異世界に召喚されて、レアスキルもらったのでヤリたい放題したいと思います。

きつねころり

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第2章 【異世界召喚】冒険者

第66話 メイドコスプレ。

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 部屋に戻った俺は、ポカンと口を開かずにはいられなかった。


 そこには、アリアとサリーとリンダが居たんだけど、リンダまでメイド服を着ていたのだ。


「あ、お帰りなさいアオイさんっ」

 女の子3人で楽しくお話でもしていたのだろう。

 リンダは明るい感じで話しかけて来た。

「リンダのメイド服……凄く良いね!」

 思わず親指を立てた。

「アオイ様、私達も同じ服装なのですが?」

 リンダだけ褒められた事に思うところがあるのか、アリアが半眼で俺を見ている。

「い、いや、アリアもサリーも似合ってるよ?」

 そりゃ、そもそもの服装なんだから似合ってるも何も無いんだけどさ。

「似合っている。ですか……」

「あ、いや、とても良いと思います!何ていうか……可愛いです!」

 ここは誉めるべきだと判断して、咄嗟にそう答えた。

「まぁ、サリー。アオイ様がサリーの事も可愛いって仰ってますよ」

「アオイ様、私も可愛いんですか?」

 サリーは俺に近付き、じっと目を見て来る。

 何だこれは。

 ここまでまじまじとサリーの顔を見た事は無かったけど、確かに可愛いよな。

 長いまつ毛に大きい瞳。少しまだ幼さが残っていて、綺麗と言うより可愛い。美少女だよ。

 ショートカットの少し栗色の髪が、余計に可憐さを引き立たせている。

 首も細いし、つーか、顔ちっさ!意識してなかったけど、この子、その内とんでもなく可愛くなるんじゃないか?

「うん。可愛いと思います」

 そう言いながらも、暫くサリーを見つめていると、

「あの、いつまで見つめ合っているのでしょうか」

「アオイさん。まさかホントにサリーさんまで……」

 リンダから在らぬ疑いが、

「いや!違うから!手とか出してないからね!?」

 流石にそこまで節操無くは……ねぇ?

「そうですか。アオイ様としては、手を出す程の魅力も無いのですね。私は……」

 サリーがそう言いながら俯いた。

「いや、え?そんな事ないって!サリー可愛いからさ!」

 その場の勢いでサリーを褒めながら、頭をポンポンする。

「やはりアオイ様はサリーの事も狙っているのですね」

「アオイさん……」

 アリアとリンダが俺を目線で非難する。

「え、ちょっと待って!何?!え、まじなんなの?!」

 こちらを立てるとあちらが立たずって、こういう事だよな。

「あーもう!どうすりゃいいんだよ!」

 俺は訳が分からず、近くにあった椅子に逃げる様に座り込んだ。


 すると、アリアとリンダが近づいて来て、

「すみません。少しだけ悪戯が過ぎてしまった様です」
「ごめんなさいアオイさん」

 そう言って二人は俺の頬にほぼ同時にキスをした。

「あ……」

 二人が離れ、サリーも近づいて来て、

 ちゅっ

 

 サリーの唇が、俺の唇に軽く触れた。


「申し訳ありません、少し調子に乗ってしまった様です。これは……その、お詫び……と言う事で」

 サリーは唇を離し、恥ずかしそうにしながら後ろに下がった。


「なっ……なっ……」

 俺は目を白黒させながら、完全に困惑していた。

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