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第1章 【異世界召喚】アグストリア城 

第19話 結婚の条件③

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 どうしてこうなった?

 いや、確かに何でもするとは言ったが流石にこれは……。

「なんでもって言ったじゃん。嘘つき。どうせフローラの事も適当なんでしょ?」

 って煽るもんだから。つい。

 はぁ……。

 俺は今全裸で王妃様のベッドに仰向けにされている。で、何故か目隠しされている。

 王妃様はベッドを下りたのは分かった。どこ行った?

 つーか、暫く放置されてるんだけど。これ、息子をマジマジと見られてたら恥ずかしいんだけど。逆に、裸にされただけで誰も居ない状況とかでも恥ずかしいな。

 そんな時、ベッドが少し沈むのを感じた。

 誰か来たな。十中八九王妃様だろうけど、一体何がしたいんだ。

「目隠しも取らない、動かない。いいですね?」

 王妃様でした。

「はぁ、わ、わかりました」

「んっ!よろしいっ!」

 目隠ししているけど、王妃様が笑顔なのが手に取る様に分かるよ。

 とりあえず、王妃様が横に居て、俺の全裸を眺めているのは確定したが。どうすんのこれ。

「では……。はむっ」

「あっ」

 余りにも情けない声が口から洩れた。

 暖かくて、ぬるぬるしたものが俺の息子を包み込む。ヘタってた俺の息子が、立派な大人になるのには時間が掛からなかった。

 股の間に座ってるんじゃなくて、丁度俺の腰の横に座っているからか、普段と感覚が、刺激されるポイントが違うからヤバイな。

「あ、凄いね!おっきいっ!はむっ、じゅるっ、ずっ、じゅっ」

 なんだこれ。何が起こってるんだ?何故俺は目隠しをされて王妃様に息子を咥えられているんだ??

「じゅっ、ずゅるっ、じゅるっ、はぁ…ペロレロレロ…はむっ、ずっ、じゅるるっ」

 くっ上手い!

 吸い上げるタイミングが絶妙過ぎるだろ!舌が…絡みついてくる?!

「あっ、やばいですっ、それ、まじでヤバイっ」

「んふぅ、んちゅっ、ずっ、こふぉこお?じゅるっ、じゅるっ、ひほひふぃいきもちいい?じゅるっ、じゅるっ、はぁ…」

 王妃様の舌が、竿の部分に巻き付きながら動きに合わせて上下するから、まるで生き物みたいだ。頬の内側も俺の肉棒を側面から攻め立てる。それでいて、上下する速さがどんどん増していく。

 親指と人差し指で丸を形作る様に肉棒を掴み、肉棒の根元を単独で扱いている。

 どんどん精子が駆け上って来る。

「あぁっ、もう無理っ!イクっ!」

 俺の声を聞いた王妃様は、喉の奥まで竿を飲み込んだ。

 ビュルルっ!ビュルっ!ビュビュっ!ビュルっ!

 熱く滾った精子が爆ぜた。

このシチュエーションで興奮してしまったのか、自分では認めたくないが、あり得ない程の量の射精をした――……気がする。

 王妃様は咥えたまま、息子が精子を吐き出し終わるまで動かなかった。いや、射精したそれを喉の奥にそのまま飲み込んでいた。喉奥射精。

「ん、んずっ、じゅるっ」

 そして、ゆっくりお掃除フェラをしている。

 ちゅぽっ。

「はぁ……ご馳走様っアオイ君」

 完っ全に犯された感じ。え?最高に気持ち良かったよね。

「ねぇ、君の精子。何か変じゃない?」

「え?味とかってことですか?」

 一瞬何を言われているのか分からなかったよね。

「違うの。君の精子、なんか魔力っぽい何かを感じるんだけど。生命力と魔法力が回復してる気がするんだよね…。
 うーん…。あっ分かった!」

 そんな事より、とりあえず目隠しを外して欲しいんだが……。

「あれよ、エリクシール飲んだ時と同じ感覚!」

「エリクシール?」

「そう!生命力と魔法力を同時に回復できる聖属性の霊薬よ!」

 おっふ。俺の精液は完全に【聖液】となったようです。

 いや、ラノベのタイトルじゃないんだから。

「あの……それはいいんですが、そろそろ目隠し外してもらえませんか?」

「ん?良いけど、後悔しないでね?」

 なにそれ、怖い。

「え、はい。わかりました……」

 俺の頭まで王妃様は移動し、目隠しを外す。

 まぶしっ。

 急に光を取り込んだから、目が眩んでしまったみたいだ。

「大丈夫?」

「あ、はい。徐々にみえるようにな……え?」

 視界に色を取り戻した瞬間に気絶したくなった。

「何で王妃様まで裸なんですかっ!」

 全裸でした。

「えー、アオイ君だけ裸って可哀そうでしょ?」

「……はい、そうですね――」

 あれだ、この人。絶対天然だ。そうに違いない。

「あの、色々見えてしまっているので隠してもらえますか?」

 それにしても、子供を産んだとは思えない見事なスタイルだ。

 たわわに実った胸は、俺の手では収まり切れない程だし……しかも重力に負けていない。その先にサクランボの様な小さな果実の実が存在を主張している。

 あれは絶対に柔らかいヤツだ。

「見たくない?」

「いや、見たいですけど」

 正直ガン見したいです!

「見たらいいのに。隅々まで」

「いや、流石に勘弁して下さい」

 今見た光景を脳のメモリーに保存し、顔を反らす。

「残念~。じゃあ、続きはまた今度ねっ!」

 そう言ってベッドから降りると、奥の部屋に消えて行った。

「いや、駄目だろう……。マジでフローラに何て言おう……」

 俺もベッドを下り、自分の服をいそいそと着るのだった。


 暫くして、王妃様が戻って来た。

 さっきまでベッドの上で着ていた、ネグリジェの様な服では無く、清楚な白いひざ丈のワンピースだった。

「いや、少女じゃん」

「やだ、お世辞言っても何もでないぞ?寧ろアオイ君が出す方だし?」

「下ネタ止めてもらっていいっすか」

「駄目?」

「可愛く言っても駄目です」

「ちぇー」

「あんたいくつだよ!」

「34だよ!」

「いや、知ってたわ……」

 あかん。調子狂う。何なんだこの人……。

「アオイ君……」

「はい、どうしました?」

「責任とってね?」

 なんのだよぉー!

「えっと、はい?」

「だから、責任とって、フローラの事。しっかり守ってあげてね」

 あ、そっち?

「はい、それは勿論です」

「良かった。ママとの約束ね」

「分かってますよ。義母おかあさん」

「意地悪な娘婿だわ……しくしく」

 34歳!それでいいのか!

「それより王妃様はよかったんですか?その、俺とあんな事して……」

「ん?問題は無いかな。安心して?不貞行為とかにはならないから。アオイ君まだ結婚してないし、それにセックスした訳じゃないしね。
 複数の男性と関係を持つ事が悪い事ではないのよ。それに、セックスしたとしても私の場合は特別かな……」

 何だか悲しそうな顔をして、はっと気づいたように笑顔作るから…そんなハの字眉してまで、無理して笑う事はないだろうよ。

 
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