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ミモザの想い another side
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凛視点
水族館デートは今から思えば、ミラクル的なぼたもちで。
「先生」から「瑛太さん」へ呼びかたがランクアップして、間接キス・・とかしちゃったりして。
先生の事が、瑛太さんの事が好きだって気持ちが何度も溢れそうになるのを、どうにか・・胸にしまいこんでいた。
なのに・・。
瑛太さんは、優しい。
優しい・・?
というか過保護?
というかお母さん?
瑛太さんは、面倒見のいい先生から口うるさい?お母さんへと進化した。
膝丈スカートにブーツを履いて女子度アップだ!と電車に乗ると、
「膝が出るようなスカートは身体を冷やすぞ。」
長めのスカートにはVネックのセーターを着ていくと、
「冬なんだから首元の開いたセーターはやめなさい。」
服は無難にして、メイクを頑張ろうと新しい口紅をつけると、
「口紅・・きらきらし過ぎ・・じゃないか?」
結局なんだかいつも通りの格好になると、
「チャラい男には隙を見せるな。」
厳しい顔でそんな事を言われた。
そんな事を思い出しつつ大学構内に入る。
「・・私ってそんなにだめなのか?」
瑛太さんに可愛いと思ってもらいたいと思えば思うほどに空回りしてる気がする。
一人ため息をついていると、
「ふふ、なにまた『瑛太さん』?」
普段あまり笑わず冷たい雰囲気がするひなのちゃんが流し目でふわりと笑うと凄まじい攻撃力だ。
「もう、ひなのちゃん。私はひなのちゃんになりたいよ!!」
ああ、私にひなのちゃんみたいな大人の魅力があったら・・。
「そんな事言うの凛ぐらいよ。女の子はフワフワとして可愛いのが一番じゃない?」
美女によしよしと頭を撫でられて、悪い気はしない。しないが、納得もしない。
「しっかし、ちっとも前進しないわね。もうデートしてから二ヶ月じゃない?告白しないの??」
「こ、告白なんて。言っても迷惑にしかならないじゃん。朝、こうしてちょっとだけでも会えるのが嬉しいのに。」
告白なんて出来ないよ。また会えなくなったら嫌だもん。
「凛、きつい事言っていい?」
ひなのちゃんは立ち止まって言った。
「え、うん?」
美女に真顔で言われると緊張しちゃう。
「毎朝会えるから、それでいいとか思ってるんでしょ?でも、その『瑛太さん』に彼女とか出来ちゃったら、それも無くなるんじゃない?」
瑛太さんに彼女・・。どうやらいなそうだとは思ったけど、いつできるかは分からないけど・・。
「何にもしないで、後悔しない?」
何もしない。
ぐさっときた。
何もしてなくはないと思うんだけど、瑛太さんが恋人が出来たって、だからもう朝は一緒に行けないって言われたら・・。
潤んだせいで目の前の視界がグニャリと曲がる。
「凛。」
ポンポンと頭を撫でるひなのちゃん。
「意地悪言ってごめんね。でもさいつもはさばさばしてる凛が、『瑛太さん』の事になると・・ダメダメじゃない?そんなに好きなら、ちゃんと伝えなきゃ。」
そんなに、私ダメダメですか・・。
「ほら、バレンタインとかあるし、チョコ渡したら?」
「あ、バレンタイン。男の子になんて家族にしかあげてないよ。」
「チョコ、迷惑じゃないかな・・。」
「俺は凛ちゃんのチョコ欲しいな。甘ーいやつ。」
「み、耳元で話すのやめてくれる!?」
「あ、なに感じちゃった?」
いやらしい笑みで、どこからともなく現れたのは瞬。気配消しすぎでしょ。
「他の女の子がいっぱいくれるでしょ?」
こんな奴でも、大学では結構モテているから人の趣味は分からない。
「凛ちゃんのが欲しいんじゃん。あ、もちろんひなのちゃんのも大募集!」
キラキラとイケメンスマイルを浮かべる瞬。
どう見ても、こっちが本命だろうよ。
「・・私、本命がいるので。」
「「え?」」
ひなのちゃん初耳だよ!そして瞬、固まってるよ!
「あ、じゃあ私一限はこっちだから。」
そう言って、固まる私たち二人を置いて颯爽とひなのちゃんは教室へと消えた。
「・・あいつ、本命いたのか。」
いつものチャラさがすっかり抜け落ちたら、普通にイケメンな瞬。
「瞬さー、なんで回りくどい事してんの?そんな事してるから奪われちゃうんだよ。」
瞬がせっかく綺麗にセットした私の頭をぐしゃぐしゃとかき回す。
「ちょ、ちょっと!やめてよ!」
「んだよ!人の事はほっとけよ。お前だって似たようなもんだろ。」
そう言うだけ言って、ダンダンと足音を鳴らし瞬は去っていった。
全くなんなんだ。八つ当たりもいいとこだ。あいつ、相当チキンだな。
「・・やっぱ、チョコ、あげようかな。」
執着系上司の番外編 山城くんのミモザの想いでのアナザーサイドストーリーでした。
水族館デートは今から思えば、ミラクル的なぼたもちで。
「先生」から「瑛太さん」へ呼びかたがランクアップして、間接キス・・とかしちゃったりして。
先生の事が、瑛太さんの事が好きだって気持ちが何度も溢れそうになるのを、どうにか・・胸にしまいこんでいた。
なのに・・。
瑛太さんは、優しい。
優しい・・?
というか過保護?
というかお母さん?
瑛太さんは、面倒見のいい先生から口うるさい?お母さんへと進化した。
膝丈スカートにブーツを履いて女子度アップだ!と電車に乗ると、
「膝が出るようなスカートは身体を冷やすぞ。」
長めのスカートにはVネックのセーターを着ていくと、
「冬なんだから首元の開いたセーターはやめなさい。」
服は無難にして、メイクを頑張ろうと新しい口紅をつけると、
「口紅・・きらきらし過ぎ・・じゃないか?」
結局なんだかいつも通りの格好になると、
「チャラい男には隙を見せるな。」
厳しい顔でそんな事を言われた。
そんな事を思い出しつつ大学構内に入る。
「・・私ってそんなにだめなのか?」
瑛太さんに可愛いと思ってもらいたいと思えば思うほどに空回りしてる気がする。
一人ため息をついていると、
「ふふ、なにまた『瑛太さん』?」
普段あまり笑わず冷たい雰囲気がするひなのちゃんが流し目でふわりと笑うと凄まじい攻撃力だ。
「もう、ひなのちゃん。私はひなのちゃんになりたいよ!!」
ああ、私にひなのちゃんみたいな大人の魅力があったら・・。
「そんな事言うの凛ぐらいよ。女の子はフワフワとして可愛いのが一番じゃない?」
美女によしよしと頭を撫でられて、悪い気はしない。しないが、納得もしない。
「しっかし、ちっとも前進しないわね。もうデートしてから二ヶ月じゃない?告白しないの??」
「こ、告白なんて。言っても迷惑にしかならないじゃん。朝、こうしてちょっとだけでも会えるのが嬉しいのに。」
告白なんて出来ないよ。また会えなくなったら嫌だもん。
「凛、きつい事言っていい?」
ひなのちゃんは立ち止まって言った。
「え、うん?」
美女に真顔で言われると緊張しちゃう。
「毎朝会えるから、それでいいとか思ってるんでしょ?でも、その『瑛太さん』に彼女とか出来ちゃったら、それも無くなるんじゃない?」
瑛太さんに彼女・・。どうやらいなそうだとは思ったけど、いつできるかは分からないけど・・。
「何にもしないで、後悔しない?」
何もしない。
ぐさっときた。
何もしてなくはないと思うんだけど、瑛太さんが恋人が出来たって、だからもう朝は一緒に行けないって言われたら・・。
潤んだせいで目の前の視界がグニャリと曲がる。
「凛。」
ポンポンと頭を撫でるひなのちゃん。
「意地悪言ってごめんね。でもさいつもはさばさばしてる凛が、『瑛太さん』の事になると・・ダメダメじゃない?そんなに好きなら、ちゃんと伝えなきゃ。」
そんなに、私ダメダメですか・・。
「ほら、バレンタインとかあるし、チョコ渡したら?」
「あ、バレンタイン。男の子になんて家族にしかあげてないよ。」
「チョコ、迷惑じゃないかな・・。」
「俺は凛ちゃんのチョコ欲しいな。甘ーいやつ。」
「み、耳元で話すのやめてくれる!?」
「あ、なに感じちゃった?」
いやらしい笑みで、どこからともなく現れたのは瞬。気配消しすぎでしょ。
「他の女の子がいっぱいくれるでしょ?」
こんな奴でも、大学では結構モテているから人の趣味は分からない。
「凛ちゃんのが欲しいんじゃん。あ、もちろんひなのちゃんのも大募集!」
キラキラとイケメンスマイルを浮かべる瞬。
どう見ても、こっちが本命だろうよ。
「・・私、本命がいるので。」
「「え?」」
ひなのちゃん初耳だよ!そして瞬、固まってるよ!
「あ、じゃあ私一限はこっちだから。」
そう言って、固まる私たち二人を置いて颯爽とひなのちゃんは教室へと消えた。
「・・あいつ、本命いたのか。」
いつものチャラさがすっかり抜け落ちたら、普通にイケメンな瞬。
「瞬さー、なんで回りくどい事してんの?そんな事してるから奪われちゃうんだよ。」
瞬がせっかく綺麗にセットした私の頭をぐしゃぐしゃとかき回す。
「ちょ、ちょっと!やめてよ!」
「んだよ!人の事はほっとけよ。お前だって似たようなもんだろ。」
そう言うだけ言って、ダンダンと足音を鳴らし瞬は去っていった。
全くなんなんだ。八つ当たりもいいとこだ。あいつ、相当チキンだな。
「・・やっぱ、チョコ、あげようかな。」
執着系上司の番外編 山城くんのミモザの想いでのアナザーサイドストーリーでした。
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