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28話 転生者狩り(1)
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僕たちは森の中の隠れ家に戻ってきた。
「じゃあ俺はウマをしまってくる」
「分かった!」
レンはウマをひいて馬小屋に行き、僕は家の扉を開けた。
ガラクタで散らかった、家具もない殺風景な室内を見回す。
それなりに思い出深いし離れるのはちょっと寂しいな、一週間しか暮らしてないけど。
なんてことを思いながら、扉を閉めた瞬間。
背後から獣の吠え声がふってきた。
そして背中に重いものがのし掛かり、僕は倒れる。爪を立てられる痛みと共に。
「やっぱりいたぞ、ここは転生者の隠れ家だ!」
「でかしたぞフェンリル!」
獣にのしかかられうつ伏せに倒れた僕の耳に、二人の男の声が聞こえた。
フェンリル使いのハンター!
待ち伏せされていたのだ。
首筋に獣特有の臭い息が吐きかけられた。
「どけフェンリル、傷つけるなよ!」
フェンリルが僕の上からどき、代わりに男たちが僕を押さえつけた。僕の両手が後ろ手に縛られる。
僕は恐怖に顔を引きつらせ、男たちを見た。
額に二本の角を生やした長髪の男と、耳のとんがった坊主頭の男。その傍に、銀色の狼。ライオンのたてがみのようなふさふさの毛を全身に生やした、美しい獣。
坊主頭の方が僕の髪の毛を掴んで顔を覗き込んだ。
「おお、こいつは上玉だ。転生者はどいつもお綺麗な顔してやがるが、こいつは相当上位だな、いい値がつく。ちょっと味見してみるか?」
色欲にギラつく目で見られ、鳥肌がたった。
「おい、やめろ。転生者狩りの鉄則を忘れたか。捕獲以外のことをするな、だ」
角の長髪がたしなめるように言った。
その時、フェンリルが扉に向かってウォンウォンと吠え立てた。
長髪がにやりと笑う。
「ほほう、もう一人いるようだ、転生者が。おい扉の向こうのお前、そこで何をしている?仲間を助けようと剣でも構えていたか?残念だったな、急襲は失敗だぞ」
扉の向こうにいるだろうレンは、何も答えない。
ただフェンリルがうるさく吠え立てている。
坊主頭が立ち上がった。
「ふん、こちらに扉を開けさせようってか。ああ開けてやろうじゃねえか」
坊主男は腰からナイフを抜いて持ち、扉の脇にぴったり張り付き、ドアノブに手をかけた。
「ほら開けてやるよ、来な転生者ちゃん!」
坊主男はドアを乱暴に開けた。入って来るレンの攻撃に備え、ナイフを前に構える。
レンはゆっくりと入って来た。そして扉脇で身構えている坊主男の前に、その姿を晒す。
坊主男はレンを見て、まなこを見開き、ごくりと喉を鳴らした。
レンは武器を持たず、上半身裸で、その胸の突起から白い雫を滴らせていた。
ツーと流れ落ちる一筋の白濁液とレンの顔を、坊主男は凝視した。
「こ、こいつも上玉だ、とんでもねえ美形じゃねえか……」
レンは妖艶な笑みを浮かべた。自らの乳首を指ではさみ、
「俺いま、『飢餓』状態なんだ。ねえおじさん、飢えた転生者としたこと、ある?」
「じゃあ俺はウマをしまってくる」
「分かった!」
レンはウマをひいて馬小屋に行き、僕は家の扉を開けた。
ガラクタで散らかった、家具もない殺風景な室内を見回す。
それなりに思い出深いし離れるのはちょっと寂しいな、一週間しか暮らしてないけど。
なんてことを思いながら、扉を閉めた瞬間。
背後から獣の吠え声がふってきた。
そして背中に重いものがのし掛かり、僕は倒れる。爪を立てられる痛みと共に。
「やっぱりいたぞ、ここは転生者の隠れ家だ!」
「でかしたぞフェンリル!」
獣にのしかかられうつ伏せに倒れた僕の耳に、二人の男の声が聞こえた。
フェンリル使いのハンター!
待ち伏せされていたのだ。
首筋に獣特有の臭い息が吐きかけられた。
「どけフェンリル、傷つけるなよ!」
フェンリルが僕の上からどき、代わりに男たちが僕を押さえつけた。僕の両手が後ろ手に縛られる。
僕は恐怖に顔を引きつらせ、男たちを見た。
額に二本の角を生やした長髪の男と、耳のとんがった坊主頭の男。その傍に、銀色の狼。ライオンのたてがみのようなふさふさの毛を全身に生やした、美しい獣。
坊主頭の方が僕の髪の毛を掴んで顔を覗き込んだ。
「おお、こいつは上玉だ。転生者はどいつもお綺麗な顔してやがるが、こいつは相当上位だな、いい値がつく。ちょっと味見してみるか?」
色欲にギラつく目で見られ、鳥肌がたった。
「おい、やめろ。転生者狩りの鉄則を忘れたか。捕獲以外のことをするな、だ」
角の長髪がたしなめるように言った。
その時、フェンリルが扉に向かってウォンウォンと吠え立てた。
長髪がにやりと笑う。
「ほほう、もう一人いるようだ、転生者が。おい扉の向こうのお前、そこで何をしている?仲間を助けようと剣でも構えていたか?残念だったな、急襲は失敗だぞ」
扉の向こうにいるだろうレンは、何も答えない。
ただフェンリルがうるさく吠え立てている。
坊主頭が立ち上がった。
「ふん、こちらに扉を開けさせようってか。ああ開けてやろうじゃねえか」
坊主男は腰からナイフを抜いて持ち、扉の脇にぴったり張り付き、ドアノブに手をかけた。
「ほら開けてやるよ、来な転生者ちゃん!」
坊主男はドアを乱暴に開けた。入って来るレンの攻撃に備え、ナイフを前に構える。
レンはゆっくりと入って来た。そして扉脇で身構えている坊主男の前に、その姿を晒す。
坊主男はレンを見て、まなこを見開き、ごくりと喉を鳴らした。
レンは武器を持たず、上半身裸で、その胸の突起から白い雫を滴らせていた。
ツーと流れ落ちる一筋の白濁液とレンの顔を、坊主男は凝視した。
「こ、こいつも上玉だ、とんでもねえ美形じゃねえか……」
レンは妖艶な笑みを浮かべた。自らの乳首を指ではさみ、
「俺いま、『飢餓』状態なんだ。ねえおじさん、飢えた転生者としたこと、ある?」
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