剣は相反する力を持ち、
「双剣の英雄」にしか使えないそうです」
「そんな剣を…俺がいいんですか?」
「貴方しか使えないし、置いといたらもったいないでしょ。」
「そ…そういうもんですかね」
「そういうもんです!では…
改めて、魔王討伐…頑張ってください!」
「…頑張ってきます!」

~グランドリオンへの道~
俺はあのあと不動産屋によった。あの家をきちんと整備して保っておいてほしいと頼んだのだ。
やっぱり、生き返ったらまた一緒に暮らしたいし。
鉄の剣は置いてきた。フォーミュラとディスフォーミュラを今は持っている。双剣スキルで全く重くない。
あとスキルポイントを使って、新しいスキルも覚えた。【覇・炎氷斬】【双剣星破斬】
【スターライト・フォーミュラ】とかのこの武器専用のスキルとかもあった。一応スキルポイントは50位は残してる。
「そろそろモンスターでも倒して試しておくか。」
あそこに手頃なゴーレムが…
カチャ…
剣を二本抜いた。
「なぁ…おい」
「ん?誰だ?」
なにかの声が聞こえた…
「ねぇねぇ、ねぇってばぁ」
「え?なんだこれ?」
今度は別の声だった
「こっちだこっち」「君の剣だよぉ」
「へ?」
剣?え?
「俺はディスフォーミュラ」
「僕はぁ、フォーミュラ」
「え?何?お前ら喋れんの?」
「当たり前だろ?」
「双剣の英雄が使うとぉ声が聞こえるんだぁ」
「マジか…そんな事って…」
「まあとりあえず、あいつで腕試しすんだろ?」
「やっちゃいなよぉ」
「お前らうざいな…」
そう言って俺は勢いよく飛び出した
「双剣星破斬!」
怒涛の22連撃がゴーレムを切り裂く
「ふぅ、なかなか強いなこの技…」
「当たり前だろ?何たってレグルスの使ってた技だしな。」
「でもまだまだだねぇ。でもミネルバと2人で
放った方が強かったなぁ。」
「ああそうですか。」
俺はすねたように言う
「お前も早く共鳴者を見つけろよ?」
「でもぉ、ユウトくん女の子あんまり得意じゃぁないでしょぉ?」
「女の子?」
「女じゃないと共鳴者になれないからな」
「まぁ詳しくはみつけたら話すよぉ」
「そうか…」
俺は剣を二本仕舞って歩き出した
「なぁ…お前らはどーやって喋ってんだ?」
「知らん」
「レグルスと同じ事聞くんだねぇ」
「お前らほんとに剣なのか?」
「多分な…」
「分かんないねぇ」
「なんだそりゃ…」

「キャー!」
「叫び声?」
「おい!あっちだ!」
「急いでぇ」

そこで少女がオークの群れに襲われていた
その少女は黒い髪でショートカット、胸は控えめの同い年くらいの子だ。
「ちょ、やめ、服を脱がそうとしないでぇ」
「スターライト・フォーミュラ!」
「え?…」
「大丈夫か?」
「え…あ…ありがとう!」
「どういたしまして…」
「私はマリ…ナマタメ マリ…」
生天目…なのか?日本の名前?何より俺と同じ黒髪?
「君…最初からこの世界にいたの?」
「え?どうゆう事ですか?」
「ああ…いや何でもないよ」
記憶が無いのか…いや本当にこっちの世界のやつなのか?
「おい…ユウト…こいつ…おかしい…
お前と同じような雰囲気だ…」
「え?それってどうゆう…」
「それにこの子…多分共鳴者だ…」
「何だって?」
俺は旅立った…そして出会った…
共鳴者に…俺たちはこの2人でいつか
魔王を倒すんだ…
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!

クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。 ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。 しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。 ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。 そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。 国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。 樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

英雄一家は国を去る【一話完結】

青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。 - - - - - - - - - - - - - ただいま後日談の加筆を計画中です。 2025/06/22

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
私は、夫にも子供にも選ばれなかった。 その事実だけを抱え、離縁を突きつけ、家を出た。 そこで待っていたのは、最悪の出来事―― けれど同時に、人生の扉がひらく瞬間でもあった。 夫は愛人と共に好きに生きればいい。 今さら「本当に愛していたのは君だ」と言われても、裏切ったあなたを許すことはできない。 でも、子供たちの心だけは、必ず取り戻す。 妻にも母にもなれなかった伯爵夫人イネス。 過去を悔いながらも、愛を手に入れることを決めた彼女が辿り着いた先には――

処理中です...